秋生のEtude

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劇団四季 『ロボット イン・ザ・ガーデン』 5/18(水) ソワレ

2022年05月21日 23時05分43秒 | 劇団四季
ずっと気になっていた舞台でした。
それが全国公演!ということで・・・娘その2と二人で、一番近くの川崎公演に行ってきました。

劇団四季 『ロボット イン・ザ・ガーデン』 2022.5.18(水)18:30開演 カルッツかわさき


アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う、今からそう遠くない未来。
イギリスの田舎町に住むベンは両親を事故で失って以来、無気力な日々を過ごしていた。
妻・エイミーとの夫婦仲もうまくいかない。
そんなある日、庭に壊れかけのロボットが現れる。
「きみの名前は?」「…タング」
ロボットに不思議な魅力を感じ、ベンはあれこれと世話を焼く。
そんなベンに愛想を尽かし、ついに家を出て行くエイミー。
ショックを受けるベンだが、タングを修理するため旅に出ることを決意する。
アメリカ、そして日本へ。やがて、ある事実が明らかになる……。(公式サイトより)



ベン 田邊 真也
タング 長野 千紘&安田 楓汰
エイミー 鳥原 ゆきみ
ボリンジャー 佐野 正幸
カトウ 小林 唯
リジー 相原 萌
ブライオニー 宮田 愛
コーリー カイサー タティク
デイブ 長手 慎介
ロジャー 鈴本 務

【バイプレイヤー】
安斎 恵太
照沼 大樹
原田 真理

【アンドロイドダンサー】
桒原 駿
河上 知輝
日高 彬文
山田 祐里子
佐田 遥香
軽部 智子

時代がどんどん進化して、ロボット(というかAI)が世の中にあたりまえに存在する近未来。
まんざら遠い話でもない。・・・と、いうかかなり現代に近いと思う。
そんな最新型の人型アンドロイドと比べて、旧式(?)のタングは、冒頭からみんなにその見た目からまるでゴミ扱い。ちょっと悲しい。
庭に入り込んだ壊れかけのロボット・タングを、ベンだけが親身になって世話する。
小さなタングに目線を合わせて座り込むようにして話すベンの優しさに思わずキュンとなる。
田邊さんの声がとにかく優しい。
ちょっと自信のなさそうなとこや気弱そうな雰囲気がぴったりなんだわ。やっぱり元・ユタなだけある(?)
しかし、気の優しそうなベンに対して、自信にあふれる妻の語気の強いこと強いこと。言葉の張りも口調も常に苛立ちモードで、ザ・四季って感じ。
・・・ちょっと聞いてるのが耳に響きすぎて

タングは後ろで二人の俳優さんが動かしているのですが・・・最初こそちょっとそれが気になったものの、いつからかタング本体に目がいくようになって、逆にその自然な動きを作りだしている技術に〝すごいなぁ”と感動してしまった。
だって、ずっと膝を折ってタングの高さで動作してるんだよ。腰痛いだろうなぁ・・・

タングは首を傾げたり、まばたきをしたり、すごく表情豊か。四角な顔に真四角な目がついているのだけれど、その目が微妙に吊り上がって怒った顔になったり、悲しそうに困り顔になったり。見れば見るほどかわいく見えてくるから不思議。タングって「ウィ!」って返事するのよね(フランス語?)
ベンがお腹に貼ってくれた黒いガムテープを気に入っていて、両手で愛しそうになでるのもかわいい。
駄々っ子みたいな小さい子どもみたいだけれど、ベンとずっと旅を続けるうちに少しづつ学習して(?)(さすがロボット!!)語彙も増えてくるし、人間っぽくなってくる。「イヤー」と自分の感情のみを言葉にしていたタングが、最後の方で「ベン、大丈夫?」とベンを思いやる言葉を発した時は、なんかうるっとしてしまった。

ベンとタングはタングを直してくれる人を探して、あちこちを旅するけれど、東京の秋葉原にやってきた時は、テクノ調の曲で踊るシーンで〝おお、東京のイメージってこうなんだ”と思った。
そこで、出会うカトウ(小林唯さん)・・・めっちゃいい声!!すっごく印象に残りました!(あとで聞いたら、娘その2も同じ意見だった・・・)
雨が降ってきて、傘をさして踊るシーン、あれって『雨に歌えば』のオマージュだよね?
他にも、田邊さんが肩車されるシーンはやっぱり、ユタだ!!と思ったり(笑)

最後にたどり着くパラオ。タングを作ったボリンジャー博士は佐野さん。かなり危険な人物。
悦に入って歌い上げるシーンでは、機材も割れそうな迫力ある歌声がどうしても怪人のイメージ・・・
タングを奪おうとするボリンジャーをやっつけて、ベンとタングはロンドンの家に帰ってくる。
そこにはエイミーが。

壊れかけたら、直せばいい。家族の絆も、ロボットも。

タングを直したい一心で世界を駆け巡ったベンは、自分でも忘れていたエイミーとの出会い、自分の本当の気持ちを再認識して、エイミーに向き合う。
そうだよねーー。あきらめちゃダメよね。大事なものならなおさら。
タングがつないでくれた人と人、人とロボットの絆。
・・・最後はちょっと泣きそうになりました。温かくていい作品でした。観てよかった。








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