秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

StarSブログ

2013年08月27日 00時01分39秒 | 井上くんらぶ
StarSの3人が始めたブログ・・・いつも“くすっ”と笑いながら、ほほえましく読んでいます。


・・・二熊物語・・・面白すぎっ!!


あ~
平日だし、武道館だし、あきらめてたんだけど・・・やっぱりコンサート行こうかなぁ



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『ダディ・ロング・レッグズ』再々演!!

2013年08月26日 01時14分44秒 | 井上くんらぶ
あの、舞台『ダディ・ロング・レッグス』が、再々演決定だそうです!!(ココ
2012年の秋観た、井上くんと真綾ちゃんの二人芝居。

うれしいな

再演は観られなかったけれど、この次は観たい

先日の『二都物語』を観て気づいたけど・・・私はやっぱり舞台で観る(聴く?)井上くんが一番好きです。





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『ロミオとジュリエット』 (☆組) 8/13(火) ソワレ

2013年08月25日 19時20分34秒 | すみれの花咲く国
本日、☆組の『ロミオとジュリエット』は東京宝塚劇場で千秋楽を迎えました。

そして、もう2週間も前になってしまいましたが・・・
私の夏休みのラストは、どうしてももう一度会いたかった柚希ロミオに会うため・・・またもや有楽町へ。


宝塚歌劇 星組公演『ロミオとジュリエット』 2013.8.13(火) 18:30開演 東京宝塚劇場

ロミオ           柚希礼音
ジュリエット        夢咲ねね
ティボルト         真風涼帆
ベンヴォーリオ       紅ゆずる
マーキューシオ       天寿光希
パリス伯爵         壱城あずさ
乳母            美城れん
ヴェローナ大公       十輝いりす
キャピュレット卿      一樹千尋
ロレンス神父        英真なおき

死             麻央侑希
愛             礼 真琴



はい、Bパターンです

が、その前に!!
柚希ロミオの、若返り方がハンパない~~っ!!
あのキラキラ感、ピュア感はどうなってるんでしょ!?
柚希さんのお声って、元々がちょっとスモーキーというか、大人っぽいというか・・・なのに、あの若い少年のようなクリアな歌声は・・・ヴィジュアルも合わせてですが、もう柚希さんがロミオなのか、ロミオが柚希さんなのかわからない
登場シーンのあのたんぽぽの綿毛“ふーっ”だって、あのメルヘン感はないでしょ!?
しかも、それがあまり作ってる感じではなく、もう柚希さんと同一化してる。
恋を夢見る若者の純粋さ(イマドキ、いるのか?そんな男子?)も、ロレンス神父にまとわりつくようなあの甘えっ子な少年っぽさ(まるで小学5年生)も、観ていて私の方がニマニマしてしまう
そして、ねねジュリエットも上に同じ。
初演の時の、あのブリブリ感が減って、より乙女さが増してる!!
まっすぐな乙女の純真さが伝わってきて、可憐で、幼子のよう。
もちろん、二人とも出会ってから、あっという間に愛し合い、別れ、悲しみ、と短時間で人生を駆け抜けるように生きるから、その成長ぶりは目を見張るものがあるのだけれど・・・
その変化もすごいと思うし、二人の結びつきの強さを思うと、“恋って愛って、こうでなくちゃいけない!!”と思えてきます。
・・・とまぁ、この二人に関しては語りだしたら止まりそうもないので・・・いったん休止


さてさて、楽しみだったBパターンの役替わりについて、ですが・・・
ティボルト/真風さん
ヴィジュアルはバッチリです。背が高いのもいいです。お歌も・・・初めてちゃんと聴いた気がしますが(?)悪くなかった(←上から目線
あれ?でも・・・“いつキレるともしれぬアブナイ男”っていうトゲトゲ感が・・・
黙って立ってる時の姿が、ちょっと自信なさげというか、オドオドして見えたのよね
他のティボルトが、わりといつも不機嫌でイライラしているのと比べると、割と内向的!?(まあ、その分“ナイフだけがお友達”っていうのは納得できたけど
キレる、っていうのにもいろんなタイプがあるのかな。
真風ティボの場合は、普段はおとなしいけど、突然スイッチが入るタイプなのか?
それと、女にもあんまり積極的には見えなかった。これって真風さんの持ってるイメージのせいかなぁ。
・・・今まで観たどの役も、あんまり肉食系なタイプじゃなかったからなぁ。どうも低体温(?)に見えて、淡泊で、まぁよくいえば繊細・・・そんな真風ティボルトでありました。

ベンヴォーリオ/紅さん
粗忽者でした。(=そそっかしい人。おっちょこちょい。)
というより、ロミオが好きでしようがない(笑)のはすごくよくわかりました。
紅ベンヴォーリオのヴィジュアルは、モンタギュー側がみんな“青”基調なのに“緑”に近い。う~ん。シアン?ターコイズブルー?(どっちいかといえば今までのベンは“黒”だったから、なおさら軽い感じに見えたのかも)・・・乳母には「こんなアスパラみたいな頭に・・・」と言われてましたね
とにかくロミオと一緒にいるのがとても嬉しそう。マーキューシオに「おまえ、いっつも・・・」と言われるのも確かに!と思ってしまう。
だからなのか、ジュリエットの死をロミオに伝えなければならない♪どうやって伝えよう、も、マントヴァでロミオに会うシーンも、紅ベンヴォーリオの表情がすっごく切なくて。
そして、ラストで霊廟に横たわるロミオに触れる手が、恐々と、でも優しくて、泣き崩れる姿にきゅーんと来ました
紅さん・・・そして、本当にお歌が上手くなったわ~

マーキューシオ/みっきー
すっごく突っ張ってるんだけど、なんか可愛さのあるマーキューシオでした。
マーキューシオって、へらへらしておどけているけど、本当は大公の甥だし家柄はかなりいいんだよね。
なのにあんな風にしてるのは、たぶん家庭でなにか問題があって家に居ずらいのかな?実はすごく孤独を抱えた人なのかも。女ったらしなのは、若気の至りか、それともなにか女性にトラウマでも?
みっきーマーキューシオ、お歌もお上手でした。そして死んでいく時が、すごく切ない。

パリス伯爵/壱城さん
髪型が・・・。
それに・・・なんでだろ、面白いんだけど。
キャピュレット卿とのシーンは、なんだか楽しい。

【死】/麻央さん
衣装が~・・・普通そっかぁー・・・真風さんがキラキラなのは、やっぱり“Sランク【死】”だからなんだね。(←思いっきり演目ちがい
そのせいか存在感がイマイチ・・・でも、ふっと気づくとそこにいる、みたいな浮遊感はありました。
ただ、ロミオと絡む「僕は怖い」はあの大きな影のような【死】の操ってる感があまり感じられなくて、ちょっと残念。・・・というか、真風さんの死がそれほど好きなんだ、自分

【愛】/礼さん
う~ん。本当にしなやか。かわいらしい。
・・・礼さん、この役を観るかぎり、娘役でもよかったんじゃ


乳母/美城さんは、さらに乳母が板についたように心温かい歌声を聴かせてくれました。
キャピュレット卿/一樹さんロレンス神父/英真さんは、もう鉄板ですね。父性(でいいよね?)に溢れていて「娘よ」も「神はまだ・・・」も、聴いてると涙が出そう
それぞれの夫人たちもよかったな。
ジュリエット母/音花さんは、女の情念が激しくほとばしるような色っぽさがあったし、ロミオ母/花愛さんの、ラストの歌い出し♪息子は帰らない~には泣かされました。


本編終わっての、フィナーレはもう、ウハウハ、ドキドキ、のしっぱなしでした。
だって・・・超~~~~っカッコいいよぉ~~っ!!!
肉食系バリバリモリモリ系(?)の柚希さんの刺すような鋭い眼光、キビキビしたダンス、シビレました!!ねねちゃんとのデュエットダンス、キリっとタンゴ!!ねねちゃんの半分シースルーの黒ドレスが色っぽくてドキドキ(私はオ○ジかっ?)
しかし・・・この二人のデュエットダンスって、どうしてこんなに濃厚で色っぽいんだろう
・・・とにかく柚希さんの魅力をまたまた再確認しました!!

結論。どんなイケメンなロミオがこのあと登場しても、私の“ロミオ”はただ一人。

・・・ああ『REON2』が待ちきれない





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『秘密の花園』

2013年08月23日 23時39分10秒 | 舞台
私は20代の前半、ふとしたことがきっかけで芝居というものに嵌って観劇をするようになりました。
最初は、舞台好きの先輩に連れて行ってもらう形だったり、雑誌“ぴあ”でリサーチしたり。
学生時代はお金がなくて、思ったようにはいかなかったけれど、社会人になってからは、その休日の度に、様々な舞台を観ました。
まだ、自分がどんな芝居が好きなのか?はっきりしていなくて・・・かなり“手当たり次第”な観方をしていた時期です。

覚えているのは・・・
パルコ劇場の『HAIR』(まだアイドル路線だった荒川務さんが主演していた)、東京キッドブラザース(まだTVで売れる前の“踊る柴田恭平”を観た)、カッコ良かったMr,SLIM COMPANY、清水邦夫さんの「木冬社」、当時大人気だったつかさんの『熱海殺人事件』&『蒲田行進曲』、野田さんの夢の遊眠社、オンシアター自由劇場の『上海バンスキング』・・・
アングラ演劇とよばれた小劇場系の舞台も、ある意味“怖いもの見たさ”のような気持ちもあって、いくつか観に行きましたが・・・中でも印象に残っているのは、渡辺えりさん(当時はえり子さん)の『少女仮面』、唐さんの『愛の乞食』、天井桟敷の『レミング』等々。

そんな中、とにかく思い出に残っていた舞台『秘密の花園』
これこそは、1982年、下北沢に新しくできた本多劇場
のこけら落とし公演
でした。
私は友人と二人で、なんとその舞台を最前列から観たのでした

唐さんの脚本、主演は緑魔子、清水紘治、そしてまだあまり知られていなかった柄本明。
もう、30年も前のことですから、断片的にしかその内容は憶えていません
ただ・・・汽笛、クラシック音楽(たしかブラームス?)、オンボロなアパート。
扉が開くとそこには首つり死体
菖蒲の葉、そしてラストシーンの・・・舞台が水浸しになるほどの水・水・水。(真新しい劇場の舞台をこんなに水浸しにしてどうするの?と本当に心配でした


先日、久々に下北沢の駅に降り立って、思い出しました。
まさか、30年の時を経て、あの時の自分と同じ歳頃に育った娘と一緒にまたこの劇場に来ようとは・・・
しかも、この日の観劇はあの日と同じ最前列でした。

ああ・・・人生って、本当に不思議



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『二都物語』 8/11(日) マチネ

2013年08月19日 01時19分45秒 | 舞台
夏休みの2日目は、本当に久々に帝劇へ。あまりに間が空き過ぎて、無事にたどり着けるか心配でしたが


『二都物語』 2013.8.11(日) 12:30開演 帝国劇場


シドニー・カートン      井上芳雄
チャールズ・ダーニー     浦井健治
ルーシー・マネット      すみれ
マダム・ドファルジュ     濱田めぐみ
ドファルジュ         橋本さとし
ドクター・マネット      今井清隆
バーサッド          福井貴一
ジェリー・クランチャー    宮川 浩
サン・テヴレモンド侯爵    岡 幸二郎
ジャービス・ロリー      原 康義
ミス・プロス         塩田朋子
弁護士ストライバー      原 慎一郎


18世紀後半、イギリスに住むルーシー・マネットは、
17年間バスティーユに投獄されていた父ドクター・マネットが
酒屋の経営者ドファルジュ夫妻に保護されていると知り、パリへ向かう。

父娘でロンドンへの帰途の最中、フランスの亡命貴族チャールズ・ダーニーと出会うが
彼はスパイ容疑で裁判に掛けられてしまう。

そのピンチを救ったのはダーニーと瓜二つの酒浸りの弁護士シドニー・カートン。
3人は親交を深め、ダーニーとルーシーは結婚を誓い合う仲になる。
密かにルーシーを愛していたカートンだが、2人を想い身を引くことに…。
しかしダーニーは昔の使用人の危機を救おうと祖国フランスに戻り、
フランス革命により蜂起した民衆たちに捕えられてしまう。

再び裁判に掛けられたダーニーだったが、そこで驚くべき罪が判明し、下された判決は死刑。
ダーニーとルーシーの幸せを願うカートンはある決心をし、
ダーニーが捕えられている牢獄へと向かうが…。(公式サイトより)



原作は、とにかく長い話ですから・・・どういう風に持ってきてどんな具合に展開してどんな形で〆るのか?
とドキドキしていたのですが・・・
1幕は思っていたより長く“へっ?”とわからない個所もありましたが、2幕になると展開が早くてしかも、1幕での謎がパーっと解けていく感じ。
それにしても、♪牢獄に17年~とか歌うドクター・マネット(今井さん)はまるでバルジャンだったし、娘のルーシーが結婚する時のドクター・マネットのチャールズを見つめる表情やらなにやらは、やはりバルジャンとマリウスのようだったり。
2幕で民衆を煽るマダム・ドファルジュは『MA』のマルグリットみたいだったし
まあ、時代が思いっきり被ってますから、どことなくいろいろが繋がってしまうのですが・・・
大きなパネルのような板(?)にいろいろなシーンが映し出されるセットは、最近のCG映像多用の美術より好みでした。
2階建のドファルジュの店?は、なんとなく『ルドルフ』を思い出した。


まずは、最初からツッコミですが
ダーニーとカートンって、似てるって・・・どこかで言ってたっけ?この二人が似てないとこの物語は成立しないんじゃ?
それから、パリなのかロンドンなのか、時々“ここはどこ?”状態に。
それにしても、重厚な歌ウマキャストさんが揃っていて、耳に贅沢。その割には、強烈な、これっ!!という曲がないような・・・それがちょっと残念でしたが
それぞれに聴かせどころはありますが、すごい~と思ったのは、思いがけない人と人のデュエット。
酒場で歌う井上くんと宮川さんと福井さん・・・なんて想像もつかなかった

さて、その方々ですが、
ドクター・マネット/今井さん
娘想いの父親は、もう今井さんしかいない!!
それにしても、ルーシーがダーニーと結婚する時、ダーニーの出生を知っていたのか?いなかったのか?
最後は自分の書いた手紙をドファルジュたちに悪用されるなんて・・・
・・・ああ無情(←だから演目ちがうって

バーサッド/福井さん
侯爵に雇われてダーニーを陥れる悪い人だと思っていたら、まんまとカートンに足元をすくわれるドジな小者?でした。まぁ、きっと根はいい人なんでしょうね。
歌声はさすが~

クランチャー/宮川さん
なにしろ衣装が・・・でこの人何者??お金を出せばなんでもやる人のようでしたが、用心棒と言われてもたしかにあんまり信用できない雰囲気?
後の“蘇り請負人”の意味が最初はわからなくて。
この方の歌声もすばらしく聴き応えがありました。

マダム・ドファルジュ/濱田さん
いや~激しいっ!!強っ!!歌唱力は本当に申し分ない。
けれど、なぜにここまで貴族を憎むのか。・・・いや、家族を殺された恨みというのはわかるけれどどこまでやったらこの人の恨みは終わるのか・・・そこがもうちょっと病的で怖い(旦那さんのドファルジュも持てあましてた?)
う~ん。恨みや憎しみから生まれるものってやっぱりないんだな。
マダムの最期は、なんだか仕方ないな、と思ってしまった

ドファルジュ/さとしさん
最初はドクターの味方だったはずが・・・民衆のリーダーとしてなのか、マダムの恨みに同情してなのか、ドクターを陥れる形に?
それでもマダムのあまりの暴走ぶりに「最後っていつだ?」とどうにかして妻を止めようとするのも愛情だな~と思ったり。
濱田さんのお歌があまりにも激しく(役の性質上)さとしさんの歌声があまり印象に残ってないのが残念。

サン・テヴレモンド侯爵/岡さん
本当に民衆いじめが似合う冷酷な貴族でした(誉めてます)手当たり次第に、無実の罪を着せて葬っていくところは、自分の身にいつも危険を感じているから?
唯一の甥にあたるダーニーにさえ、スパイ容疑をかけて罰しようとするのは自分を裏切ったことへの報復?
しかし、ヴィジュアルはグー
あの衣装は岡さんの趣味かな~鬘といいメイクといい、岡さんにぴったりでした


ミスター・ロリー/原康さん&ミス・プロス/塩田さん
帝劇でこの方々の芝居が観られる!!・・・と密かに楽しみでした。
二人とも、ルーシーの保護者代わりのような役割りで、なんだかほっとする
ラストは、“あら~”というサプライズもあって、うふふ。
たしかな演技力が、舞台を引き締めてくれたような気がします。

さて、肝心の3人。
ルーシー/すみれさん
背もスラッと高く美人でおきれい。お歌も思っていたよりお上手。
・・・でも、なーーーんか私のイメージしてたルーシーとちがう。(すみません。完全に私の個人的意見です
う~ん。ルーシーって、カートンとダーニーと両方から愛される女性だからね、もっと言えば・・・たぶんすべての人を魅了する純粋な心と美しい容姿がないとダメ?
世間知らずっぽいところはよかったんだけど、どうもセリフになると感情表現がイマイチ・・・

ダーニー/浦井くん
伯父と絶縁して亡命する貴族のチャールズ・ダーニー。
フランス名は“シャルル”・・・でつい、某王子を思い出して笑ってしまった
カッコいいです。美しいです。イケメンです。
ルーシーとの出会いは、ロンドンへ渡る船の船室の切符を譲ったこと?だったらしい??(あとの説明でわかる)
二人はお互い恋に落ちるけれど、なかなか言い出せない。
・・・まあ、ルーシーがダーニーを選んでめでたく結婚して娘も生まれるのだけれど。
浦井くんのパパ仕様って、初めて見た?・・・その割には、リトル・ルーシーはカートンになついているみたいだったけど
それにしても、いくら昔の使用人を助けるためとはいえ、革命でたいへんなことになってるフランスへわざわざ戻らんでも(なんてお○カなの!?)
しかも、ダーニーにかけられた「驚くべき罪」って・・・
まぁ、たしかにフランス側に赤い帽子を被ったあのジャコバン党員(?)が多数いたのを見た時、ああこれはもう手当たり次第にみんなをギロチン送りにしちゃうとこなんだ、と思いましたが。
カートンが牢獄に現れ、あんなことになって・・・気づいた時、ダーニーはどう思ったのか。
それがまったく描かれていないのは・・・ちょっとだけ欲求不満かな。

カートン/井上くん
1幕は本当に優秀な弁護士?と思うほど、“飲んだくれの酔っぱらい”
ルーシーに出会って、生まれ変わる?そのシーンがイマイチはっきり覚えてない。
でも、突然舞台上に現れた無数の星を見つめ歌う「この星空」は、圧巻。最初、ジャベールの「Stars」を歌いだすのかと・・・
もう、一気に井上くんワールド全開。井上くんの歌唱力は、やっぱりすごい!!と実感しました。
でもその直後、速攻でルーシーに振られるカートンあちゃー。
でも、その後もダーニーとルーシー、そしてリトル・ルーシーとの交流は続き、カートンは家庭の暖かさに触れ、今まで得られなかった幸せを味わうのです。
特にリトル・ルーシーとのシーンは微笑ましくて、おしゃまなリトル・ルーシー(この日のリトル・ルーシーが誰だったか掲示していなかったのでわからない)は、寝かしつけようとするカートンにベッドの上で両手を広げて酔っぱらいのカートンの真似をして・・・カートンは「僕の物まねをするのはやめてくれ」なんて言ってて
そして、ダーニーが投獄され、処刑されると知った時、カートンは迷いもなく、その幸せを守るための決意を。
ああ、こんな方法しかなかったのか・・・
でも、きっとそれしかなかったのよね。
カートンの曇りのないまっすぐな気持ちが伝わってくるようで、井上くんのその歌声と演技力に泣きました。
刑を待つ間、一緒になったお針子とのシーンも、すごくよかった。(貴族に仕えていただけで死刑というのはひどくない?と思いましたが)
まっすぐ前を見て、扉の向こうに向かうカートン。
死への階段を登っていくその姿は神々しく、その表情は決して恐れてもいないしむしろ清々しい。


最初は、そうして生命を救われたダーニーとその家族がどう思ったのか知りたかった。
でも、時間が経つにつれ、あのラストでよかったと思えるようになりました。それは・・・



誰かのために生命をかける・・・それを“自己犠牲”とは思わずに最後にカートンは力強く言い放つのです。

これは僕が今までしてきた何よりも、
ずっとずっと良いことなんだ。
この先には、僕が今まで知らなかった、
ずっとずっと素晴らしい安らぎがある。



カートンは愛する者のために、自分自身も一番の幸せを実現できる“死”を選んだんだと思います。




蛇足ですが・・・
帰りの電車の中で、ふっと、ずっとずっと昔に読んだ曽野綾子さんの『誰のために愛するか』という本を思い出しました。

「その人のために死ねるか。
それはわたしたちにとってひとつの踏絵であり、つきつめればそれこそが愛の定義である。」



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えっ?あ・・・はぁ~~

2013年08月18日 12時17分08秒 | すみれの花咲く国
連日なぜか忙しく、なかなかPCに向かえなかった私。
週末だし、もう一週間も経過しちゃったし、早く早く!!と書きだした夏休みの宿題じゃなかった、いろいろな観劇感想・・・

でも、このニュースを聞いて全部一瞬ぶっとびました。


宙組 悠未ひろ 退団

・・・なんとなくそんなイヤな予感はあったけれど・・・(すずみんの時とパターンが一緒?)
悠未さんはずっと宙組にいてくれると、いや、いてほしいと思ってた。
宝塚100周年の来年に、あの大きな悠未さんが宙組にいないなんて

なんでだろう。
すっごくショック。

祐飛さまを追ってずっと宙組を観てきたから(過去のDVDも含めて)必然的に観て来た悠未さん。
イケメン揃いの宙組の中で、エロくてカッコ良くて、どこかしらお笑い要素が満載で、なぜかいつも気になってた悠未さん。


ああ
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『あかい壁の家』 8/10(土) マチネ

2013年08月13日 23時16分57秒 | 舞台
夏休みが始まりました!!

初日はアッキーも出演する、渡辺えりさんの舞台『あかい壁の家』。
2年前の『ゲゲゲのげ』は、2回観たにもかかわらず・・・結局まとまった感想も書けずに終わったし
はたしてこの“えりさんワールド”は・・・楽しみと不安が入り混じった観劇でした。


『あかい壁の家』 2013.8.10(土) 13:00開演 下北沢本多劇場

水原 凡平         中川 晃教   
水原 浪子         高岡 早紀   
北里 修          稲荷 卓央   
東野 笑子         渡辺 えり   
木ノ下 朝子        馬渕 英俚可  
カルラ・雅子オバサン       田根 楽子   
広瀬 卓三(学者)     土屋 良太   
清田 望(助手)      林田 航平   
福島 正夫         佐川 守正   
福島 綾子         藤本 沙紀   
福島 次男         宮島 朋弘   
福島 和男         川口 龍    
演出助手(小林一子)    石田 恭子   
音響・照明(中野和夫)   小倉 卓    
舞台監督(野口武雄)    奥山 隆
振付師(金田美代子)    金宮 良枝
新郎 マコト        形桐 レイメイ
神父 ミチコ        Kyoka
鈴木 香          小出 奈央
高橋 めぐみ        石山 知佳
加藤 しのぶ        泉 佑里奈
会田 加代子        栗山 絵美
今野 淳子         十倉 彩子
牧野 薫          佐藤 友紀
小暮 夕子         大鶴 美仁音
若林 花          瑚海 みどり
熊谷 ユキコ        川波 幸恵
紅嶋 小太郎        若松 武史
大女優           緑 魔子


震災の津波で家を流され、祖父母を失った宮城県の漁師の息子、本間凡平は、ボランティアによって整理された遺品の中から祖父の手紙を発見する。その中には1枚の謎の譜面があった。その旋律に誘われ、凡平はポンペイの劇場「オデオン」に旅立つ…。

冒頭、客席からふっと現れる凡平は、舞台の中央に置かれたキーボードに向かい、古びた楽譜を取りだしそっと弾き始める。けれど、その旋律は途中で途切れてしまう。
・・・その先の楽譜はなくその先は弾くことはできないのだ・・・
と、同じその場所で、味噌会社の面々がその社運を賭けてのミュージカルのオーディションを行う。そこに居合わせた凡平もいつのまにか巻き込まれていく。


うーーーーーん。

いやいやいや、決して簡単ではない舞台でした。
歌ったり踊ったり芝居したり、と楽しい笑いの個所も多々あるのだけれど、いろいろと、考えれば考えるほど、時空を行ったり来たりするその展開が???
納得できる部分と、まったく予期できないことや、つじつまが合うような合わないような個所もあって・・・いくつかのキーワードは散りばめられているのだけれど、舞台を観ている時はその意味がほとんどわからず
少し時間が経ってから、“もしかしたらこれってそういうこと?だったんじゃ??”と思い返すような個所がいっぱいで・・・つくづくえりさんの書く芝居は考えさせられるなぁ、と。

まずは、役者さんたちの感想を簡単に。
凡平/アッキー
どこかオドオドした自信なさげな凡平。祖父の遺品の中から見つけた出すはずだった手紙の中の楽譜。
その謎を知りたくてポンヘイまでやってくる。凡平が弾くピアノの旋律はとても悲しげで、だけど転調をくりかえし、いつか大勢の人たち(なぜか日本人)がそこに集まってくる。
音楽で歌で、人を惹きつけるのはアッキーならではの役だな(えりさんの当て書き?)
小さい時から自分を守ってくれた姉ちゃんに頼る凡平は、本当にまんま“弟”で何度か繰り返される「ねえちゃん~飴っ!!」はもう情けなく可愛くて
そして「もう、うんざりだっ!!」派手な仮面を付けて歌うシーンは、それまでの自分をかなぐり捨てるように思いっきり“俺様”で、ドSなアッキー全開(笑)(←でもカッコよかった!!)
オーデションの最中に大センセイから「君の夢はなんだ?」と問われるシーン。たぶん、すごく意味があったはず・・・

東野味噌社長?/えりさん
冒頭の“エイジング”は歌って踊って・・・(内容はすごーーーーく同意できてしまい、苦笑)すごい運動神経だな~とか思ったけどよく考えたら、映画『Shall we ダンス?』とかでもすっごい踊ってた、と思い出し

お姉ちゃん/高岡早紀さん
最初わからなかった。今までのイメージだと“女”って感じが、本当に生きのイイ、チャキチャキの“お姉ちゃん”で
とにかく細身でスタイルが良くてオトコマエでした。

朝子/馬渕英俚可さん
迷子の花嫁。薄汚れたウエディングドレス。いったい彼女になにが?
彼女の待つ福島の“和夫さん”は・・・たぶんもうこの世にはいない。
朝子がここまで探しに来たのはなんだったんだろう。和夫の死を悟った(本当はわかっていたけど理解したくなかったんだろう)時、彼女がつぶやく「私、なんで生きているんだろう?」というセリフは、泣いたりわめいたりするより哀しさがこみ上げてきました。
後半、何役かを演じているので・・・わけがわからなくて、えっ?ヨシコ?ツボミ?朝子?
それにしても・・・彼女は演技派だ。

カルラ・雅子オバサン/田根楽子さん
楽しいです。観光ガイドもバッチリ。その後の男らしい姿も(笑)
そして最後はエアリーな“妖精さん”・・・ぱた、ぱた、ぱた、と夢にまで出てきそうなインパクト

北里さん/稲荷卓央さん
ちょっと見、寺脇さんに似てるー?目力あるなー。
ラップで歌ったりコミカルなシーンがいっぱい。“唐組”の方らしい・・・けどさすがにわからない。


大女優/緑魔子さん
はっきり言って、この舞台にこの緑魔子さんが出ている、と聞いた時は本当に驚きました!!
だって、ここ下北沢の本多劇場といえば、この緑魔子さん抜きにはありえない場所だから。
・・・私、この本多劇場がオープンした1982年11月、こけら落としの舞台で緑魔子さんを観てます。
それこそは、唐さんが書いた舞台『秘密の花園』。(・・・これに関しては後日)
そして、約30年ぶりに観た緑魔子さんは・・・あの時のまま。本当にかわっていない。
たぶん70歳くらいになられると思いますが、とにかくおかわいらしい。その佇まい、その声、その台詞回しは、まるで少女のようで、それこそまるで妖精。独自のワールドが広がってきます。

そして、これまたすごい
紅嶋小太郎/若松武史さん
あの“天井桟敷”の若松さんにこの本多劇場で会えるとは!!
すっごいメイクで登場した演出家の大センセイは、なんともいえない存在感で(笑えるんだけど)、その後、若かりし頃の演出家として登場した時は、あの目に見えない首輪だけの“犬”を連れ、すごく何かを感じさせられました。
そしてひとつわかったのは・・・彼にとってこの脚本は、ただひたすらツボミさんのために書いた本だったんだね。
(あとで気づいた・・・前に観た『ゲゲゲのげ』に出ていた千太くん(若松力さん)は、息子さんでした

あと、一人。
友達の付き添いでオーデションに来たはずが、芝居に入り込んでしまうすっごい演技力の夕子ちゃん(大鶴美仁音さん)
・・・へっ?本当に唐さんのお嬢さんですか!?


アッキーファンとしては、すごく“当て書き”っぽいなぁ、と。
凡平が宮城県出身で、最初から舞台の上にどーんとあるキーボード(ちゃんと汚れメイクしてある)そしていなくなった和夫の携帯からはモーツァルトの“魔笛”が流れ。
・・・アッキーったら、どんだけえりさんに可愛がられてるんだか(笑)

そして舞台そのものは・・・
前半は結構笑って観ていられたのです。
でも、後半はなんだか息が苦しくなってきて・・・
偶然なのかそうでないのか、オーディションという名目はあるものの、ポンペイという場所に、味噌会社の社員だとか、福島の福島さん一家だとか、結婚式を挙げるカップルとその友人たち、迷子の花嫁、はたまたその地下でその遺跡を調査する学者と助手だとか・・・いろいろな面々が集まってくるけれど・・・
ふっと、あとで思ったのは・・・この人たち、みんな生きてる人じゃないんじゃないの?
耳鳴り。福島。「泣いた赤鬼」。想いを言葉にできない。・・・

凡平の弾くピアノの旋律が引き寄せた?
70年間待ち続けた、という大女優が最後に凡平にいう「あなたが作ったらいい。この曲の続きを」
・・・このために彼はここへ来たのか?


すべては理解できないけれど、とにかくあとからじわじわと、何かが心の中に広がってくるようで。
舞台って、そこにあるものもそこにないものも、観る側がどれだけ想像できるかで見えてくる時があって、作る側はどれだけ想像させられるか、が大事なんだわ、と思いました。




 
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夏休みです。

2013年08月11日 21時34分14秒 | えとせとら
昨日から、短い夏休みを満喫しています。

アッキーに会いに下北沢へ。
井上くんに会いに日比谷へ。

外は暑くて暑くて暑くて、汗がだらだらだらです。
でも・・・やっぱり舞台は生が一番です


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熱中症

2013年08月09日 18時53分02秒 | えとせとら
朝、目を覚ました時にもう部屋の中は30度近く。
洗濯物を干そうとベランダへ出ると、日差しが腕に突き刺さるようで
身支度して、帽子を深めにかぶって自転車でGO!!
走っている時はいいけれど、信号待ちで止まったら、汗が泉のように湧きあがってきて、
会社に到着するころには、すでに水を浴びたよう。
ユニホームに着替えて手洗いをしてエアシャワーをして、自分の所属フロアへ入った途端、もうそこは亜熱帯!?
そしてひとたび仕事が始まれば、そこは36度~40度の熱地獄(なにかのバツゲームか?それともお仕置き部屋?)

30分に一度は水分補給をし、仕事中も送風機は使用していますが、高温の空気を攪拌するだけですぐに冷風は温風に
イマイチ通気性の悪いユニホームは汗でベッチャベッチャ。大きな声じゃ言えないけどパ○ツだって・・・
ああ、髪の毛が汗で濡れて気持ち悪い・・・

そんな中で、時間が経過すると、意識が朦朧としてきます。
目の前には止まることなく動き続けるコンベアー。おっと、あぶないあぶない
作業の最後は片付けと掃除(油まみれの装置をアルコールでふきあげ、床のモップがけまで約一時間)

仕事が終わって、冷房の効いたロッカーで着替えてやっとクールダウンするものの、一歩外へ出れば、まだ焼けたアスファルトから陽炎が立ちあがるほど暑い。
ジリジリした西日を浴びながら自転車を飛ばして家に帰り着くと、締め切っていた部屋はまたまた温室のようで。
とにかく水分!!そして塩分!!・・・ついでに糖分も!!(←これは余計

暑過ぎてまともに夕飯を作るのがイヤ(台所に立ちたくない)
・・・あ、ちなみに最近の我が家のマイブームは“ところてん”“です
いろいろして、お風呂に入って、さあ、寝よう、と思っても・・・今度は眠れない。
なぜって、暑くって。
部屋が、ではなく・・・私自身の身体から放熱していて、それが熱過ぎて


はぁ~・・・こんな毎日って
これってどう考えても、ある意味、立派な熱中症?でしょうか。

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もう一度会いたい

2013年08月06日 23時14分33秒 | すみれの花咲く国
誰に?
「ロミオよ!私の愛する!!」(byねねジュリエット)

役替わりのBパターンもできれば観たいなぁ、と思っていましたが・・・
それよりなにより、柚希ロミオに会いたいのです。もう一度だけ

だってさ、きっと、さすがに再々演まではないよね?
ってことは、これはもしかして柚希さんの最後のロミオかもしれない
それに・・・
そりゃあDVDを買えば、いつでも観れるかもしれないけど・・・生の舞台でもう一度観れるって貴重なことだよね?

と、いうわけで・・・♪恋の翼に乗って~すべて乗り越えた~~
気づいたらボチッとしてたわけです・・・
ああ、娘その2には言えない




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