NHK大河ドラマ『いだてん』
終わっちゃいましたねぇぇぇぇ!(
2年ぶり3回目)
なんかもう、むちゃくちゃ大団円!という感じでしたね!
ここまで明るく終わった大河ドラマって、ちょっと思いつかないのですが。
何しろ、主人公お二人がご健在のまま終わったんですよ。
(明るさだけだったら『おんな城主直虎』も井伊家の再興がかなって終わり、
でしたけど、直虎が亡くなっちゃっていましたからねえ)
開会式の観客席に、可児先生も野口さんも、かっちゃんも大横田くんもいて、
本当にたまらなくなりました。みんなご健在でよかった!
「晴れてよかった」「あの日は雨だったから」という会話も。
夏頃にラジオ第一で「作家が見た東京オリンピック」という特集があったのですが、
女性作家の方が開会式について書いた文章の、そのほとんどが学徒出陣の日のことだったのです。
雨の中、女学生だった私たちも走った、という描写が印象的でした。
19年しか経っていない、というのは、つまりそういうことなのですよね。
何度も繰り返された「ぺ(平和)」の言葉、スポーツとはオリンピックとは、という問いかけ。
情報量も登場人物も膨大で、本流の物語自体複数あったのに、
最後まで芯はぶれず、本当に素晴らしいドラマでした。
たくさんの群衆シーンや美術や衣装も含めて、すべてが素晴らしかった。
志ん生の語りで進めていくスタイルも。実験的というか画期的でしたよね。
選手村の料理長・村上信夫さんの物語も大好きですし、
あの印象的なポスター(スタートダッシュの瞬間のやつ)のモデルを務めた人の
インタビューもラジオで聴いたことがあります。
脚本家の宮藤官九郎さんが「ネタを捨てる方が苦しかった」と語っているとおり、
一つの物語の裏には無数の有名・無名の人々の物語があって、
それが後に「歴史」と呼ばれるのですよね。
そんなことを改めて実感した1年間でもありました。
それにしても記録映像がとても多いドラマでもあったので、
DVDやブルーレイになるの、すごく難しそうです。
全話録画しておいてよかった!(正確には1回分だけ誤って消してしまいましたが)
もう一度最初から見返したら、とてもたくさんの発見がありそうですし、
市川崑監督の『東京オリンピック』も、ぜひ観たいです。
折しも今日は新国立競技場の竣工式があったそう。
関東大震災も戦争も、東日本大震災の記憶もない競技場になります。
来年、無事に開催できますように。そう思わずにいられません。
【追記】あまりに違和感がなかったのでうっかりしていましたが、
映像! VFXもすごかったんですね!
ということを、
この記事を読んで思いました。
そういえば「どうやって撮ったんだろう?」って、よく思っていたのに~!
【もう一つ追記】
この記事も面白かった!