AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

ネタ切れ

2006年01月30日 | 日記・エッセイ・コラム
…というわけでもないのですが、
中学3年のときに作った詩でも載せてみようかと。
青臭いよ~(笑)


「若木」

 新しい光と風の中に
 育ちゆく若い樹々よ
 知恵の青葉を繁らせよう
 心の枝を伸ばしていこう


 その緑に燃えたつ葉が
 力いっぱい広げた枝が
 他の木とふれ合い
 響きあって
 成長の跡を刻んでいく


 共に陽の光を浴びよう
 共に嵐にたち向かおう


 やがて
 そのたくましき梢は
 広大無辺の天にまでとどき
 生命の証を書き記す


 ここに 私たちが
 生きているということを
 皆に知らせるために




…「広大無辺」が使いたかったんだな、たぶん。

 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

世界をつくる人たち

2006年01月29日 | TVドラマ
またしても引用します。

『すいか』は役者さんもスタッフもみんな乗っていたので、ホンとかなくてもあと5回くらいやれるんじゃないか(笑)というくらい、役者さんの中にも世界が出来て、スタッフの中にも世界が出来てた。最後の方は、プロデューサーやスタッフの人たちが、私達が書いたものに、それはやめてください、『すいか』の世界が壊れますから、と言うくらい。彼らのほうが世界を大事にするというのがおかしかったんですけど。ありがたい話ですよね、作家冥利に尽きる。
   
  (木皿泉インタビュー 「ドラマ」04年7月号より)


長くなっちゃいましたけど(苦笑)


週刊ザ・テレビジョンのドラマ・アカデミー賞にて
『野ブタ。をプロデュース』が
作品賞・主演男優賞・助演女優賞・脚本賞・音楽賞・監督賞
の6部門を獲っていまして。
監督さんの受賞コメントの
「出演者のアドリブもほとんどスルー。
おかげでアドリブだらけになっちゃいましたが(笑)」
を読んで、このインタビューを思い出しました。


台本の完成度が高くて、一言一句変えちゃいけない、
というドラマや舞台もすごいと思うし、
こんな風に世界観が確立していて、
自由度の高い脚本というのも、すごいなあと思います。

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハヤカワ「ミステリマガジン」

2006年01月29日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
昨日、大型書店に行ったら
「ミステリマガジン」3月号を見かけました。
通常の2倍の厚さになっていて驚きました。


創刊601号記念特大号だったんですね。


オールタイムベストも載っていて、
長編部門の1位はチャンドラーの『長いお別れ』。
短編はロアルド・ダールでした(タイトルは失念)。
(『チャーリーとチョコレート工場』の原作者ですよね?)
そして、作家のベスト1は我らのアガサ・クリスティー。


海外の作家の皆さんからメッセージも多数寄せられており、
コリン・デクスターからも届いていて、嬉しかったです。
早川書房って、モース警部を翻訳・出版した世界で2番目の
出版社なんですって。デクスターの本棚にも早川書房版が
並んでいるかと思うと、かなり嬉しい感じがします。


すんでのところで買ってしまいそうになりましたが、
そんなことしたら絶対『夢幻紳士』の第1話も読んでしまう!
と思って、必死で断念(すみません、早川さん)。
でも、扉絵は見ちゃった~。
サブタイトルの「叫び」って、その「叫び」ですか!
(世界で最も有名な「叫び」です・笑)
(どうでしょう的にも有名・笑)

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の言葉から

2006年01月28日 | 日記・エッセイ・コラム
引用します。

ルールが改定されるまでの期間、何をして良いのかは当事者の倫理に任せるしかない。「牛の飼料に肉骨粉を混ぜる」と牛乳が増量されるというが、BSE(牛海綿状脳症)の原因となることが判明する以前でも、それを「不気味」と感じるセンスがここで言う倫理である。


     松原隆一郎 東京大教授(社会経済学)
     (1月26日付朝日新聞「犠牲容認する利益社会」より)


(ちなみに、このコラムは
「ゲームの行く末/ライブドア事件を考える」
というシリーズもので、毎日違う人が書いています。)


なるほど、と思ったのは、
倫理というのはルールじゃなくて感覚だ、という点です。
ルール(法律)に合っているかどうかではなく、
こういうことをしたら人として浅ましくないだろうか、
という視点で言動を点検する、ということでしょう。
『踊る大捜査線』で、青島くんがよく
「ルールは破るためにある」
とうそぶきますが、それが観客に受け入れられるのは、
彼の言動が倫理的に好ましいからなのだと思います。


ただまあ、そのラインはどこにあるのか、となると、
もうこれは感覚的な問題ですから、
国や文化、性別や世代で、かなり違うようにも思います。
難しいですよね。
私としては、ルールを破る理由が、自分の利益のためではなく
他人の利益のためだったら、それは「あり」なのではないかと
思っています。あと、潔く処分される覚悟があること、ですね。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ハッピー・バースデー!

2006年01月27日 | 日記・エッセイ・コラム
1月27日の本日、
モーツァルト生誕250周年ですってよ!


ということで、Googleのロゴがモーツァルト仕様になってます(笑)


今日の朝日新聞「天声人語」に、
小林秀雄の『モオツァルト』が引用されていましたが、
(「モオツァルトのかなしさは疾走する。涙は追いつけない」)
私が唯一「何書いているか、意味がわからない!」
という理由でリタイアした本が、これだったりするのでした。
それは高校時代の話なのですが、
いま読んだら多少は意味がとれるのでしょうか。


追記:本日の水曜どうでしょう公式サイトにて、
    いつもの嬉野先生が、「書店のブックカバー」から
    「犯罪論」「世界平和」までを論じておられます。
    この飛躍っぷり。すごいね。
    この週末のみ読めますので、
    興味とお時間のある方はどうぞ。


さらに追記:天声人語をちゃんと読んでいなくて、
       最初「150周年」と間違えて書いちゃってました。
       いまは訂正しています。ごめんなさい。

 

 


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

迷宮へのお誘い

2006年01月27日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
高橋葉介ウヱブサイトによりますと、
早川書房「ミステリマガジン」3月号から、
『夢幻紳士 迷宮篇』がいよいよスタートしたようです。
うわーい!


読みたくてたまらないのはもちろんなのですが、
私は、ここで妙ちきりんなルールを設定いたしました。


「シリーズの初回と最終回は読まない」ということにしたのです。


実際、『逢魔篇』の初回と最終回は読んでいないのですが、
おかげさまで、ずーっと連載を読んでいたにもかかわらず、
単行本化されるのが、いまとても楽しみなのです。
いったいどうやって始まったの?
どんな風に終わったの? 早く読みたいわけですよ。
(まだアナウンスされていませんねえ)
『逢魔篇』は、たまたまそうなっちゃったんですけど、
これって有効な手なんじゃあないでしょうかっ(笑)
『怪奇編』や『外伝』とは違い、ハヤカワ版ではどうやら、
短編集でありながら一本筋が通っている、という
高度なワザに挑戦なさっているようですし。


ということで、喉から手が出そうなほど読みたい!わけですが、
ここは禁欲的に我慢しようかと思っております。(変なファン)

 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『小早川伸木の恋』のお話・その5

2006年01月26日 | TVドラマ
第3話「嘘から始まる幸せ」(始まってます?)


…うーん、変なドラマだよねえ…?


一番変なのは、
次から次へと問題が起こるんだけど、
小早川先生が(あ、いや小早川先生だけじゃないけど)
それをひきずったまま次に対処しているんじゃなくて、
次のときには前のことを忘れているかのように見える、
ということでしょうか。
だから、何か問題を先送りにしているだけ、というか、
やり過ごしているだけに見えちゃうんですけど…
見方が悪いのでしょうかね。
(つまり「あーこっちで手一杯なのに別の問題も起きたーっ」
という感じが、もっとほしいと思うんですよ)


でも、とりあえず、小早川先生が疲れてしまう気持ちは
今日はよくわかりました(笑)
それにしたって、あらゆることに反応が遅すぎる人だ(笑)
奥さんは、迫力ありましたね~。裏表がない分、この人の方が
カナさんよりかわいいと思うんですけど、この人の問題は、
自分は甘えるくせに小早川先生のことは甘えさせない、という
自己中心的なところかしら。
カナさんは相変わらず変です。
「いい人」に見えないのは、ドラマ的に問題なのでは…?


白石さんも迫力ありましたね。さすがの存在感。
それから、仁志さん(藤木直人さん)が出てくると
何となく和むんですけど、私だけでしょうか…?
(いろいろ自信なくなってくるな、このドラマ…)



 



*****



 



本日の沼津先生。


あんまり出番は多くありませんでしたが、
冒頭の、教授にやりこめられて、
悔しそうに「いいえ」と答えるところは、ちょっと好き(笑)


それにしても小早川先生、
口裏合わせるくらいのことはしときなさいよっ。
それくらいには使える男ですよ、沼津くんも。


 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「北極圏突入」

2006年01月26日 | どうでしょう界隈
先ほど晩ご飯を食べながら、昨夜録画した
『水曜どうでしょうクラシック』の「アラスカ編」を見ていて
とても楽しく笑っておりました。
いったい何回目かわからないくらい見ているのに、
久々に見るとやっぱり笑ってしまうのは、
まさしく『トムとジェリー』と一緒です。

天気の悪い中、7時間も悪路を走っていくわけだから、
楽しいばかりじゃないと思うんですよ。
でも、この人たちは楽しそうなんですよねえ。
日本語ペラペラのガイドさんとバカ話したり、
飛来する小鳥たちに歓声を上げたり、
パイプラインに驚いたり、
ユーコン川の流れに感動したり、
移動の最中をいかに過ごすか、のお手本のような気もします。

そして、この番組の中では、
車中で居眠りして(文字通り)叩き起こされたり、
気のないレポートをしてディレクターに
「タレントでしょうっ? 金払ってきてもらってるんだこっちは!」
と罵倒されたりしている無精ひげだらけのあんちゃんが、
いまやスカパーガイドの表紙を飾っているかと思うと…ねえ(笑)
やっぱり、どこまで行くのか見届けたくなりますわよ、はい。


追記:見届けるといえば!
   今度、弟の高校時代の同級生が
   大河ドラマ『功名が辻』に出るんですって! 
   セリフもあるんですって!
   そういうこともあるんですねーっ。
   (役者一筋で頑張っている人なんですよ)






コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Eは何の頭文字か

2006年01月24日 | 本と雑誌
<モース主任警部シリーズ> 
コリン・デクスター著/ハヤカワ・ミステリ文庫 

 

イギリス・オックスフォードのテムズ・バレイ警察署の
主任警部、E・モースを探偵役とした本格ミステリ。
現在のところ長編11冊、短編集1冊(だったと思います)。
 

たびたび英国推理作家協会賞を受賞しているこのシリーズ、
最初に読んだのは『ニコラス・クインの静かな世界』でした。
その後、『ウッドストック行最終バス』で大はまり。
結構好きなのは『謎まで3マイル』かな?
(この回はやたら死人が多く、次にどうなることやら
さっぱりわからなかったので) 
 

90年代後半、ホームズを抜いて英国で人気第1位となった
天才型探偵モース警部は、
クロスワードやワグナーを好む高い教養と、
女性に目がない卑俗さを併せ持ち、
意地悪でひねくれ者で酒飲みで厭世家で、
でも、ときどきそれを猛反省して人に優しくしてみたりする
かわいいおじさんです(笑)
クリスティを読み尽くして、さて次に何を読もうかと
いろいろ探していたときに彼と巡り会えて、私は幸運でした。
もちろん、エド・マクベインの87分署とか
ディック・フランシスの競馬シリーズとか
コーンウェルのスカーペッタ・シリーズも大好きですが、
一時期モース警部にはまり倒しましたね。特別。
やっぱり本格ミステリが好きだったのかしら?
 

このシリーズの最大の魅力は、
モースの推理があっちこっちに飛躍したり脱線したり、
はたまた白紙撤回(!)されたりするところ(笑) 
何せ天才ですから(笑)
優しく忍耐強くつき合う相棒のルイスはいい人だ!
それから、各章冒頭の引用文も、雰囲気を盛り上げていて好きです。


そういえば、最初、モースは黒髪でスリムな人だったので、
ついカイル・マクラクランで読んでいたのですが
(いま考えると「なぜだ?」ですな)、
巻を重ねるごとに年は取るし太るしはげるし、
いまは作者の写真を見て「こんな感じだな」と思っております。


NHKさんがドラマの放映権を獲得しているそうなのですが、
地上波ではいまだに放映してくれませんねえ。



コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

改めて気づいたこと

2006年01月24日 | 本と雑誌
本棚を見渡していて改めて気づいたこと。


…読んでいない本が多いなあ(ため息)


思いの外、コリン・デクスターが多いのにも驚きました。
しかも、読み終わったのと読んでいないのの区別がつきません。
…久々にモース警部と親しもうかと思います。


 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする