NHK大河ドラマ『いだてん』
いや~面白い!
なんで視聴率が低いのかわからない!
というか、「大河らしくない」と言う人の気持ちもわからない!
歴史をつくる人々、歴史の転換点を目撃する人々、
歴史の波に翻弄される人々を描くのが大河ドラマだとすれば、
今回は実に「大河ドラマ」らしい作品だと思うのです。
いろいろと実験的だとは思いますけど。
大きな歴史のうねりを描きつつ、四三さんや弥彦さんだけではなく、
登場する人々の心情も丁寧に描いていて、とても細やか。
その上、明治の東京や熊本の風景が本当に素晴らしい。
今現在はわくわくと前向きで明るいドラマ進行ですけど、
この後、1964年の東京オリンピックまでの間には、
関東大震災や五輪返上、太平洋戦争があるんですよね。
そういう「辛い時代」をどう描くかも、心して観ていきたいと思うのです。