獅子が去る

　　　　　　　　　　　　　　　Photo　by　NOION


以前からよく引用しているイギリスのことわざが


　　　　三月は草原に　獅子の如く来たり　仔羊の如く去る


なのですが、今年の３月は獅子のまま去っていきます。


今日も今日とて、朝から大雪と風雪注意報（＾＾；
またしてもドアが簡単に開きませんでした。
積もった雪もせっかく解けていたのに、逆戻りです。
昨日までは仔羊の皮をかぶったオオカミ、くらいにはなっていたのですが。
いまも、雪はやみましたが風が強くなりつつあります。


さて、明日から４月。新年度です。
どんな１年が始まりますやら。
　

北海道のＮＨＫ

ＮＨＫ札幌放送局から、登坂アナウンサーが異動しまして、
後任に佐藤龍文アナウンサーが着任しました。
で、ちょうどいま、夕方のニュース番組を担当してらっしゃいます。
ずっと全国のニュースで見ていた方だし、
まだ１日目なので、何かローカルニュースじゃないみたい（笑）


サッポロというか北海道は有名人に弱いのですが（＾＾；
それにしても札幌局の引きは強いですね。


登坂アナウンサーは３年くらい北海道の夕方のニュースを
担当してくれましたが、全国ニュースで見ていたときより
ずっと柔和な感じで、親しみやすい方でした。
それでいて、他の時間のニュースに顔を出すと
「登坂さんが読むくらいだから重大ニュースなんじゃないか」
と注目したり。先日の暴風雪のときとか。
佐藤アナウンサーにも、札幌の生活を満喫していただきたいです。
それにしてもいい声の方だなあ、と感心しております。
　

ＨＴＢ『湿原のイマージュ』

ＨＴＢノンフィクション『湿原のイマージュ』


昨日深夜に放送されたこの番組は、
ＨＴＢ釧路支局のカメラマン石田優行さんによる
２年半におよぶ映像日記。
美しい音楽と映像による釧路湿原の紹介です。
四季折々、夜明けや夕焼け、上空から、または車窓から、
さまざまな映像が濃縮されていました。


そうして見ると、佐々木榮松さんの描く湿原は
なるほどまことに正確であった、と思うのです。


時々、釧路市の暮らしの様子も挿入されますが、
その暮らしさえも美しく躍動的に見えて、
なんか照れてしまいますね（＾＾；
釧路河口の花火（たぶん大漁どんぱくの）や、
御神輿を見る人々の表情、
夕日に彩られる幣舞橋の四季の像。


２０年以上もカメラマンとして世界各国で撮影をされてきた石田さんが
「世界のどこにもない、本当に美しい場所」
と評してくれた釧路湿原。
身近すぎて、あんまりその価値に気づいていない釧路人ですが、
このように再確認させてくれて、感謝したいなと思います。


私たちのまわりは、美しくてすばらしい。
　

　

『リンボウ先生、イギリスへ帰る』

『リンボウ先生、イギリスへ帰る』　林望著／文藝春秋社


買った後、長らく「積ん読」状態だった本。
リンク先は文庫本ですが、例によって単行本です。
今年の目標の一つは「できるだけ本を読む」なので、
まずは「積ん読」を解消せねば、と思って着手。
それにしても、奥付を見たら１９９４年刊行の本でした！
２０年も積んどくなや（＾＾；


というわけで、２０年ぶり（たぶん）のリンボウ先生でしたが、
記憶よりずっと典雅で古風な文体でした。
たびたび読めない漢字もあったりして、自分の読解力の低下も実感☆


内容は「２０年前だぞ」と思いながら読みましたので、
いまや日本も一人暮らし用の食品を売ってるし、
銀行のＡＴＭも２４時間営業だし（コンビニでは）、
さすがに英国の銀行も、手計算しなくなっているだろうし、
と、いろいろと脳内変換（笑）
爆弾騒ぎでオペラが上演できなくなったときの劇場の対応は
これ、今ならネットで「神対応」って言われるな、と思いました。
（というか、ＩＲＡというのがさすが２０年前、という感じ）
そして、私も帝国劇場で『ミス・サイゴン』観たんですけど
（エンジニアが市村正親さんの回でした）
舞台美術以外あんまりぴんと来なかったのは、そういう側面のせいもあるか～、
と改めて思いました（ヘリコプターはすごかったけど）。


あ、あと、車のナンバーの件は、地名入りを支持します（笑）
どこから来たかわかるのが楽しいじゃないですか。
この間は「那覇」って書いている車に会いましたよ。はるばる北海道までようこそ！
　

三谷幸喜版『シャーロックホームズ』 プラス１

ＮＨＫ総合『シャーロックホームズ』


ちゃんと観られたんですけど、感想が遅くなりました（＾＾；
いややっぱり、楽しかったです！


・三谷さんが山寺さんを絶賛していましたが
　「ナイーブで繊細な少年ホームズを、
　ナイーブでも少年でもない人が見事に演じていて」
　みたいな言い方（笑）　いやでもホント、すごいと思います。

・一方、ワトソンも明朗なようでいていろいろ思慮深かったり
　陰があったりする感じが表現されているところが好きです。
　演じる高木さんはポルトスのときも、
　実は賢明な人物、という感じが好きでした。

・妻夫木くんは、ジェファーソン・ホープの役でした。
　つい最近、レンタルで「第二の血痕」を見返していたので、
　ホープって大臣の？　と思ったら、ファーストネームが違った（笑）
　犯人役の名前は変えない、ということは、名乗った途端わかっちゃう、
　ということでもありますが、まあ、１００年以上前の物語だから仕方ない。

・ということで、「６つのナポレオン」的なエピソードの方も
　ちゃんと犯人はベッポでしたｖ
　ナポレオンがヒポポタマスになってしまいましたが（笑）
　ホームズが美術が下手、というのも好きな設定です。

・アイリーン・アドラー嬢は、こちらでもやっぱり聡明で剛胆でセクシー。
　ミレディーに（かなり）似ていましたけどね。
　美術の先生もハンサムでしたねえ。


なぜか観ているうちに、
「『夢幻紳士』も人形劇でいいんじゃないだろうか」
と考えておりました。なぜだ（笑）
（まあ、実写でもアニメでもきっと再現できないだろうから、
　いっそ人形劇がいいんじゃないか、という）
（ホームズの流し目にやられたせいもあると思いますが）
（そんなに映像化してほしいのか、私）


今回は先行放送で、本放送は１０月だそうです。
気軽に観られていいと思いましたので、楽しみに待ちたいと思います。


そして、三谷幸喜版が終了したのを待ちかねたかのように、
ＢＢＣ版第３シーズンのサイトが本オープンしました！　ああ、ドキドキする。

…やっぱりジョンはまず怒るんだ（＾＾；　そりゃそうだよね。
そして、なぜそんなに怒るかたぶん理解できないシャーロック（と予想）。


【追記】
注意！　上記サイトをよく見たら、第２シーズンについて盛大にネタばらししてました！　
　

年度末の風景

昨日で送別会ラッシュも終了。
送別会のない日は、仕事が終わらず帰りが遅い、
というのも、いつもの年度末の風景です。
昨年と違い、異動がないので、まだ余裕はありますけれど。


春分の日の大荒れとは一転、
今週は春めいた暖かい日が続いていて、
空気が湿っていて空が白っぽいです。
積もった雪も猛烈なスピードで解けています（が、まだたんまりあります）。
桜前線が北上中のようですが、こちらでは５月末までおあずけですね。
何しろ、明日の天気予報がまた雪です（＾＾；


一方、駒大苫小牧は、残念ながら逆転サヨナラ負けを喫したそうで、
でもよくセンバツで互角に戦えたなあ、と思います。夏に期待ｖ
そして、日ハムは開幕戦で、延長戦をサヨナラで制したそうで、
「最下位からの優勝」目指して発進です。
ヒルマンさんも来ていたそうですよｖ　


さあ、３月もあと３日。
穏やかなままで過ぎてほしいところです（主に天候が）。


【追記】ヒルマンさんは、始球式のバッターボックスに立ったそうですｖ
　　　　投げたのは１０年前のホーム初戦でも投げた女の子。
　　　　１０年後にも、また投げたいそうです。そういうの、いいですね（＾＾）
　

今日の夕日

今日の夕日。なんか日本画みたい。


この数分前までもっときれいだったんですが、
カメラを準備している間にだいぶ沈んでしまいました（＾＾；
　

三谷幸喜版『シャーロックホームズ』（１）

ＮＨＫ総合で放映の人形劇『シャーロックホームズ』


またしても録画を拝見する羽目になりましたが、
面白かったですね！
とりあえず、箇条書きで感想。


・『三銃士』以上にクセの強い人形だなあ、
　と思っていたのですが、だんだん気にならなくなりました。

・それというのもホームズ役の山寺さんが！　名演！
　すごいなこの人！　ホントに１５歳くらいの声と話し方です。
　（一応１９世紀だから、いまの１５歳より大人っぽくてＯＫ）
　アトスと同じ声とは思えません。

・ワトソンの設定とか、うまい具合にアレンジしてあって楽しい。
　それでもやっぱりＨ＝ヘイミッシュなんですね。

・「自分の話だけで、人の話は聞いていない」とか
　「君に興味はないが、人間の心理には興味がある」とか
　相変わらずこのホームズもひどいな（笑）
　同室の生徒が３日もたない、って右京さんですか。

・それでも割と人に親切で優しいホームズだとは思いますｖ

・「生涯の友」って、１５歳からだとこの先長いなあ（笑）

・小ネタ的に言えば、スタンフォードが細い！
　レストレードもいる！
　ロイロットもいる！
　そして、教頭先生がモリアーティ！！
　というか、モースも紛れ込んでますが（笑）

・ということで、そのうち出てくるであろうマイクロフトに期待。
　そして「瀕死の探偵」をやるかどうかも期待ｖ
　（宮崎駿版でも構想はあったようです）

・ところで、妻夫木くんはどの声だったのでしょう？
　そして、浅野和夫さんは？？


番組の冒頭で、グラナダ版とＢＢＣ版のことも
紹介していましたが（どさくさに紛れてＢＳのＰＲ・笑）、
やっぱりジェレミーさんもグラナダのテーマ曲もいいわあｖ
もちろんカンバーバッチさんでもテンション上がりましたが、
どうせならジェレミーさんと同じような場面を紹介して欲しかった…
（ヴァイオリンとか座り方とかタクシーとか）
（まあ、唐突にライヘンバッハだけ観てもネタバレにもなりませんけどね）
　

『隠蔽捜査』最終話

さあ！送別会から帰ってきて、さっそく録画を拝見しましたよ！


これ、続編がありそうな終わり方でしたよね（笑）
だからといって、過度のクリフハンガーにしないところが
日本のドラマのいいところだわ（笑）


最終話もしびれる展開、しびれるセリフ、しびれる表情の連続で、
最後まで面白かったです。
一番しびれたのはＳＴＳ小隊長の
「その願いを叶えてごらんにいれます」でしたが。
（ちなみに竜崎署長の願いは「今日中に事件を解決する」）
（そして有言実行するＳＴＳ。かっこいいｖ）


あと、帰ってきた署長の一言にいっせいに振り仰ぐ大森北署の面々、とか
なんであんたずっと詰めているの（笑）な野間崎管理官とか（笑）
「署長一人じゃ何にもできないんですから！」と言っちゃう戸高さんとか
（実際、署長は、部下を縦横無尽に使いこなすという一点で優秀なんですが）
（そして、その部下の中でも、戸高さんがジョーカー級に優秀なんですが）
いやもう「チーム竜崎」好きすぎますｖ
その上、神奈川県警にも「チーム竜崎・神奈川支部」ができそうな勢いで（笑）
これはつまり、神奈川県警も仕事に対して真摯だ、ということの現れですよね。
そういう熱いところがぐっとくるなあと思います。まあ毎週思っていましたけど（＾＾；


ＳＴＳの突入シーンも含め、痛快ではありましたが、
一方で竜崎さんと伊丹さんの完勝とはならず、
まさかの上條さん返り咲きがあったりと、ホントに面白かった。
ぜひ続編をお願いしたい。
そして、いつか上條さんを引きずり下ろしてやってください！
　

今週の動き

さて、明日から怒濤の送別会ウィークが始まります。
平日に３回もあります（＾＾；
おかげで、『隠蔽捜査』の最終回がリアルタイムで観られない！
（録画予約しました）
人形劇『シャーロック・ホームズ』の初回も観られない！
（録画予約しました！）


ちょっとしたダイエットを始めて（夕食を記録しているだけ）
少し体重が減ってきているところなので
リバウンドしないように気をつけたいです（＾＾；