ドラマ『死との約束』
2019.11.23 撮影(京都/嵐山)
三谷幸喜さん脚色によるアガサ・クリスティー作品第3弾。
毎回楽しみにしているこのシリーズ、
でも、第3弾が『死との約束』だと聞いて、
おや、なんて地味なチョイス、と思いませんでしたか?
正直、私は思いました。
印象的な作品ではありますが、映像化すると動きは少ないでしょう。
どんな風になるのかなあ、と思っていました。
そしてやっぱり、動きの少ない作品だったと思うのですが、
それでも印象にしっかり残ってくるあたりは、原作尊重派のこのシリーズらしいところ。
何よりボイントン夫人もとい本堂夫人役の松坂慶子さんが、
とても楽しそうに恐ろしい暴君を演じていて、
いやあ松坂さんにこんなおばあさん役ができるとは、と驚いてしまいました。
一方、勝呂さんの周囲は美女ばかりが取り巻いていて、それも面白かったです。
みんな芯のしっかりした女性ばかりでしたし(あ、編集者さんは違うか)、
その分男性陣の影が薄かったのですが、うろたえる山本耕史さんとか、
か細い声で話す市原隼人さんとか、このお二人が薄いこと自体が楽しかった。
証言する人全員が嘘をついていて、
黒板に書かれた時系列の上にどんどん✖がついていくのも、
わかりやすかったし面白かったと思います。
ただし!
残念ながら、途中で入るCMが多い&長い!
おかげで、CMの間にうっかり寝落ちしてしまいましたよ。
念のため録画しておいてよかったです。
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