AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『秘太刀馬の骨』最終話

2005年10月01日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』最終話。

出張から帰ってきて、最初にしたことが
このドラマの録画を見ることでした(笑)
ということで、よそ様の感想は見ないで書きますよ。

いや~なんか楽しいまま終わってしまいましたねえ。
(人が死んでるのに「楽しい」というのは語弊がありますが)
最後の最後で、あそこまで演劇的な演出になるとは(笑)
でも、面目躍如っぽくてよかったと思います。
それにしても、あそこまでまっぷたつですか、馬の骨!

矢野さん、というか小市さん、かっこよすぎ。
矢野道場の全員に見せ場があって、かなり嬉しかったです。
孫之丞が最年少だけに、真っ先に飛び出しそうになるとことか、
長坂さんが嬉しそうに近況報告するところとか。
あと、沖山さんが死ななくてよかった!

若干、後日談のパートが長かったような感じでしたが、
そもそも原作は、銀次郎が途中退場してしまっていますからね。
なので、あれはほぼオリジナルなのですが、
制作陣が登場人物の一人一人が大好きで、
みんなに幸せな決着をつけさせたかったんだろうな、と思いました。
北爪さんと銀次郎さん、とか、半十郎さんと銀次郎さん、とか、
それぞれの心の交流も微笑ましかったように思います。

いくつか残念だったのは、
杉江さんの小太刀がやっぱりなかったことと、
帯刀の陰謀を暴くのがやっぱり密告だということ。
いや、原作読んだときも思ったんですけど、
密告を真に受けて前の家老を暗殺しちゃって、
また今度もかい! みたいな気がちょっとするんですけど(苦笑)


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『秘太刀馬の骨』第5話

2005年09月24日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』第5話

昨夜は、実家で見ていたため、感想を書くのが遅くなりました。
(決して作品のできに不満があったためではありません。念のため)

北爪さん=高橋和也さん、思いの外はまり役(^^)
豪放磊落な感じがぴったりでしたね~。
北爪さんの、銀次郎さんとの立ち合いは、
「流派の正統を継ぐ」と言われるだけのことはあり、
これまで他の高弟が使った技が、次々と繰り出される感じでした。
剣の道を極めたい、と願う似たもの同士だけに、
思う存分嬉しそうに立ち会う二人が、迫力もあり微笑ましくもあり。

そして、お話の方も急転直下、思わぬ方向へ進むわけですが。

登場人物のすべてに見せ場がある、というのは感動的でした。
清次のことなんて、覚えていましたか、皆さん??
お加代さんも、大人の女の余裕でかっこいいし。
杉江さんの小太刀も、来週見られそうだし。
(原作のあの鮮やかなエピローグにはならないけども)
孫之丞さんも再登場するし!
(そういえば部下でしたね、半十郎さんの)
(でも、今週は間に合いませんでした。残念!)

半十郎さんのことを、「友」と呼んだり、
半十郎さんの家に着いた途端に昏倒したり、
銀次郎さんが、いかに半十郎さんに気を許しているか、
という雰囲気が出ていて、それも楽しかったです。
原作通りでなくてよかった。銀次郎さんの性格。

今回の一番のお楽しみですが、
「黒い三連星」ということでいいんですよね、赤松先生?
他の場面が割とオーソドックスだっただけに、
すみません、爆笑してしまいました。
何かね、そういう演出がないと、寂しいくらいになってきましたよ。


コメント (2)
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『秘太刀馬の骨』第4話・裏話(追記)

2005年09月21日 | NHK『秘太刀馬の骨』
昨日、釧路に出張したので、帰りに実家に寄って、
先週の『ナックスガタメ』の録音を借りてきました。

ラストで最終回を告知した回、のためか、
のっけからかかる曲が「Time To Say Goodby」。
何て意味深な。

リーダーの森崎さんと音尾さんのコンビだった上、
収録が金曜日の午後10時スタートだった、とのことで、
冒頭は『秘太刀馬の骨』談義に花が咲いていました。

あの殺陣については、監督と殺陣師さんが
「普通の殺陣ではつまらない」
「天才剣士の<天才>をどう表現したらよいか」
と相談した上で決定したそうです。
放映直前(?)には、監督から
「編集終わりました。大爆笑です」
と、メールが来ていたとか。(だから、笑った人は大正解)

「木刀をヌンチャクみたいに振り回す場面もあるんですよ」
「やってみてと言われて、やったら『うまいね~』って言われた」
「『僕、高校時代、新体操部でしたから!』って言ったら
『じゃあ、投げて受け止める、っていうのもできる?』って」

それを聞いた森崎リーダーは
「おかしいじゃない。刀を放り投げる剣士なんて」

…次回は、フェンシングみたいな殺陣も登場するそうです(笑)

一番気になるのは、もともとの金曜時代劇ファン、
そしてたくさんいらっしゃる藤沢周平ファンの皆さんが
どうご覧になったかと言うこと。
『水曜どうでしょう』の嬉野さんも金曜時代劇ファンで、
音尾さんの出演を喜んでくれたと言うことでした。
「あえて原作通りではなく映像化している挑戦的なドラマ」
「リーダーの『COMPOSER』だって、
ベートーヴェンの生涯を大胆にアレンジしていたわけだし、
そういう面白さを感じてもらえれば」

最終回にも孫之丞さんは(原作通り)登場場面があるようなので、
再び楽しみに待つことにします。
でも、それをさておいてもこのドラマ、楽しくて好きです。
渋好みの人には評判悪いですけど、ねー。


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『秘太刀馬の骨』第4話

2005年09月16日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』第4話

いよいよ飯塚孫之丞が登場!

今回の感想、と言ってももう冷静ではおられません。
だって、どれだけ待っていたことか!
そして違和感無かったよ、音尾くん!
笑顔も、静かな話し方も、立ち居振る舞いも。
もちろん、あの殺陣には笑わせていただいたけどもだ!

(ご本人が、今日の日記で
ちなみに見たら、笑いが止まらないでしょう!!
と書いていたので、安心して笑ってしまいました)

それにしても、ぴたっと構えたときにしっかり腰が据わっていて、
さすが男子新体操部キャプテン、と変なところで感心しました。
話の方も原作通り、若者らしいエピソードでよかったです。
「御前試合で勝った方に、素女を嫁にやる」
と言ったのは、原作ではお父さんなのですが、
素女ちゃんの家では、そりゃもう孫之丞が勝つに違いないから
問題ない! と思いこんでいた、というのがそもそものすれ違いで。
そこら辺の女心を杉江さんが解説するくだりも好きなのですが、
さすがにドラマでは省かれました(笑)

銀次郎さんたら、立ち合いの回数を重ねるにつれ、
他人の人生模様にいちいち己を投影しております。
銀次郎さんの言動にいちいち突っ込みを入れつつ、何かだんだん
こいつ結構いい奴だなあ、などと思うようになってきました(笑)
(原作の銀次郎は、最後まで好きになれなかったけど)
表情豊かな内野さんがいいですね。
性根の座った半十郎さんもかっこいい。

話の方は、だんだんと不穏な展開になってきています。
赤松出て来ちゃったよ~。本当に怖いよこの人。
でも、そんなうろんな赤松よりも、
にっこり微笑んでいる内藤さん(本田博太郎さん)の方が
何か知らないけどよっぽど怖かったのは、なぜ(笑)


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『秘太刀馬の骨』第3話

2005年09月09日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』第3話

思えば、原作の中でも好きだったのが長坂さんの物語で、
腕が立つのに気後れがするばかりに試合に負けてしまう
人間くささが、何とも言えないのでした。
叱咤激励する奥様のエピソードも、よかったし。
ドラマでは、そのところが実によく表現されていて、
私は心楽しく見ることができました。

また、その前の内藤さんとの対決は、
剛腕で力任せに打ち付けてくるところが、
これまた原作のイメージ通りで、私としては、実に満足。

ただ、今回は、前回のようなぶっ飛んだ演出がなく、
割と正攻法だったので(まあ、内藤さんとの対決が、
途中早送りになったのにはびっくりしたけど)
それはそれで、何か寂しいというか(笑)
その分、銀次郎さんと半十郎さんの掛け合いが、
ますます息が合ってきていて、楽しかったです。
今回の銀次郎さんは、お人好しな部分が出ていて、
ちょっと好感度アップでしたね(笑)
負けても負傷しても、秘太刀を追い求める情熱、というか
一途さというものは、確かに原作の酷薄な銀次郎では、
ちょっと説得力ないかもしれません(文章ではよくても、
映像になると感じ方が変わることがありますので)。

奥様の杉江さんが、実は小太刀の名手、という話、
やっと出てきましたね。本当は、野犬に襲われる娘を、
助けられずに半十郎さんに叱責される、という
印象深いエピソードが原作にはあるのですが
(直江ちゃんは、原作でも無事ですけど)
今回、その雰囲気がちらっと出てきたのも、嬉しかったです。

そして! 本人が書いていた通り!
予告に孫之丞さん、「なまら」出てきましたね!
柱に寄りかかっているところ、表情が若者らしく凛々しく、
うわ~同じ時代劇でも、『蟹頭十郎太』の安藤さんとは大違い(笑)
と思ってしまいました。
私は、十郎太(大泉洋)と安藤(音尾琢真)が、
お互いの素性を察する場面がものすごく好きで、
本当は『river』でも、藤沢(安田顕)が佐々木(大泉洋)を
「憎い警官」だと知る場面に、あれくらいの葛藤を伴って欲しかった、
と思っているくらいなのです……と、それはまた別の話。

とりあえず、早く1週間たたないかなっ。

あ、そうそう。
曲芸ゴマの口上をしてみせる銀次郎さんの口調に
「シゲさんだ! シゲさんもこれできる!」
と思ったのは、たぶんきっと私だけですよね?
(私のシゲさんに対するイメージって、どうなのよ)








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『秘太刀馬の骨』第2話(加筆修正)

2005年09月03日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』第2話

前回、私的には不評だった「不思議な色調」の場面が
今回はなく、落ち着いて見られました。
CGも少なかったですね。
後半、季節がすっかり秋に変わりましたが、
それも画面に落ち着きを出していたのかもしれません。
前回のちょうちょも微笑ましかったけど、
今回の赤とんぼも「テレビでそれをやりますか」と言う感じ。
黒子さんも出てきたし、演劇を意識しているのかも。
杉原家の屋敷とか街角の紅葉など、とてもよくできていて、
一瞬しか映らないのにすごいセットだなあ、と思います。

沖山さんとの立ち合いが、ほんとに「死闘」という感じで、
前回に増して迫力がありました。
普段と眼光が変わる六平さんがすごかったですね。
キャスト発表されたときに、ぴったりだと思っていたんですよ。
それに、内藤さんを演じる本田博太郎さんが、
静かに話しているだけなのに大迫力(笑)
(ウチの母は、本田さんとミスターがそっくりだ、と言います)
物語のテンポもよく、わくわくしながら見ることができました。

あと、このお話は、女性陣の描き方が素敵だったのですが、
ドラマでもその通りで、見ていて気持ちがいいです。
杉江さんも、原作では気鬱が治っていないのですが
(息子を亡くして、そこから立ち直っていないので)
もしも元気だったらこんな感じ、というのがよく現れていて、
私は嫌いではありません。
原作の鮮やかなエピローグがなくなってしまいますが、
それは「原作を読んでのお楽しみ」ということで(楽天的見解)。

それにしても、銀次郎さんの言動には突っ込みどころ満載で、
私は「原作通りじゃないですか」と思っているんですけど、
皆さんはいかがでしょうか?
内野聖陽さんって若く見えますねえ。演技力でしょうか。
…大丈夫ですか、音尾さん(何が)。



*****



沖山さんと内藤さんで第2話、
内藤さんと長坂さんで第3話、
最後の北爪さんは第5話で登場。

ということは、飯塚孫之丞でまるまる第4話とるんですか??
…すごい。次回は予告からも目が離せません。


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日比谷先生再び

2005年08月26日 | NHK『秘太刀馬の骨』
NHK金曜時代劇『秘太刀馬の骨』第1話

何かもっと渋い感じの時代劇かと思ったら
思いの外、フットワーク軽くてちょっとびっくり。
でも、すっごく昔の時代劇『鳴門秘帖』で
満月にウインクさせたNHKなので、
ああいうノリなのかな、と思ったり。

冒頭、録画予約のチャンネル間違えていて(まただ)
慌てたりしていたので、途中で色調が不思議になったのも
ウチのテレビがおかしいのかと思ってしまいました。
あの色調は、少しうるさい感じで好きではありませんでしたが、
その他のCGとかは、私は許容範囲かなあ。

銀次郎さんがちゃんと「はた迷惑なヤツ」でしたね(笑)
半十郎さんも、原作の雰囲気で素敵でしたしv

そして何より、矢野の藤蔵さんが!
日比谷先生じゃないですか!(確かに小市さんですけど)
姿勢いいし、愛想ないし、凛々しいし、腕が立つし。
銀次郎さんと藤蔵さんの殺陣は迫力がありました。

北国の小藩の、なんとなくひなびた感じが
ちょっと薄れている感じがしましたが、
まあそれはそれとして、
次回も楽しみに待つことにします。

何より、飯塚孫之丞の出番がまだまだだし(笑)




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正夢?

2005年06月14日 | NHK『秘太刀馬の骨』
昨日あたりから、どうでしょう界隈では
この話題で持ちきりだったんですね。
遅ればせながら、私も参入(笑)

8月26日から始まるNHK金曜時代劇に
TEAM-NACSの音尾琢真さんが出るそうです!

原作・藤沢周平、主演・内野聖陽 『秘太刀 馬の骨』
(リンク先はNHKドラマホームページです)

このドラマの予告、見たことあるような気がするんですけど。
『望郷』の再放送の前後でしょうか、「馬の骨」と聞いて
「るろうに剣心の佐之助の斬馬刀みたいなヤツ?」
と思った記憶があるんですけど。 そして
「へえ~、主演は内野聖陽さんなんだ~」
と思った記憶もあるんですけど!
すごーく荒々しい雰囲気のドラマなのに、
主役がちょっと線の細い感じの内野さんだったので
意外な感じがしたんですよね。

…まさか、夢だったんでしょうか???
だとしたら、ものすごい正夢ですね(笑)

それにしても音尾さん、すごい!
『望郷』と言い、路線が渋い辺りも音尾さんらしい感じがします。
ご一緒させていただける俳優さん達も、一線級じゃないですか。
くらくらしそうです。何の役をいただいたんだろう。
もしも「六人の刺客」の一人だったりしたら、どおしよう。
老婆心は発動しないけど(絶大なる信頼感&安定感・笑)、
別の意味でわくわく・そわそわしてしまいます。8月が楽しみv

ほんとにほんとに、水曜天幕團でちゃんと殺陣習っておいて
よかったね~!(涙目)(おばちゃんの感想)

追記:あ、CUEさんの公式でも発表になりました!


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