秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
好き勝手気ままな雑多ブログへようこそ!!

『風林火山』 第30回 「天下への道」

2007年07月31日 21時16分11秒 | 大河『風林火山』
この日の「大河」は何かがちがう・・・
え~~っ!?内野さんのあの「風林火山」の朗読が・・・かわってる!!
そして、心配していた、選挙速報が入らない代わりに、「大雨洪水警報」etcが目いっぱい画面を被い尽くしたのでした・・・


板垣・甘利の死を乗り越え、なんとか晴信も立ち直りました。
みなを集めて「わしはこの甲斐に新たな城を築くことはない。」と宣言。
「そなたらこそがわしの城じゃ。人は城。人は石垣、人は堀。情けは味方、仇は敵なり。」・・・いい言葉ですね~

そして、越後では・・・
景虎@ガックン、ついに長尾家の家督を継ぎ、「大河」に本格的に参戦!です。
・・・
居並ぶ長尾家の家来の中・・・う~~ん、やっぱり、なんかへん!?この違和感は・・・
やっぱり、衣装かなぁ・・・いや、髪型か・・・?
・・・え~~と、あ~となんていうんでしょ、ガックン、きちんとセリフもしゃべってるし、お声もカツゼツも悪くない・・・
う~ん、でも・・・誰かと会話してる感じがしないのよ・・・
なんとなく、ガックンの周りだけ見えないバリヤーが存在するような・・・(それってはっきり言えば、浮いてるってこと!?ひぇぇぇ~~~っ)
そう、独自の世界を強く持ってらして・・・相手を見てない感じがしちゃうのよ。
この先、あの濃ゆ~い勘助&最近みょ~うに渋い晴信と、どう関わっていくのか・・・
(だからって、3人の場面を、またあのへんな線で三分割しないでくれよN○K・・・とか本気で思ってしまった!!)

なにはともあれ、時代は動いて行くのでした。
勘助は駿河の義元のもとへ、買い付けた鉄砲を運ぶ港の借用を願い出、そこで越後の景虎の噂を聞き・・・

来週は・・・ついにご対面!?

なんか、すっごくビジュアル的に・・・差がありそうな・・・気が・・・

どんなに汚くても、どんなにむさ苦しくても・・・私は、断然、勘助派!!ですわよ。(笑)




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魔法の箱

2007年07月29日 20時24分02秒 | 『レ・ミゼラブル』
本日は完全にオフ。
いつもはすぐ眠くなってしまって、じっくりと見られないネットで検索・・・でやっと見つけました。

実はネットのお友達から教えてもらった、有名な?You Tubeの『レミゼラブル』。
しかも全部、あの“Lego"バージョン!!

・・・すっごい!!
ちゃんと、オーバーチェアから始まるんだ・・・
あ、「対決」のシーンはイスも壊してる・・・
レッド・フラックが重そうだ~とか、
「カフェ・ソング」の場面はセピア色で思い出風~
「結婚式」はちゃんとキスもしてる。

・・・すごい!!ドラマちっくだぁ。

そしてこの“魔法の箱”はいくらでも次々と別の箱があって、外国のエポニーヌの歌を堪能したり、何人ものバルジャンに会えたり、本当にすっごい~

楽しかった・・・


あれれ???でも、なぜだか最後は『・・・レミ編』というところから懐かしの『クコール劇場』・・・『ダンス・オブ・ヴァンパイア』へ行きついて、
気づいたら、今日は『ヴァンパイア』デーになってしまったのでした・・・



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滝汗・・・

2007年07月28日 17時54分06秒 | えとせとら
梅雨明けもまだ、というのに連日のこの暑さ・・・しんどいです。
飲めば、汗が噴出して胃液は薄まり身体には良くない、とわかっているのですが・・・飲まずにはいられない!!
(6月の“まさかの旅行”以来、抗生剤が効かないと困るのでお酒は一滴も飲んでいませんが
その度に、マンガのような滝汗が身体中から流れてきます。
新陳代謝がいい、といえばそれまでですが・・・

・・・さて『レミゼ』、あれから2週間。
実は、本日『レミゼ』のマチネ・チケット持ってました。
でも、友人に譲りました。なぜなら・・・
かぶったの~っ!!超・現実ってやつと。



そしてこの炎天下・・・娘その2のため、高校の説明会×2校に行ってきました。
暑かった~・・・その上成績の話になると・・・ちがう意味で“滝汗”
つ、疲れた・・・

ああ、この夏はいろんな意味で熱くなりそう・・・




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『風林火山』 第29回 「逆襲!武田軍」

2007年07月27日 23時32分02秒 | 大河『風林火山』
両雄を失った武田軍・・・晴信はなかなか陣を退かず、やっとのことで晴信を動かしたのは母・大井夫人の手紙だった・・・


やがて、小笠原と高遠が挙兵、晴信の信濃を守る戦が繰り広げられます。
そこに掲げられた諏訪法性の旗。
勘助の「板垣様はまだ生きておられまする・・・」という言葉にグッときました。
やがてその勝利のあと、晴信は板垣の残したものの大きさを知り、涙する・・・


“じぃぃぃ”“かんしゅけ?”な勘助は、己の慢心を反省し、新たな策略を仕掛けます。・・・ここのところ、本当にじっと耐えるような静かな演技の内野勘助・・・目線ひとつでその内心を語るような演技、渋い!!
板垣の遺言?「まことの軍師となれ」・・・この課題を今後どう克服していくのか・・・

晴信@亀次郎さんの空虚な表情・・・前回のあの大げさすぎる怒り顔の人と同一人物とは思えません。
・・・いいですね。いえ、そのほや~~んとした顔がいい、というのではなく(汗)人として打ちひしがれ、悩み、自分を見つめ直そうとする人間っぽさがいいのです。
そして、それぞれの武田軍の決意、諏訪の由布姫を訪れた晴信の前に・・・
板垣の化身かっとも思えるトンボが・・・

・・・でかっ!!・・・ラジコン飛行機かと思ったよ・・・

板垣=トンボ、なのはその兜飾りでも、着物の柄でもわかってるけど・・・何を表現したいかもわかるけど・・・
もう少し、どうにか自然っぽいトンボにしてくれよ・・・


それでも、「板垣、なぜ死んだ~っ!!」と絶叫し続ける晴信は切なく哀しかったです。
しかも、泣き崩れる腰から下部分が異様に色っぽく“さすがに女形だわ~”と感心してしまったのでした・・・







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もうひとつのロック・オペラ

2007年07月26日 23時38分28秒 | えとせとら
『JCS』を観てから、『レミゼ』一色だった頭の中がすこ~し別のものも取り込めるスペースを持ち始めたようで(汗)、買ってきたパンフレットを読みながら、“あれっ?”と思い出したことが。

『JCS』と共に、60年代の終わり頃から、ロック・オペラ(または、ロック・ミュージカル)と呼ばれる、ロックの音楽性を芝居に取り入れた舞台がいくつか上演された・・・との解説。
ひとつは、言わずと知れたザ・フーの『TOMMY』。
そして、もうひとつは『ヘアー』。

『ヘアー』・・・私、かーなーりー昔に(汗)観た記憶がある・・・。
あれは、たしか、♪シャトー・ラファルジュ・・・じゃなかった、渋谷PARCO西武劇場。
髪の長い若者たちが、反戦をベースに、その若さ、喜び、エネルギーを歌にして表現している、パワフルな舞台でした。

芝居好きの先輩が連れて行ってくれた『ヘアー』。
その舞台で聴いた「アクエリアス/レット・ザ・サンシャイン」・・・終わりなく繰り返されるそのフレーズは強烈なインパクトがあって、二十歳そこそこの学生だった私には、かなりセンセーショナルでした。
・・・確か、主役は荒川務さん。(まだ劇団四季に入る前の、ついこないだまでアイドルだった!?人でした。)
なんでだろう・・・時任三郎さんも出てたな・・・
あ、今やテナ夫人の田中利花さんとかも。

よく考えたら、生まれてはじめて観たミュージカルだったかも。
う~~ん、観た私自身も・・・この舞台が“今”につながろうとは・・・あの頃は思いもしなかったわ・・・





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劇団四季 『ジーザス・クライスト・スーパースター』 ~ジャパネスク~7/20

2007年07月24日 23時31分21秒 | 劇団四季
ずっと仕事と『レミゼ』が忙しく(?)もう観れないかも・・・と半分あきらめていましたが、思い切って仕事帰りに電車に飛び乗って、行ってきました!
ジャパネスク・バージョンは~21日まで、ということでギリギリセーフ!?

実は、初見です。
1973年、話題のミュージカルと噂は聞いていました。ミュージカルなのにロック、と聞いて興味津々。
・・・だけどな~ぜかタイミングが合わず・・・私にとってはあの、市村さんや山口さんを輩出した、すっごい舞台!!という巷の噂のみが・・・



『ジーザス・クライスト・スーパースター』~ジャパネスク・バージョン~
 2007・7・20 19:00 四季秋劇場


ジーザス・クライスト: 柳瀬大輔
イスカリオテのユダ: 金森 勝
マグダラのマリア: 高木美果
カヤパ(大司教): 青木 朗
アンナス(カヤパの義父): 明戸信吾
司祭1: 阿川建一郎
司祭2: 田辺 容
司祭3: 川原信弘
シモン(使徒): 神崎翔馬
ペテロ(使徒): 飯田洋輔
ピラト(ローマの総督): 村 俊英
ヘロデ王 :下村尊則


秋劇場お気に入りの12列目はチケットが取れず、そのひとつ後ろから見ました。
・・・?ここって、こんなに狭かったっけ?
帝劇通いが続いたせいで、軽く空間の感覚が・・・


話はキリストの最後の7日間を描いています。
全体的に白っぽい舞台に、大八車。白塗りに隈取りの歌舞伎メイクが怖いくらいにキマってます。
う~~~~ん。インパクトありますね~なんか、新鮮。
・・・あ、本来がノンポリなので、聖書もちゃんと読んだことがないため、新約聖書のさわりくらいしか知識がありません。
ユダって裏切り者の代名詞みたいな人よね?
でも、この舞台に最初に登場してくるユダ・・・とってもキリストを好きなのね。
好きだから心配で、好きだからこのままじゃいけないと思い、好きだから・・・裏切ろうとしてる。

そのユダ。・・・あれれ?芝さんのようだけど(化粧でわからず)声がちがうぞ~だ、だれっ!?・・・キャスト表を見ると・・・金森勝、とある。
えええ~~~っ!?キム・スンラさん!?
最近、四季のHPをほとんど見ていなかった私・・・
キム・スンラさんといえば・・・いつぞや観た『劇団四季ソング&ダンスⅢ~RUN TO FUTURE~』で歌いまくっていたあのボーカルのひとりではないか!?(『キャッツ』のラム・タム・タガーは、残念ながら未見
芝さんより高め、でも、ファンキーなお声。・・・惹きつけられるお声です。

ジーザスの柳瀬さん、白塗りメイクのため表情がわかりにくいのでは・・・と思ったのは大間違い。なんという力強いお声。しかもなんと哀しげなお声で歌うのでしょう。ジーザスの苦悩の深さが伝わってくる・・・


リズムも歌もロックなのに三味線や太鼓で演奏されていて、それがミョウにマッチしてるんだな、これが。
「ホサナ」であれほどジーザスを讃えた民衆が、「ジーザスの神殿」では何から何までジーザスを頼り、蟻の大群のようにジーザスに取り付いていく様子は、怖ろしかったです。どうも集団、って怖いイメージなのよね・・・
そして、ユダの裏切りから、ムチ撃たれ、自ら運んだ十字架に磔にされるジーザス。
・・・ここの激しい、数えながらのムチの音、ジーザスを打ち付けるくぎを打ち込む音など、強烈な音にびっくり

へロデ王の下村さんは、もう~奇抜さでは右に出るものはいないだろう、と思われるいでたち。ここだけはとっても明るくノリノリなお歌で、お衣装も本当にジャポネスク!!青竹さばきもさすがにキマっておられましたが、なにしろ身のこなし、立ち振る舞いが流暢でお美しい。

そして、ソウルガールを率いての、ユダのノリノリのナンバー「ス-パースター」ですよ~~っ!迫力です。
この黒いバラを肩からあしらったお衣装が・・・すっごい~~っ!!
(なんかせくしぃでっす。)
ラストのジーザス磔のシーン、醜く歪んだ民衆の顔、怖かったです。

男性の観劇がとっても多かったですね。(しかも私と同世代くらい)
おそらくはこの曲を聴くとじっとしていられない世代?なのかな・・・


・・・これが「エルサレム・バージョン」に変わるとどうなるんでしょうか。
ああ、どうしよう。観ちゃうかもしれない・・・というより、観てみたい・・・






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ミュージカル好きの欲望

2007年07月21日 23時54分14秒 | 音楽
ミュージカルの好きな方なら、お気に入りの役者さんの“声”ってかなり重要だと思います。
ミュージカル=歌で進行する芝居ですから、当然といえば当然ですがビジュアルもさることながら、その声で歌われるお歌(=セリフ)はその舞台の決めの一手!?
・・・第一声で心を奪われてしまうこともしばしば。
もちろんそれだけではありません。
その声で歌われる演技(なんだかへんな言い方ですが)が熱く魅力的だったりしたら・・・も~う

私自身、ご贔屓の役者さんはいろいろ!!ですが・・・今一番印象の強い“禅さんマリウス”でたとえていうなら・・・

♪誰が~導くか~、ではじまる登場シーン。なんてお若い!(どうしても年齢のことは事実なので頭から離れず)よく通るお声。
それが、コゼットと出会った瞬間の♪ごめん、気づかないで~
・・・恋するマリウスのほにゃほにゃぶり、アンジョルラスに諭され“ふたつにひとつ”と悩むマリウス。そして、決意した時のきりり!とした表情。
エポニーヌとの場面でも、エポニーヌに髪を触られて「なんだよ、ふざけて」とここで本当に笑い飛ばしてくれるやさしさ&余裕(?)
(他のマリウスは、びっくりして飛び退いたり、なにげに怒ったり)
そのくせ、マリウスと一緒に居たくて男の子の格好をしてついてくるエポニーヌには「行け!危険だ!撃たれる!!」と本気で怒るんですよね。
(他のマリウスは、ここではこんなに怒りません。・・・ここで本気で怒らないととそのあとのエポニーヌの「心配してくれた!?好きなの、私を」のセリフが生きないのですよ・・・)

あああ、こういうマリウスが好きなのよーーーっ!!

禅さんの美声&演技プラン&ミラクルメイク(!?)にメロメロです

それぞれに、歌派という方々もいることでしょう。演技派という方々も。
どちらにも心惹かれます。
でも、禅さんマリウスはどちらも持ちえていて、私の中では完璧でした。


そして、舞台はナマもの。
もちろん毎回ちがうし、昨日と明日ではまったくちがう。
それでもミュージカルのいいところは、その音源を聴けばその時の舞台が脳内再生できること!!


モリクミさんがミュージカルナンバーをセレクトしてCDを出されたそうですが・・・
たしか、禅さんのお歌って『ベスト・ミュージカル』2だけ?
あ、そうそう映画版の?『レ・ミゼラブル』のマリウス役の吹き替えをされているというのは・・・どれなんでしょうか。
・・・聴いてみたいものです。


『エリザベート』のフランツで出会い、
『ジキル&ハイド』の銀縁メガネのアターソンでそのお声の素敵さにトキメキ、『MA』では、やさしさのあふれるルイ16世に癒され。

SP マリウスの深い深いマリウスにもう一度会わせてください。
CDでいいです。DVDでなくてもいいです。
禅さんマリウス&歌穂エポニーヌ、を永遠の思い出にしたいのです






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君の恋人、マリウス

2007年07月18日 23時47分06秒 | 『レ・ミゼラブル』
・・・まずいです。
現世へ帰って来れません。
仕事をしていても、自転車に乗っていても、夕飯を作っていても、突然にスイッチが入って、あの禅さんマリウスの♪めぐり逢えたのに~の一節が頭の中に流れてきます。
・・・あとはもうせき止められない洪水のように『レミゼ』の世界が広がってきて・・・
気がついたら涙がじわじわとわきあがってきて・・・ああ、あきらかにアヤシイ人だってば


私ってアンジョ派だとばっかり思っていたのに、どうしてこんなにマリウスが気になるんでしょうか
禅さんのマリウスを観てから、たしかにマリウスの心の内側にあるものを考えている自分がいます。
今までマリウスといえば、貧乏学生で、カタブツで、エポの想いなんかにはまったく気がつかないニブちんで、突然の恋に浮かれる甘々マリウス・・・が私の中の基本・マリウスで。
・・・よく考えたことがなかったんだわ・・・

たしかにマリウスってこの『レミゼ』の中では唯一、愛を担う、愛を継承していく役なんですよね。そう考えると、ある意味、むちゃくちゃ重い役だったんだなぁ・・・今まで気がつかなかったけど。
若いだけの男の子、じゃなくてこの『レミゼ』の中で一番変化して一番成長していくんですね。
若い時って、周りが見えないというか、余裕がないというか、わからないことばかりで、時間が経ってはじめて見えてくることがいっぱいある・・・そう思ったら、禅さんがカーテンコールで言ってた言葉の意味がなんとなくうなずける・・・

もちろん43歳の(!)禅さんが演じるからだけではなく、(そういえば、昨年までの岡田マリだって、たしか40歳の大台に乗ってなかったっけ?)
石川禅、という役者が素晴らしい歌と演技でマリウスになって魅せてくれたからこそ、こんなに感動したのですよ。
実際、あの「カフェ・ソング」の深みあるテイストは背中がゾクゾクして、思わず胸を押さえて息を潜めてしまったほど。
あんなに静かに、あんなに激しく、そしてあんなに切ない「カフェ・ソング」ははじめてでした。
歌い終わったあと多少乱暴にグラスの酒(?)ををグッと飲み干すマリウス。
そのあとコゼットの♪溢れる愛~私を見て・・・
コゼットの真っ直ぐな愛を受け止めて、コゼットにすがるようにして、目の前の愛を手に取り生きていこうと思うマリウス・・・
今まで何度も観てきたはずなのに、やっとわかったのです。
バルジャンがなぜマリウスにすべてを打ち明けるのか、コゼットを託すのか・・・


「君の恋人・・・マリウス」。

バリケードの中で、ほんの数時間のあいだに、命のきらめきを実感するマリウス。
祖国を思い、失意の中、その命を一瞬にして落としていく仲間たち。
バルジャンのおかげで生き延びる彼は、すべての哀しみを背負って成長していくのです。
大切なものを失った人って、人の心の哀しさを知ってる人って・・・人を愛する術を知っているものです。


偶然ですが、今期の『レミゼ』
初々しい、真っ直ぐな新・育三郎マリ、そして今や熟練してきた(?)恋するマリウス・NO.1の泉見マリ、そして深い深い禅さんマリ、と順番に観てこれて、本当にしあわせ


そして・・・ああ、お願い!!20周年なんですもの!!
この感動をぜひぜひぜひ~CDにしてください!!
・・・SPキャストの分だけでもいいです。
part.1+part.2でよろしくお願いしますーーーっ!!




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『レ・ミゼラブル』 7/16 マチネ (20周年SP) 

2007年07月17日 23時26分17秒 | 『レ・ミゼラブル』
うううっ~~・・・
チケットを手元に持っていながら観ることが叶わなかった、『レ・ミゼラブル』20周年SP・part1。
・・・せめてこれだけは観たい!!
ということで、どうにか手に入れた2階A席から熱視線を送ってきました。
『レ・ミゼラブル』20周年SP・part2。
永遠の青年・禅さんマリウス&世界が認めた・歌穂エポニーヌ。


『レ・ミゼラブル』 2007・7・16(月)13:00 帝国劇場

ジャン・バルジャン     山口祐一郎
ジャベール         今拓哉
エポニーヌ         島田歌穂
ファンテーヌ        シルビア・グラブ
コゼット          富田麻帆
マリウス          石川禅
テナルディエ        駒田一
テナルディエの妻      森公美子
アンジョルラス       東山義久


熱かったーーーっ!!
20周年SP・part2、禅さんマリ&歌穂エポの8日間の、今日は楽日。
そのせいでしょうか。とにかく演じるすべてのキャストが熱い!!
そして劇場全体の温度が・・・たぶん3度は高かった!!と思います。



まずは、今年『レミゼ』おはつ。
山口バルジャン
今年の山口バルは演技派、と聞いていましたが、たしかに歌がセリフ(しかも叫び)に変わっていて、おおおぉ~~っ!!(誉めてます)
大好きな、ファンテを助ける場面での♪どこか、で、会った~?の、あの砂糖菓子のようなスイートなお声・・・ああとろける~~っ・・・
市長様になった山口バルはもうダンディそのもの。ああ、あの市長服にマントがついてないのが惜しい・・・(それだとちがう話になりそうだけど・・・
「裁き」での苦悩っぷりが深くていいなあ。
ファンテの死に際にコゼットを託されるところでは、本当に大切なものを受け取る感じがして。
森でコゼットと出会ったときの喜びがひしひし、テナ夫妻と掛け合い♪1500払おう~でテナの頭にお金を乗せるのには笑ったけど・・・
マリウスの手紙を読む場面では「君の恋人・・・」で一瞬石仏化しましたね。
もちろん「彼を帰して」はあのおやさしいまどろみボイス・・・堪能いたしました。(堪能しすぎて一瞬寝かけて、隣の席の娘その2に肘鉄を食らいました・・・
やっぱり、山口さんだなあと思ったのは歌いだすと、どことなく両手でバランスを取り出す?ってことかなぁ・・・(笑)
でも久々に観た山口バル、やっぱりお歌は上手いし、見た目も美しいし、素晴らしい。
・・・コロレド倪下の次に好きかも。


東山アンジョルラス
美しいです。その上、雄々しいです。
お声が以前よりしっかりしてきたみたいで存在感が強くなってます。
♪戦う者の~と歌いだす低めのお声はリーダーとしての強さが感じられ、もう全身がゾクゾク。
カッコいいよな~(「あんたは節操がなさ過ぎる!」と娘その2からお叱りが・・・)でも、それぞれにいいもんはいいんだもん!!
赤いベストに着替えた東山アンジョ、バリケードの上に立つお姿が本当にお美しい。そして動きが機敏で無駄がなく、死に行く場面はなんと!片足でぶら下がっておいででした。すっごい~~
そして、給仕さん仕様時はも~うステップ踏みまくり!!
ここはもう、その華麗な足さばきに目がくぎ付けでした!


真帆ちゃんコゼット
う~~ん、今日のマリウスが禅さんだったからでしょうか。
ちょっと声量に物足りなさが・・・。それとちょっとぽやや~んとした感じが・・・ああ、どう表現したらいいかわからない・・・



何度目かの方々。
シルビアファンティーヌ
3度目でしたが、今日のシルビアファンテは今までで一番。
今日は「夢破れて」の冒頭から涙目で歌っていて、なんだかすごく感情移入してしまいました。儚くて哀れで、ベットから這い出してコゼットの幻影を見るところは私まで涙が・・・
バルジャンにコゼットを頼んで、バルジャンの肩越しにコゼットを想う母の愛にうるうる
最後にバルジャンを迎えに来る場面は本当に神々しく、この手に着いて行けば天国に行ける?


駒田テナルディエ&モリクミテナルディエ妻
超・ノリノリ!!でした。
駒田テナのオーバーアクションとモリクミテナ妻の大げさなリアクション。いいコンビネーションです。
バルジャンが訪ねてくる場面は、本当に二人ともあの手この手のいやらしさで・・・笑えます。
でも、リトコゼをいじめるモリクミテナ妻の怖いこと!
そして2幕の駒田テナ、パリでバルジャンと出会うところから、めちゃくちゃ悪~さが表に出てきます。いいキャラです。


そしてさらにさらに熱い!!
今ジャベール
冒頭の「ちが~う!!」から汚いものでも扱うように警棒でグリグリ、♪2~465~3~があくまでも低音で渋々です。
「対決」も火花が散るような迫力!!実は山口バル今ジャベって一番好き。聴いているとたいていどちらかがどちらかに負けてかき消されてしまうんですが、この二人ってどっちも譲らず、声質がまったくちがうからどっちもよく聞こえるし、ちゃんと意味がわかるし・・・ああ、これがずっと聴きたかった!!
今ジャベの「・・・介入」も熱が入り込んでいてその後に続くジャベの「Stars」劇場中に響き渡るジャベールの決意。♪ぶち込むぞ~鉄格子~
ウソ情報をバリケードに持ち込むジャベール、ガブに見破られても平然と無視するそのふてぶてしさがいいわあ・・・
下水道に逃げ込んだバルジャンを追ってきて待ち伏せするジャベール。
二人が出会ったときそれぞれに交差するように当たる青白いスポットライトが鋭利で美しくて!!
目の前には死に掛けた学生を助けようとするバルジャンの正義。
「よし、バルジャン!すぐ行くのだ!」・・・これってバルジャンを認めてしまったジャベールの決定打!?そして、そのあとに続く「自殺」鬼気迫るものを感じました!・・・素晴らしかった!!もうショ-ストップ状態です。
私としては、今ジャベの、渦に呑み込まれていく身悶えるお姿がかなり好きかも



そして、20周年SPバージョン!!
禅さんマリウス&歌穂エポニーヌ
禅さんマリ・・・♪誰が導くか~誰がこの国を~
・・・う~~~ん!!若い!!
それがエポがちょっかい出すと、ふっと崩れて満面の笑顔。
♪その髪、好きだわ~とエポに触れられるとあははは~と笑ってエポのおでこをペシッ!な、なんなんだー!?なんだか微笑ましい光景です。
マリウスにとってエポは本当に可愛い妹みたいな存在!?
そのマリウスがコゼットと出会い恋に落ちていく様は、本当に熱病にうなされるように、うずうずと、いじいじと。
必死のマリウス、柵越えも何のその。(なぜかほっとする私
♪僕は、マリウス・ボンメルシー・・・直立不動です(笑)
♪ああ~コゼット、コゼット、もう離さないよ~(なぜか、禅さんに歌われると赤面
とにかく、いいお声。・・そしてかわいい。深い。
一番印象に残ったのは
「One Day More」の♪めぐり逢えたのに~、よおやく、逢えたのに~
・・・ここって徐々に気持ちが高揚してきて、アンジョを先頭にあの隊列が整い出し最後のレッドフラックが翻る時にはもう我慢できない~という感じがいつものパターンなのですが・・・
禅さんマリのこの歌声、今まで聴いたどんなマリウスの歌声よりも、やわらかくなめらかで哀しくて切なくて・・・
もうここから一気に涙が沸きあがってきて・・・
・・・そして、「カフェ・ソング」・・・
本当にカラッポの空虚な心に、友と交わした日々の思い出が少しづつ満ちてきて、そして背後に逝ってしまった仲間たちの姿が見え始めた頃、マリウスの心には失った友への友情と喪失感、哀しみと苦しみ、自責の念が一気に胸を満たして・・・心の叫びを聴きました。

その禅さんマリウスをひたすら愛する
歌穂エポニーヌ
あのテナ夫妻の娘ですもの、育ちが悪くてお行儀も悪くて・・・♪ガキなのに怖いもん知らず~と歌われるエポです。
コゼットに再会した時、あこがれのマリウスは自分ではなくコゼットに恋をしてしまう。♪みじめな今の私を見て・・・と、スカートをギュと握りしめるエポ。
♪笑っちゃうわね~ねぇ、ほんと・・・とつぶやく姿がグッときます。
バルジャンに手紙を届ける場面では、本当にオズオズおびえた仔犬のよう。
「On My Own」・・・最高のエポニーヌといわれるのがふさわしい。
あのつぶやくような、ささやくような、そして訴えるような、哀しく切ない♪愛してる 愛してる 愛してる でも・・・ひとりさ・・・
・・・他の誰もが真似できない歌穂ワールドでした。
「恵みの雨」・・・時折、襲う痛みをこらえながら最愛の人に抱かれて♪安らかだわ~と歌う歌穂エポ・・・これほど泣いた場面があったでしょうか・・・
こんなにも愛らしく、いじらしく、切ないエポニーヌは他にはいません。


・・・素晴らしい舞台を観ました。
カーテンコールで、禅さんは“マリウスの賞味期限”という話をしていましたが(笑)考え尽くした深い深いマリウスに逢えて本当に満足です。
歌穂さんは「エポニーヌという役に出会えてしあわせです。すべての方々に感謝を」とご挨拶。
最後は二人が抱き合い、ラストは禅さんが歌穂さんをおんぶして舞台を去って行きました。

何度となく涙しました。
最高の感動を、胸いっぱいにいただいた最高の『レ・ミゼラブル』SPでした。




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『風林火山』 第28回 「両雄死す」

2007年07月15日 22時23分45秒 | 大河『風林火山』
も、も、もう~ダメですぅ~号泣ですぅ~~っ!!

北信濃・上田原。宿敵・村上義清と激戦を繰り広げる武田軍。
・・・・・
壮絶!!・・・そうとしか言えません。

「まことの軍師となれ」
「・・・何があっても、またこの甲斐へ戻らねばなりませぬぞ」
「ご武運を」
「もののふの誉れじゃ・・・」
「わが命、喜んで板垣様に捧げまする」
「・・・これしかわしには策が思いつかなんだ」
「討て!・・・わしを討て」
「甘利様はお屋方様の槍となって、板垣様は楯となったのです」
「謀りごとは、やはり不得手じゃ・・・」
「甘利殿・・・直に会おう」
「あれは・・・わし、か?」
「・・・若っ・・」

「板垣ぃ~~~っ!!」

ああ、晴信よ
この二人が命を賭けて守ろうとしたもの、死をもって伝えたかった思いを
・・・わかってくれ~っい!!






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