２０２３年 観劇総括

今年の年末は仕事も休んでいて、時間はあったものの、どうにも片腕では掃除も料理もはかどらず、加えてギリギリまで病院のリハビリに通っていたため思ったよりもなんにもできていない・・・つまり通年と変わらない年末になりました

さて、いつもの観劇履歴をたどってみると・・・


【１月】　「チェザーレ」（ロッサVer.）
　　　　　「TSUKEMEN CONCERT the BEST 〜Road to 15th Anniversary〜」
　　　　　「チェザーレ」（ヴェルテVer.）
【２月】 　「藤井風ーFujii Kaze"LOVE ALL ARENA TOUR"
　　　　　「CLUB SEVEN 20th Anniversary」
【３月】　「笑いの大学」
　　　　　「SPY×FAMIRY」
【４月】　「マチルダ」
【５月】　映画「名探偵コナン　黒鉄の魚影（サブマリン）」
【６月】　「ノートルダムの鐘」
　　　　　「兎、波を走る」
【７月】　「クレイジー・フォー・ユー」
　　　　　「DEVIL」
　　　　　「ピアノの森コンサート」
　　　　　「TSUKEMEN 15th Anniversary CONCERT~BEYOND CLASSIC~」
【８月】　「ムーラン・ルージュ」
　　　　　ゲキシネ「薔薇とサムライ２」
【９月】　「SHINE SHOW」
　　　　　「アナスタシア」
【１０月】　なし
【１１月】「夢から醒めた夢」
　　　　　「LUPIN～カリオストロ伯爵夫人の秘密」
【１２月】「TSUKEMEN 15th Anniversary SPECIAL！！！」


いつのまにか、結構、がんばったみたいです
PCの不具合やら、仕事の忙しさやら、根性のなさから（？）感想がupできていないものもあります。
(後で、気が向いたら編集途中のものをupするかもしれない・・・）

概ね、充実した楽しい１年でした。最後の思いがけない怪我を除けば・・・
来年は健康に気をつけて、怪我のないよう落ち着いて行動しようと思います。

来年も、よろしくお願いします。

　

折れた～初めての骨折ライフ⑤

TSUKEMENのライブから２日後、レントゲンの結果を見た先生が「うん。うっすらと折れた骨を取り巻くように白い影が見えるね。順調に回復してますよ。」と言ってくれて、予定通り１カ月で固定されていたギプスシーネを外してくれました。
やったーーーっ！！やっと外れたよ～～～これでお風呂でちゃんと洗える～っ！！（ずっと包帯を巻いていたからすっごくかゆかった！）
そして、「軽く曲げてみて」「はい、伸ばしてみて」
私「先生・・・痛くてどっちもできません」

というわけで、この日からリハビリが始まりました。
が、年末ですぐに病院が休みに入ってしまうので、あまり回数は通えなかったけど・・・
「ちょっとだけ、無理するくらいがんばってみてね」と指示され、自分でも自主トレを始めました。
がんばると、その後がすっごく痛い。折れてる骨が痛むのか、それともずっと長い間固定していた筋肉を急に動かして痛いのか、どっちなのかわからないけど、とにかく痛い。

わお。完全復活の日はまだまだ先になりそう・・・

TSUKEMEN 15th Anniversary SPECIAL！！！ １２/１６（土）

実は骨折した時、四季の『夢醒め』も、古川くんの『LUPIN』も観劇し終わっていたので、〝あ～よかった。チケットムダにしないですんで”と、ちょっとホッとしていたのです。
・・・が、発券していなかったのですっかり忘れていたけど、１２月に入ってこのライブがあったことを思いだしてアタフタ
整形外科の先生からは、「このまま順調だったら、４週間たったらギプスを外しましょう」と言われてはいたものの、このライブはその予定の日の２日前。うーーーーーんどうしようと悩んでいたら

娘その２「ずっと安静にしていてストレスも溜まってるだろうし、思い切って行ってきたら」「なんなら、私付き添うよ」
・・・神のようなお言葉に背中を押されて（？）腕をストールで吊ったまま、思い切って渋谷まで行ってしまいました。もちろん、時間をゆったりと持って、あちこち手すりを探しながらそろりそろりと。


『TSUKEMEN 15th Anniversary SPECIAL！！！』　２０２３．１２．１６（土）　１６：００開演　LINE CUBE SHIBUYA（渋谷公会堂）

どうにか渋谷駅に着いて、あのハチ公前のスクランブル交差点を渡り、公園通りを進んでその後、左折してPARCOを通りすぎたら到着。（それにしても、やっぱり渋谷はすごい人！！）
１５周年の記念パンフ（３人のサイン入り）が欲しくて物販の列に並んでいたら、あっという間に開演時間の５分前で、席に座ってスマホの電源切ったのが２分前
ありがたいことに、夏のオペラシティホールの時より更に１列前のお席ですごくステージが近い。
緞帳は下りたままで、１曲目が流れてきて、もしやまた客席から？とキョロキョロしたけど、３人は現れず。
更に２曲目が始まり、幕が開くと、ステージにはドラム（伊藤史郎さん）とギター（阿久津健太郎さん）、そしてちょっと高めの台（２０ｃｍくらい？）にTAIRIKさんとKENTAさん。SUGURUさんは正面で電子ピアノを弾いていて、もちろん後方にはグランドピアノ。そのまま２曲はバンドアレンジで。
１５年前の１２/１５、１６日にブルーローズでデビューしたTSUKEMEN。今日はその１５年目ということで、様々な思い出話を語る３人。
お揃いの白い長めのシャツが清々しい。SUGURUさんの前髪は一段と艶やかなドピンク(笑）バックには大きなスクリーンがあって３人の姿がアップで切り替わりながら映し出される。
「トルコ天国地獄行進曲」「ラ・ラ・カノン」と続き、MCもますます軽やかに。
お決まりの手拍子＆足拍子から始まる「スペイン」・・・あ、ヤバ。片手じゃ拍手もできないあらら。
１２月ならではのクリスマスソングも。「ホワイト第九リスマス」うれしいなぁ。
「Sincere」はKENTAさんのしっとりと美しい音が響いて心が洗われるよう。ちょっと泣きそうになる。
大好きな「BASARA」は導入部がいつもと違ってなんだか大人っぽい。オシャレでジャジー？な15th Anniversary Ver.・・・素敵だった
と、TAIRIKさんとKENTAさんが並んでグランドピアノの前に座り連弾、SUGURUさんは鍵盤ハーモニカで。
「The Warmth of a Candle」
３人の仲の良さが伝わってくる。暖ったかい。
KENTAさん「TAIRIKとの距離が近くてたまに小指同士が触れる・・・」きゃーーーっ！？
そのあとは、なんと３人でアカペラ！！Ⅰ５周年のお祝いソング？♪HAPPY BIRTHDAY～～と歌っていた？なかなか本格的な美しいハーモニーでした
そして、ラストは明るく「雨ノチ晴レ。」
思い切り弾けて、会場もスタンディングだったり、ペンライトが光っていたりノリノリだった。(残念ながら私自身は至っておとなしくしか、できなかった）
アンコールはTSUKEMENらしい「AKATSUKI」で。
オーラスは・・・と言いかけたところへ、舞台袖から〝１５周年おめでとう”の四角い大きめのケーキが運ばれて来て。そして、アンコールの２曲目はドラムとギターも加わって、明るく楽しく「HAPPY キッチン」盛り上がった～っ！！


（インスタにあげてくれた動画の一部・抜粋。すっごく小さく私も写ってる？）

でも思えば早いな～時が経つのは。
私が１０周年のライブ＆ブルーローズに行ってから、もう５年も経つんだ。
残念ながら、私はデビューからのファンじゃないけど、それでももうTSUKEMENを好きになってから早、９年。
たぶんこれからもずっと好きだと思う。


終演後、記念パンフを買った人の特典で、３人とのハイタッチ会がありました。
ホールの外のロビーを１周するかのように列を作って、そこを３人がハイタッチしに来てくれるシステム。
しかも過ぎたと思ったら折り返して２回？優しいなぁ。

終わって外に出たら、娘その２が待っていてくれて（私がライブを楽しんでいる間は、行きたかったショップとカフェに行って、時間を調整してくれてたそうです）
またまた超混み混みの渋谷を歩いて駅に戻って帰りました。娘その２、本当にありがとう。



いくつかお祝いのお花が届いていましたが、尾木ママからのお花がクリスマス仕様で可愛かったので・・・ご本人もホール入口でお見かけしましたが、小柄で可愛かった！？


【セットリスト】
　くるみ割り人形
　WINNING RUN
　トルコ天国地獄行進曲
　ラ・ラ・カノン
　アランフェス～スペイン
　スワン・レイク・シャレード
　ホワイト第九リスマス
　Sincere
　BASARA～15th Anniversary Ver.～
　The Warmth of a Candle
　HAPPY BIRTHDAY（本当の題名はわからず）
　雨ノチ晴レ。
（アンコール）
　AKATSUKI
　HAPPY キッチン

スルプダ・・・

ネットのニュースで聞いた訃報。

韓国の俳優　イ・ソンギュン氏　死亡。

うそショック。悲しすぎる

『コーヒー・プリンス１号店』のハンソンお兄さんも、『パスタ』のヒョヌクシェフも、大好きだった。
低めの声と優しそうな笑顔が、最高に素敵だった・・・ファンだった。

麻薬事件の真相はわからないけど・・・生きていてほしかった。　合掌。

ドラマあれこれ ２０２３冬

骨折する前から、毎週楽しみに見ていたドラマもほぼ終わりました。
今期は結構、がんばって見ていた気がします。

『大奥』
第１部から引き続きの「医療編」「幕末編」共に毎週楽しみに見ました。
ほぼほぼ原作マンガ通りの展開と、マンガから抜け出して来たかのような絶妙なキャスティング。（例えば・・・家斉役の中村蒼が登場した時は、やる気のないぼやっとした雰囲気があまりにそっくりで、つい原作マンガと見比べちゃったわ）
・・・古川くんなんて、あの花魁姿のために瀧山としてキャスティングされたんじゃないかと
とにかくドキドキしながら、時折、涙ぐみながら、話の流れはわかっていても、続きが気になって気になって、毎週火曜日が待ち遠しかったです。
やっぱり、男女逆転のパラレルな話でありながら、ちゃんと正規の歴史と連動していて、さすが、よしながふみさん！！と思った。そして、お衣装が豪華だったのも、さすがN〇K！！

『パリピ孔明』
偶然にも、以前のアニメ版を見ていたので、実写ドラマも楽しかったなぁ。
向井理って真面目な役が多かったけど、ちょっと新境地！？現代の渋谷でこんなウソみたいなカッコしててもある意味、馴染んじゃって面白い。しかし、孔明のやってることって、結構犯罪ギリギリなとこあるよね・・・それに森山未来の、オーナーの小林さん・・・あの雰囲気とファッション、モロにマンガだった(笑)
メンディは私の中ではイカツイグループの中にいても（EXILEファンの方、すみません）すごくいい人ってイメージだったけど、こんな悪役もできるんだね。
ただ、周りのキャラが強烈過ぎて、主役のEIKOがちょっと存在感薄めだったような萌歌ちゃん、お歌は上手なんだけどなぁ。
孔明の記憶の中に登場する、劉備役のおディーン様の優し気なお姿とやわらかで流暢な中国語がすっごくだった。
あとはチョイ役にも、えっ？という名だたるミュージシャンが出ていたのも、ちょっとしたツボ。
そして、マリア・ディーゼル（アブちゃん）の歌う「I'm still alive today」はお気に入りの１曲で、ドラマの最終回後のフルの配信を楽しみにして、即ダウンロードした！！

『いちばんすきな花』
・・・３回くらい見たところで〝・・・ちょっとめんどくさいかも。見るの止めちゃおうかな”と実は思った（一緒に見ていた娘その２はここでリタイアした）
１話で、４人が椿さんちに集まっちゃう偶然に、えーーーーーっ？と思い・・・後々、ウソみたいなみどりちゃん繋がりの縁に唖然とした。さすがにちょっと無理ヤリすぎるだろう・・・
主人公４人は、それぞれたぶんすごく優しくて繊細でいい人たちなんだろう。うーーーん。生きるのが上手くない人ともいえるかも。あ、それもちょっとちがうかな。
生きていくのに、上手いとか下手とか、これが正解、なんてたぶんない。ネットでは男女間の友情は存在するか、とかが話題になっていたけど、それもこれも（どれも？）最終的には「どっちでもいいよね」で締めくくられて。
うん。みんな自分を肯定したら、きっと少しは楽に生きられるんだろうなぁ。
そして、家族でも恋人でも友達でも、自分を肯定してくれる人（そのままでいいよ、と言ってくれる人）がいたらきっと救われる。彼らはそんな居場所を見つけられて、よかったんだよね。・・・きっとそれは幸せってことだと思う。
・・・いろいろ考えながら見終わった（途中、ちょっとモヤモヤしたりイライラしたりしたけど）
最終回の、風くんのピアノ演奏＆歌唱にはびっくりしたけど、風くんは好きだし『花』も好きだし、とにかく最後まで見れて自分えらい！ということにしておこう。（なに？この感想・・・）

『きのう何食べた？』season２
アラフィフに突入したシロさんとケンジ。
大きな事件はないけれど、それでもシロさんの両親の老後の決断や、ケンジの働く美容室の店長夫婦の離婚とか、二人の日常はほのぼのとしながらも、時は流れていくなぁという感じ。
ゲイのリアルはよくわからないけど、人と人がお互いに思いやりながら丁寧に毎日を送っていくのは微笑ましい。
そして、やっぱり食べるって、生きるってこと。
見てると、食べたくなって作りたくなる。凝った食材の料理はムリだけど、何度か挑戦したことも・・・
・・・それにしても、ケンジ内野さん！！前より女性化してる！？もう細やかな手先とか目線とか、キュンキュンしちゃうんですけど

『セクシー田中さん』
見始めた時は、こんなにハマると思ってなかった。
木南さん演じる田中さんの、昼のお固いOL姿と夜のベリーダンサー・Saliのギャップがすごい。すっぴんの木南さんのお肌が白くてきれいだなー、そしてベリーダンスの時の木南さんのスリムな腰におおっ！
見た目のかわいい朱里（めるる）が、すごく冷静に自分の価値を達観しているのと、尊敬する田中さんのためにいちいち〝悪めるる”に変貌するのがおかしくて。（好きだわーこのめるる！）
地味で目立たなくて自己肯定感の低い田中さんが、〝背筋を伸ばそう”とベリーダンスに踏み込んでいるのも清々しく、美しい。
無神経でどうにもムカつくけれど、実は親切でいい人の笙野、チャラリーマンなくせに朱里には案外一途な小西。一度の過ちから朱里との友情を失うことになる進吾。
「一つ一つは些細だけど、たくさん集めれば生きる理由になる」・・・これって本当に魔法のような言葉。名言だわ。
あこがれ続けた店のオーナー・三好さんを拒絶してしまい、自分の気持ちがわからなくなってしまった田中さんが出した答えは・・・最終回で田中さんは笙野とどうにかなる？（少なくとも笙野は田中さんが好きになってるよね）とちらっと思ったけど、田中さんはしっかり自分の翼で飛び立っていく。そういえば、「いつか海外にダンス留学したい」と言ってたもんね。本当にブレない人だ。素晴らしい。
軽やかで面白くて、でもいろいろと考えさせられるドラマだった。


あと、ドラマではないけれど・・・なんか気になってよく見ていたのはNHKの「バタフライ・エフェクト」。
それからアニメは「東京リベンジャーズ」「SPY×FAMILY」「薬屋のひとりごと」「葬送のフリーレン」「柚木さんちの四兄弟」。


・・・なかなかがんばった。

折れた～初めての骨折ライフ④

安静。
できるだけ、折れた左腕はそのまま動かさないようにして、荒れた口の中もそれ以上ひどくならないように、しっかり薬を塗り込んで、刺激物や固いものなどは摂らないようにして、でもなおかつ運動不足にならないように、適度に近くのスーパーやコンビニまでゆっくり歩いてみたり・・・
結果、腕の痛みと腫れは一週間くらい、口の中の裂傷は１０日ほどでよくなりました。

その頃には、だんだんと骨折している生活にも少しずつ身体が慣れてきて、最初は娘その２にすべてやってもらっていたことも、工夫して自分でできるようになってきました。
朝起きて顔を洗う時は、片手で猫のように洗い、大きなペットボトルは持てないので、小さめのミニボトルに入れ替えて水を飲む。
着替える時は左腕から袖を通して、頭、次に右腕。脱ぐときは背中から引っ張って頭を抜いてから、右腕、そしてゆっくり左腕を抜く。
お風呂は包帯の上からラップを巻いて、大きなビニール袋で肩から左手までをすっぽり包んでゴムで止める。幸いにも髪を短くしたのでシャワーヘッドを固定して右手だけで髪を洗い、身体も右肩と右腕だけを娘その２に洗ってもらう。
寝るときは左腕が少しだけ身体より上になるようにバスタオルで調節して寝る。（普段はいつも左手が下にあって血流が悪いので）
散歩の時は、最低限のものをポシェットに入れて肩掛けする。（右手はフリーな状態に）荷物は持たない。
・・・という具合。

あとは、外に出る時は、最初に病院でもらった三角巾の代わりに自前の薄目のストールを三角巾代わりに活用したり、自宅にいる時は、薄手のバスタオルの角を大きなクリップで止めて、三角巾代わりに使用したり（これが、結構しっかり腕を支えてくれて、しかも暖かくていい感じだった！）

・・・いろいろと、できないながらも、工夫するのも結構楽しかったです。

折れた～初めての骨折ライフ③

さて、ギプスシーネを包帯でしっかと巻かれて、三角巾で左腕を固定された私。
いったいどんな状況か、といえば・・・
最初はとにかく一人でできないことだらけで、着替えられない、顔も洗えない。トイレに行ってもパ○ツを上げられない。
箸は持てても茶碗は持てない。唇も切れていて前歯もグラグラしているから、柔らかめのものをスプーンで口の中へ押し込むしかない。
ほとんどのことを、娘その２に手伝ってもらい、当然、買い物から、食事の仕度、そして片づけ、生活のすべてを一任する形になって、娘その２は一気に介護の道を余儀なくされたのでした。

ああああ、本当に申し訳ない

そして、３日ほど経つと、患部が腫れあがってきて包帯がはち切れそうにパンパン。打ってもいないのに手首は内出血で紫色に。なおかつ、ロキソニンで胃をやられたのか（歯医者の先生、胃薬はくれなかったよ～）口の中が荒れて刃物で切られたかのようにズタズタで、痛くて水も飲めない。
我慢できず、次の予約を待てずに病院に駆け込んで、再度レントゲンを撮って骨にずれがないか確認、薬も替えてもらいました。

「今が一番、安静にしてなくちゃいけない時です」と言われ、実際、一番しんどい状態に突入したのでした・・・

折れた～初めての骨折ライフ②

事故の当日、病院を出て電車に乗る前に、とりあえず職場に連絡して事の次第を簡単に説明して「しばらく仕事を休みます」と伝えました。
その夜は、痛かったけど思っていたよりはちゃんと眠れて、翌日は朝一で歯医者に。
唇は歯が当たってかなり深く切れているけど、歯は折れてはいない。「クッション代わりになったんでしょう」と言われ、「ただし、唇共々歯茎も打撲していますから」と、口腔用の傷薬と痛み止めのロキソニンをもらいました。
午後は紹介状（レントゲン結果）を持って、かかりつけの整形外科へ。
先生の見立てでは、ギプスが外れるまで一カ月、その後リハビリに一カ月、全治２カ月。これはあくまでも、予想であって延びるかもしれない

はぁ～～～～
ただ、道で転んだだけで、なんでこんなことに・・・

でも、こうなったからには仕方がない。
まだ、たぶん？少なくとも、あと１５年くらいは私の人生は続くだろうし？そう思えば、たかだか２カ月くらい・・・長い休暇だと思えばいいか。（ただしなにもできないし、痛いけど）
それに、無理やりだけど、よかったことを探してみれば

１、命に別状がなくてよかった。
２、脚の骨折じゃなくてよかった。
３、効き腕じゃなくてよかった。
４、面倒みてくれるのが娘でよかった。

・・・と前向きに考えるしかない、と腹をくくったのでした。

折れた～初めての骨折ライフ①

１カ月ほど前のことです。
娘その２と二人で、近所のスーパーに買い物に行った帰り道、転倒しました。
細い歩道で、娘が私を気遣って車道側を歩いてくれて・・・私は荷物も持っていなかったのに、道の半分ほどに積まれていた土嚢袋の切れかかった隙間に足を引っ掛けて、まるでタックルされたように顔から転びました。（自分では乗り越えたつもりだったのに・・・足がその高さまで上がっていなかったらしい）
唇が道路にたたきつけられた瞬間、歯が折れた！？と思いました
同時に両膝を強く打って、その上、手が前に出ずに、左の肘で身体全部を受け止めてしまったのです。
しばらくは、立ち上がることもできず、持っていたハンドタオルで顔を覆うと、見る見る間にタオルは血だらけで、膝はしびれて腕は曲がったまま。かろうじて動いた右腕を伸ばして、娘その２に支えられて起き上がりましたが、明らかにただの打撲ではない左腕を押さえながら、やっとのことで家に帰りました。
帰りついて、鏡を見ると、唇は内側でバッサリ切れていて腫れあがっている。前歯は一本だけぐらついているけどどうにか折れてはいない様子。
両膝は、完全に打撲、右膝は更に擦過傷あり。
問題の左腕は、ほとんど動かせない。

さて、これはまずい
・・・日曜日だったことに気づいて、とりあえずは横浜市の救急医療センターへ電話して、近くで受診できる整形外科を教えてもらい、２カ所ほど連絡してみたけど・・・状況を説明したら「うちでは対応できません。手術が必要になるかもしれないので、もっと大きな病院で診てもらってください」と断られ、再度、救急医療センターへ電話。
万が一の時には入院もできる規模の病院を探してもらい、そのうちの一番近い病院に連絡したものの、「一度でも当病院を利用したことがありますか？ない場合は受付できません」と断れれ、隣の区の病院でどうにかOKをもらい、タクシーを呼んで、娘その２に付き添われて直行しました。（後で考えたら、救急車という手もあったけど・・・とんでもなく遠い病院に運ばれたらいやだなと思ったので、まあいいか）

病院に着いて診察室に入ると、簡単な問診があって「全く動かせません」と言ったら「はい、レントゲン撮ってきて」とすぐレントゲン撮影。
映像を見ると同時に、先生から「きれいにひびが入ってます。骨折してます」と説明されて、ギプスシーネ（副木のようなもの？）で固定して包帯でグルグル巻きにされました。

上腕骨顆上骨折（じょうわんこつかじょうこっせつ）
肩から肘までの太い骨の一番肘に近い部分に真っ直ぐ亀裂が見える。骨自体はずれたりはしていないようなので、手術や入院は必要ない。けれど「ひびもりっぱな骨折ですからね」とクギを刺され、翌日にはかかりつけの整形外科へ行くように、と紹介状をもらい・・・

娘その２と一緒に、帰りは電車で帰って来ました。・・・ちなみに電車代はタクシー代の１/１０でした

さて・・・この日から、生まれて初めての骨折ライフが始まりました