モーツァルトと同じ35歳まで、と井上くんがヴォルフを降りて、私も『M!』を事実上卒業(実をいうと、それ以上にシカネーダーが吉野さんじゃないのがイヤで)・・・でも、きょものヴォルフにはちょっと興味があって。元ジャ〇ーズだし、チケットなんてまず取れないだろうなぁ~と思ってたらなんと!先行予約で当たってしまった!!(2階A席だけど)
帝劇も最後だし(『レミゼ』の公演は今のところ、先行外れまくり)もしかしたらこれが現・帝劇で観る最後の公演?というわけで・・・
井上ヴォルフのファイナル公演から・・・実に10年ぶり(正確には9年9か月ぶり)に観てきました。
ミュージカル『モーツァルト!』 2024.9.19(木) 17:45開演 帝国劇場
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 京本大我
コンスタンツェ 真彩希帆
ナンネール 大塚千弘
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 香寿たつき
セシリア・ウェーバー 未来優希
エマヌエル・シカネーダー 遠山裕介
アントン・メスマー 松井工
アルコ伯爵 中西勝之
コドレド大司教 山口祐一郎
レオポルド 市村正親
アマデ 星駿成
舞台セットが大きなピアノになっていたり、ヴォルフの衣装がめっちゃ増えてたり、猊下の例のシーンがなくなってたり、新しい曲が増えていたり、宝塚ばりの銀橋があったり・・・さすがに10年ぶりともなると、いろいろ変わっていてびっくり!それでも、聴き慣れた曲が流れてくると、胸が熱くなりました。
きょもヴォルフ
『エリザ』のルドルフで観たのは2015年。まだ少年のようだった印象がある。
立派な青年になってました。あいかわらずきれいで可愛い顔。声は優しめで透き通るよう(なので、あんまり強めの印象は残らない)
とにかく明るくて陽気で真っ直ぐ。幼い時から甘やかされて愛されて育った感が強い。反発しながらもパパのことは大好きみたい。そして、ナンネールと並んだ時の弟感は、今までのどのヴォルフより強かったかも。
とっても等身大の若者で、喜んだり怒ったり、軽やかに見えた。うーーーーん。こういうヴォルフもありといえばあり?
大人になったヴォルフには、アマデという才能の化身が常にそばにいて(舞台上の人々には見えないけど)素のヴォルフはただの悩み多き若者でいいのかもしれないけど・・・神の子とまで呼ばれ今も天才と思われているヴォルフは、やっぱり〝並みの男”じゃないものを持ってるはずだし、人にはわからない苦悩や葛藤を抱えているはず。そのへんがちょっとだけ弱めだったような・・・(きょもはすっごく頑張っていたと思うし、概ねは認めているけど・・・ただただ私が血を吐くような激しい苦悩を抱えたヴォルフを求めているだけ)
やっぱりこの役って、本当に難しい。ただの凡人に見えてはやっぱりダメだし、それを表現できる歌唱力なり演技力なりがないと、ヴォルフに感情移入できないんだよね
一番、心に響いてちょっとつかまれたのは「何故愛せないの」でした。うん。きょもヴォルフ、まだまだのびしろはあると思います。(何様?私って?)
希帆コンスタンツェ
『ルパン』から2度目の真彩希帆さん。
声の使い分けがすごいなぁ。可愛いだけじゃなくて冷たいお声もなかなか響く。「ダンスはやめられない」の壊れっぷりは気持ちいいほど。(ほめてます)
〝乾杯?それとも・・・”のとこ、結構怒ってたなぁ。(私個人的には、ちょっと拗ねたくらいが好きだけどね)
・・・この方、いつか『エリザ』のシシィになりそうな予感がいたします。
ちーちゃんナンネール
今回、一番楽しみにしていたちーちゃんナンネール。
予想していた通りのぴったり。「プリンスは出て行った」は聴いてて泣きそうになった。
香寿男爵夫人
もう何度、観た(聴いた)かな。もう安定、の一言。
ただ純粋にヴォルフの才能を世に出したい一心、と思っていたけど、2幕の冒頭「ここはウイーン」をよくよく見てると、ヴォルフのプロデュースによって社交界の話題をさらっていて、結構、得意気?でもまあこの人がいなかったらヴォルフのウイーン進出はないのだから・・・
市村パパ
常にヴォルフを叱りながら、だいぶ弱々しい箇所も垣間見えて、痛々しく、天才の子の父という立場にちょっと同情してしまった。きっと気の休まる日なんてなかったんだろうなぁ。
山口コロレド大司教
とにかくすっごい気迫!!歌声は何年たっても健在。いやパワーアップしてる!?あの馬車のシーンはいつ見ても楽しそう。(あのト〇レシーンはいつの間にかなくなってた)お取込み中のシーンは美女が3人に減少。・・・さすがに5人は年齢的にも体力的にももう無理?
そのうえ、ヴォルフと一緒のデュエットソングまで増えてたー!(いつもヴォルフのいる場所より上にいた猊下がヴォルフと並んでるのって・・・意味深)
『M!』の22年の歴史の中で、様々のキャストが世代交代していく中で、このパパと猊下だけがずっと続投し続ける理由がわかるような気がしました。・・・他の誰かではダメなんだと思った。この役はこの二人以外には考えられない。役者なら、こんな風に思われてみたいよね、きっと。
それくらい、納得の市村パパと山口猊下でした。
アマデ・星駿成くん
男の子アマデって初めて。可愛い。そして真っ直ぐな目。ある意味、真っ直ぐなきょもヴォルフの才能そのものって感じでした。
ラストの登場シーンで、ピアノの屋根の急斜面を歩いて降りてくる二人が、滑って落ちるのではないかと、怖かった
・・・あ!?公演の開演がいつもより早めの17:45だったのは、アマデの就業時間内にカテコが終わるようにだったのね。
帝劇も最後だし(『レミゼ』の公演は今のところ、先行外れまくり)もしかしたらこれが現・帝劇で観る最後の公演?というわけで・・・
井上ヴォルフのファイナル公演から・・・実に10年ぶり(正確には9年9か月ぶり)に観てきました。
ミュージカル『モーツァルト!』 2024.9.19(木) 17:45開演 帝国劇場
ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト 京本大我
コンスタンツェ 真彩希帆
ナンネール 大塚千弘
ヴァルトシュテッテン男爵夫人 香寿たつき
セシリア・ウェーバー 未来優希
エマヌエル・シカネーダー 遠山裕介
アントン・メスマー 松井工
アルコ伯爵 中西勝之
コドレド大司教 山口祐一郎
レオポルド 市村正親
アマデ 星駿成
舞台セットが大きなピアノになっていたり、ヴォルフの衣装がめっちゃ増えてたり、猊下の例のシーンがなくなってたり、新しい曲が増えていたり、宝塚ばりの銀橋があったり・・・さすがに10年ぶりともなると、いろいろ変わっていてびっくり!それでも、聴き慣れた曲が流れてくると、胸が熱くなりました。
きょもヴォルフ
『エリザ』のルドルフで観たのは2015年。まだ少年のようだった印象がある。
立派な青年になってました。あいかわらずきれいで可愛い顔。声は優しめで透き通るよう(なので、あんまり強めの印象は残らない)
とにかく明るくて陽気で真っ直ぐ。幼い時から甘やかされて愛されて育った感が強い。反発しながらもパパのことは大好きみたい。そして、ナンネールと並んだ時の弟感は、今までのどのヴォルフより強かったかも。
とっても等身大の若者で、喜んだり怒ったり、軽やかに見えた。うーーーーん。こういうヴォルフもありといえばあり?
大人になったヴォルフには、アマデという才能の化身が常にそばにいて(舞台上の人々には見えないけど)素のヴォルフはただの悩み多き若者でいいのかもしれないけど・・・神の子とまで呼ばれ今も天才と思われているヴォルフは、やっぱり〝並みの男”じゃないものを持ってるはずだし、人にはわからない苦悩や葛藤を抱えているはず。そのへんがちょっとだけ弱めだったような・・・(きょもはすっごく頑張っていたと思うし、概ねは認めているけど・・・ただただ私が血を吐くような激しい苦悩を抱えたヴォルフを求めているだけ)
やっぱりこの役って、本当に難しい。ただの凡人に見えてはやっぱりダメだし、それを表現できる歌唱力なり演技力なりがないと、ヴォルフに感情移入できないんだよね
一番、心に響いてちょっとつかまれたのは「何故愛せないの」でした。うん。きょもヴォルフ、まだまだのびしろはあると思います。(何様?私って?)
希帆コンスタンツェ
『ルパン』から2度目の真彩希帆さん。
声の使い分けがすごいなぁ。可愛いだけじゃなくて冷たいお声もなかなか響く。「ダンスはやめられない」の壊れっぷりは気持ちいいほど。(ほめてます)
〝乾杯?それとも・・・”のとこ、結構怒ってたなぁ。(私個人的には、ちょっと拗ねたくらいが好きだけどね)
・・・この方、いつか『エリザ』のシシィになりそうな予感がいたします。
ちーちゃんナンネール
今回、一番楽しみにしていたちーちゃんナンネール。
予想していた通りのぴったり。「プリンスは出て行った」は聴いてて泣きそうになった。
香寿男爵夫人
もう何度、観た(聴いた)かな。もう安定、の一言。
ただ純粋にヴォルフの才能を世に出したい一心、と思っていたけど、2幕の冒頭「ここはウイーン」をよくよく見てると、ヴォルフのプロデュースによって社交界の話題をさらっていて、結構、得意気?でもまあこの人がいなかったらヴォルフのウイーン進出はないのだから・・・
市村パパ
常にヴォルフを叱りながら、だいぶ弱々しい箇所も垣間見えて、痛々しく、天才の子の父という立場にちょっと同情してしまった。きっと気の休まる日なんてなかったんだろうなぁ。
山口コロレド大司教
とにかくすっごい気迫!!歌声は何年たっても健在。いやパワーアップしてる!?あの馬車のシーンはいつ見ても楽しそう。(あのト〇レシーンはいつの間にかなくなってた)お取込み中のシーンは美女が3人に減少。・・・さすがに5人は年齢的にも体力的にももう無理?
そのうえ、ヴォルフと一緒のデュエットソングまで増えてたー!(いつもヴォルフのいる場所より上にいた猊下がヴォルフと並んでるのって・・・意味深)
『M!』の22年の歴史の中で、様々のキャストが世代交代していく中で、このパパと猊下だけがずっと続投し続ける理由がわかるような気がしました。・・・他の誰かではダメなんだと思った。この役はこの二人以外には考えられない。役者なら、こんな風に思われてみたいよね、きっと。
それくらい、納得の市村パパと山口猊下でした。
アマデ・星駿成くん
男の子アマデって初めて。可愛い。そして真っ直ぐな目。ある意味、真っ直ぐなきょもヴォルフの才能そのものって感じでした。
ラストの登場シーンで、ピアノの屋根の急斜面を歩いて降りてくる二人が、滑って落ちるのではないかと、怖かった
・・・あ!?公演の開演がいつもより早めの17:45だったのは、アマデの就業時間内にカテコが終わるようにだったのね。