AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

『わたしのマトカ』読了

2017年04月29日 | 本と雑誌
『わたしのマトカ』 片桐はいり著/幻冬舎文庫


今年最初の1冊は、今月2回札幌出張したJRの中で読み上げた本。
俳優・片桐はいりさんの初エッセイで、
映画『かもめ食堂』撮影のために滞在したフィンランドの思い出を
中心に書かれたものです。


この本を読もうと思ったきっかけは、ちょっと変わっていて、
NHKラジオ第1の『すっぴん!』で高橋源一郎さんが紹介していたのを
偶然耳にしたからなんです。(いま調べたら1月の話でした)

「びっくりするくらい描写がうまい。観察力もすごい」

ということで、朗読されたのが路面電車トラムの運転手さんの話。
これが確かに引き込まれる面白さで、これは読みたい!と思い、
ネットで検索したらカバーのデザインも愛らしく、
さっそく地元の本屋で探しまくりました。
見付けるのに1か月かかりましたが(^^;
(だってコーチャンフォーになかったんですよ!)
それからは隙間時間に少しずつ読んでおったわけです。


食べ物の話、ファームステイの話、地元の人々の話、
どれも温かくて楽しくて、とはいえ、辛かったり寂しかったりすることも
ちゃんと書かれているのだけれど、それだけでは終わらないところが
片桐さんの心のしなやかさの現れなんだろうなと思います。
また、確かに描写力が素晴らしい。
私が一番好きだったのは、「スオミ食堂」の

   お料理のお礼を伝えた時の、あの幸せな笑顔はけして忘れない。
   まるで、炊きあがったばかりのお釜をあけた時みたいに、もわあと
   幸せな湯気が上がり、あらわれた笑顔は白くつやつや輝いていた。

というところです。
食堂の人たちの表情も顔かたちも想像されるではないですか。


改めて『かもめ食堂』を観たくなりました。



*****



さて、本日から大型連休。 
とはいえ、今日明日はふつうの週末になりそうです。
来週の5連休もほぼノープランで、決まっていることは
「2日間出勤して仕事をする」
「2日間実家で掃除と庭仕事をする」
「1日は自分のために使う(でも何するかは不明)」
というあたりでしょうか。プラン通りに行くかなあ。

  
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NHK札幌『北海道LOVEテレビ』

2017年04月22日 | テレビ番組
大変お久しぶりです。
皆様のお住まいの街は、もう春が訪れていますか。
こちら北海道の今日の天気予報は「雪」です(^^;
山沿いだけなのかなあ、沿岸部も降るのかなあ。
とりあえず寒いですが、ご近所の皆さんは花壇作りを始めています。


ところで、新年度になってから
おなじみNHKもあちこちリニューアルしていまして、
ご存じEテレ『0655』は相変わらずの攻めっぷりが清々しいほどですが、
(今週1週間は「ロス・プリモス・オンステージ」でしたからね!)
(朝から!ムード歌謡!)
札幌放送局も結構清々しく、毎週土曜日午前中に
『北海道LOVEテレビ』というのを放送し始めました。
要するに、北海道を舞台とした番組を「再放送」する、という
ある意味大変効率の良い編成なのですが、内容が充実していて、
先週は『にっぽん紀行』の「留萌の本屋さん」
今日は『ブラタモリ』の「函館の夜景」編でしたよ。


それで、来週は何の再放送かなあ、と思っていたら、
聞こえてきたのは「待たせたな」のセリフ。何と!

『新選組!!土方歳三最後の一日』ですよ!

いや、確かに舞台は函館ですけども。なんと贅沢なことでしょう。
北海道関連のNHK番組って、予想以上に充実しているんだなあ、と
改めて思いました。いつの間にこんなよい扱いになったんでしょうか。


ちなみに、さすがにこのドラマのサイトは見つけられませんでしたが、
「あなたが好きな大河ドラマ」の2位に『新選組!』が入っていました。
いまなら『真田丸』って何位くらいに入るでしょうね。
(『直虎』も、方向性は違うけどすごく面白いですよv)
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十勝は雪

2017年04月12日 | 日記・エッセイ・コラム


                      2017.04.12 撮影


今日は札幌まで日帰り出張。
早朝の釧路地方は、今年初めての「雨」でした。
寒いとは言え、春だなあ、と思っていたら、
十勝はこれこの通り「雪」でしたよ。
北海道の春を甘く見てはいけません。


ただ、それも午前中の話。
午後は晴れたらしくて、帰りの車窓から見ると
積もった雪もすっかり消えていました。
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流氷がまだいる

2017年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム
4月1日、釧路市の海岸に9年ぶりに接岸した流氷ですが、
なんかまだいるみたいです…それはそれでまた困ったものですね。

>>> どうしんウェブ 北海道新聞電子版

身近なところでは、とあるスピーチの冒頭を

「数年ぶりに訪れた流氷も北へと去り」

と書いて渡していたのに、まだいるし(^^;
ってことになって、急遽修正してもらったりしました。


自分の小学校の卒業式の、いわゆる「呼びかけ」の冒頭が
「柔らかな春の日が差し込む この講堂で」
だったのに当日大雪だった、というのを思い出してしまいました。
(なんで未だに覚えているかというと、毎年同じ始まり方だったからです)
(その上こんなハプニングがあれば、これはもう記憶に残りますよ)

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流氷が来た

2017年04月02日 | 日記・エッセイ・コラム



上の写真は、2008年3月9日に私が撮影したものですが、
昨日、9年ぶりに流氷が、釧路の海岸に接岸したそうです。
いや~、エイプリル・フールかと思いますよね!
だって4月ですよ?!


>>> どうしんウェブ 北海道新聞電子版


さすがプロのカメラマンさんが撮った写真は迫力が違いますねv


コメント (4)
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4月になりました

2017年04月01日 | 日記・エッセイ・コラム


                         Photo by NOION


4月になりました。
早いもので、現在の職場に移って1年が経過したわけです。
長かったような、早かったような…これがあと2年続く予定です。
頑張ろう。


訳あって、今週はずっと徒歩通勤をしていました。
途中で橋を渡るのですが、すっかり氷が解けた川の流れに
毎日、水鳥のつがいがいるようになりました。
調べてみると、キンクロハジロというんですね。

>>> 里山野鳥図鑑

目が金色で、黒くて、羽が白い、という
わかりやすいネーミングですv
渡り鳥でしょうか。いつまでいるのかなあ。

一昨日の朝は、ハクチョウの群れが鳴きながら北へ飛んでいきました。
前に写真を撮ったハクチョウも、もう旅立ったかもしれません。


…という文を打っているうちに、NHK第1ラジオの「文芸選評」で
金井直己アナウンサーと松本慶子さんがお別れのご挨拶をされていました。
「歌の日曜散歩」も交代されるようです。
私、どちらの番組も、金井さんのお声とお茶目さに惹かれて
聴くようになっていたので、寂しいですね。
またどこかでお声に出会えるといいなと思います。
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