秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

井上くんLIVE BS2

2006年09月30日 20時29分39秒 | 井上くんらぶ
仕事が立て込み、毎日、毎日、毎日、残業の日々。
・・・この日を楽しみにがんばってきたのです
あれから2ヶ月。待ってた甲斐がありました!!
疲れ果て、やさぐれた心を癒してくれるその美声!!
やっと聴くことができました。

「ミュージカルの貴公子 井上芳雄コンサート」(TV録画)

なにしろ、ナマ・ライブは後方席でしたので、こんなにアップで井上くんが見られるなんて・・・うふっ

ああ~いい~お声だわ~
α波が目いっぱい放出されてる~
そして、さすがに後方席からはわからなかった細部の様子が!!
舞台でも聴いている曲ばかりですが、役を離れたライブで歌っているからなのか、また違った感じがよいです。
「街灯の下で」は楽しそうに朗々と、「並の男じゃない」はちょっと大人っぽくスパイシー。「My favorite things」は、なんか胸に切ないような、クールな感じ。
う~ん、そう、演じ方がまた違っていて、オトナな井上くんを感じました。
ピアノの前の井上くん、ああ~絵になるなぁ~

『ミーマイ』舞台のあと、井上くんの中でなにかが変わった気がします。
曲の合間のインタビューを聞いていても納得だけど、歌っているその姿、表情、目線・・・井上くんは確実に成長してます。
個人的な感想ですが、井上くんの持っている独特のイメージ、それは見ているファンが作ったものかもしれないけれど、
気品、真面目さ、清潔感、透明感、理知的・・・そしてあの白いスーツの似合うこと!
足が長い~指先がきれい~♪求められない限りは 触らない~うんうん、井上くんなら感情より理性が働きそう・・・紳士だわ~。
やっぱり、誰がなんといったって・・・王子です。貴公子です。
(井上くん自身は、そんなレッテルを貼られることはイヤだろうけど)

井上くんが自分の殻を破り、貼りつけられたレッテルをはがそうと、必死でいろいろなものに挑戦してきたことは周知の事実で、それは少年の成長に不可欠なことです。
井上くんがあのライブで口にした「前向きなあきらめ」
・・・あきらめ、という言いまわしはちょっとミステイクかなと思うけど、井上くんが言いたかったことは、充分に伝わってきてます。
そう、力を抜いて自然体でやっていくことも大事。ギリギリのがけっぷちで踏ん張ることももちろん大切だけど、「24時間、音楽のことを考えていれば、上手くなれるってわけじゃ・・・」(あれ?どこかで聞いたセリフだわ

・・・結果はちゃんと現れてます。
訳詞して日本語で歌ってくれた『Your Song』、そして『Alone Again』。
直にライブで聴いた時は、ただただ美しい声しか聞こえてこなかったけれど、こうして画面いっぱいの表情を見ていると、気づいたことがあります。
『Your Song』・・・愛する人に想いを伝えようと、懸命に愛を語るその顔には優しさが満ちて、微笑がこぼれていました。
・・・でも、次の『Alone Again』
自分自身に問い掛けるような、その視線の先には別の世界が広がっていて、凛とした表情、そこには一歩階段を昇ったかのような、成長後の井上くんがいました。
すごいよ、井上くん。まるで別の顔をしてる。
・・・なんか、こ~~んな井上くんもいいではないの~~
その王子然とした雰囲気から『レミゼ』のマリウス役を希望したこともあったけど、今なら孤高のアンジョルラス役も・・・ちょっといいかも、なんてね。観てみたいな~~
・・・ただ、ファンの想いは勝手なもので、成長した井上くんと同時に、かわらずそのままの井上くんをも望んでしまう。・・・ええ、ファンって(私って?)本当にわがまま!!だって、やっぱり、かわいいんだもん!!
それに、王子だってトシを重ねれば・・・大人になるのですよ!!
・・・大人の王子、もいいではありませんか!?ねぇ?(誰に言ってんのよ
(40歳を過ぎても、今なお貴公子でいらっしゃる方もいるのですから・・・)

突っ走っていってください。できることなら、これからも。
私はやっぱり、あなたのその美しい声をいつまでも聴いていたいです。

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『オレステス』 9/25(月)

2006年09月29日 23時50分56秒 | 舞台
やっとのことで、感想upしました。はい。

仕事帰りの渋谷は遠かった・・・
東急東横線の渋谷駅にやっと着いたのは18:44。もうー小走り、小走り・・・
コクーンの自分の席に座ったのが19:00開演の3分前。
・・・はっ、はっ、し、心臓に悪い!!
2階席の最前列(しかもセンター)と喜んでいたのですが・・・ええ、たいへん見晴らしがよいです。が・・・hattiさんのところで話題になっていた“視界を横切る手すり”が時々なにげに、本当に舞台の上の芝居まで遮ってくれちゃって・・・
とはいえ、初めてのナマ・蜷川舞台なのでした。

『オレステス』2006.9.25(月) 19:00開演 シアターコクーン


オレステス・・・・・藤原竜也   
エレクトラ・・・・・中嶋朋子 
ピュラディス・・・・北村有起哉
ヘレネ・・・・・・・香寿たつき   
メネラオス・・・・・吉田鋼太郎
アポロン・・・・・・寺泉憲
テュンダレオス・・・瑳川哲朗
プリュギア人・・・・・横田栄司 他


父の仇討ちで、母親を殺したオレステスとエレクトラの姉弟。
オレステスはその罪の深さに正気と錯乱を繰り返し、姉のエレクトラは姉を越えるかのような愛情で、弟・オレステスに寄り添う。
市民の投票で死罪を宣告された二人は、親友のピュラディスとともにさらに怖ろしい計画を企てる・・・


噂には聞いていましたが、冒頭からすごい多量の雨が降ります。
舞台の上は、本当に大雨洪水警報発令状態で(笑)・・・セリフ、セリフが聴こえないーーっ?・・・という箇所も。
中島さんは低めの落ち着いた声で、朗々と長セリフを続け、藤原くんは狂気を帯びた目をして、怒りやら、戸惑いやら、恐怖やらが入り混じって、なかなか、“いっちゃってる”感じがよかったです。あ~~、本当に藤原くんって、こういうのが似合う
衣装は、荒布のようなものを一枚を巻きつけただけ。口元にはうっすらひげなども・・・(個人的にこれはパスします。藤原くんのきれいなお顔には似合ってません)
・・・基本的に上半身は裸です。度々大雨に降られびしょぬれで、「風邪ひかないかしら?」と、芝居には関係ないところで母性本能を刺激され、ドキドキしてしまいました。(おい

蜷川さんの芝居には不可欠と聞いていました、吉田さん。
堂々として、いいお声です。でも、動くたびその身にまとった鎧が・・・かなり・・・うるさい!!あー気になりだしたら、耳障り・・・

北村さん、静かなる男です。でも熱い男です。そしてクールです。
登場が遅いのがもったいない・・・

コロス、と呼ばれる女性たちが始終舞台の上にいます。
あとで見たパンフによると、ギリシャ悲劇には不可欠な、集団でひとつの役を演じる俳優団なのだそうです。たしかに、全員で、声を揃えて叫ぶ箇所などは迫力です。でも反面よく聞き取れないところもあって、う~ん、どうなんでしょう。不慣れなせいか、舞台上の存在感がありすぎて・・・

神の命によって、引き起こされた壮絶な悲劇、運命に翻弄され必死でもがくオレステスとエレクトラ・・・なのに、最後に神・アポロンの出現で(しかも声のみ)・・・ええっーー!?そんなんあり~ぃ!?こうやって、まとめちゃうわけ???
・・・・・
んんんーーー
私、ギリシャ悲劇はダメかも・・・
というより・・・ついていけない、かも。(私の思考が未熟すぎて理解できなかった・・・?)
いやいや、見応えはあるんです。引き込まれるような演技の様々も感じるんです。
(特に藤原くんの満身創痍の身体をはった演技とか・・・、姉のエレクトラと抱き合うシーンとか、なんか非常に色っぽくて
セリフの言い回しが大げさすぎなのか、舞台が遠いせいか、なんて言ってるのかよくわかんないセリフとかあったり、
それになんで、ここまで悲劇にしなくちゃなんないのか、
でもって神の存在ってそんなに大きいものなのか
・・・それまでの2時間半ドキドキしながら観てたのに、そうやって終わるんかい!!・・・・・(自分が理解できないくせに、いつになく激しいツッコミ?)
やっぱり、性に合わない、というしかないかな・・・

コクーンを出て、渋谷の駅へ向かう道すがら、同じような感想を語るカップルがすぐ後ろにいて、“やっぱり!?だよね、だよね~”と聞き耳をたて、安堵した私でした・・・。

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『ミス・サイゴン』2008年 再々演決定!!

2006年09月28日 08時30分05秒 | 舞台
あちこちのお友達のブログ情報で知りました。(最近PCを開く時間がない・・・
7、8、9、10月の4ヶ月のロングラン公演。しかも、オールキャスト・オーディション募集・・・!?

あの人は、当然、応募するだろうな~
あの人は、やっぱり外せないよな~
あの人の、あの歌が聴きたいよ~

・・・と様々な想いが頭の中で交錯します。
う~~ん、楽しみ

・・・って、えっ?2008年って来年の次じゃんかーー!?
ああぁ・・・長生きせねば・・・



そして、このニュースを聞いた娘その2・・・
「なんでーっ!応募資格17歳からなのーーっ!?私、キムの歌のパートは全部、完璧に歌えるのにっ!!」(ちなみに娘その2は2年後でも16歳)

・・・は???あなた、そんな野望があったんですか・・・


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「真っ白でいるよりも」

2006年09月26日 20時16分00秒 | 言葉
「真っ白でいるよりも」   谷川俊太郎

  1
自分がチェンバロになって
一晩中待っているのよ
もちろんそのモーツァルトを
まだ十二歳の
ほらそんなふうに
眠れないときってない?

  2
愛ってのはころがってるのね
キッチンなんかにね
玉ねぎ刻んでて涙が出ると
思い出すわ
悲しみの理由は
いつもいつも愛だったって

  3
生まれ変わったら鯨になりたい
海の中で歌って暮らすの
言葉は知らないの
でも歌はあるの
鯨の心は人間よりずっと大きいから
歌もいつまでも続くの

  4
そうなんだよ
絵になる一瞬が大事なのさ
私そのために生きてる
だから私の写真一枚だけとっておいて
そいで思い出さずに空想して
私の一生を

  5
まだ二十世紀なのね
未来ってなんてゆっくり来るんだろ
待ってらんないわ
椅子に座ってるのもまどろっこしい
恋をするのも
夢を見るのもまどろっこしい

  6
わざわざ迷子になりに行くの
巨大迷路に
ここがどこか今がいつか
分かりすぎるんだもん
それなのに不意に分からなくなる
地球儀なんか見てると

  7
花が咲いてるでしょ
海鳴りが聞こえるでしょ
そよ風も吹いているでしょ
それだけで幸せって思ってしまうでしょ
だから私うしろめたいの
ひとりぼっちが

  8
私は空から見られているのだわ
カラスにトンボに天使に
空から見ると
意地悪も嫉妬も見えなくなって
私は私じゃなくなって
きっと地面に溶けている

  9
マラケシュにいたときのこと聞きたい?
でもあなたはいなかったのだから
きっと退屈ね
マラケシュにも子供がいたわ
黙りこくって立ってる子が
だからきっと愛もあったのね

  10
嘘つくのって好きよ
まだ知らないほんとのことを
知ってるような気になれるから
でもほんとのほんとは
一瞬で過ぎ去る
いい匂いみたいに

  11
男よりも木に抱かれたい
葉っぱに触ってほしい
枝に縛られたい
根っことからみあいたい
私は空にやきもちやくの
木は夜も空をみつめているんだもの

  12
知ってた?
気持ちにはいろんな色がある
私あなたの色とまざってもいい
真っ白でいるよりも
きらいな花の色になるほうがまし
でしょ?


・・・・・・
突然に長い長い詩を載せました。
谷川俊太郎さんのたくさんの素晴らしい詩の中で、私が一番好きな詩です。

若い頃は、彩色されていくことが、イヤでした。
・・・いつまでも、真っ白のままでいたかった。
でも、いつかそれがかなわぬことだと知り、そしてこの詩に出会った時、生きていく意味が少しだけわかった気がして、最後の言葉がすごく自然に受け入れられた・・・

私は詩人ではないのでこんな詩歌は作れませんが、心が寄り添うように、共感することはできます。

>そうなんだよ
>絵になる一瞬が大事なのさ
>私そのために生きてる
>だから私の写真一枚だけとっておいて
>そいで思い出さずに空想して
>私の一生を

一番好きなフレーズです。
・・・こんなふうに、生きたい。
そしてこんなふうに、誰かの思い出になりたいです。

なぜでしょう。感傷の“秋”だから?でしょうか。(笑)



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今を生きるために

2006年09月24日 23時45分04秒 | 家族
高2の娘その1が今日でバイトを辞めました。
高1の夏休みから、週末と、夏・春休みだけと細々続けてきたファミレスのバイトです。
「自分の携帯代くらいは払うから」と学校と、部活との間のわずかな時間をやりくりして、続けてきたバイトです。
どうして?もしかして、やっと受験のことも考え出したのかしら?と、娘その1に尋ねると、かえって来た答えは

「今を、大事に生きたい」

けっして受験の勉強のためではなく(あらら)今まで続けてきたことを、高校最後の一年である来年に向けて充実させたい、そのためにはバイトなんてしている時間はない(おいおい)というのです。

娘その1にはもう10年以上続けていることがあって、それは娘の夢であり、娘の支えであり、娘のすべてではないけれど娘の生活の不可欠な一部というもの。
・・・・・実は、娘その1はスイマーなのです。
小さい時はただ楽しい水泳でした。それが上級コースに進み、育成コースに進み、人より早く選手コースに進んだ時、娘は小2でした。
時間を決められ、ひたすら泳ぐ。学校へ行く前の朝練と、学校が終わってからの夜9時近くまで続く午後練で、いったい何時間泳ぐのか・・・プールサイドで吐くほどの、あまりのその練習のキツさ。
中学に入るときには、周りのほとんどの子どもたちが水泳クラブを辞めていました。
それでも、辞めずに続けてきたのは、娘曰く“泳ぐことが好きだから”
そして、辞めていった仲間の分も“がんばる”と約束をしたからだと言います。

私は親として、娘の身体が心配だし、受験や将来のいろいろを考えますが、親であっても、娘の好きなこと、そしてそこまでして続けてきたことを止める権利はありません。
そして・・・娘が急にそんなことを言い出したのには理由があります。


・・・先週、同級生のAちゃんが亡くなりました。・・・脳溢血で、本当に突然の死だったそうです。
今は高校もちがうし、ずっと会っていなかった友達です。
でも、小学生の時に一緒に泳いでいた水泳仲間でした。
他の友達より先に、その訃報を聞いてしまった娘は、「今、知らせればみんな、お別れに間に合うから・・・」と、昔の水泳仲間に必死で連絡をとり、お通夜の時間や場所を知らせていました。
でも、何人目かの友達に電話し終わったあと、床に座り込んで泣き出しました。
「・・・みんな、電話の向こうで、びっくりしたあと、泣き出すんだよ。私は泣きたくても伝えなきゃいけないから、(その子達を)励ますのが精一杯で・・・」
必死の使命感で、みんなにそのことを知らせることを繰り返していたら、もう耐えられなくなってしまったのでしょう。

「泣いていいんだよ。我慢しなくていいんだよ」私は言いました。
娘その1「・・・たしか、Aちゃん、3月生まれだから・・・まだ17歳にもなってないんだよ。これから楽しいことがいっぱいあったはずなのに・・・一緒に泳いでいた時間は短かったけど、つらかった練習を一緒にがんばったんだよ・・・辞めた時、いつかまた会おうって約束したのに・・・それなのにもう二度と会えないなんて・・・」(涙)
私「うん、うん・・・」(涙)

本当に、突然のことで言葉もありません。
同じ年の娘を持つ親として・・・ご両親のお気持ちを考えると、本当に言葉どころか、涙しか出てきませんでした。
・・・誰もが、明日のことはわからないのだと思いました。
娘の人生も、私の人生も、・・・そう、誰の人生も。

娘その1は、今以上に練習に励んで、来年の大会に向けてがんばるのだそうです。
・・・今日を後悔しないために。
・・・今という時を無駄にしないために。



たった16歳で逝ってしまったAちゃん、幼い日のあなたのあの時の笑顔を忘れません。
どうか安らかに眠ってください。          合掌


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チケット先行戦線

2006年09月23日 23時52分53秒 | 舞台
来年のスケジュール帳を、早くも買いました。たしか、昨年は12月になってからあわてて、やっと買ったような・・・
あらら~今から売ってるのって、9月からはじまるんだ・・・へぇ・・・
こんなにも先走って、買ってしまったのは、とにかく来年の予定をどこかに書いておかなくては!という使命感と、同時に、忘れちゃったらたいへん~という自分の記憶力のなさへの不安
そして、なんといっても、もう観たい舞台の先行予約が、次々と情報配信されてきて・・・とにかく予定を立てなくては!!という状態だからです。(う~~ん、実際、これってどうなの?)

気づけば、もうすでに来年の『タイタニック』と『オペラ座』が決定しています。
あっ、今日はまたまた『ジキル&ハイド』の前楽を予約してしまいました・・・

あっ、と、たしか、え~と、来年は~TVの前で~おとなしく~とか、なんとか~言ってたような・・・
誰の話でしたか・・・ほほほほほ。
舞台大好きの、所詮は舞台観劇バカ・・・そしてやっぱり、観劇貧乏は果てしなく続くのでした・・・はあ~



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秋の気配

2006年09月22日 22時11分49秒 | 日常のこと
ラジオから流れてきた「SEPTEMBER」(by 竹内まりあ)
軽快で、でもちょっぴり悲しい・・・失恋song。
夏の余韻を残しながら、風の色は確実に秋色なのです・・・心同様に。

ここ数年、季節の移り変わりが早くて、秋という季節は、なかなか実感できぬうちに過ぎて行ってしまいます。
学校行事一つをとってみても、2期制の導入から、毎年恒例の秋の大運動会は、春のうちにやってしまうし、最近は制服の自由化から“今日から衣替え”という規定もあるにはあっても、ピッ、と線が引けてない。
気がつくと、いつの間にか冬支度をしていたり、・・・秋は、非常に短いのです。

大好きな季節なのに・・・。

読書の秋、芸術の秋、食欲の秋、実りの秋。・・・
いろいろと、落ち着いて考えられるいい季節だと思います。
そうそう、私のHNの“秋生”は、実はそんな想いが込められていたのでした。
(忘れてた~~
はじめて自分のPCを買って、とにかく情報収集!!と、ネットサーフィンを始めたのは2004年の春。
大好きな内野さんのことを、少しでも知りたくて・・・。
観たい舞台のチケットをゲットするため、とにかくいち早い情報が欲しくて・・・。
(なんて、不純な動機なんでしょう!?)
そうこうしているうちに、掲示板というものの存在に気づきました。
「・・・私でも、参加できるんだ。」・・・目からウロコでした。
でも、いざ、何かを書き込んでみようと思っても、その話題、そのタイミング、そしてどこに書き込んだらいいのか???
そして、本名というわけにもいかず、名前が必要?と気づいた時、私のそばには、思春期真っ只中の娘たちがいて・・・母である私は思春期ならぬ、思秋期?・・・
ほぼ人生の半分?を生きて、「ああ、そうねえ、人生の秋を楽しみながらじっくりと生きていくのもいいわねぇ」・・・などと思って、“秋生”と書き込んだのでした。
「秋生さんって、シュウセイ、って読むのですか?」と最初、聞かれたことがありましたが“アキオ”と読みます。(しまった!シュウセイの方がかっこよかったかな・・・
最近、スーパーに山積みにされている某発泡系の飲み物「秋生」(アキナマ)でもありません。念のため。
そして・・・もうひとつ、種あかしをすると“秋生”は中学生のころ、友人と作ったイラスト同好会で使っていたペンネームでもあります。
夢を食べて、あこがれを抱いて眠っていた頃です(遠い目)・・・せめて気持ちだけでもその頃のように持てたら・・・なんて、ね☆

あわわわ・・・秋の気配といえば、そうそう、通勤の途中、どこからともなく甘~~い香りを感じました!!
ええええっっーーーー!!?キンモクセイ?
うそっ!?
ついこないだまで、夏休みだったのよ~~早すぎるよ~~
しかも、この花粉もダメなのよ~ああーーー気がついちゃったら、とたんに、目が!目が~かゆいーーーっ!!

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ゲキ×シネ『SHIROH』~名古屋

2006年09月18日 21時56分04秒 | こっち向いてアッキー
一夜明けてもまだ頭の中で、あの新感線サウンドが、ガンガンとビートを刻んでいます・・・
DVDで観て「ああ~この舞台を大画面で観たい!」という“抑えがたき欲望”?に従い、ついに名古屋遠征を決行してしまいました!!


劇団☆新感線 ゲキ×シネ『SHIROH』 9/17(日)10:30 名古屋 東建ホール

まず、上映前のアナウンス・・・アッキーです。(声が若いわ・・あたりまえ)
で、場内が暗くなると即、始まります。
もちろんDVDと同じなんですが、とにかく画面が大きい!大迫力!!
まるで、舞台を観てる感覚になってきます。

大画面の迫力、そして大音響・・・またまた凄まじい衝撃が、目から飛びこみ、胸の奥まで突き上げてきます。
どの役者も適材適所、この人でなければ!!というピタッと来るキャスティングに、改めてそれぞれの魅力を堪能しました。
アッキー・シローの、その神の御子たる美声と、苦悩に満ち溢れた上川・四郎の人間的な弱さに強烈に惹かれながら、今日はその他のキャストに目がいきました。(やっぱり、大画面だからかしら?)
せっかくなので、それぞれに感想など、ちょこっと。

リオ/大塚ちひろ
透明感のある声、本当に天使のようです。
二人のシローを見つめるその瞳は、哀しみと慈愛に満ちていて、頬をつたう涙に気づけたのは、このゲキ×シネだからこそ!でしょうね・・・

レシーナ・お福/杏子
最初、登場時“あら?なぜ月影先生(野際陽子)がここに!?”(笑)
ハスキーボイスがたまりません。本当にその歌声には独特の説得力があります。
マントの裾さばきがダイナミックできれい。あこがれのお姉さまです。

寿庵/高橋由美子
優しい声が一転して、強打を繰り出すようにパンチの効いた声に変わります。
「弱いあなたが好き」と四郎を支えつづける寿庵。
恋の成就よりも、そばにいて二人で満ちていきたいという気持ちが好きです。
「満月よりも三日月が好き」・・・この言葉に込めた四郎への愛が胸に響きました。
そんな寿庵だからこそ、原城の最後の生き残りとして選ばれたのだと、なぜか納得してしまいました。

お紅/高田聖子
『メタ・マク』の時も感じたのだけど、あのゆるい感じ、柔軟性があってそのくせ鋭い牙を隠しているような、ドキンとさせるカッコよさがあります。
黒の衣装を着たとき、そのスタイルのよさにドキドキ。

お密/秋山菜津子
・・・秋山さんファンの方、ごめんなさい!
はじめ、秋山さんの“悪い人顔”が怖かったのです(どんなの、それって?)
でも、シローの素直さ、若さに少しずつ“女”を取り戻し・・・「あの歌を聴いていたいだけ」その純粋にプラトニックな想いが切ないです。そして、主君・伊豆守さえも殺そうとする、その想いの深さ。
伊豆守との関係がみんなにバレて、責められるところで、シローがどこまでも自分をかばう姿に、胸を震わせながらも、シローをあえて盾にして、悪ぶってみせるお密。・・・胸にグッときました。
そしてシローの腕の中で“マリア”と洗礼され、ひと筋の涙を流して息絶えるお密。
女の強気と健気さが同居する、その、切ないまでの想いの深さは本当に「いい女だよぉ」・・・


伊豆守/江守徹
はっきりいってお歌は・・・ですがこの人を、ここまで歌わせ、ギャグらせる?新感線って・・・す、すごっ。(結構、本人楽しそうだし
圧倒的な存在感があります。そしてべらんめぃ調のドスの効いたセリフは、重みがあって、もっともで、非常に説得力があります。
舞台に重厚な空気を作っていますね。

板倉重昌/吉野圭吾
・・・シゲちゃん・・・殿様バッタか、カマキリみたいだよ・・・(涙)
大親友のかっちゃんとともにノリノリ・オーバーアクション(しかもテンション上がりすぎだし)
しかし、ダンスはバレエでしたね。しかも美しい。立ち振る舞いがもう美的・芸術的なのですよ。ロングスカートの裾さばき、くるんくるんと、きれいでした。
「あうっ」とあっけなく死んでしまうシゲちゃん・・・美人薄命!?

ゼンザ/泉見洋平
どの場面も・・・か、かわゆいです
しかも、よく通るいいお声です。♪この腕、一本でも~・・・ああ~カッコいい~~
・・・「シロー、歌ってくれよぉ」シローを最後まで信じて、シローの腕の中で死んでいくゼンザ・・・愛しいです。哀れです・・・そのあと、シローが逆上するのはこうして大切なすべてを失っていくことに耐えられなかったからでしょうね。


他にも、粟根さんはミョ~ウにチャーミングだし、じゅんさんは本当に濃い!!濃厚~だし!!なるしーはあいかわらず悪人がめちゃくちゃ似合うし・・・
もちろんアッキー・シローの歌声は素晴らしく、大迫力で、私の心はわしづかみされ、キリモミ状態・・・揺さぶられっぱなしでした。
そして、そして、上川・四郎。神の御子になれず、神の御子であるシローに嫉妬し、自分を責め続ける心の苦しみ・・・ああ、苦悩する男の美しいこと・・・(あれ?私ってやっぱりS趣味!?)
・・・“ただの男”の四郎が愛しいです。
寿庵に「もう一度奇跡を」と口づけして倒れる四郎・・・代わりにそっと起き上がる寿庵。そのうしろの、四郎の振り向かない広い背中が印象的でした。


そして、なんといっても、新感線のカメラワーク、もう最高!です。
コマ送りもスローモーション仕様も効果的でした。
専門的な事はわかりませんが、ここをこういう風にここから!という絶妙の編集で
つなげてくれているのもうれしいです。
舞台は、ナマ!!ですが、このゲキ×シネ・・・別の意味ですごい!!
観れて本当によかったです。


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名古屋より帰還

2006年09月17日 22時17分12秒 | 舞台
・・・行ってしまいました!!
ゲキ×シネ『SHIROH』名古屋にて上映。
新幹線に飛び乗り、一路、名古屋へ。

大画面で観る『SHIROH』・・・大音響とドアップの映像。
・・・・・
胸の奥底から突き上げてくる熱い思い。
我慢できない激しい慟哭。
沸き立つような感動、そして頬をつたう涙。


行けてよかった!観れてよかった!
・・・遠征に後悔はありません。
感想はのちほど。
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♪HAPPY BIRTHDAY♪

2006年09月16日 22時39分12秒 | 内野づくし
内野さん・・・38歳 お誕生日おめでとうございます!!

また、ひとつ“いい男”の階段を、登っていってください。
あなたの、胸を焦がすような、心を揺さぶるような、全身を濡らすような、そんな演技をこれからも期待しています。

役者・内野聖陽の、更なる成長と充実と健勝を祈っています。

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