AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

大河ドラマ『光る君へ』

2024年05月26日 | NHK大河ドラマ

NHK大河ドラマ『光る君へ』

もうすぐ6月という頃合いですが、『光る君へ』ご覧になってますか。
私は、思いがけず毎週とても楽しみに拝見しています。

世の中の流れに紫式部ことまひろが直接影響を及ぼしてはいませんし、
戦国時代ほどダイナミックに時代が動いているわけでもありませんが、
心地よい緊張感と丁寧な心情の描写に引き込まれています。
平安絵巻から抜け出してきたような美術や衣装も素敵。
テーマ曲も映画音楽のようで胸にしみます。


平安絵巻のイメージ >>> 藤田美術館:解説「紫式部日記絵詞」


そして、今日の話では清少納言が「春はあけぼの」と書き始めるのですが、
演じるファーストサマーウイカさんの筆の流麗で優美なこと!
てっきり手元だけ本職の書家の方だと思ったのですが、演者ご本人でした。
「春はあけぼの」が書かれたいきさつの哀しさと美しさも合わせて、
とても心に残る場面でした。

次週からは物語の舞台が越前に移ります。
(舟で渡っているのが琵琶湖だったとは、なぜか「さすがだなあ」と思ってしまった)
都から出て世界が広がったまひろが何を感じるか、楽しみに拝見したいです。

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今年の大河ドラマ

2023年01月08日 | NHK大河ドラマ
今年の大河ドラマ『どうする家康』が今日から始まりました。

昨年の『鎌倉殿の13人』は傑作と評判でしたが、
何せ私のメンタルがよわよわだったため、15話で痛恨のリタイア。
(正確に言うと、15話の録画を観るために14話を観直したら、
 木曽義仲に対する都の人々の仕打ちに改めてえぐられちゃって、
 15話に進めませんでした)(根性なし)

今年は脚本が『ゴンゾウ』や『リーガル・ハイ』の古沢良太さんだし、
音尾琢真さんも出ているし(しかも徳川家臣団!)
徳川家臣団については『直虎』で予習済みだし、ということで
とりあえず井伊直政が出てくるまで観ようと思っています。
終盤が晴れやかになることも約束されていますしね!
初回も面白かったし、松本潤さんの若武者ぶりがよかったし、
人形遊びをしている元康が『直虎』のスズメと遊んでいる元康と重なって
現在の通説はこういうイメージなんだな、と思いました。
あと、今川義元が舞を舞う場面は「本職だあ」とほれぼれしました。
次回も楽しみです。
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大河ドラマ『青天を衝け』

2021年11月21日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『青天を衝け』


今まで一度も取り上げておりませんでしたが、
皆様ご覧になってますか?
私は、実は1話も欠かさず拝見しております。
録画はしていないのですが、毎週楽しみにしております。

渋沢栄一さんの業績は、新紙幣の顔になるとニュースになるまで
不勉強でほとんど知らなかったのですが、
幕末から明治にかけてを「経済」の面から描く、と聞いたときに
それは面白くなるに違いない、と期待しておりました。
『おんな城主直虎』のときの「民を潤す」話の頃がとても好きだったからです。
そして実際、期待通りの面白さです。

思えば、『青天を衝け』も、『直虎』や『いだてん』と同様に
紆余曲折あろうとも終盤が晴れやかであることを予感できる物語です。
そして、私がちゃんと最後まで観ていたのはそういう年で。
(『真田丸』も幸村が最も輝くのは最終盤でしたからね)
『麒麟が来る』や『西郷どん』は終盤がやるせなくなりそう、と思うと
辛くなってしまって、途中で脱落しました(根性なしです)。

とはいえ、今日は千代さんとの別れが辛かったです。
橋本愛さんは、控えめだけれど働き者で聡明で、自分の芯がしっかりある千代さんを
とても素晴らしく演じていました。
先々週あたりから、栄一のかっさまに似てきたな、と思う場面もあり、
黒の羽織(でいいのかな?)が美しく似合う場面もありで、とても風格がありました。
一方、栄一を演じる吉沢亮さんは、自分の言葉を発するときももちろんいいのですが、
ほかの人の話を聞いているときの表情がとてもいいと思うのです。
何を思っているのかが伝わってくる表情で、毎回すごいなあと思ってしまいます。

残りもあと1か月ほどでしょうか。
最後まで観ていきたいと思っています。



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『いだてん』最終回

2019年12月15日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』


終わっちゃいましたねぇぇぇぇ!(2年ぶり3回目


なんかもう、むちゃくちゃ大団円!という感じでしたね!
ここまで明るく終わった大河ドラマって、ちょっと思いつかないのですが。
何しろ、主人公お二人がご健在のまま終わったんですよ。
(明るさだけだったら『おんな城主直虎』も井伊家の再興がかなって終わり、
 でしたけど、直虎が亡くなっちゃっていましたからねえ)

開会式の観客席に、可児先生も野口さんも、かっちゃんも大横田くんもいて、
本当にたまらなくなりました。みんなご健在でよかった!
「晴れてよかった」「あの日は雨だったから」という会話も。
夏頃にラジオ第一で「作家が見た東京オリンピック」という特集があったのですが、
女性作家の方が開会式について書いた文章の、そのほとんどが学徒出陣の日のことだったのです。
雨の中、女学生だった私たちも走った、という描写が印象的でした。
19年しか経っていない、というのは、つまりそういうことなのですよね。
何度も繰り返された「ぺ(平和)」の言葉、スポーツとはオリンピックとは、という問いかけ。
情報量も登場人物も膨大で、本流の物語自体複数あったのに、
最後まで芯はぶれず、本当に素晴らしいドラマでした。
たくさんの群衆シーンや美術や衣装も含めて、すべてが素晴らしかった。
志ん生の語りで進めていくスタイルも。実験的というか画期的でしたよね。

選手村の料理長・村上信夫さんの物語も大好きですし、
あの印象的なポスター(スタートダッシュの瞬間のやつ)のモデルを務めた人の
インタビューもラジオで聴いたことがあります。
脚本家の宮藤官九郎さんが「ネタを捨てる方が苦しかった」と語っているとおり、
一つの物語の裏には無数の有名・無名の人々の物語があって、
それが後に「歴史」と呼ばれるのですよね。
そんなことを改めて実感した1年間でもありました。

それにしても記録映像がとても多いドラマでもあったので、
DVDやブルーレイになるの、すごく難しそうです。
全話録画しておいてよかった!(正確には1回分だけ誤って消してしまいましたが)
もう一度最初から見返したら、とてもたくさんの発見がありそうですし、
市川崑監督の『東京オリンピック』も、ぜひ観たいです。

折しも今日は新国立競技場の竣工式があったそう。
関東大震災も戦争も、東日本大震災の記憶もない競技場になります。
来年、無事に開催できますように。そう思わずにいられません。

【追記】あまりに違和感がなかったのでうっかりしていましたが、
    映像! VFXもすごかったんですね!
    ということを、この記事を読んで思いました。
    そういえば「どうやって撮ったんだろう?」って、よく思っていたのに~!

【もう一つ追記】この記事も面白かった!


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『いだてん』最終章突入!

2019年10月27日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』

昨夜、テレビで放映された映画『三度目の殺人』を観て、
『いだてん』ではチャーミングが服着て歩いているみたいな嘉納治五郎先生
を演じていた役所広司さんが、この映画では中身が空虚な人物を演じていて、
改めて「俳優ってすごい」と再認識しました。
と同時に、私は役所さんが演じていた嘉納先生が大好きだ、とも再認識。

その嘉納先生のストップウォッチが時を刻み続ける中、
第40回は「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の副題通り、第1話に戻った回。
ブランテージIOC会長がスピーチ(実際の)で言った
「1912年の日本のわずか二人の選手」のことも
「1932年の日本の水泳選手」のことも、私たちはもう知っている、と思ったら、
そこからずっとボロボロ泣きながら観ていたのですが、
「フランス語で平和は《ペ》と言う」「これから一番面白いことをやるんだ」
という嘉納先生の言葉が次々と蘇る回でもあったので、もうたまりませんでした。
平沢さんのスピーチも、簡潔明瞭で印象的で素晴らしかったし。
そして、とどめが磯村さん! お元気でいらっしゃった!

いま開催中(あとは決勝を残すのみ)のラグビーのワールドカップもそうですし、
ソチ五輪のときの「4年後は、4年かけて、みんなでつくる」もそうですが、
開かれると言うことが平和を希求する気持ちの表れでもある、というところが
オリンピックをはじめとするスポーツ大会のよいところなのですよね。
そのことも噛みしめながら、次回以降も観ていきたいです。

ところで昨今の状況を見ると、IOCで誰かが
「極論なんだがね、マラソンを札幌でやるっていうのはどうだろう」
と言ったんじゃないかと思ってしまうのは、さすがに浸かりすぎですか(^^;

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大河ドラマ『いだてん』

2019年07月15日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』
(リンク先は公式サイトの「復興運動会スペシャルフォト」ギャラリーです)
(自然で素敵な写真がいっぱいです!)

昨日の第27回「替り目」。
今までで一番泣いたかもしれません。

実次兄さんが亡くなって、四三さんが熊本に帰る決意をする話、
と言ってしまえばそれまでなのですが、
純粋にスポーツを楽しめた時代の終わりとも言えて、
何だか涙が止まりませんでした。
そもそもまーちゃんが、政治だ興業だマスコミだと、
スポーツにいろいろなものをどんどん絡めていく人ですし。
とどめが予告の満州事変と五・一五事件ですよ!
予告観て号泣とか、自分でもよくわかりませんが。

五・一五事件と言えば、犬養道子さんが書いた『花々と星々と』を
NHKのドラマで観たことが、強く印象に残っているのです。
おかげで、犬養毅首相は歴史上の政治家としてよりも、
孫娘の道子さんに優しいおじいちゃまとしてのイメージが強くて。
今回詳細に描かれなくても、あの家には道子さんのお母さまもいるのだ、
と思ってしまいそうです。

ところで、「ここに来て『いだてん』が面白くなってきた」的な論調を
最近目にするようになってきたのですが、
ウソでしょ、最初っからずーっと面白かったでしょ、と思うんですよ。
なんか既視感があるなと思ったら、『おんな城主直虎』の時も同じこと書いてた☆
(『西郷どん』は途中で脱落したので、えらそうなことは言えませんけども)
どちらにしても、観てくれる人が増えるとちょっと嬉しいかも、とは思います。








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『いだてん』第2部!

2019年07月08日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』

先週から第2部に突入して、主人公がマラソンの金栗四三さんから
水泳(だけど自分は選手ではない)の田畑政治さんに交代。
四三さんとまーちゃんはキャラクターが真逆なので、
ドラマ自体がらっと変わった印象があります。
というか、まーちゃんが第1部の主要登場人物をことごとくなぎ倒していくスタイルで。
四三さんも嘉納先生も、ついでに孝蔵さんもひとたまりもありません(^^;
万千代が直虎を「負け犬!」とののしった以上にインパクトがあります。

四三さんもまーちゃんも、自分の目標にまっしぐらなところは似ているのですが、
一途な雰囲気の四三さんに比べ、まーちゃんは全方位にケンカを売ってる感があり、
しかも弁が立つから反論も難しい(そもそも聞いていない)という辺り、
『リーガル・ハイ』の古美門センセイにちょっと似ています。
頭の回転の速い人だったんでしょうね。

そして、今週の人見絹枝さんの物語は、
ストックホルム五輪の四三さんの歴史が繰り返される面もありつつ、
新たな扉が開かれていく面もあり、とても感銘を受けました。
絹枝さんの悲壮な覚悟の場面以上に、彼女の銀メダル獲得の新聞を見て
妻の目に狂いはなかった、と言って泣く増野さんの場面に胸を衝かれました。
今でもシマちゃんはここにいる、と思わせられます。
有名な人も名も無き人も、幾多の先人の足跡があって今があるのですよね。


ところで。四三さんや嘉納先生や体協の皆さんはまだ出ていますが、
今後、清さんや小梅や、何より美川くんは出てくるのでしょうか。
気になります。






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今週の『いだてん』

2019年06月19日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』

関東大震災が起こる回だとわかっていましたので、
最初から心して観ておりましたが、
予想に違わず力の入ったドラマを観せていただきました。
『おんな城主直虎』の「気賀の壊滅」を思い出しました。
馴染んだ人々や風景が、為す術もなく失われていくあの感じ。

日常がある日突然奪われてしまう、というのは、
現代の日本でも本当によくあることです。
昨夜も新潟で大きな地震が起きましたし、
天災でなくても事故も、最近では思いがけない犯罪さえあります。

続くはずだった日々は、理不尽に断ち切られるかもしれない。

ですから、増野さんの嘆きはよくわかりましたし、たまりませんでした。
それでも、四三さんや清さんの言葉は、前を向けと励ましてくれるようで、
何度も折られてそのたびに立ち上がってきた人達は強いなと、
スポーツとは、体だけではなく気持ちも鍛えるものなのだなと、改めて思いました。

次回で第1部が終わるみたいですが、
今までの物語も100年後の今とずっと地続きで語られていましたから、
これからも時間の積み重ねを観せていただけると期待しております。






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『いだてん』観てます!

2019年06月09日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』

毎週、どっぷりはまりこんで観ております。
楽しいし高揚感があるし、切ないし色々考えさせられる。
登場人物みんなが魅力的で、それぞれが信念を持っている。
『おんな城主直虎』も『真田丸』も大好きでしたが、
『いだてん』も大好きです。

折しも桐生選手に続きサニブラウン選手が100m9秒台を出し、
「弥彦さん、100年たって日本人は追いついたよ」と思っていたのに、
今日は、今も昔も変わらない「女子とは」という問題に
真っ向勝負で斬り込んでいて、清々しいやらなんやらかんやら。
女子スポーツの普及に力を入れている金栗先生だって、
奥さんのスヤさんには6人の子育てを任せっきりにしているわけだしねえ。
(ただ、もしスヤさんがスポーツしたいと言ったら喜びそうではある)

そしてついに次回、第一の関門「関東大震災」が発生するようです。
予告を観て、思わず「来た・・・!」って言ってしまいました。
みんな、無事でありますように。

そうそう。毎回オープニングで東京オリンピックの開会式が流れますが、
ここが物語の終着点だとすると、毎回赤備えの軍団の突撃を見せていた
『真田丸』と重なるものを感じるんですよね。
物語の進行に合わせてちょっとずつ変わっていくオープニング映像ですが、
第一部が終わると大きく変わるのでしょうか。楽しみなような残念なような。

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『いだてん』観てます!

2019年02月17日 | NHK大河ドラマ
NHK大河ドラマ『いだてん』


いや~面白い!
なんで視聴率が低いのかわからない!
というか、「大河らしくない」と言う人の気持ちもわからない!

歴史をつくる人々、歴史の転換点を目撃する人々、
歴史の波に翻弄される人々を描くのが大河ドラマだとすれば、
今回は実に「大河ドラマ」らしい作品だと思うのです。
いろいろと実験的だとは思いますけど。

大きな歴史のうねりを描きつつ、四三さんや弥彦さんだけではなく、
登場する人々の心情も丁寧に描いていて、とても細やか。
その上、明治の東京や熊本の風景が本当に素晴らしい。

今現在はわくわくと前向きで明るいドラマ進行ですけど、
この後、1964年の東京オリンピックまでの間には、
関東大震災や五輪返上、太平洋戦争があるんですよね。
そういう「辛い時代」をどう描くかも、心して観ていきたいと思うのです。

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