『エグゼクティブ・デシジョン』 スチュアート・ベアード監督作品(96年)
はい、
ホントに観ちゃいましたよ(笑)
これ、劇場まで観に行った覚えがあります(父と)。
90年代はアクション映画大好きでしたからねえ(私が)。
飛行機という限定された空間、
ワシントン到達までの4時間というタイムリミット、
積んでいるのは毒ガスと爆弾、
というこれでもかの仕掛け以上に緊張感をいや増しているのは、
一番頼りになりそうなスティーブン・セガールが早々に退場してしまう!
ということでしょう。爆弾処理のプロも大けがして動けないし、
結局、コマンドの若い部下達と、情報分析官とエンジニアが
この状況を何とかしなければならなくなった、というところに
この映画のキモはあるような気がします。
あと、うまくいきそうになると「ちょっと待て!」が起こるとかね(笑)
主演のカート・ラッセルは、情報分析官にしてはきりっとしていないのですが、
それが逆にリアルな感じかもしれません。
パーティ会場から呼び出されて作戦に参加するので、ずっとタキシードだし。
(若いコマンドに「007かよ」と言われます・笑)
爆弾処理をするはめになるエンジニアの人も印象的。
勇敢なCA役のハル・ベリーも、気丈で可憐でステキでした。
手のひらに情報を書いてかざして見せるところが、すごくよかった。
しかーし!
今回最大のお目当てはデビッド・スーシェさんでしたからね。
劇場で観たときは、あの人がポワロさんと同じ人だなんて
たぶん気づいていなかったと思うのですが
いやもう、こんなに危険で怖くてセクシーなスーシェさんなんて!
出てくるたびに「かっけえ!」「かっけえ!」と、アキちゃんばりに大騒ぎ(笑)
【追記】初登場シーンからしてこうですわよ、奥様(笑)
テロリストのリーダーですので、最後の最後までやることがひどいのですが、
切れ者で抜けがなくて沈着冷静なのが、もうね。たまりません。
吹き替えも、おなじみ熊倉さんではなく壌晴彦さんという方で、
素晴らしい美声なんですけど、原語で聞いたら声質が似てましたv
ポワロ役でしかスーシェさんを知らない方は、ぜひ。お勧めです。
(悪役なのはイヤです、という方にはお勧めできませんが)