AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

新・きょうのことば(25)

2014年01月31日 | 日記・エッセイ・コラム

    人生とは、いまである。

          『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』より


リチャード・アダムズ作『ウォーターシップ・ダウンのうさぎたち』は、
野ウサギたちの旅と冒険と友情の物語です。
知恵も勇気もあるウサギたちですが、何せウサギだから、
5つ以上はすべて「たくさん」としか認識できなかったりします。
そんな彼らにとって、人生とは常に「いま」なのです。
もちろん、伝説の継承も未来への戦略もあるのですが。
 


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5月になれば彼らが

2014年01月31日 | ベーカー街界隈
『SHERLOCK』第3シーズンが、
NHKBSプレミアムで、今年の5月に放映されるそうです。
やっと来たと言うべきか、割と早いねというべきか。


UK版のDVDが発売されたりしているらしく、
英語の堪能な方々は個人的に輸入しているようですが、
私は英語は英検3級レベルな上、とにかくリスニングが悪く(^^;
まったくその方法は使えません。
(顔認証レベルが低くてリスニングできないって、我ながらどうなの)
それに、吹き替え版が好きなんです。
昔は、字幕で映画を観るのが好きでしたが、
最近は、字幕では情報量が少なすぎるということと、
文字を目で追っているうちに、魅力的な表情や仕草の数々を見落としている、
ということに気づきました。
例えば、グラナダ版の「空き家の怪事件」で、ホームズに再会したワトソンが
本当に本っ当に!嬉しそうな顔で笑っているところとか。
(ワトソン役を交代したばかりのハードウィックさんなのに、笑顔が実に自然で
 吹き替えで観たら余計感動してしまいました)


『名探偵ポワロ』みたいに、字幕で観ると語尾が「だ・である」で
吹き替えの丁寧な言葉づかいに慣れ親しんでいるため
ものすごく違和感を感じたりするのもあるし(笑)
(あれは一種のカルチャーショックでした・笑)
(露口さんよりジェレミーさんの方がハイテンション、とかいうのとは話が別です)


ということで、吹き替え版での放送、楽しみにしています。
(吹き替え版だと思い込んでいるんですけども)


とりあえず5月までは生き抜く目標ができたぞ、と。
 


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イライジャのこと

2014年01月30日 | 映画
アメリカの俳優イライジャ・ウッドが、
日本のトヨタのCMに出ているのを見て、ちょっとびっくり。
そう来たか!という感じがしたので。
ピーター・ラビットと並んでもかわいいなあ(でももう33歳ですって)。


私がちゃんと観たイライジャ・ウッド出演作は
『ディープ・インパクト』くらいじゃないかと思うのですが、
顔と名前は『フォー・エヴァー・ヤング』とか『危険な遊び』とか
つまり子役の頃から知っていました。
その頃は、映画雑誌を毎月買っていたからです。
そして、注目していたのは実はその名前。
本当に「イライジャ」という名前の人がいるんだ! と
ちょっと感激したからなのでした。


私にとって「イライジャ」といえば、
アシモフの『鋼鉄都市』の主人公イライジャ・ベイリになります。
主人公としての活躍も好きでしたが、なんてステキな名前なんだろう、
と中学生ながら思っていました。
(それに比べれば、相棒のR・ダニール・オリヴォーは
 今ひとつな名前だと思っていました・苦笑)
(Rは好きですけどね)(R田中一郎とかね・笑)


そんなイライジャ・ウッドが、立派に大人になって、
大作『ロード・オブ・ザ・リング』で堂々の主役を張ったときも、
「頑張っているなあ」と思ったものです。ちゃんとは観ていないのですが。
ですから、3月に公開される『グランドピアノ』でピアニストの役、と聞き、
それもまた観てみたいと思ったのでした。
(その前に『ロード・オブ・ザ・リング』を観るべきだろうか)


ところで、『ロード~』の続編『ホビット』のポスターを見て
「さすがのイライジャも年を取ったなあ」と思ったのは内緒です(^^;
(あとで別人だと知りました☆)
(さらにあとで、それがマーティン・フリーマンで、ワトソンと同じ人だと知りました☆)
(搭載している顔認証システムが低レベルすぎるよね!)
 


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全話放映

2014年01月29日 | ベーカー街界隈
2月になったら、毎週土曜日の夕方にAXNミステリーで
『主任警部モース』を全33話放映するそうです。いいなあ!
オンデマンドに加入したくなります。できないけど(^^;
(田舎すぎて「ネットが引けません」って言われました)


それにしても、この人物紹介、的確すぎます(笑)
そして、下の方に原作者のコリン・デクスターと
モース役のジョン・ソウが並んでいる写真がありますが、
うっかりするとどっちがどっちかわかりません(笑)
最初はモース=カイル・マクラクランで読んでいた私が、
後半は著者近影を見て「いや、今のモースはこんな感じだな」
と思っていたのは、あながち間違いではなかったんですね(^^;
(ルイスは、前にも書いたけど、私の中では嬉野雅道さんです)
(じゃじゃじゃじゃじゃあ、モースは藤村Dでもいいのでは?!)
 



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地方新聞のコラムから

2014年01月29日 | どうでしょう界隈
本日の釧路新聞のコラム「余塵」に、
「二人の『息子』」と題する次のような一文がありました。


    誰でもスターやタレント、スポーツ選手に大好きなアイドルの
    一人や二人はいるものだ。そういう普通のファン心理とは
    少し違う感覚で、まるで息子を見るような気持ちで、活動ぶり
    がとても気になる人物が、現在のところ二人いる。


という書き出しで始まるこのコラム。
この二人とは、もちろん、大泉洋さんと田中将大さんです。


大泉さんは「北海道生まれのドラ息子」。
田中投手は「北海道育ちの孝行息子」。言い得て妙。
二人の実績と昨今の活躍ぶりを紹介し、


    二人の「息子」はそれぞれに、成長期を経て大成期に入ったようである。
    それでも、はらはらしながら見守る気持ちに変わりはない。


という締めくくりのこのコラムを書いた方は、菅原政紀さんと言います。
そうそう! そうなのよ! と思いました。特に最後の1行。
いつでも参観日気分の私たちの気持ちを、なんて的確に表現していることか。


こんなときにEテレ『0655』の「うちのかぞく」なんて思い出したりすると、
なおさらぐっときたりしてしまうのでした。ホントの家族にも優しくせねば。
 


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新・きょうのことば(24)

2014年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム

    キツネ狩りにゆくなら 気をつけておゆきよ
    キツネ狩りはすてきさ ただ生きて戻れたら

    ねえ 空は晴れた 風はおあつらえ
    あとは きみのその腕しだい


            中島みゆき「キツネ狩りの歌」


曲調明るいのに、いろいろ意味深長な歌。
「君と駆けた君の仲間は 君の弓で倒れたりするから」とか。
 


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『コナン・ドイルの事件簿』(5)

2014年01月28日 | ベーカー街界隈
『コナン・ドイルの事件簿』全5巻


以前にも話題にしたこのシリーズ、
1本90分で5作品、ということはどっかのミニシリーズと似ていますね。
BBCはこういう構成が好きなのでしょうか。


5作品どれも面白かったのですが、私が気に入ったのは
メタな視点が冴え渡る第1作と、実は最後の第5作(さっき見終わりました)。


第1作については前にも書きましたが、
歴史上の事実やホームズ譚とのリンクっぷりが絶妙で、非常にツボでした。
(そもそもそういうメタ物語が好みらしいのです、私)
それ以降は、何せドイル役の俳優さんが交代しているし
(ロビー・レインからチャールズ・エドワーズへ)
(もちろん、エドワーズさんも名演なのですが、最初はびっくりしました)
メタな視点やホームズ譚へのくすぐりがぐっと影を潜めてしまいまして、
第1作ほどの感動や興奮は覚えなかったんですね。
ミステリ・ドラマとしてはすごく秀作だと思うんですけど。


しかし、ラストの第5作は、舞台がエディンバラに戻ったせいか、
はたまた物語の構造が最大のトリックだったせいか、すごく面白かったです。
ベル博士とドイルが「探偵とその助手」ではなく、お互い探偵役として対等、
というのもよかったと思いますし、ブレイブニー警部の優秀さも好ましかった
と思います。途中まで、『ゴンゾウ』の佐久間さんみたいだなあ、と思っていました。
気難しかったベル博士が、どんどん表情豊かになっていくのも楽しかった。
イアン・リチャードソン(ホントにエディンバラ出身だった)は名優ですね。
ドイルもだんだんしっかりしてきて、感情的にならなくなったし。
事件は解決しても、ドイル自身が抱える問題は何も解決していない、という
人生の苦さも、味わい深いものがあります。


というわけで、クラシックなミステリがお好きな方にはお勧めです。
ただし殺人と検視がちょい多め(しかもリアル)ですので、
そこは賛否が分かれるかもしれません。
 


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新・きょうのことば(23)

2014年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム

    成功とはただ一つ。自分の人生を自分の流儀で過ごせることだ。

                              アガサ・クリスティー


これはネットで拾った言葉なのですが、
なかなかかっこよくて気に入っています。


今のところ、私の人生も成功の部類です。
世間一般で言うところの「成功」や「勝ち組」ではないですけれど。
 


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新・きょうのことば(22)

2014年01月26日 | 日記・エッセイ・コラム

    明日ありと思ふ心のあだ桜
        夜半に嵐の吹かぬものかは


                   親鸞


調べたら、親鸞が9歳の時に、
「早く得度してほしい」という想いを込めて作った歌だそうです。


これも、祖母がよく言っていた言葉。「夜半」は「よわ」と読みます。
「今日できることを明日に延ばすな」という意味で使っていました。
 


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再読『黒後家蜘蛛の会』

2014年01月25日 | 本と雑誌
『黒後家蜘蛛の会 1』 アイザック・アシモフ著 池 央耿訳/創元推理文庫


今年の目標その2「できるだけ本を読む」を順調に実行中です。
今までも何度か話題にしてきたこの本を、またしても超絶久々に再読。
昔と変わらず面白くて、夢中になって読んでしまいました。


解説的なことは、上記のリンク先を参照していただくとして(手抜き)
今回読んだ感想は、思ったよりヘンリーって積極的に喋ってた! ということ。
もう少しみんなから「ヘンリーはどう思う?」と聞かれるまで話し出さない
記憶があったのですが、結構「一つ質問させていただけますでしょうか」と
会話に入っていっていました。印象って当てになりませんなあ(笑)
あと、真相を限定するため、その他の可能性を全部つぶさなきゃなりませんから、
かなり人物像や状況が極端になるきらいがあるので、そこがちょっと非現実的かも。
(それでも穴があって読者に指摘されたとか、アシモフさんぶっちゃけすぎ・笑)


全12作品中、最初の3作品は、こんなに久々の再読なのにすぐ真相を思い出しました。
もちろん記念すべき第1作「会心の笑い」は、絶対忘れないインパクトがありますが、
その後の2作も記憶していたより強烈だったんですね。びっくりしました。


そして、今回真相をすっかり忘れていた上に
読んですごくびっくりしたのが、6番目の「明白な要素」。
ホームズの有名なセリフ
「不可能をすべて消去した後に残るものこそ、
 よしやいかにそれがあり得べからざることであろうとも、真実である」
に、ヘンリーが真っ向から挑んでいるわけですが、
一斉に驚愕の叫びを上げるメンバーと一緒に
読んでるこっちもびっくりしてしまいましたよ(笑)
そして、こんなに強烈なのにすっかり忘れていた自分にもびっくり(笑)


でも、クリスティーばりの会話劇なので気軽に読めますし、
アシモフには珍しく、登場人物の人物像が詳しく描かれていて
だんだんレギュラー陣に愛着がわいてくるのも楽しいところです。


それにしても、初版以来もう44刷も重ねているんだったら、
ちょっとは活字を大きくしてくれませんかね、創元さん。
 


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