秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

なんだか切ない・・・

2009年08月31日 00時37分10秒 | えとせとら
ヤクザ世界のことは、映画やドラマの中でしかもちろん知るはずもなく、
俗に言う“男が男に惚れる”感覚も今までの様々な映像の記憶と、想像でしかないのですが・・・

ひとりの男がいて(たいていは“アニキ”と呼ばれている?)
その男を尊敬して、その男にあこがれて、その男に惚れ込んで
どこまでもついて行こう、と決める・・・歳若いチンピラ・ヤクザ?

ドラマの中の鮮烈な記憶では
やっぱり・・・古いところでは、
『傷だらけの天使』のショーケンと水谷豊?
もしくは
『とんぼ』の長渕剛と哀川翔?
・・・ああ、こんなのもあったな。
『チープラブ』の反町隆と吉沢悠?

ドラマの中では、たいていはアニキの代わりにその弟分(?)のチンピラが反勢力のヤクザに捕まって、痛めつけられて、場合によっては殺されちゃったりして・・・

なんでかな~
男女の恋愛よりも、さらに熱く激しい揺るぎない関係を感じるのはなぜなんでしょう。
そしてその男たちの関係って、なんだかすごく切ない。



先日の舞台『死神の精度』にて。
藤田(ラサール石井)と阿久津(中川晃教)。

親を殺され、施設に入っていた阿久津を引き取った藤田。
一言も口を聞かない阿久津少年(?)を奥入瀬に連れて行き、
地面と同じ高さで流れる川と一緒に
鳥の飛ぶ羽の音や、枝の揺れる音や、自然を感じながら歩く二人。
そして突然、話し出した阿久津。

ラサールさんの少しかすれた途切れ途切れのセリフから、
そんな情景が目の前に浮かんできて
ああ、すごいなぁ・・・と。
(・・・その情景を目の前に広げてみせる演技って、すごい!と思うのです。)
その後「一緒に奥入瀬に・・・」と阿久津を誘う藤田の心情は、
阿久津への複雑な想いが入り混じり、必死で、哀願するようで、すごく切なくて・・・


一方、阿久津。
藤田を心から慕っていた・・・邪険にされても冷たくされても。
子犬が尻尾を振るように、ただただ純粋に、疑うことも知らず無条件に。
ところが・・・その藤田が自分の親を殺した、とある日知らされ・・・
尊敬が信頼が・・・足元から崩れる・・・
憎しみは増長するが、いざ藤田の顔を見たら阿久津にはとうてい復讐は遂げられない。
なぜなら藤田は阿久津にとって、もはや誰よりも近い存在だから。
「藤田を殺してやる」と意気込みながら、「藤田さんに負けてほしくねぇんだよ」と藤田の身を案じる阿久津の、自分でもコントロールできない矛盾した感情。
これもまたまた切なくて・・・

気絶するほど殴られても、藤田の居場所を吐かない阿久津。(・・・手の平の携帯番号には笑ったけど
雨の中を、自分の身の危険も顧みずに、日本刀を振りかざして阿久津を助けにくる藤田。
・・・魂が結びついているようなこの男たちの関係が、きれいごとだけじゃなく複雑なゆえに・・・なおさら切なくて、眩しくて・・・
香川さん演じる死神の仕事通りに、つかの間の安堵の時間だったとしても、二人が笑いあって見上げた青い空・・・
胸がしめつけられて、苦しかった。
泣きたい気持ちをその一歩手前で抑えているような、自然とそんな感覚になって・・・
舞台はそこで終わり、テロップの短い文面で、翌日の藤田の死と、東北方面に逃走した阿久津のことが伝えられる。

・・・阿久津の悲しみ、最後まで負けなかった藤田への尊敬、その藤田を失った虚無感・・・それも想像するとまた涙


原作は確かによかったけれど、ここまで引っ張られる舞台になるとは思ってなかったです。
・・・やっぱり、観てよかった




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夏目漱石

2009年08月30日 22時05分47秒 | 
私の夏休みも・・・ですが、
同時に、娘その2の夏休みももう終わりです。
そして、学生の娘その2には夏休みならではの課題が・・・
そうです。宿題です。
どうにか他のものはそれなりに仕上げたようでしたが、たったひとつ残ってしまったのは、
読書感想文

娘その2「ねえ、ねえ、夏目漱石の『こころ』ってどんな話?」

私「・・・・三角関係の話。


いや、大筋はたしかそういうことだったような???
もう忘れたよ~私が読んだのは、やっぱり高校生の頃だったような?
・・・あんまり好きじゃなかったし、夏目漱石。


それでもどうにかこうにか、助言しながら仕上げた読書感想文。
悪罪?裏切り?後悔?懺悔?殉死?
あ~~~っ!!もう~わけがわからんっ!!(結局、私までざらっと読みました
・・・疲れた
やっぱ、嫌いだ・・・夏目漱石



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『ブラッド・ブラザーズ』 8/27(木) マチネ

2009年08月30日 18時09分45秒 | 舞台
“双子の物語”と聞いていたのに配役を聞いたら
「・・・
でも、あまりに似ていないのが逆に気になって観る気になりました。
Wキャストなので、もちろんどっちも観なくっちゃね!!
・・・というわけで、今月はまずアダルト・ペア(?)で。


『ブラッド・ブラザーズ』 2009.8.27(木) 13:30開演
シアタークリエ


ミッキー          武田真治
エディー          岡田浩暉
リンダ           鈴木亜美
ミセス・ジョンストン    TSUKASA
ミセス・ライオンズ     久世星佳
ミスター・ライオンズ    金澤 博
サミー           伊藤明賢
ナレーター         下村尊則


子沢山で貧乏なミセス・ジョンストンは生まれた双子のひとりを、子どもに恵まれない裕福なミセス・ライオンズに頼まれ、お金と引き替えに渡してしまう。
ライオンズ家で育ったエドワード(エディ)と、ジョンストン家に残ったマイケル(ミッキー)。
二人は偶然出会い“ブラッドブラザース”(義兄弟)になることを誓う。本当の兄弟とも知らず・・・


まずは、目の前の舞台の傾斜がきついのにびっくり!!(そこかいっ
いつ誰かがダンスの途中で止まれずに、舞台から落ちてくるんじゃないかとハラハラしました。

ミセス・ジョンストン/TSUKASAさん
ハスキーなお声。戸田恵子さんっぽいイメージ。
貧乏でも明るいのはいいと思うけど、ちょっと楽天的過ぎない?

ミセス・ライオンズ/久世さん
エディを偏愛していて、エディを守りたいがために、だんだん病的に怖くなっていく・・・本当に怖い。


ミッキー/武田くん
・・・はぁ~・・・もうどう言ったらいいのか・・・
う、上手いっ!!・・・上手過ぎる!!!
1幕は7歳という設定。半ズボン姿です。
・・・いい歳の大人がこの手の役を演じると、一歩間違えたら・・・往年のドリフのコントのようになってしまうのがオチ、ですが・・・
武田ミッキー・・・本当に7歳の男の子でした。
しかも末っ子の宿命、サミー兄ちゃんにいじめられ、おもちゃは取られ、お菓子も取られ・・・げんこつで涙をぬぐう姿がなんてキュート!!

・・・そうだった。忘れてた・・・
武田真治、といえば、昔見ていたドラマでは、ちょっと頭の足りない子とか、ちょっとイっちゃった人とか、ヤバイくらいにアブナイ奴とか、とにかく“その手”の役を演じたら、めっちゃくっちゃ上手くって・・・
でも、この7歳のミッキーは、マジで感動的!!
可愛くて可愛くて、もう抱きしめたいっ!!

2幕で14歳の男の子として登場する武田ミッキーは、ちょっと着崩した制服にリーゼント。
ニキビを気にしながら、鏡目線で髪にクシを入れる姿が、思春期のお年頃の男の子そのもので超カッコいい~~っ!!
・・・思わず好きになってしまいそう(おいっ

エディ/岡田くん
裕福な家庭で育った“お坊ちゃまくん”なエディ。
言葉使いもきれいで、ワイルドなミッキーにひたすらあこがれる、ひ弱そうなエディー。これまた、岡田くんも好演。
ミッキーとはちょっと違う“キモ可愛さ(?)”がいっぱい
2幕では、再会したミッキーと意気投合してピンク映画を見に行く二人。
ミッキーの幼馴染のリンダのこともちょっと気になる、やっぱり思春期の男の子。


リンダ/鈴木亜美
え~アイドル時代しか知らないです・・・2幕の制服姿が一番可愛かったかな。



貧乏でも、天真爛漫な子どもだったミッキーが、成長していくうちにいろいろと世間の仕組みや、自分の境遇を理解していき、再会したエディとの格差を認識せずにいられないのが哀しい。
大きくなっても、なにかとトラブルメーカーのサミー兄ちゃんのせいで、悪いことに巻き込まれて、どんどんすさんで行くのが・・・
自分を助けようとしてくれたエディさえも、リンダとの仲を誤解して(誤解でもないんだけど)最後はなんて悲しい結末・・・

なにしろ、精神のバランスを崩して薬に頼り、どんどん壊れていくミッキーが切なかった。
それを同じ目線では理解できないエディも精一杯なのがわかるから・・・責めることもできない。
同じ母から生まれた双子なのに・・・
最後の銃声が心臓に打ち付けられたように響いて・・・目の前で本当に絶妙のタイミングで同時に倒れたミッキーとエディに息を飲みました。


あ、忘れてた・・・
ナレーター/下村さん
ナレーター?のわりには牛乳屋だの、病院の先生だの、いろんな姿で登場してきます。
シモさま、四季を辞められてからはじめてですが、あいかわらず・・・とにかく、濃いっです。
う~~~ん。誰かに似てるんだよな~と幕が下りるまで考えてたけど思い出せない・・・
そしたら、たまたまその日ご一緒したお友達が
「私はずっと“コロッケ”に見えて仕方なかった・・・」

おおっ!!たしかに・・・

でもさらに考えていたら、帰りの電車の中で私がひらめいたのは
“バンコランの真似をしてるパタリロ”でした・・・





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終った・・・

2009年08月29日 01時29分34秒 | えとせとら
夏が終ります。
・・・というか、私の夏休みは終りました

あああ・・・楽しかったなぁ~

お城の舞踏会で盆踊りしたり、夢の中で黒い鳥を探したり、
なんちゃってブロードウェイを体験したり、若者に混ざって大きな波になっちゃったり、
あ、そうそう死神にも会ったしねー
かわいい(?)双子の子とも遊んだんだわ・・・


来月はわき目もふらずに仕事します・・・ってばっ!!
アッキーのライブと、もう一組の双子と、くらくらするようなさとしさんにしか会わないから・・・

まったく説得力に欠けるんですけど~



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『7Days Judgement 死神の精度』 8/26(水) ソワレ

2009年08月27日 23時31分22秒 | 舞台
アッキーの歌声を求めずに観る舞台・・・アッキーファンにとっては、これって結構ストレスあり(?)かもしれません。
なので、この舞台チケットを取る時に、自分自身に“アッキーではない、役者・中川晃教を観るのだ”と言い聞かせました
ネットで検索するうち、この作品の著者である伊坂幸太郎さんが、たいへん人気のある作家だと知って、原作を読んでみようという気になりました。
そして、原作を読んだら・・・この舞台がすっごく楽しみになり・・・



『7Days Judgement 死神の精度』 2009.8.26(水) 19:00開演
シアタートラム


千葉     香川照之
阿久津    中川晃教
同僚     鈴木省吾
藤田     ラサール石井


人の死を決定するにあたって、死神は“可”か“見送り”の決定を下すため7日間、その人のそばで仕事(審判)をする。
死神・千葉の今回の仕事の標的は、ヤクザ・藤田。
その藤田の側には、彼を慕う若いチンピラ・阿久津がいた・・・

死神が死ぬ人間のそばで7日間現れ、その死をジャッジ(審判)するという発想がまず面白くて、その間、この世の情報がいまひとつ不足している死神と人間が会話する際生じる、かみ合わない会話がおかしいです。
暗めの舞台、“死”がまとわり付く話の割りに、ところどころ笑える箇所があって、退屈することもなく眠くなることもなく・・・
う~ん、こういう趣の舞台ははじめてで、新鮮でした。


千葉(死神)/香川さん
TVでいろいろな役で観る度“上手い役者さんだなぁ”と思っていましたが、表情が豊かで、真面目な顔も、とぼけた顔も、ミュージックにうっとりする顔も、逆に死神らしく何を聞いても表情を変えないところも、おお~っ

藤田/ラサール石井さん
なにしろ、コント赤信号の時代から知っているので・・・お笑い色の強い人だと思っていたら、すごく骨太の役者さんでその存在感はなかなか。
若い阿久津を叱りながら、でもかわいがっていることもわかり、任侠の男としての藤田は心熱く、ラスト近くで、日本刀を振りかざし阿久津を助けに来るシーンは、高倉健さん並みに超カッコよくて

同僚/鈴木さん
はじめてお会いした役者さんですが、お声がいい。
香川さんとタイプの違う死神を演じていて、仕事に対する姿勢も対照的。
千葉と同じ音楽を取り合う姿は、ミュージックを安らぎ?とする死神たちのまるで人間のような感覚に

そして・・・
阿久津/中川晃教(・・・あえて、アッキーとは書きません)
赤いサテン生地にドラゴンの刺繍入りのジャンパー、ありえないだろう?という組み合わせの色彩のハーフパンツ、ピンクのグラデーションの靴下、伸びた金髪まじりのプリン髪(でいいのかな?)
いつもイライラしている、気短な頭の悪そ~なチンピラヤクザ・・・これが阿久津。
発する言葉は「うっぜー」「ちげーよ」「ぜってー」「ヤバイ」・・・
ちょっと言い慣れない感じではあったけど、イマドキの若者言葉を駆使してました。
が・・・
なんて、カツゼツのいいチンピラなんだ!?

殴られて倒れたり、鼻血出したり(もちろん演出です)、気絶したり、とまさに体当たりの傷だらけの熱演。
そうかと思えば、静かにジャガイモの皮を剥いていたり、お行儀よく毛布をかけて寝てみたり・・・苛立ちから右足の親指だけをカツカツとしてみたりと、細かな演技にも感動&笑い(笑)
シャワーを浴びてクマちゃん柄のかわいいバスタオルを巻いて出てくるシーンもあり、どこかしら子どものようで、なんだか憎めないかわいい奴。
そして阿久津は、藤田にあこがれ、尊敬し、でも実はすごい事実を知ってしまって、自分の心を抑えている・・・


原作にはないエピソードも盛り込まれて、藤田と阿久津の間にあるものが結構複雑で、それでも「奥入瀬に行こう」と藤田が阿久津に頼むシーンはうるっときました

それから・・・セリフを言わない「・・・・・」という演技ってかなり難しいと思います。
沈黙するからこそ語られる演技。
香川さんもラサールさんも鈴木さんも、さすがにプロですね。
そして・・・同じように、黙って佇む若いこの阿久津を演じる青年。
思った以上によかったと思います(オマエは、何様だよっ←私のことです)
・・・役者・中川晃教を観ました。
おそらくアッキーという認識なしにまったく知らない役者さんとして観たら、
“あの若い阿久津ってチンピラを演じてた子、なかなかよかったわよ”と評価したと思います。(だから・・・


カーテンコールは3回。
ラサールさん曰く「和田憲明さんの舞台でカーテンコールというのは滅多にない。いつもいや~な感じで(?)終わるのがほとんど・・・」と
そのあとアッキーに挨拶を振られたけど・・・以下自粛(笑)
でも、後ろも両脇にも立ち見する人もいて・・・たしかにすごいな。


香川さんがおっしゃっていたセリフ
「人が生きているうちの大半は、人生じゃなくて、ただの時間、だ」

・・・いい時間を過ごしました

  


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「風が強く吹いている」

2009年08月25日 23時56分25秒 | 
以前は、通勤の途中にちょっとづつできた読書が、今は自転車で10分!というありがたい通勤形態に変わって、ほとんどできなくなりました。
その上、最近は、休日に家にいるとたいていは韓ドラの方向に行ってしまい・・・

そんな中、お友達からお借りしてこの週末、どっぷり&じっくり読んだ本です。


「風が強く吹いている」  三浦しをん  新潮社


アオタケ(竹青荘)に住む素人同然の大学生たちが、箱根駅伝に挑む物語。
10人それぞれのキャラクターが個性的で、計らずしも“箱根”を目指すことになって・・・それは自分を鍛え、自分自身を見つめ直すことに。
ドキドキの予選会、そして代わりのいない10人ギリギリの箱根駅伝本番、と目を離すことができない展開です。
ランナーはどこまでも孤独で、しかし決してひとりではない・・・
10人が繋いでいくたすきに賭けた情熱、夢、そして苦しみと喜び・・・

実は、私は走るのがこの世で一番かもしれないくらい苦手です
が、この本を読んでいて、まるで伴走者のようにそれぞれの走者の気持ちになりました。
まるで一緒に走っているかのように、それぞれの想いを感じて心が震えました。


俺は知りたいんだ。走るってどういうことなのか。

追い求めた答えは、走り続けた“どこかもっと遠く、深く、美しい場所”にしかない。

久々に・・・清々しい感動に出会いました。



そして・・・
実は、この作品、舞台にもなっています。
それが、コチラ。

場面はアオタケの一室なのに、それぞれのキャラが生き生きと輝いています。
ハイジを演じるのは、あの『ジーン』の“天道虫男”こと黄川田君。(我が家では、いまだに彼はこう呼ばれている
えっ?えっ?箱根を走るシーンは・・・??
・・・工夫された、舞台ならではの演出にちょっと感心しました。

ああ、やっぱり原作がしっかりしていると、舞台化されても・・・いいなぁ

秋には映画にもなるそうです。
・・・これも見てみたいなぁ



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2009 『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 8/20(木) ソワレ

2009年08月23日 23時31分44秒 | 舞台
本当は千秋楽の日のチケットを・・・と思っていたのですが、浦井くん&里奈ちゃんペアで観てみたかった・・・
なおかつ、新上さんのダンスがどうしても一度は観たくて・・・思わず増やしてしまったチケットです。
同時に、この2009『TDV』のmy楽でした。


『ダンス・オブ・ヴァンパイア』 2009.8.20(木) 18:30開演
帝国劇城


アルフレート    浦井健治
サラ         知念里奈

伯爵の化身     新上裕也


まずは
アルフレート/浦井くん
泉見くんだけじゃなかった!!
・・・浦井くん、間近で見ると瞳がキラっキラっ
まるで少年のような幼さ(?)と、夢を見るような眼差しのピュアなところがステキ。
そして噂に聞いていた通り、とにかく大騒ぎモード!?にぎやかです
教授のことは本当に尊敬してる感じで、そのヘタレぶりをかなりけなされているのに、教授から離れようとしないのもかわゆいかわゆい
ヘルベルトに迫られる時の狼狽ぶりはコミカルですが、ラストシーンでサラに噛まれてヴァンパイア化した時の色気はなかなか・・・(そこがツボかいっ!?) 「初めてだから」のハーモニーがきれい。
・・・線は細いものの、とにかく美形ですね~

サラ/里奈ちゃん
世間知らずの箱入り娘っぽい(=子どもっぽい?)ところとヴァンパイア化した時の大人びた表情の差がくっきり。
後者は、ちょっとホラー系で怖いくらい。
伯爵に噛まれる直前の陶酔した表情も美しいです。
きれいさん&きれいさん・・・浦井くんと並んだ時のバランスがいいです。


ヘルベルト/吉野さん
・・・今日もお美しい
バスルームのカーテンが開くと、うさぎの耳まね(?)をして「・・・ぴょ~ん!」と登場。
浦井アルフは、ヘル様の好みにぴったりらしく、一緒に踊る姿がなんだかすっごく楽しそう。
カテコもノリノリで「もっと~もっと~もっと~~」

・・・吉野さんって本当にヘル様がお似合い。
血のつながりはなくても山口クロロック伯爵と父子というのも、なぜかうれしい。
大好きなキャラです。


この日のソワレ、クコール劇場は、なぜか『ウエストサイドストーリー』の「クールに行こうぜ」
それを受けて、カテコもみんなで「クール」のキメポーズ系が多くて???



さて、私のこの日の個人的メインは
伯爵の化身・ダンサー/新上さん
・・・いや~一言で言うなら“ダイナミック!!”
荒々しく男っぽいです。サラをさらいに来る(ギャグではありません)シーン、ひときわ雄雄しく“奪っていくぞ!”という感じがツボでした(あれ?私ってMだっけ?)
伯爵のお歌のバックで踊る「抑えがたい欲望」では、すごく力強く、そのくせ伯爵の心の弱さ?の表現なのか、墓石の影に隠れるようにうずくまる姿が・・・なんだか無性にキュート!!でした。
また、伯爵の真後ろの高い位置に配した新上さん、二人のコントラストがすごくいい感じ。
う~ん、いろいろなあらゆる面で、前の森山さんとはまったく違う。
3年前のカテコでも印象的でしたが・・・今回も、紙吹雪をひときわ大量に撒き散らしながらくるくる回る新上さんのカッコいい~ことっ!!

カテコは伯爵も満面の笑みで盆踊り、いや、ダンスなさっていました。
なにしろ、楽しかったっーーー!!



そういえば、劇場内で綜馬さんをお見かけしました。
・・・やっぱり息子の成長ぶりが気になるのかしら??



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『RENT』 The Broadway Tour 8/15(土) ソワレ

2009年08月21日 22時46分00秒 | 舞台
生まれてはじめて、日本語ではない舞台を観ました。
私は英語が苦手で・・・高校の時の成績は、それはそれは悲惨で大学の受験の時も、英語が受験科目にない学校を選んだほど
それなのに、最初から最後まですべて英語という舞台を観ることになろうとは・・・
それでも、惹きつけられずにはいられなかったこの舞台『RENT』。


『RENT The Broadwey Tour』 2009.8.15(土) 18:00開演
赤坂ACTシアター

ロジャー         アダム・パスカル
マーク          アンソニー・ラップ
トム・コリンズ      マイケル・マックエルロイ
エンジェル        ジャスティン・ジョンストン 
ジョアンヌ        ハニーファ・ウッド      
モーリーン        ニコレット・ハート  
ベニー          ジャック・C・スミス       
ミミ            レクシー・ローソン  
ミセス・ジェファーソン  グウェン・スチュアート 
ミスター・ジェファーソン ジョン・ワトソン
ミセスコーウェン     トレイシー・マクダウェル

ゴードン         アダム・ハルビン
スティーブ        テリー・リヨン
ポール          アンディ・セニョール
アレクシー        高良結香


とにもかくにも・・・うちでいつも聴いてるCD&いつも見ているDVDと同じ、あのアンソニー・ラップ&アダム・パスカルが私の目の前の舞台に!!
ああ、同じだ・・・いや、いや、生の舞台の上で聴く二人の歌声は、かえって迫力があり若々しくて
それだけでももうドキドキなのに・・・
す、すごいっ~!!
舞台から発せられる熱気、迫力、説得力、そして、ひしひしと伝わってくる懸命なそれぞれの想い・・・

・・・素晴らしかった!!
そして、舞台から繰り出されるその本場仕込の歌声を、聴きもらさないようにとしっかり集中して聴いていたら・・・わからないはずの英語がちゃんと頭に入ってきて、いつの間にか字幕を見る暇もなくなり・・・
どの曲も、どの場面も、すべてがいいのです。
そして・・・こんなに一曲ごとに観客が盛り上がる舞台を観たのもはじめてでした。

特に印象的だったシーンは、

「One Song Glory」
静かにギターを爪弾き歌いだすロジャーの後ろに映し出される、ロジャーの倍もある大きな影。
・・・ロジャーの“死ぬ前に1曲だけでも心に残る曲を”という想いと焦燥感、それはこんな風に本当はすごくすごく大きいんだ・・・
と、感じられてなんだか胸がしめつけられ・・・

「Light My Candle」
ミミがかわいい!!一応紳士的に対応しながらも、タジタジになってるロジャーをかまわず挑発するミミ。
余裕を見せながらも、本心はドキドキなんだろうな~

「I'll Cover You」
もう、ラブラブ度が高くて
エンジェルの楽しそうな笑顔が本当にステキ!!
“毛布のように君をくるんであげたい”と歌うコリンズに抱きしめられて、幸せそうに微笑むエンジェル。
・・・あとで最期を待つエンジェルの精気を失くした表情がものすごく切なかった・・・
この舞台でエンジェルの果たす役割の深さに、ただただ涙が止まらず・・・
エンジェルの愛は無償。
みんなを結びつけ、仲間になり、精一杯の愛で満たし、瀕死のミミを生き返らせる・・・
娘その2に指摘されて、はじめて気づいたのですが・・・
エンジェルの愛は「Today for you Tomorrow for me」
・・・病魔に冒され、“今日という日しかない”エンジェルが、その“今日”をあなたのために生き、ないかもしれない“明日”を自分は生きると・・・
これって・・・
軽快なリズムの中で、こんなに深い想いを歌っていたのか・・・


「La Vie Boheme」
すっごい迫力!!圧倒されました。
もちろん2幕冒頭の
「Seasons of Love」
静かに、深く、繰り返される♪How about Love~
・・・涙があふれてきました。


どの歌も本当に素晴らしかった!!
“あるのは、今日という日だけ”(=No Day But Today)
本当にこの舞台に出会えた“今日”。
しあわせでした



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この胸の痛みが・・・

2009年08月19日 23時58分30秒 | えとせとら
日曜のライブから3日が経って、足腰腕肩・・・あちこちがキシキシ
付き添いのつもりが、完璧にファンになりきってスタンディングにウエーブ、腕ふりにタオル回し、その上絶叫!!・・・した結果、

・・・完璧に筋肉痛です。

それでも、翌日のwowowの4時間スペシャルを録画、やっと全部見ましたが・・・
うわ~っ!!
そのまんま私と娘その2が見た8/16の「LOVE」の完全版!!(8/15の「ROCK」はボーナストラックという形で)
あの日、豆粒のようだったGLAYのメンバーの細かな表情がよくわかって・・・
またまた感動ひとしおっ!!

あの、髪型が好きなんだわ。
あの、いたずらっ子みたいな笑顔も好きなんだわ。
あの、曲の最後に両手を広げるキメポーズが好きなんだわ。
でも・・・なんといっても・・・やっぱりTERUさんの

あの、歌声が好きなんだわ

聴く度に、聴くほどになぜか胸さえもキシキシと痛い・・・
ああ、でも・・・筋肉痛はつらいけど・・・この胸の痛みはなぜか心地よい・・・


マジで、本格的にファンになってしまったみたいです・・・




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GLAY 15周年記念ライブ

2009年08月16日 23時58分09秒 | 音楽
GLAYを“神”と崇めるくらい大ファンの娘その2の、付き添いで行ってきました
・・・とはいえ、GLAYは私も大好きです。
息子が中学生の頃、GLAYに嵌っていて散々聴かされました。(息子がバンドを始めた時、GLAYのコピーからでした)
たしか誕生日のプレゼントにGLAYのCDを買ってあげたこともあったっけ・・・


GLAY 15th Anniversary Special Live 2009 THE GREAT VACATION in NISSAN STADIUM  2009.8.16(日) 17:00開演  日産スタジアム


実は、この日産スタジアム(=旧・横浜国際競技場)は6年ぶり。
2003年夏の、サザンの25周年ライブ以来です。
あいかわらず、広~~~い。
席は、西ゲート2階スタンドの超後ろの方。
でも、アリーナ席をぐるりと囲むように500mの花道が設置されていて、メンバーがたびたび目の前(といってもかなり遠いけれど・・・)に来てくれて・・・
久々に人間ウエーブになったりして楽しかったです。

もちろん、2階スタンド席とはいえ、メンバー登場の1曲目からほぼ全員がスタンディング!!(私は途中で何度か座りましたが
ノリノリの熱い熱いライブ!!でした。
「HOTEL GLAY」と称したステージは南国風リゾートホテルをイメージさせる豪華なセットで、総工費15億円!?
15日、16日と二日間のライブは、15日が「ROCK」、そして16日が「LOVE」というテーマで。
でも・・・ソフトなバラードばかりでなく激しく「LOVE」を歌った曲も多く、“LOVEあるROCK”という感じ・・・

私は全部の曲を知っていたわけじゃないけど、昔聴いた曲も多くて・・・
「グロリアス」や「彼女の“modern"・・・」や「誘惑」はうれしかったなぁ
♪絶え間なく注ぐ愛の名を~永遠と呼ぶことができたなら~
の「HOWEVER」では、思わず涙・・・

歌うGLAYのメンバーも熱ければ、スタジアムを埋め尽くした7万人のファンも熱いっ!!
もちろん、ほぼ総立ちの縦ノリ、全員でメンバーの歌を一緒に歌い、その名を絶叫する熱い応援ぶり。
(私も可能な限り参加しましたが・・・ううっ・・・明日から足腰が?・・・

TERUさんの歌声は甘く優しく、それでいて男らしくてセクシー。
JIROは想像以上に男っぽく、HISASHIは奇抜なコスプレっぽい姿がアニメちっく。
ラストの曲「I'm in love」でTAKUROが泣いていたのが印象的でした。

♪I'm just in love~I'm just in love~
みんなで大合唱!!・・・もちろん私も声の限り、歌ってきましたよん

アンコールの「ピーク果てしなく ソウル限りなく」の時の
TERUさんの
「もっと、もっと、君がほしい、もっと、君がほしいんだよぉ~!!」
に、ちょっとだけやられました・・・

とにかくノリノリのカッコいいライブ!!でした。
できることなら、20周年ライブにも行きたいです



私が忘れそうなので・・・
セットリストを載せておきます。

1.GREAT VACATION
2.ビリビリクラッシュメン
<MC>
3.グロリアス
4.SOUL LOVE
5.Summer FM
<MC>
6.サバイバル
7.Cynical
8.千ノナイフガ胸ヲ刺ス
<MC>
9.ずっと2人で…
10.HOWEVER
<MC><MC>
11.julia(TERU&TAKURO)
12.More than Love
<MC>
13.生きてく強さ
14.誘惑
15.HAPPY SWING
16.彼女の“Modern…”
17.SHUTTER SPEEDSのテーマ
18.ACID HEAD
<MC>
19.I'm in love
[ENCORE]
1.ピーク果てしなく ソウル限りなく
2.BEAUTIFUL DREAMER



コメント (2)
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