AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

闘病日記(おまけ)こぼれ話

2011年02月27日 | 日記・エッセイ・コラム
先週、病院に診察を受けに行きまして、
大丈夫、心配なし、と太鼓判を押されてきました。やったー。
ただ、膿がまだ少量残っているので(手術でも取れなかった)、
3ヶ月後にレントゲンを撮りにいくことにはなっています。
これまでの私でしたらぶっちぎるところですが、
これからは素直に検診に行こうと思います。
1日休めばすむところを、ほっといたばかりに1ヶ月入院、でしたからねー。


さて、入院中に体験したり感じたりしたあれこれを。


・最初の1週間は、とにかく検査検査でしたから、
 血液、痰、小水と、いろいろなものを看護士さんに渡しました。
 具合が悪くて吐いた物もしかり。
 考えてみたら、医療関係者でなければ、
 他人のこういうものを触ったり検査したり処理したりってあまりしませんよね。
 もうそれだけで、医療に従事する方々に感謝する気持ちが強くなりました。


・最初の2週間は内科、あとの2週間は外科にいたわけですが、
 同じ病院なのに雰囲気が違うというか文化が違うというか、
 興味深かったです。(内科の方がおっとりしている感じ)
 先生方も、内科の先生方はお二人ともイマドキな青年という感じでしたが、
 外科の先生方は、短髪・メガネ・体格がっしり、と
 これまた「マスクされると全員同じ人に見える」人ばかりで
 なんか面白かったです(最後には見分けがつきましたが)。


・市立病院は、ドクターヘリの受け入れも行っています。
 外科は内科より上の階にあるので、発着の音が大きく聞こえていました。
 ある日曜日なんて、5回も出動していました。大変だ。


・具合が悪いと、とろとろ寝ていられるのですが、
 ちょっと元気になるとやることが何もない入院生活。
 しようがないので、売店でクロスワードの雑誌を買って、
 ひたすら解いていました。しまいには1冊全部解いちゃいました。
 …しばらくクロスワードは見なくていいな(^^;


・テレビも見られたのですが、
 昼間のテレビって似たり寄ったりで、結局飽きてしまいました。
 一番楽しみだったのは、NHK教育の『きょうの料理ビギナーズ』。
 高木ハツ江さんがもうかわいくて(^^)
 それと、1週間に一度やっていた『スタイルアップ-毎日がイタリアン』。
 アメリカの料理番組だと思うのですが、
 ゴージャスな美女が「うーん、完璧」と言いながら
 イタリアンを作っていくんです。(そして自分で食べる・笑)
 日本の料理番組と印象が違って、面白かったです。


・時期的に、サッカーのアジア杯が開催されていたのですが、
 消灯時間の後の放映でしたから、
 結果をニュースで見るしかありませんでした。
 でも、その頃ザッケローニ監督が言った一言、
 「人生と同じで、サッカーにはアクシデントがつきものだ」
 は、自分の状況にも当てはまってとても印象的でした。
 (確か、香川選手がケガで離脱した時の言葉です)


・ちなみに、最近印象に残った言葉は、
 フランス人の熱気球乗りのおじさんが言った
 「思い通りになることが、自由なのではない」です。深いなー。
 

・1ヶ月も安静にしていたおかげで、もう一つの持病・頸椎ヘルニアは、
 症状が全く消えてしまうほどおとなしくしていました。
 ところが職場復帰したら、1週間でまた症状が(苦笑)
 再びロキソニン湿布のお世話になっています。ああもう!
 
 
 

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気まぐれ・朝ご飯ブログ(70)

2011年02月26日 | お弁当&朝ご飯
201102261014001


◆本日の朝食

  ・野菜のクリーム煮

ミックスベジタブルとソーセージ入り。
これも病院の朝食で出てきたメニュー。
退院したらゼッタイ作るぞ、と思っていました。
(そして、もう何度も作っています・笑)

後ろのかわいいのは、弟子屈から転勤する時に
お餞別でいただいたティーポットです(^^)
 
 

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出張紳士

2011年02月25日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
「ハヤカワミステリマガジン」最新号の特集は、
なんと高橋葉介マンガですわよ、奥様! 


『顔のない女』刊行&『怪盗ミルク』連載開始記念だそうで。
2年続けて女性主人公のシリーズですね。
ミルクについては、1話目読みましたけど、
なかなかかわいくてよかったと思います。
登場した男の子がよくてね、しかもそのままハンサムに成長したから
お、これは、と思ったら、そんなオチですか、みたいな感じでしたが。
ミルクちゃんは時空を超越していていい感じ。
「ミルクがねじを回すとき」のミルクとは、若干違うみたいですけど。


最新号には魔実也さんも登場するみたいですねー、しかし出張篇って(笑)


次に本屋に行くときまで、残っていて欲しいです。
いっそハヤカワ・オンラインショップで購入してもいいくらいです。
数ヶ月前の『相棒』特集号も欲しいですから。
いや、『相棒-劇場版Ⅱ-』の特集ももちろんですけど、
デクスターとラブゼイの短編も載っているんですよ!
(この号は、本屋に行く前に売り切れてしまいました)
 

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闘病日記(5)第4週・退院・自宅療養

2011年02月24日 | 日記・エッセイ・コラム
手術後10日たって、点滴が終了しました。


血液検査で炎症反応が出ているため、
抗生剤を点滴しており、そのため退院できない、という状況だったので、
その点滴が終了したのはかなりの前進です。
その後3日間、飲み薬の抗生剤を毎朝飲んで、
炎症反応が上がったりしなければ退院できる、と言われました。


内科にいたときと同様、管が抜けたら食欲が回復し、
具合の悪さもなくなりました。
週末に、職場の同僚や上司が相次いでお見舞いに来てくれたのも
すごく励みになりました。


そして、3日目の夕方。
外科の先生が走ってきて
「ふゆ。さん、明日退院できますよ!」
と教えてくださいました。
「本当ですか! ありがとうございます!!」
と思わず大きな声が出てしまいました。
本当に嬉しかったです。
結局、1ヶ月近く入院していたんですからねえ。


ただ、晴れて退院しても、体力がすっかり落ちていたこともあり、
1週間ほど自宅(というか実家)療養をすることになりましたが。
びっくりするほど脚が細くなっていましたからねー。
体重もね、小学6年の頃に戻っていたんですよv つい喜んじゃったり。
(とは言っても、私が人生最大に重かったのは中学時代なんですが)
立ってられないし、ちょっと動くと疲れてしまって、
社会生活に復帰できる自信がどうにも持てませんでした。
…しかし、復帰したらしたで、さっそく毎日14時間くらい働いてるんですけど(苦笑)


退院当日、服に着替えてから、
内科のナースステーションにご挨拶に行きました。
午前中だったため、外来があった主治医の先生にも
研修医の先生にもお会いできませんでしたが、
看護士の方に「お伝えください」とお願いしました。
内科の先生が外科の先生にかけあってくださらなかったら、
私はまだ入院していたかもしれません。
そして、最初の病院の先生が
「急いで市立病院に行きなさい」
と紹介状を書いてくださらなかったら、
本当にどういう状態になっていたかわかりません。


多くの先生方や看護士の皆さんにお世話になって
(もちろん私の家族や職場の皆さんにも)
こうして元気にしていただいたのだということを
忘れずに毎日過ごしていこうと思っています。
 

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気まぐれ・朝ご飯ブログ(69)

2011年02月23日 | お弁当&朝ご飯
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◆本日の朝食

  ・ご飯
  ・目玉焼き
  ・きんぴらごぼう(ごぼう、にんじん、油揚げ、ごま油)
  ・アロエ入りヨーグルト

すごくお腹(というかお通じ)に良さそうな献立でしょ?
病院の食事はおおむねこんな感じでした(^_^)
 
 

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忙しいです。

2011年02月22日 | 日記・エッセイ・コラム
皆さん気遣ってくださって、
「無理しないでねv」
とおっしゃってくださるのですが…


…無理しなきゃ終わらないレベルの仕事量です(涙)


自宅に持ち帰って仕事中です。
ニュージーランドの地震は、帰宅するまで知りませんでした。
直下型はやっぱり怖いなあ…
 

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ときどき晩ご飯ブログ(20)

2011年02月20日 | お弁当&朝ご飯
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◆昨日の夕食

  ・炊き込みご飯
  ・中華風卵焼き
  ・お茶

炊き込みご飯には、鶏肉、油揚げ、にんじん、ごぼう、
中華風卵焼きには、キクラゲとカニかまぼこを入れました。

食べ過ぎました☆
 

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闘病日記(4)第3週

2011年02月20日 | 日記・エッセイ・コラム
突然「明日手術します」なんて言われて
その晩は眠れなくなるのではないかと思いましたが、
「麻酔で寝ている間に終わっちゃうんだし、
 自分で何とかしないとならない出産に比べたらずっと楽なのでは」
と考えたら、気が楽になって、かえってぐっすり寝てしまいました。


手術日当日。
外科の先生が改めて手術について説明をしてくださいました。
「…ということで、手術をすればあと3、4週間で退院できます」
「3、4週間?!」
「…フツウは、『手術』の方にショックを受けるんですが(苦笑)」


いやしかし、手術したら治りが早いと聞いていたのに、
それでも3、4週間って、どんな重病にかかってるのよ私。


その後、麻酔の先生からも説明を受け、いよいよ手術室へ。
自動ドアが次々に開いていって、そこを車いすで通過していくのですが、
ドラマかSF映画か、みたいな感じで、否が応でも緊張感アップ。
うわー手術室だー、手術台って案外幅が狭いーその上高いー、
などと思いながら、手術台に上って横になりました。
酸素マスクを口に当てられる前に、言われました。
「眠りガスが出ますので、10秒で眠りますよ」


暗転。


「はい、動かしますよー」
と言われて、ぼんやり目が覚めました。
私としては、10分くらいしか寝ていなかったような気がします。
夢も見ていないし。
「これからですか?」
「もう終わりましたよー」
(終わった?!)
後で外で待っていた母に聞いたら、2時間半くらいかかっていたらしいです。
私は見ていませんが、シャーレに山盛りでゼリー状の膿が取れていたとか。


手術後は、人生で最も長い夜になりました。
一度抜いた管が、今度は2本入っていましたし(サーキュレーター付きで)
(内科の先生が見に来て「僕が入れたのより太いな」と言っていました)
背中が痛いので「座りたい」と言ったら「絶対安静ですからダメです」と言われるし。
弟が「1日2日の辛抱だよ」と言ってくれたのですが、
なんかもう、精神的に子どもみたいになっちゃってました。


翌日、背中が痛いのはベッドの背中を起こすことで解消したのですが、
今度は猛烈な発汗とめまいと吐き気に見舞われました。
原因がわからなかったのですが、3日目に新しい抗生剤のせいだと判明。
点滴を中止した途端にぴたっと治まって、逆に「怖いなー」と思いました。
でも、抗がん剤治療をされていた方は、こういう副作用込みでがんばってらしたので、
音を上げた自分がやっぱり子どものように思えたり。


先週、自分なりには元気になっていると思っていただけに、
この状態の後退ぶりは非常にショックでした。
本当に元気になるのか、いったいいつ退院できるのか、
ずっと仕事を休んでいて職場に迷惑をかけているし、
そもそも元気で休まないというくらいしか取り柄がないのに、
それすらなくなってしまったら何が残るのか、
何でこんなことになってしまったのか、
と、泣けて仕方がありませんでした。


ただまあ、泣いたのは一度だけで、あとは気持ちを切り替えましたけどね。


第3週の終わりに、また管を抜いてもらいました。
2本あったので、2日に分けて。
太かったので、抜いた跡をホッチキスみたいなもので
バチンバチンと止められましたが、それが痛かったです(涙)
 

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ときどき晩ご飯ブログ(19)

2011年02月19日 | お弁当&朝ご飯
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◆昨日の夕食

  ・ブロッコリーのスパゲッティ
  ・オレンジジュース

朝日新聞の土曜版に載っていたブロッコリーのパスタを
家にあるものでアレンジして作ってみました。
(本当はショートパスタだし、ニンニクやアンチョビが加わります)
(ニンニクの代わりにバジル、アンチョビの代わりにベーコン)

入院中、食欲がなかった時期にこの記事を読んで、
作りたくてしようがなかったのでした。

その隣に載っていた万城目学さんのウナギの話も
すごく面白かったですv
 

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闘病日記(3)第2週

2011年02月17日 | 日記・エッセイ・コラム
右脇から管を入れて10日目、
日曜の午後、主治医の先生がやってきて
「管を抜きましょう」
とおっしゃいました。
入れっぱなしにしていると、感染症の心配があるそうなのです。
「はい、左向いて」
え、麻酔もなしで、ですか?!
「はい、大きく息を吸って~吐いて~もう一回吸って~ちょっと吐いて止めて!」
「はい、抜けた」
はいぃ?
何かが抜けていく感覚がまったくなかったので、ただただびっくり。
実は、ものすごい名医と出会っていたんじゃないかしら私。


さて、管から解放された私は、突然食欲が回復しまして、
月曜日からは出された食事をすべて完食するようになりました。
膿の原因の菌をやっつけるため、抗生剤の点滴は続いていましたが、
それでも身軽になって、個人的には元気になってきたつもり。
でも、3階の病室から1階のレントゲン室まで、
車いすに乗せられて連れて行ってもらっていました。
「自分で歩きます」と言っても却下。
2階の売店まで自分で行っているのに、なんでだ、と思っていました。


ただ、たびたび熱が38℃まで上がるのと、
横になると咳が止まらない、という症状はそのままでした。
夜でもテーブルに突っ伏して寝てましたね、そういえば。
あと、点滴の針が刺さりにくくなってきていて、
看護士さん達にはご苦労をおかけしました。
左腕も右腕も、内出血の跡が増えてきたし。


ちょっと面白かったのが、日曜に管を抜いたのに、
月曜にいつものように研修医の先生が来てくださったこと。
「胸腔の洗浄に来ましたよ~」
「…先生、管、昨日抜きましたけど」
「あ、そうだった! 見てたのにっ」
でも、この先生は、11日間休まずに検査や治療に来てくださいました。
休むより、学ばなければという気持ちの方が強いのだそうです。尊敬。
 



 


ところで、この膿胸に至る原因には、ガンや結核、婦人科の疾患、HIVなどが
考えられるそうで、それらの検査も続々と続きました。
そもそも60代以上の方に多い病気らしく、
「なんでその歳でかかったのかわからない」→「もっと重い病気が隠れている?!」
と心配されたらしい。ツベルクリン反応なんて何年ぶりか、と思いました。
結局、どの検査も「問題なし」だったんですけどね。
 



 


金曜日、午後4時30分。
主治医の先生が来て、
「炎症が治まらないので、今晩から抗生剤を変えて様子を見ます」
と説明してくださいました。
「来週は退院できますか?」と私(元気になっているつもりだから)
「そんなに簡単な病気じゃありません!」と先生。


同日、午後5時。
先生が「詰め所まで来てください!」と呼びに来ました。
なに? なに? と行ってみると
「炎症が治まらない、CTにもまだ膿が映っています」
「内科的処置だと何週間かかるかわかりません」
「このままだと急性膿胸から慢性になってしまいます」
「そうならないためには、手術で膿をかきだすしかありません」


「しゅじゅつ?!」と私(びっくりすると復唱しかしなくなる)


「外科の先生となかなか会えなかったんですけど、さっき会えて、
 状況を話したら、手術した方がいいね、とその先生も言ってくださいました」


(手術か…とにかく速く治るんだったら仕方ないか初めてだけど)と考える私。


「それで、手術するとしたらいつですか?」
「明日です」


「あす?!」と声が大きくなる私。(こっちの方がびっくりした)


「本当はその先生は明日休みなんですが、速いほうがいい、と引き受けてくれました」
(何ですと?!)(じゃあ、断れないじゃない!)


ということで、人生初の手術は、急転直下で体験することになったのでした。
 

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