新企画「記憶に残るドラマ」（１）

唐突ですが、久々に企画もの「記憶に残る」シリーズを始めようかと思います。
久々と言うか、前回のテーマ「音楽」は、もう１３年も前（！）だったんですね。
時の流れが速すぎませんか。

今回のテーマは「ドラマ」。ただし、
　・単発ではなく連続ドラマ
　・大河ドラマは除く
　・海外ドラマは入れてもよい
というルールでいこうと思います。

例によって記憶で書いていくので、データ的には間違いも多いと思いますし、
私、それほどドラママニアでもないので有名作品を観ていなかったりします。
単純に個人の記憶と感想を書いていくだけですからね（と予防線を張っておく）



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では、第１回は私の一番古い連続ドラマの記憶から。

ＮＨＫ少年ドラマシリーズ『夕ばえ作戦』（１９７４年）

小さなタイムマシンで江戸時代に行った少年たちが、
現代人の運動能力と家電製品などを駆使して
忍者と渡り合うＳＦジュブナイル。

私は小さいころ、ＮＨＫの少年ドラマシリーズが苦手でした。
なぜならちょっとハラハラしすぎて怖かったからです。

しかし！　この『夕ばえ作戦』は！

全６回とのことですが、５回までは基本コメディで、
ずっと笑いながら観ていました。
江戸時代で大騒ぎする少年たちが愉快でしたし、
担任の先生まで巻き込まれて江戸時代に来ちゃったり、
逆に忍者の少女が現代に来てしまって
平和な日常生活に目を丸くしたりする様子も、とても楽しかった。

ところが、最終回は一転して何もかもうまくいかず
平和を望んだ忍者の少女が命を落としてしまうという結末に至ったため、
子どもながらに大号泣してしまいました。
もうその落差に呆然としたというか、心に刻み込まれたというか。
それ以来、ここまで「面白うてやがて哀しき」物語には
出会っていないと思います。
録画が何も残っていないとのことですが、忘れられないドラマです。