AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

「はい おまたせ!」

2022年06月25日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
天気予報通り、気温が急上昇した本日。
多少なりとも涼しい釧路まで行って、扇風機と
『夢幻紳士』最新刊と「ハヤカワミステリマガジン」を
買ってきました。ボーナスはまだですが!




先に「ミステリマガジン」のロングインタビューで、
「いや、お前、若返ってないか? 夢幻君」
というお話を読んだので、書き下ろしの<猟奇篇>を見て、
(ホントだ!)と思ってしまいましたよ。
でも、<猟奇篇>は少年探偵の方だったのです。しかもマミの方。
超久しぶりに「少年探偵夢幻紳士さ!!」の大見得を聞きましたよv
冒頭のツッコミも女装も、自分のことを美少女と言い切るところも、
ゆるぎなく私が一番好きな夢幻君でした。おかえり!
(この記事のタイトルも、その夢幻君のセリフです)
(アルカードのビジュアルだけ、イワン寄りになっていたのが残念)

そして、最新刊<夢幻童話篇>ですが、
魔実也さん、確かに大変活動的でよく働いていましたね。
<逢魔篇>のまったく動かずずっと吞んでいたのとは大違い。
登場する女性陣の中では、赤頭巾ちゃんが好きです。
あと人形館のマダムの「やっておしまい」が、
往年の女ボスという感じで、ちょっと笑ってしまいました。

「ミステリマガジン」の方はまだ読んでいない記事がたくさんあるので、
日曜日の楽しみにしようと思っています。よい週末だなあ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「少女は苦手」

2017年10月02日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
10月になりましたね!

北海道は、大雪山系などの高い山で初冠雪したようですよ。
秋もだんだんと深まってまいりました。


***


さて。
次号の内容が「追悼 コリン・デクスター」ってどういうこと?!
と言っていた「ハヤカワミステリマガジン」でしたが、
特集が『SHERLOCK4』だったばっかりに全く入手できず(^^;
いや、私は!今回ばかりはデクスターの!特集が!読みたかったのに!!
ハヤカワオンラインでも「現在注文頂けません」ってどおいうことだ!
という状況です。さすがシャーロック、人気が衰えませんねえ。

しかし、すでに書店にはその次の号が並んでいましてね。
今号の特集は「幻想と怪奇」なんですけど、なんと!
かの「腸詰工場の少女」が再録されているんですよ。すっごーい。
ハヤカワの美しい紙と印刷で読むと一層、この不条理さに腹が立ちます。

一方、「夢幻魔実也インタビュー」なんていうのもあって(^^;
高橋葉介さんとの「両方ツッコミ」の漫才みたいな掛け合いが楽しいです。
そうですか、少女は苦手ですか魔実也さん・・・やっぱり(笑)

そして次号はいよいよ映画『探偵はBARにいる3』が載りますv
なんか毎号買う羽目になりそうですね。
(その前に、前号を重版してくれませんかねえ)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

問34「魔実也はいま何をしているでしょうか」

2017年06月11日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
超絶久々に「ハヤカワミステリマガジン」を買いましたぞ!

隔月刊になってからは、値段も高くなったので購入していませんでしたが、
今号は特集が「ミステリ・コミック」だっただけではなく、
高橋葉介さんのデビュー40周年記念小特集も組まれていたのです。

というわけで、40周年メモリアルQ&A「40問40答」が載っていたのですが、
先生、以前のQ&Aとゆるぎなく答えが変わっていなくて、何だか安心しました(笑)
サイン会が楽しかったとかわりと好きだとかの回答も嬉しいですが、
一番テンションが上がったのが「最近ご覧になった映画」「テレビ」が
『シン・ゴジラ』と『カルテット』だったこと。私も同じもの観てます!!
(謎の連帯感)(『この世界の片隅に』は見損ねましたが)

それから、一番笑ってしまったのが「40周年を迎えたこと」に対する
「手の目のコメント」。確かにその通りで手の目には同情します。

現在の連載『マリッジ・ミーティング』も、設定がどうなっているのか
さっぱりわかりませんでしたが、美男美女は相変わらず美しい。
単行本にまとめられるのが待ち遠しいです。

あと、特集も楽しかったし、ブルーノ・フィッシャーの短編も面白かったし、
向井万起男氏の「トランプの長所と限界」も興味深かったし、
えっ、次号の内容が「追悼 コリン・デクスター」ってどういうこと?!
とショックだったし、買って良かったと思いました。

タイトルにした問34の回答は、皆様ご想像の通りです。やっぱりねv


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

高橋葉介『人外な彼女』

2015年06月02日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『人外な彼女』 高橋葉介著/早川書房


ハヤカワミステリマガジンで連載されていた高橋葉介さんの新作。
3月にはすでに刊行されていたのですが、
このたびようやく買えましたv


常に冷静な少年・キミマロくんのもとに、
次から次へと「人外な彼女」が訪れるお話。
吸血鬼や妖怪や妖精や魔女など、
幼女から熟女まで、まあ幅広い「彼女」たちがやってきます。
そしてどの「彼女」も、それぞれにキュート。
わがままだったりパワフルだったり、面倒くさかったりもしますが、
それも含めてかわいいのです(たまに怖いですが)。
キミマロくん自身も、造形がかわいいv
基本、ブラックなユーモアが基調の作品集ですけど、
時々無性に悲しい話になったりもするのです。


面白いリンクの仕方で最後に収録されている
『夢幻紳士/妖鬼篇』も愉快でした。
夢幻くんが意地悪すぎて(笑)


ところで、高橋葉介ウヱブサイトから、こんな情報が。


>>> コミックナタリー 吾妻ひでお×高橋葉介特集

 ご存じ吾妻ひでおさんとの対談がサイトで読めます。
 お二人とも、いろいろと興味深いお話をされています。


>>> 「夢幻紳士」iPhoneケース

 何がいいって、少年探偵の方の夢幻君だということですね!
 (しかもこれは名作「夢幻少女」の1シーンだし)
 (と、マニアックなことを言ってみる・笑)

 私はガラケー派ですが、これが欲しいばかりにiPhone買ったらかなり本末転倒(笑)

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新連載『“人外”な彼女』第1話

2014年02月16日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
大雪警報、解除になりました!
でも、地吹雪が続いているから注意が必要です。


さて。


「ハヤカワミステリマガジン」で連載が始まった
高橋葉介さんの新作『“人外”な彼女』は、
ちょっと懐かしいスチャラカっぽいテンポのよさと
切ない雰囲気が入り交じった、これまでとは少しちがう作風。
サブタイトルが「吸血鬼はじめました」なので、
「ヘビ女はじめました」みたいな感じかと思ったら、
こっちの男子・キミマロくんは、九鬼くんよりかわいいし、
中身フツウだし、単純に「いいな」と思いました。
それに、ヘビ女ちゃんにはホントに泣かされたけど、
吸血鬼ちゃんは、なんか前向きな強い意志を感じたので、
少し救いがあったような(結末は一緒だとしても)。


吸血鬼になっちゃった女子・岸田華美羅ちゃんの名前が、
「カミラ」なのは、女吸血鬼カーミラからきているのはともかく、
「岸田」なのは、岸田森さんからきたんでしょうか?
(日本の俳優さんで、ドラキュラ役で有名らしいのです)
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

十年分

2013年11月23日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『ヘビ女はじめました』 高橋葉介著/メディアファクトリー


本日、コーチャンフォーで買ってきて、
帰宅後さくっと読んでしまいました。
年2回発行の怪談専門誌「幽」に連載されていた短編19編。
というわけで、この本が出るまで10年かかったそうですv
私は、「心霊写真」以外全部初見だったので、とても楽しめました。
(「心霊写真」はどこで見たんだろう?)


高橋葉介さんといえば、「バラエティーに富んだ」という
枕詞がつくことが多いのですが、この作品集もそうでしたね。
狂言回し的に「九鬼くん」が登場しますが、
この人は『学校怪談』でいえば山岸くんでしょうか。
ただ、山岸くんほど積極的に事象にかかわらず、常に傍観者ですけど。


表題作「ヘビ女はじめました」は、巳子ちゃんと九鬼くんがかわいくて、
こういう雰囲気珍しいなあ、と思っていたら、まさかのオチに泣きそうになりました。
この作品が最新みたいですので、九鬼くん、少し優しくなったな。


ほかには、手の目を彷彿とさせる女芸人の話「紅い蝶」と
タカヒロが最後まで鬼畜なのが逆にあっぱれな「ふらんそわ」が好きかも、です。
タカヒロ、造形も好みだわ(笑)
こういう感想書くと、自分も結構な人でなしだと思いますが(^^;
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新刊!

2013年11月18日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『ヘビ女はじめました』 高橋葉介著/メディアファクトリー


ようやく情報が出そろいましたが、葉介さんの新刊です!
しかも、私にとってはまったくの初見です。予備知識ゼロです。
「幽」って、絶対買わない系の雑誌だもんなあ(怖いから☆)
それにしても、なんでしょうこのかわいいタイトルは(笑)
冷やし中華や鍋焼きうどんはじめました、みたいな。


昔、粉味さんというマンガ家さんの『じゃれんじゃねえ!』っていう
ヘビ女がヒロインのマンガ、好きでしたねえ。
普通の男の子に恋して街まで来ちゃうんですよ。
ちょっと高橋留美子さん系で、パワフルで愉快でした。
その上、粉味さんはカバーの裏側とかに、『夢幻紳士』の4コマ漫画
描いてくれたりしていたんですよね~(リュウかキャプテンで一緒だったから)。


葉介さんが描くヘビ女ちゃんは、どんな子なんでしょうね。
これでえっらい怖かったらどおしよう(^^;
何にせよ、発売が楽しみです。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『夢幻紳士 新・怪奇篇』

2013年09月16日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
『夢幻紳士 新・怪奇篇』 高橋葉介著/早川書房


ハヤカワの回し者かっていうくらい、早川書房の紹介ばかりしていますよね(笑)


それはさておき、夢幻魔実也さんの最新刊ですよ。
久々に探偵らしくなった、と思っていましたが、
ちゃんと探偵らしい仕事したのは「隠れ鬼」くらいだという(苦笑)
むしろ人でなし度が上がってないか、と思ってしまいました。
アダルト度も上がっているし、これ人に貸せないぞ(^^;


でも、紙の質と印刷が良いため、本当に絵が美しいです。


連載時は気づかなかったけど、表紙絵がすべて統一されていました。
魔実也さんの視線が常に斜め後方の「その回のゲスト(?)」に
向けられているのですが、最終回だけこっちを見ている!
ということに、改めて戦慄。
最後の挨拶も、私たちに向けてですよね。やられるったらありません。


確か、今日の午後サイン会が予定されていたと思いますが、
台風の影響がないか心配です。
欠航や運転見合わせで、行けなくなった人も多いかも。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黒衣の探偵

2013年08月22日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
先日、『シャーロック』を観ていて、
退屈のあまり部屋の中で拳銃を撃ちまくるシャーロック、の画に、
「あ~、夢幻くんも近距離射撃得意だったなあ」
と連想し(あの子も部屋の中で練習していました)、
ものすごく久々に<冒険活劇篇>を読み返してしまいました。
やっぱり大好きだわ~。
夏目房之介さんも、<冒険活劇篇>に偏愛を感じる、
と書いてくださってて嬉しかったなあv


そんな中、もはや絶対こんなことやってくれないだろう
夢幻くんのアクションシーンの白眉がこれ。


201308112310000



(アニメージュコミックス第2巻の初版本を、相変わらずケータイで撮影)
(もっと好きな場面もあるけど、コマが小さすぎてケータイでは無理)


ちなみに、世の中に初登場したときの夢幻くんは、こんな感じ。
やっぱり神木くんにやってほしいなあ。


201308122236000_3


(朝日ソノラマ文庫の<マンガ少年版>を、同じくケータイで撮影)
(ケータイでもわかる絵の美しさ!)


『高橋葉介 怪奇幻想マンガの第一人者』は重版されたみたいですし、
来月初めには新刊『夢幻紳士 新・怪奇篇』も出るみたいです。
最近はすっかり<黒い天使>と化している夢幻くんですが
久々に少年探偵やってくれないかなあ、と密かに思っていたりするんです。
 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「高橋葉介になりたかった」by藤田和日郎

2013年07月01日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
買ってきました!


『高橋葉介 怪奇幻想マンガの第一人者』 河出書房新社


そして、一気に読んでしまった(^^;
もったいない…もっとじっくり読みたかったのに。


でも、すごく読み応えがあって、とても満足しました。
夏目房之介さんによる、高橋葉介評論が読めるなんて~とか、
藤田和日郎さん、なんで一人で4ページもとってるのよ~とか
(『新しい人形』の衝撃、と書いてらっしゃって、握手したいと思ったv)
(そして、その特別寄稿のタイトルが、この記事のタイトルです)
ホントに全作品のリストがある! とか
キャラクター事典も納得のラインナップだし、とか
インタビューやら対談やらも楽しくて、
とにかくファン必携の一冊だと思います。
『KUROKO-黒衣-』って読んだことがないのですが、
これは読みたいと思いました。


そして、先生は「富江」のネーミングの由来に仰天されてましたけど、
山岸君の名前の由来も結構ビックリでしたよ、私には。
 


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする