秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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8%

2014年03月31日 23時46分20秒 | えとせとら
毎日が忙し過ぎて・・・あんまりそのための準備(買い溜め?)をしていなかった私ですが、よくよく考えてみれば、4月からの増税って、貧乏な我が家にとっては、すごく“ヤバい”ことなんでは?
・・・と、気づいたのはつい最近。

で、忙しい残業の日々の合い間に“このくらいは買っとこうかな”と思った生活用品だけ買いました。
シャンプー、リンス、洗剤、石鹸、その他。あ、電車の回数券も。

5%なら100円が105円。

それが・・・

8%なら100円が108円。

う~ん。1000円が1080円。10000円が10800円。

やっぱり、庶民には厳しい。

ああ、観劇回数も減らさなきゃ、かなぁ・・・



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「デューク」

2014年03月30日 23時22分03秒 | 
今日はせっかくの休日だというのに、外は“春の大嵐”。
と、いうわけで、外出もままならず・・・溜まっていたHDDの中の映像を整理しました。
wowowで録った舞台中継や、ライブ映像、お気に入りのドラマスペシャル、等々。

その中で、なぜかずっと消すことが出来なかったドラマで、2006年のスペシャルドラマ『恋愛小説』の中のひとつ『デューク』。ドラマを見ながら、なぜか涙が止まらなかったのを覚えています。
江國香織さんの処女短編集『つめたいよるに』におさめられたこの物語は、愛犬・デュークが死んでしまった悲しい日に、目の前に現れた少年との不思議な一日を描いています。

ドラマを見たあと、原作本を読み、さらに号泣。


歩きながら、わたしは涙が止まらなかっ た。二十一にもなった女が、びょおびょお泣きながら歩いているのだから、ほかの人たちがいぶかしげにわたしを見たのも、無理のないことだった。それでも、 わたしは泣きやむことができなかった。

デュークが死んだ。

わたしのデュークが死んでしまった。

わたしは悲しみでいっぱいだった。

デュークは、グレーの目をしたクリーム 色のムク毛の犬で、プーリー種という牧羊犬だった。わが家にやってきたときには、まだ生まれたばかリの赤ん坊で、廊下を走ると手足が滑ってぺたんと開き、 すーっとおなかで滑ってしまった。それ がかわいくて、名前を呼んでは何度も廊下を走らせた。(そのかっこうがモップに 似ていると言って、みんなで笑った。) 卵料理と、アイスクリームと、なしが大好物だった。五月生まれのせいか、 デュークは初夏がよく似合った。新緑のころに散歩に連れていくと、におやかな風に、毛をそよがせて目を細める。すぐにすねるたちで、すねた横顔はジェームス=ディーンに似ていた。音楽が好きで、 わたしがピアノを弾くといつもうずくまって聴いていた。そうして、デュークはとても、キスがうまかった。



これは、その冒頭の一節です。

すねた横顔がジェームス・ディーンに似てるなんて!!なんて美犬!!(そこ?)
ずっと泣いている“わたし”が電車の中で席を譲られ、悲しいはずなのにその少年に誘われるまま、コーヒーを飲み、プールに行き、落語を見て・・・
いつのまにか、悲しかったことを忘れかけた時、それはすべてデュークの思い出につながっていることに気づく“わたし”。
ドラマでは、プールがスケート場になっていたり、ちょっとした変更があったりするのですが・・・う~ん、演じてる中尾くんは、ジェームス・ディーン、という感じではないかな
・・・でも、笑った顔がすごく屈託なくて動物的ではある、かな(笑)



「今までずっと、ぼくは楽しかったよ。 」

「そう、わたしもよ。」

下を向いたままわたしが言うと、少年は わたしのあごをそっと持ち上げた。

「今までずっと、だよ。」

懐かしい、深い目がわたしを見つめた。 そして、少年はわたしにキスをした。

わたしがあんなに驚いたのは、彼がキス をしたからではなく、彼のキスがあまり にもデュークのキスに似ていたからだっ た。呆然として声も出せずにいるわ たしに、少年が言った。

「ぼくもとても、愛していたよ。」

寂しそうに笑った顔が、ジェームス= ディーンによく似ていた。

「それだけ言いに来たんだ。じゃあね。 元気で。」

そう言うと、青信号の点滅している横断 歩道にすばやく飛び出し、少年は駆けて いってしまった。わたしはそこに立ちつ くし、いつまでもクリスマスソングを聴 いていた。銀座に、ゆっくリと夜が始 まっていた。




「デューク」・・・大好きな大人のファンタジーです。





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一緒にごはん

2014年03月22日 23時29分36秒 | 家族
仕事が忙しくて忙しくて・・・ずっーーーーーーと毎日のように残業です。
私自身も疲れ果てて、ボロボロなのですが・・・“毎日残業”となると、かわいそうなのは家族です。
もう大人だし、自分で勝手にいろいろ作って食べることもできるし、実際ひとりでいつもやっていてくれる娘その2ですが・・・
さすがに、毎日毎日毎日・・・となると
これはマズイ。家庭崩壊の危機!?

「どうせまた今日も遅いんでしょ。」多少、やさぐれ気味の娘その2の言葉を背中に聞きながら、

「決めた!!今日は土曜日だし、残業しないで帰ってくるから。」

そういうと、パーっと目を輝かせて喜ぶ、娘その2。

はい。娘その2は時々私の保護者のようであり、そして、こんな時は精神年齢8歳(?)(←自称)に戻ります


たしかにねー。ひとりで食べるご飯は味気ない。
どんなに豪華な食事でもひとりは寂しい。


来月は、もう少し早く帰れるようになりますように

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『ダディ・ロング・レッグズ』 2014.3/16(日) マチネ

2014年03月16日 23時57分07秒 | 舞台
ずっと楽しみにしていた『ダディ・ロング・レッグズ』を、娘その2と観てきました。
クリエは“満員御礼”で、通い慣れたはずの客席は“こんなに狭かったっけ?”と思うほど、人・人・人でひしめいていました。


『ダディ・ロング・レッグズ』 2014.3.16(日) 12:30開演 シアタークリエ

ジル―シャ・アボット       坂本真綾
ジャーヴィス・ペンドルトン    井上芳雄


2012年の初演を観た時、“いい舞台だなぁ”と素直に感動した作品です。
その後すぐに再演された時は、予定も合わず(チケットも手に入らず?)観れませんでしたが、“再々演されたらぜひ!”と思っていました。

孤児のジルーシャが、自分を孤児院から救い出し(?)大学に行かせてくれたMr.スミス(ダディ・ロング・レッグズ)に宛てた手紙を読み進めながら進行していくストーリーは、実にシンプルで自然体で、確かにミュージカル仕立てなのですが、どちらかといえばストプレに歌が織り込まれた感が強くて、“これって、ミュージカルの原点復帰!?”と思うほど。最近のミュージカルって、歌いあげが強くて激しいからな~
この二人だからこそ!!と思えるほど、息がピッタリと合った井上くんと真綾ちゃん。
今回も素敵な舞台を見せてくれました

ジル―シャ/真綾ちゃん
本当に生き生きとして、快活で、感情豊かで、そして目がキラキラ
他の人を表現する声の変え方も、もちろんジル―シャとしてのセリフの(手紙の?)数々も、とっても魅力的!!
いつもはダディに敬意を払いながら、それでも心から“親愛なる・・・”と手紙を綴ってくるジル―シャが、病気で寝込んでしまい、怒りと孤独をぶつけて書いてきた手紙に、あわてて即座に花を贈るジャーヴィス。
その花束を抱きしめ表情を和らげるジル―シャがいいな。
真綾ちゃんは透明感のある歌声で、喜んだり哀しんだり、くるくると表情を変え身のこなしも軽やかで、本当に魅力的。
終盤、ジャーヴィスのプロポーズに応えられず、断わってしまったけれど、「彼のことが好き」と、手紙に書きつづるシーン・・・ジルーシャの健気さと切なさと素直さに、うるうるしてしまいました


ジャーヴィス/井上くん
これまた、役にぴったりの井上くん。
優しく、ちょっと情けなく・・・ジル―シャに対してオトナの男の“ダディ”であるはずのジャーヴィスは、その個性的でおもしろい手紙の内容に仕事も忘れて、のめり込んで行ってしまう。いつしか、本人に会ってみたい衝動を抑えられなくなって・・・
そして、ウソを重ねることへの罪悪感で日々悩むジャーヴィス。
「ダディとして、僕がジャーヴィスだと打ち明けるべきか?それとも、ジャーヴィスとして、僕がダディだと言うべきか・・・」と悩み、そうしてジル―シャの手紙に一喜一憂して、ものすごい勢いでタイプを連打する姿が、かわいい
井上くんのセリフは、基本的にジル―シャからの手紙を読んでいる設定なので、“セリフ”ではなく“手紙を読む”という形にならなくてはいけないので、たいへんそう

二人のセリフや歌声が重なり合っていくところや、お互いに送ったり受け取ったりする歌声が本当にマッチしていて、耳に心地よく、安定感&安心感があって・・・


またまた、満足のいく良質な舞台でした。

そして・・・
CD化決定!!
うれしーーー!!・・・もちろん、予約してきましたよ



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すみれ

2014年03月14日 23時47分04秒 | えとせとら
久々の平日休み。
どこからともなく香ってきたのは、寒さのなかで開き始めた“沈丁花”のかすかな春の匂い
そして、買い物の途中で見つけた“すみれ”

春はもうすぐなんだわ

・・・なんだか、ほっこり


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大人にあこがれる時

2014年03月13日 23時21分53秒 | 音楽
突然ですが・・・娘その2は音楽が好きで、実にいろいろなジャンルの音楽を聴いています。
それはデビュー前のインディーズバンドだったり、クラシックだったり、なぜか演歌だったり
狭い家の中で聴こえてくるそれらの音楽は、いつのまにか私にも影響して、私はこの歳にしては若者が聴く音楽を“聴いたことがある”レベルまでは引き上げてくれます。
今までも、そんなこんなで知ったバンドとかシンガーソングライターとか多々あるのですが・・・

今、娘その2が一番気に入っているのが、これ

えーーーっ!?・・・かなり渋い

えっ?でも、まって、この曲、どこかで聴いたことがある・・・
と思ったら、2012年の小田さんの『クリスマスの約束』で歌われていて、女性たちと小田さんが歌っていて、私が一番印象に残った曲。
大人のムードが漂うこのキリンジの「エイリアンズ」は、メロディーラインが繊細で、歌詞がすごく文学的。そしてなにより歌声に切なさと哀愁が感じられて

娘その2に聞くと、「なんかさ―“オトナ”な感じがいいでしょ」「雰囲気のいいバーとかで、しっとりと聴きたい曲だよね~」と。あらまぁ。そ、そうですか・・・


はははう~ん。でも、わかる。そうだよね~
そういえば、私も娘その2の年頃にそんな“オトナ”の感じにあこがれてちょっと背伸びしてたことがあったっけ。
たまたま職場にそういう“オトナ”な場所に詳しい人がいて・・・連れて行ってもらったのは
銀座「サテンドール」
食事をしながらジャズ演奏と生歌が聴けるその店は、たかだか20歳そこそこの私にはすごく敷居が高かったけれど、あこがれていた“オトナ”な世界が目の前にあって・・・そこで聴いたマリーンの歌声は、今でも忘れられない


そういえば、つい先日、娘その2は誕生日でした。
またひとつ“オトナ”の階段を昇ったのよね・・・おめでとう
娘その2によると、
「はぁ~もう、エポニーヌの歳も越えて、キムの歳も越えて、サラの歳も越えて、ミミの歳も越えて・・・“私”の歳まできちゃったよ・・・
と、いうことで・・・早く“マキシム”みたいな人にめぐり会いたいそうです
し、しかし、わかる人にだけわかるわかる会話だ





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『眠らない男・ナポレオン~愛と栄光の涯てに~』(☆組) 3/2(日) マチネ 

2014年03月09日 23時40分54秒 | すみれの花咲く国
ずーーーーーーーーーーと、毎日残業続きで
PCに向かうことができず、しかもやっと開くと、すこぶる調子が悪くて

それでも、思い出せば夢のような時・・・だって、前から2列目で、しかも通路を挟んで向こうはSS席!!・・・という、めったにない良席だったんだもん
そんなすごい席から観てきました。


宝塚歌劇 ☆組公演『眠らない男~ナポレオン』 2014.3.2(日) 11:00開演 東京宝塚劇場


ナポレオン・ボナパルト      柚希礼音
ジョセフィーヌ          夢咲ねね
マルモン             紅ゆずる
タレーラン            北翔海莉
ミュラ              真風涼帆   他


いやーーー久々の宝塚はやっぱりキラキラ
しかし・・・“ナポレオン”って人物、実は詳しく知らなくて(私は思いっきり『ベルばら』世代なので)
解説には
フランスが生んだ最大のヒーロー、ナポレオン・ボナパルトの栄光に彩られた人生の軌跡を、妻ジョセフィーヌとの愛と葛藤を中心に、切なくも激しい魅惑のメロディの数々に乗せて、壮大なスケールで描きます。
と、あって・・・はい。その通りの作品でしたが・・・なんだか~すっごくスケールが大きすぎて

“満腹”

な舞台でした・・・

柚希さん/ナポレオン
登場シーンのクレーン使用は、本を読んでるだけのシーンにここまでするんか!?と、なんとなく笑ってしまったけれど・・・
若々しく男らしくまっすぐで(ジョセフィーヌにとってはちょっぴりウザイ?)たしかに汗とほこりと大砲の匂いがするような青年ナポレオン。
浅黒くて精悍な柚希さんは、いつもの柚希さんとはまた違って魅力的
そんなナポレオンのモットーは“即断決行”う~ん、これもイメージ通り?
6歳年上のジョセフィーヌに恋した時はこれまた、まっしぐら!?
しかも、この二人のラブシーンがえらく艶めかしくてエロい(!!)2列目から観たからなおさら濃厚!?
ジョセフィーヌの家でのラブシーン、ナポレオンが抱きしめるねねちゃんジョセフィーヌの白いうなじが・・・(いかんいかん、どうもねねちゃんを見る目が我ながら“お○じ化”してる気がする・・・)
バルコニーのシーン、盆を回しながら追いかけごっこする二人になぜかドキドキしながらも、観てるこっちがこっぱずかしくて
あの戴冠式シーンは・・・すっげーーーっ!!
目の前であの毛皮のマントを翻して歩いていくナポレオンはすごい迫力でした。
出世してどんどん偉くなって背負うものが重くなっていくナポレオン。
愛するジョセフィーヌとさえ離婚してまでも、世継ぎを作るために新たな結婚をしなければならない・・・その割には新たな花嫁を迎える時の初々しいとこが“男って・・・”っと思ったけど

ねねちゃん/ジョセフィーヌ
う~美しいっ!!
ネットでこの舞台のスチール写真見た時も思ったけど、どんどんきれいになってくな~
この時代のすっとしたドレス姿がすごく素敵で、似合ってました。『ベルばら』時代のドレス姿もいいけど、このシャープな感じの洗練されたドレス姿が好き。
それにしても、ジョセフィーヌって年上で二人も子供がいた未亡人だったんだ・・・(世界史まったく分かってない
前出のラブシーンの美しさもさることながら、結婚のサインをする時の「あなたはお兄さんの誕生日を書いて、私は妹の誕生日を書くから」というやり取りが可愛くて笑えました。
まぁ、そんなにナポレオンに愛されながらも、夫が戦地に行ってしまったあと、若い燕とアバンチュールを楽しんじゃう辺りが・・・でしたが。うーん。ナポレオンの母親や家族にうとまれるのも納得できちゃうかな。
それでも、離婚後も、追放されるナポレオンをせめて南の島へ、と具合が悪いのに皇帝に哀願する姿にはちょっと、うるっと

ほかにも、記憶に残っているのは、紅さんアルマンがすごく年老いても、たぶん英真さんアルマンにはならないだろうな、とか、真風さんミュラが、もみあげなんかあっていつになく男っぽくて、しかも柚希さんナポレオンにダンスのステップなんか教えちゃって、「イケてます」なんて言ってるとか。
他にも、民衆の歌いあげるシーンの迫力に圧倒され(ちょっと『スカピン』を思い出した。)
それにしてもなんだかどの曲もドラマチックだなぁ、と思っていたら、曲はあのジェラール・プレスギュルヴィック!!そして、専科の皆さま(4人)が、さすがの貫録と素晴らしい歌声で。

大階段のダンスシーンは、ちゃんとナポレオンの“N”で
印象的だったのはデュエットダンスの時のねねちゃんの衣装。黒いパンツスタイルで、これってめずらしいよね?しかもなんかセクシー
とにかく目の前の銀橋を何度も柚希さんが行ったり来たりしましたが、
脚が長いっ!!そして、とにかくキラキラ
もう、クラクラしてしまいましたわ。

それと、ナポレオンの傍らにいる外務大臣の北翔さんタレーラン
髪型といい、演技といい、歌声といい・・・完璧!!
私的には、もう少女マンガに出てきそうなヴィジュアルが超ツボ!!
しかも、いつも祐飛さまのそばで観ていた北翔さんが柚希さんと一緒にいるのがすごく不思議な感じでした。



おまけ・・・
ナポレオンにいきなりキスされたジョセフィーヌの第一声は、
「息ができないわ!」でした・・・(だから、それがどうしたって???



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やっと!!

2014年03月02日 21時39分16秒 | すみれの花咲く国
今年、最初の観劇は東京宝塚劇場。

なんと☆今までで一番舞台に近いお席で、柚希さんの長い脚が目の前!!

・・・もう、クラクラしちゃったわ


感想は、後ほど。
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