AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

突然思い出したもの

2012年11月30日 | 日記・エッセイ・コラム
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               photo by Pari's Wind


<引用>

ターニャ・サーヴィチェバの手記


  ジェーニャが死んだ。1941年12月28日、12時30分

  おばあさんが死んだ。1942年1月25日、午後3時

  リョーカが死んだ。1942年3月17日、午前5時

  ワーシャおじさんが死んだ。1942年4月13日、深夜3時

  リョーシャおじさんが死んだ。1942年5月10日、午後4時

  ママ、1942年5月13日、午前7時30分


  サーヴィチェフの家の者は、みんな死んでしまった
  みんな死んでしまった


  のこっているのは、ターニャだけ


何の理由もなく(なのかどうかはわかりませんが)突然思い出しました。
20年ほど前に読んだ、著名な演説や手記や手紙などが収録された
本の中の一編だったと記憶しています。
第2次世界大戦時の、900日に及ぶレニングラードの攻防戦の頃に
12歳くらいの少女が書き残したものだそうです。


母親の死を「ママ」としか書いていないところに、悲痛さを感じます。


…なんかさっきから頭の中で
加古隆の「パリは燃えているか」が鳴っているんですが。


【追記】ちなみにこの本(題名は忘れました)でもう一つ圧倒的だったのは、
    野口英世のお母さんの書いた手紙です。
 
 

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初冬の月夜

2012年11月29日 | 日記・エッセイ・コラム
昨夜は中学時代の恩師の一人のお通夜だったので、
定時で退勤して、釧路まで走りました。


満月だったのでしょうか?
とてもとても明るい月が出ていて、
夜空の半分が白っぽく見えるほどでした。
夜道に自分の影がくっきり落ちていましたし、
道路にぬっと出てくるシカさんたちもはっきり見えました。


恩師とは、今年の夏に最後にお会いしたきりです。
急なことで、ただただびっくりしてしまいました。
この明るい月夜も、先生の旅路を照らしているのかもしれない、
と思ったりしました。


…ところが、夜半を過ぎたらやにわに天候が荒れ出して、
家が飛ばされるんじゃないかと思うほどの強風が
朝まで吹き荒れました。
いろいろと印象的な一夜でした。
 




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停電

2012年11月27日 | 日記・エッセイ・コラム
今朝早くから、北海道は暴風雪に見舞われました。


釧路管内はそれほどでもありませんでしたが、
室蘭や登別では電柱が何本も倒れて(!)
5万世帯以上も停電したそうです。
この季節の停電は、単にテレビがつかない、
電気がつかない、というだけでなく、
暖房が止まる、ということなんですよね(T_T)
そういうときは、オール電化よりも
薪ストーブとか石炭ストーブとかのありがたさを感じてしまいます。


もう復旧したんでしょうか。北電の皆さんもお疲れ様です。
 

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美唄焼き鳥

2012年11月25日 | 日記・エッセイ・コラム
なんだかお久しぶりです。


木曜日に釧路入りした森崎リーダーとはニアミスでしたが、
金曜日に釧路市に行って、大学時代の友人たちと
会食をしましたv 何年ぶりでしょうか。
しかし、何年ぶりかわからないほど久しぶりに会ったのに、
「なんか昨日も会っていたみたいだねv」
という感じがしました。学生時代の友人特有の感想ですよね。
みんな変わっていませんでした~(ま、多少は歳月を感じましたが)


その中の一人が、いま住んでいる町・美唄のお土産として
持ってきてくれたのが、この美唄焼き鳥です。
真空パックにして冷凍して保冷剤と一緒に持ってきてくれました。
うかつにも、こんなに有名だとは知らなかったのですが
室蘭やきとりなら知っていました)
土曜の晩ご飯に食べたら、すっごくおいしかったです!
クセもないし、塩こしょうも控えめで、食感もいろいろ楽しめました。


いや~いつか本場の美唄まで行って、焼き鳥食べよう!
 

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初雪

2012年11月20日 | 日記・エッセイ・コラム
北海道太平洋側東部(略すと道東)のこの地にも
初雪が降りましたよ~。


結構、一日中降っていたのですが、
降るそばから解けていって、ほとんど積もりませんでした。
でも、明日は氷点下のようですから、道路は凍るでしょうね。


そんな中、今夜はコッカーさんを病院に連れて行きました。
(そのために珍しく定時で帰宅しました)
やっぱりリンパの状況が思わしくない、ということで、
血管注射をしていただき、薬も変わりました。
治療費にちょっとめまいがしましたが(^^;
まあね、私が倹約すればいいのよ! と改めて決意。
最近、家計簿をさぼっていたから、12月からちゃんとつけよう…。


201202052144000_2


注射3本も打たれたのに騒ぎませんでした。ほめてv
 

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曇り空

2012年11月18日 | 日記・エッセイ・コラム
出張から帰って参りました。


ついに朝、霜がおりまして、
車で出かけようと思ったら車窓が真っ白!
あ~朝のアイドリングが必要な季節になりましたなあ。
(それでも例年よりかなり遅い気がします)


11月といえば、曇り空のイメージが強いのですが、
このところは本当に雨降りか曇り空で、どんよりしています。
寒々しくわびしい心持ちになってしまいます。
なんかね、ユトリロの絵みたいな。
(ユトリロって、青空描いていても曇りに見えるんですが)
 



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またしても出張

2012年11月14日 | 日記・エッセイ・コラム
明日からまたしても出張です。
正確にはあさってからですが、コッカーさんを実家に預けるため、
明日から移動を開始します。ついでに動物病院にも行ってきます。


週間天気予報を見たら、来週の月曜日に-1℃ですってー。
いよいよ始まりますか、冬!
  

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どちらも水曜日のお楽しみ

2012年11月13日 | TVドラマ
昨日、『結局、どうして面白いのか』の感想を書きましたが、
この本を読んでいる間、私が強く想起していたのは
実は『水曜どうでしょう』のことではなく、『相棒8』のことでした。


ということで、これから結構独りよがりなことを書いていきますよ。
(と、予防線は張っておく・苦笑)


私は、『相棒』シリーズが昔から好きで、でもそれは
フツウに好き、というやつで、はまる、ではなかったんですね。
ところが、神戸尊くんの登場で、一気にはまりました。
なぜなら彼が、『相棒』の世界を「客観視」する人だったからです。
(以前にも書いたので、詳しくはこちらをどうぞ)


「相棒 オフィシャルブック3」(買っちゃったv)でも、及川さんが

「僕は、視聴者の方たちが慣れてしまっていた右京さんの変人ぶりを、
 初めて会う尊の目線で浮き彫りにしたいなと思ってました」

と話していましたが、これってまさに「メタな視点」ですよね。


『水曜どうでしょう』は二重構造である、というレポートを読みながら、
これって『相棒8』のことじゃん(正確には『7』の最終回も含みますが)
と思って、大興奮しておりました。
なんかほら、自分の嗜好を分析してもらった感じで(^^;
そっかー、私ってそういうのが好きだったのかー、みたいな。
(もちろん、7シーズンかけて世界が確立しているからこその『8』なんですけど)


ここからさらにうがった話を続けますと。


神戸くんは当初スパイとして登場するんですよね。
つまり、人物設定がすでに右京さんという「物語」を「見ている」人だったんです。
しかも、「世界を見る」「神の視点」を持つ任務を予定されていたことが
『8』の最終回で判明します。
ところが、彼はそれを拒否して特命係に残った、
つまり「物語」を「見る」のではなく「物語」を「生きる」ことにしたんですね。
(この最終回はもう、すべての伏線が回収されていくさまが本当に見事でした)


ということで、『相棒9』からは『8』の持っていた二重構造がなくなるんですけど、
そうすると私も「好きすぎる」から「フツウに好き」にまた落ち着いちゃうんですよね。
なんてわかりやすい(笑)


いや、そうすると、神戸くんが「神」で「尊」なのって、
実はものすごく意味深長だったんじゃないか、と思ってしまったり。
(制作側は、そんなことまで考えちゃいません、っておっしゃってますけどね・笑)
(ていうか、「命がけの行き当たりばったり」というフレーズ、結構好きですv)
(よい物語って、深読みさせる懐があるんですよ、きっと)


というわけで、『相棒11』も楽しく見ていますが、
たぶん『8』ほどはまらないだろうな、というのは、
カイトくんが最初から「物語」の中にいる人だからであって、
別に神戸くんに義理立てしているからじゃないと思うの(^^;


以上、『相棒』も好きなどうバカによる一考察でした。どっとはらい。
 

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『結局、どうして面白いのか』

2012年11月12日 | どうでしょう界隈
『結局、どうして面白いのか』 佐々木玲仁著/フィルムアート社


副題が『「水曜どうでしょう」のしくみ』。


臨床心理学の先生が、『水曜どうでしょう』ってカウンセリングに似てる!
と思い、本当にそうなのか検証を始めた、そのレポートです。
(正確に言うと、番組の作り方がカウンセリングの事例研究に似ているのだそうです)


ご存じ『水曜どうでしょう』は、一介のローカル番組から全国区へと広がり、
今や新作が地元で放映される時には「全国に先駆けて」などと書かれる
(当然です、ローカル番組なんだから!笑)という「謎のTV番組」なのですが、
なんかその愛され方というのが、フツウと違う、んだけど、
なぜにそこまで愛されるのかがうまく説明できない、という意味でも「謎」なんですね。


そこで、この本では、番組の構造がそうなっているからだ、
という仮説に立って話を進めていきます。
(あくまでひとつの見方です)


すなわち、この番組は「物語」と「メタ物語」の二重構造であり、
出演者とディレクターの4人は、その二重構造を作る上で
(意識的か無意識かはわかりませんが)それぞれが別々の役割を担っている。
で、視聴者は、本当はその二重構造を(外から)観ているんだけど、
二重であることに気づいていないので(確かにその通り)、
自分も「メタ物語」に入り込んじゃう、というんですね。


私にはとても納得のいく解説でした。
だって、私も以前、こんなこと書いているんですもん。
私が思うくらいですから、多くのどうバカにとっては
「言わずもがな」なことなのでしょう。
でも、そこをちゃんと整理してもらえると、気持ちがすっきりするのでした。


「可能性の雲」とか
「一緒に旅をしていない人とは思い出話ができない」とか
ああ、それ!それ!と思う言葉がいっぱいありました。


そして何より、D陣お二人のインタビューが、とても興味深いです。
「あんたずーっと俺の横にいるもんね」
のくだりとか、ちょっとじーんとしてしまいました。


本当に人生は偶然の連続で、
そこから何かを選んでいくことしか私たちにはできないけれど、
それでも最良の選択がなされたときに
それは「奇跡」って呼ばれるんだろうなあ、と思ったりするのです。


…と、まったくカウンセリングと無関係な方向で感動(笑)
  

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カッコいいとはこういうことだ

2012年11月11日 | 映画
コーチャンフォーで見かけた
『007 製作50周年記念版 ブルーレイBOX』のポスターが、
カッコよくてたまりません!


Wallpaper1

          (上記サイトから壁紙としてダウンロードできます)


個人的には、ティモシー・ダルトンが一番好きだったんですけど、
やっぱりショーン・コネリーにはかなわないよなあ、みたいな。
立ち姿も表情も、余裕綽々で色男過ぎます。


一般人がGPSだのスマホだのを使いこなす現代から見ると、
派手なアクションも牧歌的だったりするんですけどね、昔のは。
(今はさらに上を行ってるのかしら、最近観てないけど)
 


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