AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『探偵はBARにいる2』(※少々ネタバレ)

2013年06月29日 | 映画
『探偵はBARにいる2』 橋本 一監督作品


観てきたのが「ネットに復帰できない2ヶ月間」の最中でしたので、
感想を書くにも、いろいろうろ覚えになってますけど。


ラジオで大泉さんが試写を観た人に
「『エイリアン』と『エイリアン2』みたい。『今度は戦争だ!』」
と言われた、という話をしてましたけど、なるほど、でしたね。
と言っても、私は『エイリアン』を観ていないので、
旧ルパンと新ルパンみたいね、と思いました(『ルパン三世』のことですよ)。
大人の渋さが勝つ1作目と、陽性でマンガチックな2作目、という感じ。
桐原組はやり過ぎだし、峰子は迫力ありすぎだし、弓子は強烈だし、
そして高田! 高田が強すぎる! (しかしかわいさは倍増・笑)
それに、探偵が今回は、女でも金でも欲望に正直で(笑)
おいおい、ハードボイルドって「やせ我慢の美学」じゃなかったの~(^^;
あと、ここら辺は記憶が曖昧ですが、探偵の無駄に教養あるモノローグが
減っていた気がします…高田との無駄話も。


でも、不遇な境遇であっても健気に生き抜いたマサコちゃんや、
脱原発や環境保護を訴えながら(つまり人優先の政策を掲げながら)
かつて愛した人の死を悼むことすらできない政治家や、
その政治家に勝手に連帯して人を襲ってしまう無名の人々や
(あれ、勝手連方式ってことでいいよね?)、
「そんなことで」人を殺してしまう真犯人やの
登場する人々の人生の、やるせなさ、切なさ、不条理さは健在でした。
真犯人を前に呆然とする探偵の場面から、弓子のリサイタルまで
私はずっと泣いていた気がします。


人は、欲望や信念だけで生きようとすると「人間であること」をやめてしまうけれど、
人への愛や思いやりのためだったら、最期まで人間らしく生きていけるのかもしれない。


ホント言うとあと2回は映画館で観たかったのですが、
こちらでの公開は終わってしまいました。DVD化が待ち遠しいです。
もちろん、第3作の公開もものすごく楽しみ!


それにしても、予告映像で一番わしづかみにされていた
「雨の中、ひざまづいて叫ぶ探偵」
の場面が、あんな状況だったとは(笑) 
  


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訪問者たち

2013年06月29日 | 日記・エッセイ・コラム
前の職場と公宅には、キタキツネやエゾリス、タンチョウが
よく顔を出していましたが(一度、フクロウも来たことがあります)、
今度の職場と公宅には、エゾシカがよく来ます。
それも、オフィスの窓の外を堂々と横切っていくので、びっくりです。
家でも、北向きの窓を開けたら、2、3頭で草を食べていたりしましたし。
キツネよりはるかに大きいので、ちょっとテンションが上がりますね(^^)


それから、南側には海、北側には沼があり、
それをつなぐ小さな川もあるので、
コッカーさんと朝に散歩をしていると、アオサギがよく飛び立ちます。
ほかにも、オオジシギ、カモメ、イワツバメなど、
前の職場より大きめの鳥が多いようです。あとセキレイ。
ツバメなんて、職場の軒先に巣をかけています。
去年はちゃんとヒナを育てて巣立たせたんだとか。
初めて見たので、ちょっと感動。


それと、3kmほど先の道路でヒグマが目撃されたそうです。
その道路を通らないとどこにも行けないんですけど(^^;
会わないことを祈りたいものです。

  

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初夏のはずですが

2013年06月28日 | 日記・エッセイ・コラム
夏至を過ぎたとはいえ、日が長くなっていまして、
午後7時を回っても、たとえ曇っていたとしても、
辺りは明るくて嬉しい限りです。


ただ、時たま20℃前後になって「暑いねえ」ということはあるものの、
基本的に最高気温が16~17℃くらいなので、朝晩は寒いのです。
うっかり10℃下回ったりするし。6月がまったく本気を出しません(^^;


そんな中、日ハムファイターズの調子が上向いてきました。
あと一勝で勝率5割ですって。あんなに負けが込んでいたのに。
応援のしがいが出てきましたv


7月がもう少し暑いものになってくれるといいなあ。
 
 
 
 

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『ガリレオ』観てました

2013年06月24日 | TVドラマ
今日で最終回を迎えた『ガリレオ』ですが、
そんなに熱心なファンというわけでもないのに、
結局、ほぼ全話観てしまいました。
一番面白かったのは、32個?のメトロノームが同期する実験でしたが
(画的にシュールだったので)でも、事件の内容は覚えてません(苦笑)
今日のも、別に1年前に仕掛けなくてもよかったんじゃ、と思ってしまって(^^;
(決意した日に仕掛けたっていいわけでしょ?)
(ヒ素買った日が最近だとばれちゃうから??)


でも、このシリーズはいろいろ難しいですよね。
あんまり理屈っぽいと、観ている人に伝わらないし、
あんまり簡単だと、湯川センセイが天才には見えなくなるし。


『リーガル・ハイ』を観ていたときは、
古美門センセイと杉下右京さんを対決させて火花散らせたい!
と思っていましたが、湯川センセイには
櫻井雪哉さんを引き合わせたい!と思っていましたよ。
二人とも頭良くて男前でわがままで毒舌家。
火花が散るか意気投合するかは五分五分ですが(笑)


そして、ものすごくさりげなくフツウに出てきてましたね音尾さん。
いいですよねえ。例えば野間口徹さんとか田中哲司さんとかも、
こんな風にあっさり出てきたりするじゃないですか。
それでいて、重要なポジションだと途端に存在感がすごいでしょ。
音尾さんもそういう感じになってきているのかなあ、と思ったり。
そろそろ連ドラでも、『river』の横井みたいな役やってくれないかなあ。
  


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花々と

2013年06月23日 | 日記・エッセイ・コラム
201306230743000


201306230743001


今度の職場の庭には、あまり花の咲く木がありません。
このユスラウメは、職場のお隣の木。


今年の春は本当に寒くて、残念でした。
気温が上がらないまま、日ばかり長くなっていって。
ついに夏至も過ぎてしまいましたが、相変わらず20℃未満です。
濃霧の日も多いですね。というか、毎日霧が出ています。
海岸沿いだから仕方ないのですが。
 

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盆と正月、再び

2013年06月23日 | 本と雑誌
すでに旧聞に属していますが、
「ハヤカワミステリマガジン」6月号の特集は、
「探偵は“ここ”にいる、再び」。


ということで、私にとっては再び「盆と正月が一度にやってきた」状態だったのです。
大泉洋さんと高橋葉介さんが同じ雑誌に載っている!
しかも、前回は『怪盗ミルク』でしたが、今回は『夢幻紳士』だ!
魔実也さんと「探偵」が一緒にいるなんて、感無量でした(笑)


レビューでは千街晶之さんの
「サーヴィス精神が沸騰したシリーズ第二弾」
という言い回しが好きでした。
実際、映画を観てみたら、まったくその通り、と思いましたし。


一方、『夢幻紳士 新怪奇篇』は「変身」。
カフカは、ちゃんと読んだのが『審判』だけなんですが、
『変身』も読みたくなりました。
 


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『押入れのちよ』

2013年06月23日 | 本と雑誌
『押入れのちよ』 荻原 浩著 新潮文庫


最近のお気に入り・荻原 浩さんの短編集(ホラー寄り)。


全部で9篇が収められていますが、
私は最初の3篇、「お母さまのロシアのスープ」「コール」「押入れのちよ」が好きです。


特に、「お母さまのロシアのスープ」は、
「お母さま」に「スープ」とくると、はじめは太宰治の『斜陽』を連想したのですが、
読み終わって、これは高橋葉介だ! と思いました。
そしたらお二人とも1956年生まれなんですものねー。
お二人とも小栗虫太郎がお好きみたいだし。共通点にびっくりです。
私、ターニャもソーニャもお母さまも、すごく好きです。
でも、現実問題、すでに三人の生活は破綻しかけているんですよね。
ああ、これからお母さまはどうするんだろう、というところに一番胸をしめつけられました。


続く「コール」は、軽やかで優しくて切なくて、これもすごく好きです。
まったく説明のしようがありませんが、
途中で「えっ?」と思うトリッキーなところもすごく好き。


そして、表題作の「押入れのちよ」ですが、これも大好きです。
ちよちゃんが、ちよちゃんがかわいすぎる!
カルピスやジャーキーが好きで、テレビが好きで、
「はいなるあんさー」とか言っちゃうちよちゃん。
ちよちゃんと恵太くんで連作でもいいくらいです。
お隣のヨマンさんもいいなあ。


逆に、生理的に怖いのが「老描」で、現実的に怖かったのが「介護の鬼」。
特に「介護の鬼」は、介護ではなくはっきり虐待している妻が、怖すぎてイヤでした。
幽霊より生きている人間の方が怖い、というのは王道ですね(^^;


ほかの4篇は、以上の5篇に比べて、私には印象が薄かったのですが、
それは人それぞれ好みがあるだろうなと思います。
(解説の方は「木下闇」が白眉と書かれていました)
どちらにせよ、荻原 浩さんの手練れさが味わえる一冊でした。
 


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さよならマリオン

2013年06月20日 | 日記・エッセイ・コラム
ネットから遠ざかっていたこの2ヶ月半、
ホントにいろいろなことがありまして、
そのうちの筆頭とも言うべきなのが、マリオンちゃんとのお別れ。


長年にわたる愛車・三菱ミラージュアスティマリオンを
三菱に車検に出したところ、
「フレームがゆがんでいるから、本気で直したら20万超える」
と言われてしまったのでした。
そりゃあ、ね、シカに当たったり、シカを踏んだり、
スピンして橋の欄干に激突しそうになったり、路肩に落っこちたり、
いろいろありましたからね。(ありすぎだ)
しかし、健気なマリオンちゃんは、高田号みたいにぐれることもなく、
一生懸命走ってくれていたのでした。
なので、20万で新車を買ったと思えば安くない?と思ったのですが、
寄る年波には勝てず(私が)、もうツードアはしんどくてならなかったこともあり、
結局、手放してしまったのでした(涙)


ということで、新しくやってきたのは、三代目・ミラージュ君です(結局ミラージュ)。
初めてのオートマ車なので、左折する時ついギアチェンジしそうになります(苦笑)
あと、停車したらニュートラルにギアを入れてしまいます。
(パーキングにしないとキーが抜けないのね)
何より残念なのは、カセットが聴けなくなったこと(笑)
ラジオの録音を聴きながら走るのが楽しみだったのに~。


などと文句を言いつつも、三代目とも末永くつきあっていきたいです。
燃費は格段に良くなっていますしね。
 
 

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来週!

2013年06月20日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
神木隆之介君が20歳になったと聞いて、
「20歳の方が逆に、少年探偵の夢幻くんができるんじゃない?!」
と思ったふゆ。です。こんばんは。


神木君の夢幻君。それも、<マンガ少年版>の方です。
スリムで小柄で、目が大きくて、かわいらしいのに毒舌な道楽探偵の夢幻君。
似合うと思いませんか?
とりあえず、あの衣装を着せたい、だけかもしれませんが。
(ほんとの子どもが演じると難しいと思うんですよ)(だから大人の神木君で)
(酒とたばこと女をたしなむアダルトな夢幻さんは、相変わらず及川光博さんで)
(『ライヤー教授』の猫夫人は、井川遥さんで) ※あくまで個人的な意見です(^^;


そんな折も折、こんな本が出るんですって。きゃー!


『高橋葉介 怪奇幻想マンガの第一人者』 河出書房新社


200ページ以上もあるし、書き下ろしや未発表作もあるし、
執筆陣がそうそうたるメンバーだし、
しかも2万5千字インタビュー!
…こんな時代が来るなんて、ちょっとした感動です。


この本、来週出るんですよ! すっごく楽しみv
 



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一級品の風

2013年06月20日 | 日記・エッセイ・コラム
201304201124000


4月に赴任した職場は、新しく来た町の町外れにあります。
外れと言っても、住宅地の中。
ただ、その住宅地(集落)自体が、海岸にあります。
中心産業は漁業。小さな漁港もあります。
カキや花咲ガニ、ウニ、そして昆布が有名なところです。


今日は、その昆布漁のあった日で、
朝から空気中に昆布だしの香りが充満していました。
海浜の小石を敷き詰めているところは、すべて昆布干場。
「ほしば」ではなく「かんば」と言います。
道東のここらへんでは、海浜は遊ぶところではなく仕事場なのです。
(寒くて、海水浴なんて誰もしないしね)


豊漁だったらしく、あふれ出した昆布は家と家の間や道路上にも
きれいに並べられていました。
一級品の竿前昆布(さおまえこんぶ)ですので、
吹く風の香りも一級品でした。
 

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