AND SO ON

世界の片隅から、愛をささやいてみたり @goo

夏の終わり

2013年08月29日 | 日記・エッセイ・コラム
今日は、久々に一日中晴れていました。
空は高くてうろこ雲、風はさわやかで気持ちよく、
秋の気配を感じました。


日もどんどん短くなってきていて、ちょっと寂しいです。
最近は、夕方というと曇っているので、さらに暗くなるのが早いみたい。
7時にはもう真っ暗です。


冬タイヤに続いて、小型除雪機のCMも始まっちゃいました~。
 

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グラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険』(3)

2013年08月29日 | ベーカー街界隈
英国グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』第3巻・第4巻は
第5話「まがった男」第6話「まだらの紐」
第7話「青い紅玉」第8話「ぶなの木屋敷の怪」。
2日で4話って、一気に見過ぎだと自分でも思いますが、
すばらしく中毒に陥りますね(^^;


話数も進んできたので、ベーカー街の日常も描かれるようになって、
朝早くホームズにたたき起こされるワトソンとか、
朝早くハドソンさんにたたき起こされるホームズとか(笑)
(それぞれ別の話なんですよ)
起き抜けのホームズさんがステキすぎて困りました。
(そのまま依頼人の前で寝そうになるし)
とりあえずワトソン、その朝食、焼きすぎたあじの干物に見えたけど
いったい何だったんですか。チキン?


話では「青い紅玉」が、推理も話もクリスマスの雰囲気も
楽しかったので一番好きでした。
引き出し開けたらちゃんとアイリーンの写真が入っていたしv
でも、一番好きなセリフは、「ぶなの木屋敷」での
「ぼくの妹だったら行かせない」でした。
依頼人の女性を心配しての発言ですが、
19世紀のホームズはやっぱり紳士だし優しいわ、と思いますね。
21世紀の方は、ねえ(^^;
 


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「違いがわかる男の」

2013年08月28日 | 日記・エッセイ・コラム
ネスレが「インスタントコーヒー」の呼称をやめる、というニュースが
Yahoo!のトップに載っていました。


ネスレは本社がスイスなんですね。
昔、トルコに行ったときに、お茶はたいていチャイで、
チューリップ型の小さなグラスが銀のソーサーに載っていて
角砂糖が2個添えられている、というのが出てきました。
こんなの)(あの茶器、買ってくればよかった)
トルココーヒーというのもありましたが、
レストランのメニューには堂々「ネスカフェ」も載っていて
ちょっとびっくりしたのを覚えています。
当時のトルコでは「ハイカラな飲み物」として人気があるんだ、
と聞きました(10年以上前の話です)。


この新しい呼称「レギュラーソリュブルコーヒー」も、国際標準なんでしょうか。
この際、「ネスカフェ」でいいような気もするんですが。
 


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グラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険』(2)

2013年08月26日 | ベーカー街界隈
英国グラナダTV版『シャーロック・ホームズの冒険』の第2巻は、
第3話「海軍条約事件」と第4話「美しき自転車乗り」。
どちらもロンドンと郊外の両方の風景を楽しめます。
ずっと観ていると、調度品や人々の服装や町並みなどに、
ほんとにこの時代に作られたドラマに見えてきてしまいますよ。


今回は、撮影班ががんばったのか、とにかくホームズが美しい!
特に第3話は、光の当たり方とかPVみたいです。
お召し替えも多いし、どうしたんだ、と思うほど。


そして、テレビで観ていたときは私も子どもだったので
あんまり感じなかったんですけど、ホームズとワトソンって
かなりお茶目だったんですね。なんだこのかわいいおじさんたち。
ワトソンを調査に行かせておきながら(自分は行っていない)、
調査報告に「まったく内容がない」と文句ばかり言い、
ワトソンがしょんぼりして「私は役立たずか」と聞いたら
ちょっと考えてから大きな声で「YES!」って断言するの。ひどい(笑)
(ここら辺は、右京さんと薫ちゃんを思い出してしまいます)


壁にVRって銃弾の穴が空いていたり(第3話)、
ワトソンが来たらそっと注射器を隠したり(第4話)(でもばれてる)、
こちらのシリーズでは、ホームズの悪癖はほのめかす程度の描写なんですね。
『シャーロック』では、まんま映像化するからさらに過激に見えるけど(笑)


いやあ、それにしても楽しいです。
日本で言えば『鬼平犯科帖』を観ているような感じでしょうか。
 


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黒衣の探偵

2013年08月22日 | 高橋葉介『夢幻紳士』
先日、『シャーロック』を観ていて、
退屈のあまり部屋の中で拳銃を撃ちまくるシャーロック、の画に、
「あ~、夢幻くんも近距離射撃得意だったなあ」
と連想し(あの子も部屋の中で練習していました)、
ものすごく久々に<冒険活劇篇>を読み返してしまいました。
やっぱり大好きだわ~。
夏目房之介さんも、<冒険活劇篇>に偏愛を感じる、
と書いてくださってて嬉しかったなあv


そんな中、もはや絶対こんなことやってくれないだろう
夢幻くんのアクションシーンの白眉がこれ。


201308112310000



(アニメージュコミックス第2巻の初版本を、相変わらずケータイで撮影)
(もっと好きな場面もあるけど、コマが小さすぎてケータイでは無理)


ちなみに、世の中に初登場したときの夢幻くんは、こんな感じ。
やっぱり神木くんにやってほしいなあ。


201308122236000_3


(朝日ソノラマ文庫の<マンガ少年版>を、同じくケータイで撮影)
(ケータイでもわかる絵の美しさ!)


『高橋葉介 怪奇幻想マンガの第一人者』は重版されたみたいですし、
来月初めには新刊『夢幻紳士 新・怪奇篇』も出るみたいです。
最近はすっかり<黒い天使>と化している夢幻くんですが
久々に少年探偵やってくれないかなあ、と密かに思っていたりするんです。
 

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グラナダTV『シャーロック・ホームズの冒険』(1)

2013年08月21日 | ベーカー街界隈
仕事中もずっと頭の中で、
軽快なシャーロックのテーマが流れております、こんばんは。


という風に、すっかり勢いがついてしまったために(笑)
最も原作に近いと言われている、懐かしい英国グラナダTV版の
『シャーロック・ホームズの冒険』もレンタルしてきましたよv
これ、すごく観ていたなあ、NHKで。
オープニングの哀切なメロディに、うわ懐かしい! とドキドキ。
行き交う馬車、ぬかるむ車道、ガス灯、石造りの建物!
そして、『シャーロック』と同じ「ベーカー街」の標識に、にやり。
制作陣、こんなところまで真似してましたか~とか
ここが120年たつとああなるのか~とか(ならないならない)。


ジェレミー・ブレット演じるホームズは、記憶よりずっとお茶目でした。
なんかもっと謹厳実直なイメージだったような気がしていましたが、
それは私が子どもだったからに違いない。
動きとか、見ていて「あ~右京さんってここから結構引用されてる」
と思ってしまいました(単なる個人的感想ですよ)。
一方、デビッド・バーク演じるワトソンは、
本来ワトソン博士のパブリック・イメージってこうでしたよね、という感じ。
すっかり、マーティン・フリーマンになっちゃってますけど(頭の中で)。


本当は、「緋色の研究」を借りたかったのですが、
DVDのシリーズにはありませんでした。
そして、第1話から「ボヘミアの醜聞」って。攻撃的だなあ。
吹き替え版は、なぜかばさばさカットされていたので
(私が昔見ていたのも、こんな風に短かったのでしょう)、
数々の魅力的なセリフを聞き逃す覚悟で字幕版を視聴しています。
しかし、殴られてアイリーンの家に運び込まれる、って原作通りだったのか(^^;
(火事を起こして写真の場所を探るのは覚えていたのですが)
第2話の「踊る人形」になると、キャスト・スタッフ双方が乗ってきたらしく、
だいぶこなれてきているような感じがしますし、
ホームズもディアストーカー姿を披露してくれます(ロンドンから出るから)。


最初は、『シャーロック』のテンポの速さとはまったく違う
オーソドックスな話の運びや演出に、ちょっと古臭さを感じたのですが
観ているとちゃんと物語の世界に引き込まれていきましたので、
ああやっぱり、古くてもいいものはいい! と思いました。
謎や事件が舞い込んで、ひゃっほう!なのはどちらも同じだし(笑)
どうせ『シャーロック』のシーズン3まで、まだだいぶ間がありますから、
しばらくはグラナダ版を楽しみたいと思います。
それが尽きたら『名探偵ポアロ』に行く気満々(笑)
(本当は『モース警部』が観たいんですけど、いかんせんレンタルされてない!)


あ、あと、『シャーロック』の制作陣は
ホームズ譚の3大テーマを「あの女性」「犬」「滝」と言っていましたが、
私にとっては「赤毛」「紐」「馬」だったことに今頃思い至りましたv
いややっぱり「赤毛連盟」は外せないよね。


【追記】14.03.02
 「緋色の研究」がDVDのシリーズになかった、と書いていますが、
 そもそもグラナダでは映像化していませんでした。
 というか、「緋色」自体めったに映像になっていないらしくて、
 BBC版以外ではソ連版くらいらしいのです。知らなかったなあ。
 



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不安定

2013年08月20日 | 日記・エッセイ・コラム
昨日は1週間ぶりにすっきりとした青空が見えたのですが、
今日はまた天候が不安定になってしまいました。
曇りからスタートして、雨が降って、濃霧になって、
雷が鳴って、一瞬竜巻注意報が出て、また晴れて、
晴れているのに雨が降って、虹が出ました。まったく。
ずーっと海鳴りがすごいし。


そんな中、今週に入ってから、
テレビでは冬タイヤのCMが始まりました。
いくらなんでも早すぎないかYOKOHAMAさん(^^;
雪道の映像とか、どうせ半年ホンモノを見なきゃならないのに~。
  

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BBCドラマ『シャーロック』シーズン2(3)

2013年08月18日 | ベーカー街界隈
引き続き『SHERLOCK シャーロック』 シーズン2の箇条書き感想文です。
ネタバレもしていますので、未見の方はご注意くださいv
ちなみに私は吹き替え版を見ています。


Otaru

               2006.05.12撮影(小樽)


第3話「ライヘンバッハ・ヒーロー」。


・その名だけで心がざわつく「ライヘンバッハ」。
 これが「最後の事件」でありホームズの死を描くことは明白なわけです。
 その通り、冒頭はシャーロックの死に打ちのめされているジョンの場面から
 始まります。

・数々の事件を解決してマスコミに祭り上げられるシャーロック。
 自称「高機能社会不適合者」の彼のために、ぴったりくっついて
 ふさわしいふるまいや口の利き方のアドバイスをするジョンが健気。
 事件解決のお礼にカフスボタンをもらって「合うシャツがない」
 タイピンをもらって「ネクタイしないのに」
 ジョン「ありがとうって言え!」(笑)

・ジョンは、腹が立っても殴りたくなっても、
 シャーロックのことを親友だしすごい奴だと思っていて、
 だからそういう不適合な部分だけを見て世間から誤解されたくない、
 と思っているのがよくわかります。
 だけどモリアーティの奸計もあって、彼の危惧は現実のものとなってしまう。

・マスコミは持ち上げた後は落とすよ、って世界共通なの?

・計略にはまって逮捕されるも、手錠でつながれたまま逃走する二人。
 後ろで頭を抱えているレストレードが(笑) ごめんね苦労かけるね。

・モリアーティ役のアンドリュー・スコットが名演で! すごいです。
 ブルックとしての彼はそうとしか見えないし、でも一瞬だけ
 モリアーティに戻るじゃないですか。あの目がすごかった。うええ。
 というか、全員すごいんです。素晴らしい演技合戦でもありますこのドラマ。

・第2話で「ぼくには友達はいない」と言い放ってジョンを傷つけた翌日、
 「ぼくには友達はいない。一人しか」と言い直したシャーロック。
 モリアーティに「君の友達みんなの命を助けたければ」と言われたときに
 「ジョン? ハドソンさん? レストレード?」と言う。
 実際、この3人に暗殺者が差し向けられていたわけだけど、
 ここで「私はあなたの数に入っていないから」と言ったモリーの存在が
 がぜん輝くんですねえ。モリー自身がそう言ったくらいだから、
 モリアーティも数に入れなかったんでしょう。ある意味隠し球。
 控えめな秘密兵器。だから、この後起こったことは、きっとモリーが
 一枚かんでいて、何かしらトリックがあったのだと思いたい。
 原作以上に、あんなにはっきりくっきり「死ぬ」とは思わなかったから、
 結構ショックで、見ているこっちも余裕がなくなりましたよ、ええ。

・シャーロックのお墓の前でのジョンには、本当に泣きそうになりました。
 私もつい最近、大事なものを亡くしたから。気持ちがわかる。
 「ぼくのためにもう一度奇跡を起こしてくれ。死んでちゃだめだ」
 あなたには奇跡が起こるよ、って言ってあげたかった。
 ていうか後ろに立ってるよ!
 シーズン3に向けてのうまい引きだと思います。
 何せこの後の展開は100年前から世界中が知っているわけだから、
 死んだことにして終わらせられないですものね。
 絶対続きが見たい!トリックの解説もして欲しい。
 そして、ジョンは1発殴っていいよ。世界中が許すよ!
 




*****
 




「最後の事件」ではホームズの死が描かれていたわけですが、
現代における「死」とは肉体的な死だけではなく、
社会的な信用の失墜も「死」になるのだと思いました。
シャーロックがヒーローのまま死んだのだったら、
私の胸までこんなに痛むことはなかったでしょう。
捜査に失敗してバッシングされる、というのだったらまだよかったでしょう。
彼が世間的には「詐欺師」とされたことが、こんなにも辛いなんて。


ラスト直前、弟の死を新聞で読んだマイクロフトが、
弟とそっくりのポーズで物思いにふけるのが印象的でした。
彼も一枚かんでいるのか、それともジョンと同じく痛みに耐えているのか。
どちらにもとれて、ああやっぱり早く続きが見たいです。
シーズン3は今年撮っているみたいですね。
私はまだタイムラグが短くていいけど、リアルタイム視聴の人たちは
どんな思いだったか、それを言ったら100年前に10年待たされた
ホームズ愛好家の人たちはどんな思いだったか!
(ご同情申し上げます)
 




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BBCドラマ『シャーロック』シーズン2(2)

2013年08月18日 | ベーカー街界隈
引き続き『SHERLOCK シャーロック』 シーズン2の箇条書き感想文です。
ネタバレもしていると思いますので、未見の方はご注意くださいv
ちなみに私は吹き替え版を見ています。


第2話「バスカヴィルの犬」。


201204281752000

          2012.04.28撮影(生前のコッカーさん)


・かの名高き「バスカヴィル家の犬」ですね。
 「魔犬」と訳す向きもあるようですが、あっさり「犬」の方がかえって怖い。

・依頼人のヘンリーがどうやって来たか、をげしげし推理するシャーロック。
 いや原作でもその通りなんだけど、現代に置き換えるとかなりイヤ(^^;
 ただ、列車の朝食にろくなものはない、というくだりでは
 本国の試写で共感の爆笑が起こったとか。

・ダートムアの荒野や小さな村が、イギリスだなあという感じ。
 運転するシャーロック。ジョンの方ではないのか、と思ったけど、
 アニメの『名探偵ホームズ』でも運転はホームズ担当だったから
 個人的には違和感がありませんでした。
 コメンタリーでは、マーティンが運転できないから仕方なく、
 でも、本来興味のないことはまるでダメのシャーロックが運転できるのは
 おかしいんだよね、ただ必要とあれば一瞬で覚える人だから、みたいに
 話し合っていて笑いました。ところでイギリスって右ハンドルなのね。

・同じくコメンタリーで「犬のホームズって知ってる?」という話にも
 なっていて「あんた方そこまで押さえてるの?!」と仰天。
 (制作陣にはシャーロッキアンばりのホームズおたくが何人もいるようです)

・宿の主人に「すまんがダブルの部屋はない」と言われる場面、
 「ウィーアーオールメン!」を思い出してしまった(笑)

・ヘンリーの家の中庭に強烈な照明がともるシーン、
 最初何なのかわかりませんでしたが、セキュリティの設備なんですね。
 不審者が侵入するとセンサーでビカッと光って通報と警告をする。
 だけど、明るくなっても怖い、っていうのはイヤだなあ。
 映画『スクリーム』の冒頭を思い出しちゃったし(^^;

・前後しますが、マイクロフトのIDで研究所に潜入するシーン。
 20分でばれる、と踏んでいる所も含めて燃えました。
 久々に命令口調で話す元軍医のワトソン大尉。かっこいい。

・恐怖を感じる自分にうろたえるシャーロックが、
 自分は正常だと言うことを証明するためにまたもやげしげし推理を披露。
 トナカイ柄のセーターってださいのかそうか。
 「あんなの母親からのプレゼントじゃなきゃ着ない」って
 自分で買ってしかもそれ着てテレビに出てた人、私知ってます(笑)

・ちなみにこのシーンは6ページの長台詞で、
 脚本家は「ごめん、ベネディクト」ってメモしたそうです。
 なのに監督は「ここ、ノーカットで撮るから」って、鬼のよう。

・記憶を整理し真実を引き出すために「精神の宮殿」に入っていく場面。
 長台詞よりもこの場面で、カンバーバッチってすごいな、と思いました。
 彼の動きに合わせてテロップが舞い飛ぶわけですが、
 演じているときにはまだそんなのないわけでしょう。
 でも説得力ばりばりです。演出も役者もすばらしい。
 




*****
 




霧の深い、湿原の多い地方に住んでいますので、
なんか今回は風景に親しみを感じてしまいました。
シーズン2は、第1話と第2話にコメンタリーがついていて、
どちらも大変楽しかったです。創作の秘密って、いつでも興味深いですね。
 


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BBCドラマ『シャーロック』シーズン2(1)

2013年08月18日 | ベーカー街界隈
『SHERLOCK シャーロック』 シーズン2を
全3話一気に観てしまいました。面白かった!


シーズン1が大ヒットしたとわかったから3大テーマをやろうと思った、
という制作陣が腕によりをかけて作り上げた「あの女性」「犬」「滝」。
しかし、こう列挙しただけで何の話かわかるのが
ホームズ譚のすごいところですね。


というわけで、箇条書きで感想を。
3話分まとめて、と思ったら、意外に長くなりそうなので分けます。
ネタバレもしていると思いますので、未見の方はご注意くださいv


Ajisai1

     2008.08.16撮影


第1話「ベルグレービアの醜聞」。
ベルグレービアって何だろう?


・前回のラストからの続き。
 1年ぶりに撮影したとのことですが、ちゃんとつながっています。すごいや。

・緊迫した空気を見事にぶっ壊す「ステイン・アライブ」(笑)
 選曲が絶妙だなあ。その後のモリアーティとシャーロックの
 友達みたいなやりとりも好き。殺し合おうとしていたのに。

・シーツ姿でバッキンガム宮殿に連行されるシャーロック。
 というか、なぜ依頼人がまだいるのにシャワーを浴びようと思ったんですか。

・アイリーン・アドラーの白いドレスがクラシックでステキ。
 50年代風だそうです。
 でも、その後登場したときの「戦闘服」ときたら(笑)

・シャーロック「裸が見たければジョンのパソコンで見る」
 ジョン「実際見てる」
 見てるんかい!というか、自分ので見なさいよ(笑)

・ジョン「警察を呼ばなきゃ」
 シャーロック「こっちの方が早い」
 と言って拳銃を空に向け発砲! 乱暴だなあ。

・マイクロフトがハドソンさんに「あなたは黙ってて」と言ったときに
 シャーロックとジョンが同時に「マイクロフト!」ってとがめるシーンが
 すごいツボ(笑) やっぱりハドソンさんは特別じゃないと。

・新年を迎えたときにシャーロックが「蛍の光」を弾きます。
 日本でも大みそかに聴くけど、イギリスでは新年なんですね。

・アイリーンのセクシーな着ボイスをそのままにしているのは
 無関心だからなのか嬉しいからなのか、シャーロック。
 でも、それがステキなオチにつながっているので、
 視聴者的には嬉しいです。

・シャーロックとアイリーンのだましだまされ振り振られ合戦。
 ある意味似たもの同士の、恋なのか何なのかわからない感じ、
 私にはとてもとてもツボでした。
 パスワードが最後に判明するところなんて、
 シャーロックは本当に冷たいひどい男だと思うんですけど、
 その前にアイリーンとマイクロフトに散々なことを言われていたので
 痛快だったりもします。というか、あれすごいなあ。
 英語ができないので、意味がわかるのに2秒ほどかかっちゃったけど(^^;
 日本語字幕入れたら無粋だしね。
 




*****
 




シャーロックの、人の気持ちのわからなさっぷりは、
『相棒』の右京さんのさらに上を行ってますが、
ジョンがそんな「腹の立つ男」シャーロックにつきあっているのは、
「人がよいから」だけではなく、冒険を欲しているからだ、という
このシリーズの設定(制作陣の原作の読み込み)は
現代的だしすばらしいと思います。
そして、ハドソンさんやモリーやレストレードもそうですが、
シャーロックの欠点やあやういところも含めて
友情を成立させている成熟した関係性もステキだなあと思うのです。
もうね、あのクリスマスの場面は言うことないですよ。
雪のベーカー街も雰囲気があっていいわあ。
 
 
 


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