秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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陽性?陰性?

2022年08月24日 20時45分16秒 | えとせとら
世の中はコロナ感染者が増え続けています。
私の身辺でも、家族が感染して濃厚接触者になってしまった人がいたり、急に発熱して陽性になってしまった人もいます。
本当にもう、すぐ足元までコロナが打ち寄せてきている感じです。
・・・先日、会社から、ついに抗原検査キットを配られました。
個人的にPCR検査は何度か受けたことがありますが・・・これは初めて。8分で結果がわかります。

陰性でした。
でも、3日後はどうなっているかわかりません。

先日、明け方にあまりにも身体が熱く寝苦しくて目が覚めてしまい、あわてて熱を測りました。37度まではなかったものの、いつもの平熱よりはちょっと高く〝うわっ!?ついに来ちゃったか?”と焦りましたが、エアコンのスイッチを入れてもう一度2時間ほど寝直して、再度測ったら・・・いつも通りの平熱でした
熱帯夜で、熱中症っぽくなっていたようで、シャワーして水分補給して、事なきを得ました。

今できることは全部しているつもりですが・・・明日はどうなるかわかりません。




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『ミス・サイゴン』 2022年 8/9(火) マチネ

2022年08月11日 00時45分28秒 | 『ミス・サイゴン』
本当なら、2年前に観るはずだった『ミス・サイゴン』。
哀しい結末だとわかっているのに、なぜにこんなにも惹かれるのか・・・
今回、ぜひ観たいなぁ、と思ったキャストは3人。(義くんのエンジニア、海宝くんのクリス、充希ちゃんのキム)
でもこの3人が揃う公演は存在しなくて思い悩んだ結果・・・今日のマチネになりました


『ミス・サイゴン』 2022.8.9(火) 13:00開演 帝国劇場


エンジニア    東山義久
キム       高畑充希
クリス      チョ・サンウン
ジョン      上原理生
トゥイ      西川大貴
エレン      知念里奈 
ジジ       則松亜海 
タム       藤元萬瑠


うわーーーーっ。久々の帝劇!最後に行ったのはいったいいつ?
私は、2019年の『レミゼ』。
娘その2は、・・・なんと井上くんのラスト『モーツァルト!』・・・って、2015年!?うっそーー7年ぶり??
今日はA席から観劇。いつもはほぼ後ろは壁、というのが定番だったのに、めずらしくA席でも前の方で、S席の後ろと表現してもいい感じ。とても観やすい。(ただし、さすがにそれぞれの表情はオペラでないと無理

劇場に響くヘリコプターの羽音。聞き覚えのあるあの曲。あっという間に目の前にはベトナム。
ひと目で田舎から出てきた、とわかる風体のキムを、上手いことを言って店に連れて行くエンジニア。
エンジニアの店「ドリームランド」はGI相手のいかがわしい店。
過激な衣装の女たちは一見華やかで男たちは欲望でギラギラ、エンジニアの仕掛けた演出で盛り上がるけれど、その陰では女たちにとっては哀しい現実が繰り広げられている・・・
あいかわらずの激しい営業の中で、キムはたしかに白いドレス姿が目立ってる。
クリスじゃなくても、キムに関心を抱く男はいそうだけど・・・ジョンの差し金といえども、キムとクリスがこの夜出会うのは、もはや運命なのか?
・・・そして幕を開ける二人の物語『ミス・サイゴン』。

キム/充希ちゃん
最初はすごく控えめでたどたどしい。17歳の儚い感じがいい。それでも♪泣かない、考えない・・・あたりから意志のしっかりした印象が。
おとなしい印象だけど、言葉がはっきりしてすごく聴きとりやすい。充希キムはすごく自然体な感じがした。これも演技力かな。
戦火で家を焼かれ親を殺され・・・そんな過酷な身の上で、しかも自分自身も身を売るしかない。
それでも初めての男が(なんかこの言い方やだけど)〝一緒に暮らそう”と言ってくれるような優しい人で良かったということか。クリスと一夜を共にしたあと、クリスの情熱(?)に押し切られるように「いいわよ」と返事をするキム。
「サン・アンド・ムーン」はすごくよかったなー充希ちゃんの囁くような歌声がかわいい。(新演出になってから、なにかと絶叫するような歌い方がどうも苦手・・・
以前も思ったけど、ここの階段プレイ(プレイ言うな)結構、階段が急で見てるのが怖い。クリスがしっかり抱きとめてないとキムが落ちちゃうんじゃないかとハラハラ
「命をあげよう」の時のタムを見る目が好き。タムへの、そしてタムの中のクリスへの愛しさが伝わってくる。
バンコクでジョンに出会った時の、喜びのあまりはしゃいだ感じがCDで聴いてる美奈子キムっぽい。
そして、エレンと対峙した時の〝うそよ・・・”っと心の声が聞こえてきそうな落胆ぶり、からの畳みかけるような激しい感情の言葉の数々。もうね、とにかく必死。この必死さがいいの。(ちなみに私、今回ここで泣きました
そうだよ、そうだよねぇ。自分の今までの苦労、タムの将来、クリスがいつか迎えに来てくれる、という一縷の望みだけが生きがいだったキム。なのになのに・・・
クリスと入れ違いに、浮遊するようにホテルを出るキムの気持ちを考えると・・・もう哀しくて
そして、たった20歳の若い母親の出した答えが・・・この結末。
これって、前はタムのためだと思ってたけど、それと同じだけキムは自分の居場所がもうどこにもないんだよね。

クリス/チョ・サンウンさん
真面目そうな人。お声がクリアできれい。特に高音。(お国柄か、サ行の発音がちょっと気になったけど)
上腕二頭筋がたくましい。腹筋もすばらしい。(そこ?)・・・さすが元・シンバ(?)
キムのことが可愛くて仕方ないんだろうなぁ。キムにキスする時の”Chuっ!”って音がかわいかった(←細かい)
トゥイの侵入で、キムのことを更に自分のものとして再認識してより強く想うようになるんだろうな。
「世界が終わる夜のように」はまるで、君と出会ったのは僕の運命なんだ、とキムに言って聞かせる甘い告白のよう。
キムが〝夢、支えなのよ”というのを打ち消して、〝夢、もういらない”と言うのは、君の夢は僕が全部叶えてあげるから、という〝俺に任せておけ!”という決意表明?(少なくとも、クリスはこの時点ではキムを幸せにしようと思ってる)
・・・それがまさかのあの運命の行き違い。
サンウンクリスは、キムを守ろうと決めていたのに、守れなかった悔しさや情けなさがひしひしと伝わってきて・・・自分を責めながら運命を嘆いている感じだった。同時にエレンに対しても、はっきりと今の自分の気持ちを伝えている(某クリスのように決して甘えているのではない

クリスの評価って、結局はクリスが悪いんじゃんとか、男として許せないとか、エレンに甘えんじゃないとか、厳しいのも多々あるけど、最近思うのは、どの位誠実に思えるかで大分変わってくると思う。
キムの立場で考えれば、クリスがエレンと結婚しているから、もうそれだけでキムに対して不誠実に思えてしまうし、タムをすんなり引き取ろうと言わないのもちょっとマイナスポイントだし。
だからこそ、♪話そう~あの頃を~のクリスの告白は、クリスの評価を決めるところだと思ってます。


ジョン/理生くん
今回も、いろいろやってて忙しいジョンでした。
ジョンって、遊ぶ時も仕事する時も全力投球な男。それがいいとこでもあるから、キムをクリスにあてがう時も、「捨てていけ」という時もクリスに対する友情だけで動いてる。
帰国後、「ブイドイ」の活動した時も、おそらくは全力で係わってると思う。だから、キムとタムのことを簡単に考えるクリスとエレンに本気で怒りを感じたに違いない。でもさ、もしこれがジョン本人のことならどうしたんだろう?
ジョンは遊び方が上手そうだから(?)ジョンの子どもとか、あちこちにいそうもしくは、絶対にそんな失敗はことにはならないようにしてるんだろうな、とか。
以前、岡さんがジョンだった頃には、「ブイドイ」聴いても素直に感動したし、ジョンって結構道徳的な人だと思ってたから、こんなことを考えもしなかったんだけどなぁ。演出が変わってからジョンの見え方がだいぶ変わった気がする。
・・・個人的には、理生くんの熱いとこは好きだけどね。

トゥイ/西川くん
初めてのトゥイです。
見た目はきれいでかわいい。でも演技的にはギラギラしてかなり激しい。
すごく若く見える。あれ?いとこ同士のキムとトゥイってあんまり年の差ないの?と初めて思った。
キムへの愛情が執着と紙一重に感じられる。クリスに対してはすっごく高圧的で挑発的。ベトコンとGI、男と男、両方の敵対心が溢れてる。
キムの両親の写真を投げつける時の、そこまでしなくてもと思えるほどの激しさ。
難民キャンプでキムに会うシーン。自分の都合よくキムを考えてて、まさかのタムの存在に怒りが爆発!ここも激しいなぁ。
きれいな顔して怖いのって、かなりヤバイ怖さがある。(泉見くんタイプ)
そういう意味では、なかなか好みのトゥイでした。

エレン/里奈ちゃん
2度目のエレン。
今回「メイビー」をよくよく聴いていたら、エレンもキムに会ってしまってすっごい動揺してるんだとわかった。
クリスのことを本当に愛しているから、クリスが望むなら私を忘れてくれてもいい、って。えーーー?前は、私戦うわ、って歌ってたよね?
エレンにもすごい葛藤があって、その後のクリスの「妻は君だ」って言葉にどれだけホッとしたことか。
キムがあんなことになって、その後タムを引き取るであろうクリスとエレンが、同情ではなく、タムを心から愛してほしいと切に思ってしまった

ちなみに、本日のタム、すっごくきれいな子でした(真栄田郷敦に似てる)

エンジニア/義くん
なにしろ、帝劇に立ってる義くんを見るのは『レミゼ』のアンジョルラス以来。(クリエではほぼ毎年観てるけど
キャスト発表の時、義くんじゃ若すぎない?ってちょっと思ったけど、実はもう立派な40代。市村さんだって30年前はそのくらいだよね?そう考えたらエンジニアでもいいんだ、とストンと納得。
・・・冒頭のドリームランドでのドギツイ紫色の衣装がすごく似合ってました。店の女の子たちに喝を入れて働かせるやり手のエンジニア。
ジョンと言い争いになって興奮するジジを殴りつけるところは結構怖かった。
義くんってすごく色気のある人だから、カッコいいエンジニアになっちゃうんじゃないかと思っていたら、結構コミカルで、ボロボロの恰好の「生き延びたけりゃ」は自由度アップ
バンコクでの客引きは、最後の♪追加料金で~のとこはマジでエンジニア目当ての客がいるかも、と思ったり(笑)
もちろん「アメリカン・ドリーム」はさすがにダンスがキレキレで見応えあり。
エンジニアって本当に貪欲でアメリカへ行くためなら何でもしそうだけど、でも、いいとこまで行けても結局は夢は叶わない。私的にはそこがいいとこなんだけどな。
義くんエンジニア・・・想像してたより、すごくエンジニアでした(?)まだまだ伸びしろがありそうな・・・できればこれきりではなく、何年か後の舞台でもあと1度くらいは観たいなぁ。


総じて。
6年ぶりの『ミス・サイゴン」はやっぱりドラマチックだった!!
一夜の恋(?)で結ばれたクリスとキム。それが引き離されてしまう哀しい運命が切なくて。
それぞれの苦悩、葛藤。キムが命を賭けた愛。
時系列がその通りでないのもすごく構成として考えられていて。そしてなんと言っても秀逸な音楽!!
・・・観れば観る度に引き込まれる。深く追及したくなる。

今年で30周年・・・ここは、ぜひ!!DVDかCDを。





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