秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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『ホロヴィッツとの対話』 (WOWOW)

2013年03月31日 23時16分58秒 | 舞台
3階の我が家のベランダにも、冷たい風に吹き上げられた桜の花びらが舞い降りてきました。
・・・せっかく咲いた桜もそろそろ終わってしまうのでしょうか。ちょっと寂しいなぁ。

ゆっくりと寝坊した日曜の朝は、娘その2の作ってくれたクレープで朝食

午後から昨日録画した、舞台『ホロヴィッツとの対話』を鑑賞。
なんと・・・この舞台、生中継だったんですよね。(まあ、こうして後から観れば一緒といえば一緒だけど


『ホロヴィッツとの対話』 2013.3.30(土)17:50~21:00 大阪イオン化粧品 シアターBRAVA!より生中継(WOWOW)

作・演出    三谷幸喜
出演      渡辺謙 段田安則 和久井映見 高泉淳子
音楽・演奏    荻野清子

その天賦の才能を「ピアニスト」として芸術を表現するホロヴィッツ。天才が「神に選ばれた者」とするならば、その選ばれし者に従事する者は、「神に雇われた者」。
ピアニストの演奏を支え続ける調律師と天才ピアニスト。彼らの芸術に人生を捧げるそのエネルギーの源泉とは、彼らは何のために身を削り、芸術に奉仕をするのか。あるいはそこから何を得、何を失っているのか。




20世紀の天才ピアニスト・ホロヴィッツとそのピアノ調律師・フランツ・モア。
ある夜、フランツとその妻・エリザベスは、ホロヴィッツと妻のワンダをディナーに招く(というか、実はホロヴィッツのリクエストで
世界的に有名なピアニスト・ホロヴィッツの訪問とあって、妻のエリザベスはもてなしの料理の準備や服装をどうしようか・・・と緊張してんやわんや。
片や、天才と呼ばれるホロヴィッツは出かける前から、ひと癖ありそうな老人でーー
自分から「行く」と言いだしたくせに着替えもせずに妻のワンダにせかされ、履いて行く靴が決まらなかったり、妻の目を盗んで、お土産のはずのチョコレートを食べようとしてみたり。
そして、フランツの家に着いたら着いたで、家の匂いが気になるとか、ミネラルウォーターの銘柄が気に入らないとか、神経質な一面を全開しては、周囲の人々をヤキモキさせ。
妻のワンダはホロヴィッツとは違った意味で、わがままでずうずうしく、いつしかフランツの妻・エリザベスは我慢の限界を超えて、最後にはキレてしまうのですが・・・それに対して夫のフランツは「むしろよくここまで我慢したね」というもの。
そのうち、食事が進みお酒が入ると、話題はフランツ夫妻の子供たちのことになり・・・


ホロヴィッツ/段田さん
神経質でわがままで子供のようなホロヴィッツ。(天才なんて、こんなもんかな?)
老人独特の頑固さと子供じみた駄々。有能な調律師であるフランツを他のピアニストに取られたくない(?)独占欲は、厄介でもあり、かわいくもあり。
もうその佇まい、歩き方、表情、セリフのそれぞれがおかしくておかしくて。
・・・“間”の取り方が絶妙なんですよね!!本当に上手いなぁ。

フランツ/謙さん
映画の人・・・という印象が強すぎて忘れていましたが、元々は舞台の人でしたね
普段の映像で観ているのとは違って、舞台の上のフランツ謙さんは、大きな身体の存在やいつも感じる強すぎるオーラをほとんど見せない、人のいい低姿勢なフランツで、ホロヴィッツへの尊敬と敬愛を感じさせる優しいイメージ。ホロヴィッツ夫妻のわがままに翻弄させられ、イライラする妻をなだめる姿は、少々優柔不断で、逆にイラっとしたりもしましたが。
ラスト近くの涙を流しながら自分の過去を話すシーンは、目の前にその時の様が広がっていくようで

エリザベス/和久井さん
普通の奥さんが、セレブなお客をもてなすご苦労な感じは伝わってきました。
ホロヴィッツの過剰な神経質さに、翻弄させられる姿はかなり同情したなぁ。でも女同士だからか、妻のワンダの在り様は、たしかにエリザベスがブチ切れるのも仕方がない・・・けれど、ワンダにあの爆弾発言は・・・わかるけれども、NGだよね?

ワンダ/高泉さん
こちらもえらく芸達者な方。
そのまま聞いたらかなりイヤミなセリフも、なーんか説得力があってなぜか嫌いになれないタイプ(?)
一人娘の話になると、全力で自慢に走るのだけど、まさかそういうこと、だったのか・・・


ストプレですが、要所要所で入るピアノの音が効果的で、ホロヴィッツのピアノがどこかで聴ける!?
と期待していたら、最後までなし(笑)
印象に残ったのは救命ボートの話で、「船が沈没して、どちらか一方しか救命ボートに乗れないとしたら?」とのホロヴィッツの問いかけに、「自分もあなたも乗せない、別の人間に乗ってもらう。」「自分が調律したピアノ無しに、あなたがどうやって生きていくんですか」なんて・・・お互いをあまりにも強く求めあう関係はすごく深い。
それと、将来に迷う子供に、しぶしぶ代わった電話で「バッハを聴くといい」とアドバイスするホロヴィッツも。・・・妙な納得感があって、思わずニヤリ。



チケットを取るのがかなりたいへんだった舞台、と聞いていました。観れてよかった。
さあ、次の三谷作品は『おのれナポレオン』!!楽しみだ~~




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疲れた・・・

2013年03月29日 23時30分56秒 | 日常のこと
とにかく忙しい3月でした。
今日まで残業の嵐
眼精疲労&頭痛&腱鞘炎&肩こり&筋肉痛&腰痛&関節痛、です

この週末は、寝て寝て、食べて、寝て、飲んで食べて、体力回復に努めたいと思います・・・
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「海街diary」

2013年03月26日 21時41分44秒 | 
元々は、何年も前に読んだ吉田秋生の「ラヴァーズ・キス」。
・・・鎌倉を舞台にしたこの話が大好きでした。

その登場人物がなにげにかぶっていて、なおかつまた鎌倉が舞台ということで・・・新刊が出るたびに書店に飛んで行っては買っていた「海街diary」

書店員を中心としたマンガ好きが選ぶ「マンガ大賞2013」に選ばれたそうです。

「海街diary」は3人で暮らしていた香田姉妹が、幼いころに家を出て行った父の訃報をきっかけに、異母妹を引き取るところから始まる物語。
母親のちがう妹・すずは中学一年生。
香田家の長女・幸は、市民病院の看護師、次女・佳乃は地元の信用金庫の行員、三女の千佳はスポーツ量販店の店員。
それぞれがいろいろな想いを持って、いろいろな人たちと関わりながら・・・鎌倉の四季折々の風景の中で、すずは3人の姉たちと暮らしながら、日々成長していきます。


このマンガを読み始めると、久々に鎌倉を散歩したくなります
もちろんお昼は、鎌倉○○堂の“しらすトースト”で




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2013年03月24日 23時46分44秒 | 日常のこと
今年は予報よりだいぶ早い開花となりました。

というわけで
晴天という天気ではありませんでしたが・・・散歩がてらに近所の桜を見に行って来ました。
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ぞくぞく・・・

2013年03月19日 23時57分16秒 | 舞台
・・・いやはや。まいった。
こんなに脳裏に焼き付いてしまうとは。

仕事中なのに・・・あのピアノの旋律が頭の中で自動再生を始めてしまうと、もう身体が・・・一瞬で固まってしまうのです。
そうして、音楽と共によみがえってくる、「彼」と「私」の短いセリフの数々。

「これで満足か」「・・・ああ」

「どうしてほしい」「・・・抱きしめてほしい」

「わかった、だったらサッサと済ませよう」「いい加減な気持ちだったら嫌だ・・・」



こんなセリフを思い出しただけで・・・私自身、もう十分に“Thrill me"(ぞくぞく)

・・・マジでヤバい

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『スリル・ミー』 3/16(土) ソワレ

2013年03月17日 23時53分43秒 | 舞台
昨年の再々演の時、どうしてもスケジュールが調整できなくて・・・すごく興味があったのに、観そびれた舞台『スリル・ミー』
4演目の今年、私が観たかったペアがまた演じてくれるというので、喜び勇んでチケットをどうにかゲット!!
一番若い(二人とも1987年生まれだから、26歳?)柿澤×松下ペアです


『スリル・ミー』 2013.3.16(土) 19:30開演 天王洲銀河劇場


「彼」      柿澤勇人
「私」      松下洸平
(ピアノ      朴 勝哲)

刑務所での囚人仮釈放審議委員会。
審議官に問われるまま、「私」は34年前に犯した自らの罪を語り始める。
「私」と「彼」は、なぜ子供を殺したのか。
飛び級で大学を卒業するほどの明晰な頭脳を持った二人に、
いったい何が起きたのか・・・。

物語は、34年前に静かに遡っていく――――。

19歳の「私」と「彼」は高等学校以来、久しぶりに再会。
法律大学生で、頭脳明晰、幼なじみでもある彼ら。
ニーチェを崇拝し、自らを特別な人間だと語る「彼」は、
『犯罪』を行うことでしか自分を満たすことができない。
「私」はそんな「彼」を愛するがゆえに、求められるままに犯罪に手を貸していく。

より深い束縛を求める二人は、
互いの要求の全てに応えるという契約書をつくり、血でサインをする。
裏切りが許されない契約書のもと、
二人の犯罪は次第にエスカレートしていった・・・。(公式サイトより)



はぁ~~~
噂には聞いていたけれど・・・本当になんと言っていいのか・・・スゴイ。
劇場中の空気が乾ききって、喉の奥が、胸の中までもが、ヒリヒリとするような濃密な舞台でした。
「彼」と「私」の間に行き交う、目に見える&見えない、強い、そして濃い、そして・・・ねじれた想いとその関係性。
より強い刺激を求めて犯罪を重ねていく「彼」と、その「彼」に従い手を貸してしまう「私」。
「私」はあきらかに「彼」を想っているけれど、「彼」にとっての「私」は同じではない。
女の子とも適当に遊んでいて、「私」の想いを知っていながら上手く利用している「彼」は、完全にSキャラで、ゲイというよりは、もしかしたら「私」との関係も、平凡な毎日を打ち破る一種の“スリル”だったのかもしれない。
男同志の濃厚なラブシーンもさることながら、「ずっとこうしたかったんだろ」「さわって」「ちゃんとお願いするんだ」等々・・・セリフがヤバい
「さっさと済ませよう」と手際よくスーツの上着を脱ぐ「彼」の事務的な横顔とか、「彼」に組み敷かれ満足そうにする「私」の表情や・・・別に“やおい系”の趣味がなくても、息が止まりそうなシーンが多くて、なんだか話の流れ以外の個所でもドキドキする舞台でした。


「彼」/柿澤くん
四季時代は一度も観たことがなくて、退団後の充電期間中、東宝『M!』の次のヴォルフでは?と噂になってたかっきー。やっとのことで、会えました!!
・・・噂の通り、超イケメンだわ~
「私」に対して常に優位な「彼」だけど、実年齢がまだ若いからか、時折見せる笑顔にはまだ少年っぽさが残っていて、不良グループのリーダーっぽくもあり。
頭がよくて優秀で・・・でも「私」とちがって家族の愛に飢えている「彼」。父親は弟をかわいがり、そのため嫉妬から弟を憎んでいる。
あらゆる犯罪の果てに行き着いた“殺人”のターゲットを弟と同じ年頃の少年にするのが怖い。
・・・ちなみに「私」にはあくまで冷たい「彼」が誘拐シーンで見せる♪スポーツカーに乗せてあげる~(みたいな歌詞)とうっすらと笑顔を浮かべながら歌うシーンが・・・めちゃくちゃ怖かったそこにいないはずの子供が見えるようで。
ずっと強気だった「彼」が捕まって独房の中で弱々しく歌うシーンは、すごく人間的で安心した
う~ん。演技も上手いなぁ。


「私」/松下くん
・・・はっきり言って、まったく知らない方だったので最初は???
でも、すごく普通の人に見えるのがよかった。お歌は素直でノーブルな感じ。「彼」の個性があまりに強烈なので、一見「私」って目立たないイメージだけど、自分には「彼」しかいないんだ、という切実な切羽詰まった感がよく出ていて、冷たい「彼」の言葉や行動に翻弄されながらも従うしかない従順な「私」は、観ていてすごく切なかった。
そして、その一途さが「彼」にとっては“こいつは俺を裏切らない”という自信になり、「私」に殺人を持ちかけた時、「おまえじゃなきゃダメなんだ」というセリフにつながるんだろうな。(これって、「私」にとっては究極の言葉だと思う
ずっと「彼」主体だったのに、後半「私」の真意が見え始めるところは、ぞわっとしました。
メガネをわざと犯行現場に落として、「彼」と一緒に捕まることを望む「私」。
「彼」に向かって自分を見て!と訴えるように歌うシーンがどれも切なかったけれど、最後の「99年」は、ちょっと泣きそうになりました。


一見、対等な関係ではないけれど・・・どちらも実は寂しくて(どちらかといえば「彼」の方が孤独?)
素直に“愛してる”アピールをしてきた「私」はなかなか報われず、最後は「彼」を自分だけのものにしようと・・・う~~怖いなぁ。

シンプルなセットに始終暗い照明。まるで2人のそれぞれの心の闇が引き出されたような痛々しい舞台。
ストプレのようだけど、音楽劇でもある。
2人の歌声がすごく合っていて、耳に心地よいハーモニーでした。
伴奏はピアノが1台・・・それだけで奏でる音楽は優しく切なく・・・その上、重く、激しく、素晴らしかった!!(このピアノの感じ。

本当に濃密な100分。胸をかきむしられるようなヒリヒリした舞台でした。
う~~~これは他のキャストでも観てみたくなるわーーー
たぶん、人が替わったらまた全然印象のちがったものになるんでしょうねーー

そして、気づかなかったけれど、この日が、柿澤×松下ペアの初日でした。
・・・カテコはスタオペで。
私は終演後、呼吸困難に陥り、コンビニに飛び込んでミネラルウォーターを買い乾ききった喉に流し込みました


コメント (4)
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ついに

2013年03月15日 22時35分40秒 | 日常のこと
スマホデビューしました!!

いきなり電話をかけてしまったAさん、ごめんなさい
電話するなり切ってしまったKさん、すみません
へんなメールを送ってしまったIさん、申し訳ありません



あああ、これからしばらくはたいへんなことになりそう


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うえっ~

2013年03月15日 13時39分54秒 | 日常のこと
忙しすぎて・・・ハッと気づいたらいつもの時期をかなり過ぎていてーーー思い立って胃のレントゲン検査を受けてきました。
一年に一度は受けよう、と決めているあのバリウム飲んで、胃の記念撮影(?)するやつです

このところ、仕事も忙しいし、食生活もなんだか乱れてるしね(とにかく食べる時間が遅いの
いつだったかなんて先生に「胃潰瘍になって、いつのまにか治った痕があるね。」と言われたこともあったっけ
やっぱり必要なことだよね?

あ~わかってるけど、やっぱり検査はうえ~~っ!!でした
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ライブビューイング!?

2013年03月14日 23時53分46秒 | 内野づくし
来月以降、楽しみにしている舞台『おのれナポレオン』・・・
5/9(木)19時からライブビューイング!?(=全国の公共劇場並びに映画館へ同時生中継)ですって!!(こちら

この日、一日だけらしいけど・・・映画館でこの舞台が観れるということ!?(しかもお値段は3500円

FCでどうにか1枚チケットは確保しているものの・・・ゲキシネのように映画館の大スクリーンで、この舞台が観れる、ってかなりうれしい
舞台は“生モノ”でも、席によっては超遠方からオペラグラスで覗き込むように観なくちゃならないし、
カメラワークによっては、なかなか見られない細かな表情をも観れちゃうってこと?

うわ~い!!非常にありがたい、いい企画ではないの
私の地元映画館でも上映してくれるといいなぁ。

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残業、残業、残業。

2013年03月12日 23時48分27秒 | 日常のこと
2月の終わりから、気づいたらめちゃくちゃ忙しくなってて・・・
朝、職場のドアを開けながら、「ただいまー!」と言ってしまいそうになります。
・・・だって、会社にいる時間の方が、家にいる時間よりはるかに長いんだもの

ああ、心まで亡くなりそうだよ~


本当は観たい宝塚のDVDとか、DVDとか、DVDとか・・・いっぱいあるんだけど。




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