秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

5月の真夏日

2022年05月29日 23時21分27秒 | えとせとら
梅雨も来ていない、5月最後の日曜日。
朝から照りつける太陽。洗濯物を干そうとベランダへ出たら、日差しが強すぎて目を開いていられないくらい
TVの天気予報では、「できるだけ、家の中にいてください」と。
と、いうわけで、外出の予定を取りやめました。
代わりに、扇風機を押入れから引っ張り出し、エアコンの掃除も。

・・・夏仕度で汗だくになりました。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇団四季 『ロボット イン・ザ・ガーデン』 5/18(水) ソワレ

2022年05月21日 23時05分43秒 | 劇団四季
ずっと気になっていた舞台でした。
それが全国公演!ということで・・・娘その2と二人で、一番近くの川崎公演に行ってきました。

劇団四季 『ロボット イン・ザ・ガーデン』 2022.5.18(水)18:30開演 カルッツかわさき


アンドロイドが人間に代わって家事や仕事を行う、今からそう遠くない未来。
イギリスの田舎町に住むベンは両親を事故で失って以来、無気力な日々を過ごしていた。
妻・エイミーとの夫婦仲もうまくいかない。
そんなある日、庭に壊れかけのロボットが現れる。
「きみの名前は?」「…タング」
ロボットに不思議な魅力を感じ、ベンはあれこれと世話を焼く。
そんなベンに愛想を尽かし、ついに家を出て行くエイミー。
ショックを受けるベンだが、タングを修理するため旅に出ることを決意する。
アメリカ、そして日本へ。やがて、ある事実が明らかになる……。(公式サイトより)



ベン 田邊 真也
タング 長野 千紘&安田 楓汰
エイミー 鳥原 ゆきみ
ボリンジャー 佐野 正幸
カトウ 小林 唯
リジー 相原 萌
ブライオニー 宮田 愛
コーリー カイサー タティク
デイブ 長手 慎介
ロジャー 鈴本 務

【バイプレイヤー】
安斎 恵太
照沼 大樹
原田 真理

【アンドロイドダンサー】
桒原 駿
河上 知輝
日高 彬文
山田 祐里子
佐田 遥香
軽部 智子

時代がどんどん進化して、ロボット(というかAI)が世の中にあたりまえに存在する近未来。
まんざら遠い話でもない。・・・と、いうかかなり現代に近いと思う。
そんな最新型の人型アンドロイドと比べて、旧式(?)のタングは、冒頭からみんなにその見た目からまるでゴミ扱い。ちょっと悲しい。
庭に入り込んだ壊れかけのロボット・タングを、ベンだけが親身になって世話する。
小さなタングに目線を合わせて座り込むようにして話すベンの優しさに思わずキュンとなる。
田邊さんの声がとにかく優しい。
ちょっと自信のなさそうなとこや気弱そうな雰囲気がぴったりなんだわ。やっぱり元・ユタなだけある(?)
しかし、気の優しそうなベンに対して、自信にあふれる妻の語気の強いこと強いこと。言葉の張りも口調も常に苛立ちモードで、ザ・四季って感じ。
・・・ちょっと聞いてるのが耳に響きすぎて

タングは後ろで二人の俳優さんが動かしているのですが・・・最初こそちょっとそれが気になったものの、いつからかタング本体に目がいくようになって、逆にその自然な動きを作りだしている技術に〝すごいなぁ”と感動してしまった。
だって、ずっと膝を折ってタングの高さで動作してるんだよ。腰痛いだろうなぁ・・・

タングは首を傾げたり、まばたきをしたり、すごく表情豊か。四角な顔に真四角な目がついているのだけれど、その目が微妙に吊り上がって怒った顔になったり、悲しそうに困り顔になったり。見れば見るほどかわいく見えてくるから不思議。タングって「ウィ!」って返事するのよね(フランス語?)
ベンがお腹に貼ってくれた黒いガムテープを気に入っていて、両手で愛しそうになでるのもかわいい。
駄々っ子みたいな小さい子どもみたいだけれど、ベンとずっと旅を続けるうちに少しづつ学習して(?)(さすがロボット!!)語彙も増えてくるし、人間っぽくなってくる。「イヤー」と自分の感情のみを言葉にしていたタングが、最後の方で「ベン、大丈夫?」とベンを思いやる言葉を発した時は、なんかうるっとしてしまった。

ベンとタングはタングを直してくれる人を探して、あちこちを旅するけれど、東京の秋葉原にやってきた時は、テクノ調の曲で踊るシーンで〝おお、東京のイメージってこうなんだ”と思った。
そこで、出会うカトウ(小林唯さん)・・・めっちゃいい声!!すっごく印象に残りました!(あとで聞いたら、娘その2も同じ意見だった・・・)
雨が降ってきて、傘をさして踊るシーン、あれって『雨に歌えば』のオマージュだよね?
他にも、田邊さんが肩車されるシーンはやっぱり、ユタだ!!と思ったり(笑)

最後にたどり着くパラオ。タングを作ったボリンジャー博士は佐野さん。かなり危険な人物。
悦に入って歌い上げるシーンでは、機材も割れそうな迫力ある歌声がどうしても怪人のイメージ・・・
タングを奪おうとするボリンジャーをやっつけて、ベンとタングはロンドンの家に帰ってくる。
そこにはエイミーが。

壊れかけたら、直せばいい。家族の絆も、ロボットも。

タングを直したい一心で世界を駆け巡ったベンは、自分でも忘れていたエイミーとの出会い、自分の本当の気持ちを再認識して、エイミーに向き合う。
そうだよねーー。あきらめちゃダメよね。大事なものならなおさら。
タングがつないでくれた人と人、人とロボットの絆。
・・・最後はちょっと泣きそうになりました。温かくていい作品でした。観てよかった。







コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

舞台情報

2022年05月16日 23時03分25秒 | 舞台
・・・いろいろと発表されて、ちょっと楽しみになってきました

まずは、17年ぶりの再演『シンデレラストーリー』
思いだすのは、あのチャールズ王子・井上くんとシンデレラ・ちーちゃんの初々しい姿!!
さとしさんもいたし、デーモン閣下もなるしーも強烈だった。それにねずみの義くんも(笑)
・・・といっても、私は生舞台は観ていなくて、DVDで観たのだけど
若手の子たちが演じる新しい舞台はどんなふうになるんでしょう。
そして、吉野さん!!・・・てっきり、継母のベラドンナかと思ったんだけどな

そして、まさかのロンドン公演が決定した、という野田さんの『Q』
しかも、あの時のメンバーそのままですって!?
うわーーーーっ。観たい観たい観たい。
これも、生では観れなかったのよ録画して、繰り返し繰り返し観たけど・・・ああやっぱり、生で観たい。
あの最後のジュリエのセリフ(手紙)を松たか子の肉声で聴きたいのよ。

内野さんの『Mバタフライ』
出遅れたーーーっ!!チケット取れるかしら

上質で大好きな舞台『ダディ・ロング・レッグズ』
初演からもう10年も経つなんてびっくり!
出産した真綾ちゃんに代わって、萌音ちゃんがジルーシャ。井上くんとの歳の差は、まあ、さておき、萌音ちゃん、最近はジョン・ケアードに愛されてるなぁ。

日生で観る『ジャージーボーイズ』
・・・少し遠目で観たいかな。あのハーモニーが日生劇場の隅々まで響き渡るのを聴いてみたい。(日生の広さを感じたい)
なんといっても、アッキーフランキーと藤岡トミーの並びがまた見れるなんて。そして大山くんも実は楽しみ。
しかも、大千秋楽は横須賀だし!!


と、まあそんなこんな。
果たして、いくつ観れるでしょうか。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

蘇州夜曲

2022年05月08日 14時56分51秒 | 音楽
舞台を観てから、気づくと口づさんでいます。
あの独特の、ゆるく甘く流れるような曲調もノスタルジックで素敵。
そして、格調高く美しい日本語の歌詞。
80年以上も前に、こんなにも美しい曲があったのか、と今更ながら感動しました。

一緒に聴いていた娘その2まで、いつのまにか覚えていまい、二人でいろいろ調べてみたり。
いやいや、すっごいたくさんの方々がカバーしていてびっくり。
・・・それぞれの「蘇州夜曲」を楽しませてもらいました。
好みはそれぞれですが・・・ここはやはり本家のこの歌声を。

「蘇州夜曲」 李香蘭

なんて、美しく愛らしいこと!!これはもう、国を超えて万人から愛される歌声

そして、二胡の演奏も素敵。
いろいろ聴いたけど、この方の演奏が好きかも。

「蘇州夜曲」 二胡奏者 孟菲 Fei Meng Erhu


・・・ずっと聴いていたら、二胡の音色っていいなあと思えてきました。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

父の一言

2022年05月04日 23時36分40秒 | 劇団四季
先日の観劇の際、自由劇場へ行くのがあまりに久々過ぎて(たぶん、最後に行ったのは石丸さんの『壁抜け男』だったような気がする・・・)道がわからなくなり、浜松町の駅から人の流れに沿って歩いていたら、新しい春・秋劇場の方へ誘導されてしまったのです。
春劇場では、今、『アナ雪』。
私のすぐ前を歩く親子連れがいたのですが・・・初めて来たらしい4~5歳くらいの男の子は「もう、帰りたい~」とやや後ろ向きな様子。
お母さんが「そんなこと言わないで。せっかく来たんだから」となだめていましたが、男の子は立ち止まったり、下を向いたり。
すると、お父さんがぼそっと、一言。

「ここを出る時には、おまえの世界はかわるぞ!」

うわーーーっ!!カッコいい~~っ!!!
・・・思わず、私の方が感動しちゃったわ



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

劇団四季 『李香蘭』 5/1(日)

2022年05月01日 22時34分54秒 | 劇団四季
世の中的には、GWですが・・・ずっと仕事の私には全く関係ない。
それでも、緊急事態宣言が出ていない2年ぶりの今年のGWは、あちこちたいへんな人なのでしょうね。
そんなこんなGWの私の唯一のお楽しみは・・・


劇団四季  ミュージカル『李香蘭』 2022.5.1(日) 13:00開演 自由劇場 (浅利演出事務所)

李香蘭    野村玲子 
川島芳子   坂本里咲
李愛蓮    樋口麻美
杉本     近藤真行
王玉林    高橋伊久磨


あらすじ
中国に生まれ育った山口淑子は十三歳の時、日中友好の夢を父親から託され、中国人である李将軍の養女となり、「李香蘭」の名前をもらう。そして、類まれなる美貌と歌の才能を認められ、満州国映画協会(満映)から中国人俳優としてデビューし、中国はもとより、日本でも熱狂的に迎えられ大スターとなった。
その人気を日本軍の宣伝に利用された彼女は、終戦後、中国で祖国反逆者の罪で軍事裁判にかけられてしまう。



公演が発表された時、この主演の3人の名を目にした瞬間に、〝絶対、観たい!!”と思いました。
1999年の初演以来、再演のたびに、舞台の一部映像をネットのニュースで見ていました。
実は、私、一度も観たことがなかったのです。そして、たぶんこれって私にとっての最後のチャンスのような気がして・・・私の年齢からしても、演じる方々の年齢からしても
この手の舞台って、あんまり若すぎる人には演じてほしくない。だから、このメンバーはすっごく貴重な気がして。

川島芳子(坂本さん)はストーリーテラー?彼女の歌と説明で、話は進んでいきます。
いや~歴史の教科書より分かりやすい。
満州国設立って、日本の国策で、かなり強引な(相当ヤバヤバな)黒歴史だよね・・・そのさなかに子供ながらその美声を見込まれ、少女歌手としてデビューする香蘭。
日本軍の政策で、満州に映画会社を作ったなんて、初めて知ったよ。

李香蘭・・・というか、野村玲子さんすっごい。見た目はさすがにアレだけどとにかく小っちゃいし、声がかわいい。7歳の女の子から演じてる(さすが永遠の15歳・・・byオンディーヌ)
日本軍の蛮行に耐えられず、戦いに参加するという姉・愛蓮(樋口さん)との別れのシーンの♪心にも国境があるのですか~は、すごく哀しく、印象的だった。
伝説(?)の日劇リサイタルシーンは、唯一の美しいシーン。
「何日君再来」も「蘇州夜曲」。美しいなぁ。「夜来香」は日本語と中国語の両方で歌っていて、どれも、あの独特のうねるような曲調と甘い歌声は何とも言えない魅力がある。

日本軍の軍人役の人たちは、本当に偉そうだったり、憎々しかったり。そしてすごく似合ってる。随所に当時の軍歌やら国民歌が歌われるのだけど・・・当時を物語っているなぁ。
日本軍がいかにして中国を制圧して、三国同盟を結び、世界へ繰り出して行くか・・・時代の進みがすごくよくわかる。
”調子に乗りすぎた日本”という表現は、果たしてその筋の人たちからいろいろ言われそうだな、と思ったけど、実際、日本が圧倒的に勝利したのって、あの真珠湾攻撃だけだもんね・・・
出征する杉本が香蘭に会いに来る・・・今生の別れのシーン、哀しい。
その後に続く「わだつみ」シーン。それぞれの独白が胸を締め付けて苦しくて、泣きそうになった・・・「海ゆかば」は本当の映像が流れ、戦闘シーン、人の死骸、人骨の山・・・ダメ、もう見ているのもつらい。これが戦争のリアル。
戦争が終わり、多くの人が処刑され、怒号の飛び交う中、上海軍事法廷で裁かれる香蘭=淑子は「私は日本人です」と、初めて告白し・・・
日本人に中国の漢奸罪は適応できない、と無罪を言い渡す裁判官の方のお声の素晴らしいこと。

坂本さんの川島芳子は軍服姿でキビキビしているのだけど、元々がたおやかで女性っぽいイメージが強いせいか、ちょっと優しいなぁと思った(これって、知寿さんやめぐさんも演じてたよね?二人ならもっと強めだったのかな、とか想像しちゃったわ・・・)
樋口さんは、笑うと白い歯が印象的で、やっぱり樋口さんでした(笑)
カテコで、この3人が並んでいるのを見たら、みなさんお変わりなく、なんかありがたや~と思った。


・・・なにしろ、いろいろと考えさせられる舞台でした。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする