秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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プリンスそれぞれ

2013年05月29日 23時58分53秒 | 井上くんらぶ
さてさて、ミュージカル界の3人のプリンスが一堂に会し、ユニットまで組んでCDデビュー(しかも、発売するやいなや最高オリコン3位!?)そんな“StarS”の生の歌声を聴いて、いろいろと以前の舞台が懐かしく、手持ちのミュージカルライブCDを探し出しては、夜な夜な聴きこむ日々が続いています。

育三郎くんと浦井くんの歌声がめっちゃカッコよかった『ロミジュリ』の「世界の王」とか、浦井くんのまっすぐできれいな歌声が初々しい『TDV』の「サラへ」とか、はたまた、井上ヴォルフの伸びやかな「僕こそ音楽」とか。
どの舞台も思い出がいっぱいあって、そしてどの曲も素晴らしいものばかり。
そして、それぞれのプリンスの舞台をざっと思い出してみました。


育三郎王子
2007年の『レミゼ』の制作発表の時からその声に注目!!若いのになかなか落ち着いていて、舞台で観たら、とにかく初々しくまっすぐなマリウスで
他には『サビタ』とか、『ラ・カ―ジュ』とか?
育三郎くんの声って、甘くて、本当に愛を語るのに向いてる。
のちの東宝版『ロミジュリ』も、絶対に甘々なロミオになるんだろうな~と思っていたら、その通りの甘ちゃんでヘタレな、ちょっと情けないくらい心優しいロミオで(誉めてます)
久々に聴いた“育ロミオ”は、本当にジュリエット一途でラブラブ、しかもジュリエットの死を知らされて嘆き悲しむロミオのダメージが痛々しくて、つくづくイメージに合ってるなぁ、と。
それにしても、2007年以降『レミゼ』はトリプルだったり、クワトロだったり・・・新しいキャスト版のCDくらい出してくれたらよかったのに。
やっぱり育マリの歌声は残してほしいなぁ。


浦井王子
2000年の『エリザベート』の初演を観ていない私にとって、浦井くんは、私が初めて観た『エリザベート』のルドルフ、ということになります。(パク・トンハさんとWキャストでした)
若く美しく真面目で端正な皇太子。孤独で、そして心の繊細な皇太子は祖国の将来を想い、苦悩し・・・いつしか彼は“黄泉の帝王”の手中に堕ちていく・・・
そんな浦井くんを次に観たのは・・・『ダンス・オブ・ヴァンパイア』のアルフレート。
気弱で臆病で心優しくて・・・吉野さん演じるヘルベルトに追いかけられてキャーキャー逃げ回る浦井アルフレートは、ひたすら情けなくて(誉めてます)
浦井くんの歌う「サラへ」は、本当に純粋で優しい声をしていて・・・ああ、癒し系だな~と。
そうそう『タイタニック』!!・・・なぜか、紫吹淳さんに常に押し倒されていたなぁ
『回転木馬』のビリーは、ワイルドでイケメンで、でも不器用で短気で口下手で・・・う~ん。ちょっと浦井くんのイメージではなかったんだな、これが
『シラノ』では、なんと言っても「僕がバカだとばれてしまう~~このセリフしか印象に残ってない・・・
そして極めつけは、『薔薇サム』のシャルル王子
・・・今回のコンサートのMCを観るかぎり、浦井くんの“素”って、まんまシャルル??・・・


井上王子
“プリンス・オブ・プリンス”・・・まさにその通り。
伝説のデビュー作『エリザ』のルドルフは、再々演でやっと観ましたが、やはり皇太子役は一番ピタリと来る。
でも、私自身は井上くんを初めて観たのは、実は『ミス・サイゴン』のクリスでした。
「神よ何故」の一曲をどうしても直に聴きたくて
・・・井上くんの歌声はどこまでもノーブル。繊細で美しい。
その後の、『アンカレ』『ミーマイ』『M.A.』『ルドルフ』ももちろんだけど、なんと言っても嵌ったのはやはり『モーツァルト!』(この頃、私はまだアッキーの存在に気づいていなかった
「僕こそ音楽」・・・音楽を愛し、歌うことが幸せで幸せでしかたのないヴォルフガングは、井上くんそのものでした。
そして、井上くんといえば・・・ソロのみならず、とにかくデュエットが素晴らしい。
いろいろな方と一緒に歌っているけれど、私的にイチオシは『シンデレラストーリー』のこのハーモニー
う~ん。ある意味、これって王子の原点かな?

育三郎くんの甘い歌声。
浦井くんの優しい歌声。
そして、井上くんの美しい歌声。

・・・こうして考えると、本当にこんなすごい3人が同じ場所で3人揃って歌ってるなんて・・・貴重なことですね~

う~ん。やっぱりCD買っちゃおうかな




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ぴきっ。

2013年05月25日 14時43分28秒 | えとせとら
それは、先週半ばの仕事中のこと。
少し遠くにあるものを取ろうと腕を伸ばした途端、当然、身体全部が伸びきった形になり、なおかつ、地面につま先を立てるような格好に。

ぴきっ。

と、音が!!・・・私の脚から。

少し痛みがあったけれど、動かせないほどではなかったし、その場は普通にしていたのですが、昨夜、寝る頃になったらあきらかにもう片方の脚と、一回り以上、サ、サイズがちがう・・・
とりあえず、湿布して寝ましたが、仕事が休みの今日、診察受付ギリギリの時間に飛び込みで(土曜日ってすごーーーーく混んでて、待ってる間に別の病気になりそうなので)整形外科へ。


診療の結果は・・・軽い“肉離れ”
(軽いといっても、治るまで、たぶん3週間くらいかかる模様・・・)
痛み止めと炎症を抑える薬と胃薬を飲んで、なおかつ、鎮痛消炎貼付剤(要するに湿布)を使用とのこと。



あちゃーーー
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見ました=聴きました

2013年05月21日 21時54分21秒 | 井上くんらぶ
NHK 歌謡コンサート。
番組が始まり“その時”まで何人かの方々のお歌を聴きながら・・・待つことしかり。

こんなに演歌演歌したお歌を聴いたのって、久々だわー
あ、「浪速恋しぐれ」・・・これは知ってるぞ


し、しかし、この中で本当にあの3人が歌うの?
と、ドキドキしてたら・・・

キターーーーーーーーーー!!!
StarSの3人(井上芳雄、浦井健治、山崎育三郎)
なんか・・・思いっきりアウェイ

でも!!
それっぽいセットの前で堂々歌う3人の歌声は
はたして・・・伝わった???

歌い終わって、すぐに次のコーナーだったから・・・観ていた会場の(かなり高年齢と思われる)お客さんの反応はどうだったんだろう?

う~ん。気になる・・・


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StarS 番宣

2013年05月20日 17時35分44秒 | 井上くんらぶ
私自身が忘れないように&3人の目指す“ミュージカル普及活動”のささやかなお手伝い?

StarSの3人がTVで歌いますよ~

2013年5月21日(火)20:00~
NHK 「NHK歌謡コンサート」


フルオーケストラだそうです。迫力あるんだろうなー楽しみだわ~

そして・・・
「NHKなので・・・年末は“紅白”とか?」(神奈川のコンサートで言ってました

それも、いいかも

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三大ミュージカルプリンスStarS コンサート

2013年05月19日 22時34分44秒 | 井上くんらぶ
東京公演はチケ取りがかなりたいへんそう・・・と、別の舞台(『おのれナポレオン』)の予定と重なってしまったため、最初から地元・神奈川公演に絞ってチケットを取りました。
なにしろ、ミューオタにはものすごくうれしい、この3人のプリンスたちのコンサート!!!
しかも、ユニット組んでCDデビューまでしてくれちゃって・・・ある意味、夢のような企画が現実化したんですもの。そりゃあ、テンション
会社を早退して(おいおい)駆けつけましたよ。

というわけで、はい・・・行って来ました!!


『StarS 三大ミュージカルプリンスコンサート』 2013.5.16(木) 18:30開演 神奈川県民大ホール

井上芳雄 浦井健治 山崎育三郎


とにかく、妙齢&別の意味で妙齢(?)の女性で埋め尽くされた会場・・・熱気がすごい。
開演前のアナウンスも3人。みんなが手にしているサイリウムは、「どこで振っても光らせてもOK」とのことで(私は、じっくり歌を聴きたかったので持参せず
そして始まった“プリンスコンサート”


オープニングは、CDデビュー曲の「Gleam」
PVは、黒タキシード姿の“プリンス仕様”ですが、生で観るStarSは、衣装もスタイリッシュで、キラキラしてカッコいい、まるで“アイドル”(笑)
続く「You Can't Stop the Beat」も、ノリノリで、振付けも3人でハートを作って見せたり、モロにアイドル路線!?
そして、MC・・・
これがまた、プリンスどころか“漫才トリオ”?
素のプリンスたちは本当に面白かったです。
・・・特に、浦井くんの自由人なこと!!
井上くんは、元々“腹黒王子”ですが、そこはやはり、年齢的にも抑えて・・・が、浦井くんの暴走ぶりに引き込まれるかのように、ブラックが全開。
そして、一番年下のはずの育三郎くんが、なぜか「やめなさい」と、収集のつかなくなった2人の兄たちを諌める役回りで

それでも、ひとたび、曲が始まって歌い出すと・・・みんなさすがに本物の“ミュージカル王子”たち
それぞれが出演した舞台からのミュージカル・コーナーは、本当に胸が躍るような歌声のオンパレードで、
久々に聴く3人の歌声はもちろん文句なく素敵だったし、思いがけないハモリが聴けたり・・・本当に耳福な時間でした。
「世界の王」の男っぽくてカッコいいことったら!!(ああ~でも、もうこの2人は次の舞台には出ないんだよね~
男性の声で聴く「夢やぶれて」もすごく素敵でした。しかもハモリが厚みがあって、なおかつ、すごくクリアーできれいなんだか高尚なイメージだったなぁ。
久々に聴いた「サラへ」もよかったなぁ。やっぱり名曲だわ~
そして、『エリザベート』からの、「最後のダンス」・・・井上くんのトートがすごく迫力あって、歌はもちろんその目線、表情、佇まい・・・コンサートとは思えないその入り込みよう・・・この辺がやっぱり舞台役者だなぁ、と納得。
実は井上くんのトートは、これで2回目。10周年コンサートの時は、そのビジュアルにばかり気を取られてしまったけれど、近い将来、マジで、井上くんのトートなら観てみたいかもと思ってしまいました
(この日、客席には小池さんが来ていらしたようで・・・マジで考えてくれませんか?)
続く「闇が広がる」は、その直前のMCで、「当然ですが3人なので、トートとルドルフと、もう一人“誰この人?”っていうのがいます」(笑)
照明の当て方と、衣装で(ルドルフは上着を脱ぐ?)役代わりしていくのが面白かった(最初“誰この人”は、衣装持ち係り?と思っちゃったわ)
初めて聴く育三郎くんのルドルフは、ちょっと情けないロミオに被ってなかなかきゅんとなったし、浦井くんのトートも、なかなか迫力があってよかった~
でも、やっぱりなんと言ってもお気に入りは井上トート&浦井ルドルフかな。
『M!』の「影を逃れて」も本当に久々に聴きました。いや~3人で歌われると、重低音がすごい迫力!!

そのあとは出てないけど・・・なミュージカルナンバーから。
井上くんと浦井くんの「Defying Gravity」は、すごく魅力的だった。(ああ、この次チャンスがあったら『ウィキッド』ちゃんと観てみようかな
育三郎くんの「Today 4 U」もなかなか、エンジェルのイメージに似合ってた。
でーーー!!
井上くんの「Welcome to Burlesque」は、なんとスーツなのに半分だけのパンツで、しかも網タイツ!!(←本人申告によるもの)ダンスもなかなか、な振りで・・・セクシーでした~しかも、脚の細いこと!!
最後の浦井くんの「Midnight Radio」も感情がこもっていて、ロックなのに・・・なんか切なかった。

カバー曲とオリジナル曲では、またいつもと違う顔を見せてくれる3人。
美声なうえに意外性のある選曲で、本当に惹きつけられます。
そのうえ、本当に楽しいMCの数々!!
特に浦井くん!!・・・もう思いもかけない“浦井語録”がポンポン飛び出して、もう大爆笑でした。
いろいろあり過ぎて・・・全部書けないけど、この神奈川での極めつけキーワードは
“しがらみ”“ホタルイカ”でしょうね(笑)

そして、最後に聴いた「明日に賭ける橋」と「This Is The Moment」は、圧巻の迫力と歌唱力で、思わず鳥肌が立ちました。その重厚な歌声と美しいハーモニーに、胸の奥が震えて。
こんなに歌の上手い魅力的なプリンスたちが、この世に存在するなんて・・・
MCで言ってた“ミュージカル普及運動”・・・がんばってください。
それにしても、なんと言っても、言わなくても・・・
いやーーー楽しかったっっ!!!




【セットリスト】

1.Gleam 全員
2.You Can't Stop the Beat(ヘアスプレー) 全員
~MC~
3.Introduction~ダンス・オブ・ヴァンパイアより
4.世界の王(ロミオ&ジュリエット) 浦井&山崎
5.夢やぶれて(Les Misérables) 井上
6.サラへ(ダンス・オブ・ヴァンパイア) 浦井&山崎
~MC~
7.最後のダンス(エリザベート) 井上
8.闇が広がる(エリザベート) 全員
9.影を逃れて(モーツァルト!) 全員
~MC~
10.Defying Gravity(WICKED) 井上&浦井
11.Today 4 U(レント) 山崎
12.Welcome to Burlesque(Burlesque/映画) 井上(ダンス/浦井&山崎)
13.Midnight Radio(ヘドヴィグ・アンド・アングリーインチ) 浦井(コーラス/井上&山崎)
~MC~
14.We Are Young(ファン) 浦井(コーラス/井上&山崎)
15.Born This Way(Lady GAGA) 山崎(ダンス/井上&山崎)
~ダンサータイム~
16.Blue Fish 全員
~MC~
17.今ここだけにいること 全員
18.Shake It Out(Florence + The Machine) 全員
19.Bridge Over Troubled Water(明日に架ける橋) 全員
20.This Is The Moment 全員
~アンコール~
21.Gleam 全員

コメント (4)
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『おのれナポレオン』 5/12(日) マチネ千秋楽

2013年05月15日 23時56分53秒 | 舞台
本当は千秋楽なんて絶対チケットが取れないだろう、とあきらめていたのです。
本当に、FCのおかげです。もうそろそろFCの更新をやめようかな~なんて一瞬でも思って、ごめんなさい、です
しかも前回この舞台を観て、久々に“もう一度観たい!!”と思えた面白い作品で、ずっとこの日を楽しみにしていました。
・・・まさか、キャストが交代しての舞台になるとは予想もせずに(あたりまえか?)



『おのれナポレオン』 2013.5.12(日) 14:00開演 東京芸術劇場中ホール(プレイハウス)


アルヴィーヌ・モントロン       宮沢りえ(天海祐希・代役)




着席して幕が上がるのを待つ(といっても、幕はないのですが)間、やはり前回とはビミョーにちがう張りつめた空気が流れていたのは、言うまでもありません

物語はナポレオンの死後20年を経て、セントヘレナ島でナポレオンと最後の時を過ごした者たちのもとへ、その死の謎を探るべく、医学生・ビクトールが訪ねてくるところから始まります。
ナポレオンの主治医であったアントンマルキ、副官モントロン、その妻アルヴィーヌ、そしてセントヘレナ総督のハドソン・ロウ。
誰もが、やたらと飲み物を勧めるのは、もしかしてやっぱり?(こわい
そして、時はその20数年前に・・・

ナポレオン/野田さん
再度観た感想は・・・本当にちっちゃいぃ~~(笑)(その昔、舞台で観ていた野田さんは、常に舞台の上でぴょんぴょん飛び跳ねていてその小ささをあまり感じたことがなかった
ロウ総督が憎々しげに言う“甲高い声”で叫ぶようにしゃべるしゃべる!!
「余はぁ~」と自分を主張するのも子供のようで、といいながらもやけに男っぽくなる時もあり、アルヴィーヌに対して「かわいい」と言う時は、目線が思いっきり変○オヤジ?
帰りたいと切望するフランスを語る「パリィ~ぃ」は、私的思いっきりのツボ
ナポレオンの軍服姿・・・よくよく見るとボタンがいくつか取れてなくなってて・・・
う~ん。過去に“皇帝”にまで上り詰めた男の、転落の末路の惨めさのようなものと、囚われの身となっても、自分の頭の中の妄想の世界では“皇帝”のまま存在する自身の姿の投影というか、なんだか笑えないリアル感があって・・・

アルヴィーヌ/りえちゃん
最初に思ったのは・・・このドレスってやっぱり天海さんのをサイズ直ししたのかな?(←そこかいっ!?)
たぶんそうかな~なんとなく生地が余ってたような
いやいや、もとい、本当にお美しい。天海さんが大輪の紅薔薇なら、りえちゃんは匂い立つ白百合?
冒頭のビクトールが訪ねてくるシーン・・・少し堅い感じではあったけど、堂々としたもので。
その後の島でのアルヴィーヌ・・・
“皇帝陛下の一日”紹介は、本(日記?)を読む形になってました。
りえアルヴィーヌの「熱~いお風呂」「さらに熱~~~いのでお願いします」に合わせて実践して見せる野田ナポレオン。
もちろん、肉体訓練もさらに激しく(笑)いろいろやった挙句、やっとベットに入った野田ナポレオンに「午前3時にお休みになります。」「・・・そして、肉体訓練」と、容赦ない要求にさすがの野田さん&浅利くんも大汗かきながら苦笑。野田さんはその後の組閣人事シーンまで息が上がってぜいぜい

モリエールの芝居のシーンは、
りえ「セリフは、入ってるわね?」
山本「おまえに言われたくないし!」とか、
台本を持ったままのりえアルヴィーヌに対して、
山本「おまえだけ本があるのか」とか。
・・・この状態を逆手に取って、めちゃウケてましたね。

あの天海さんなら「デカい」のシーンは、「これ見よがしに胸の谷間ばかり強調しやがって」?だったかな??
そのあと、山本モントロンまで胸を覗き込んで「たしかにすごいな」

ピアノを弾くシーンは、チェスの間、一本指で♪~・・・あれ?ゆる~いその音階、どこかで?
サブちゃんの「函館の女」??つかさず、内野ロウ総督が「どこの国の人なんだ?」とツッコミ。

嫉妬から野田ナポレオンのおしりに蹴りを入れるりえアルヴィーヌ・・・なんかかわいい。

枕を抱えて、山本モントロンに(ナポレオンを)「殺してっ!!」とほぼ命令口調のアルヴィーヌは、かなり迫力があって・・・私的には“ああ~りえちゃん、マクベス夫人でも似合いそう”とか思ってしまいました。



ハドソン・ロウ/内野さん
・・・本当に汗っかき!!(爆)
というのも、FCからいただいたチケットは・・・なんと!!舞台に限りなく近く、その上、とあるシーンでは目の前に内野ロウ総督が長時間留まっておいでになるなんともありがたい素晴らしいお席
ゆえに、頭の上から内野さんの汗やら唾やらいろんなもの(?)が降ってくるかのような“内野席”で
ナポレオンを抑えつけてやりたい、とかなりイヤなことやらなにやらするロウ総督。でも、野田ナポレオンの自由度全開キャラには振りまわされっぱなしで。
内野ロウ総督が、大真面目で重々しければ重々しいほど、野田ナポレオンの軽薄なふわふわした奇人ぶりが浮き立って、面白かった。
それにしても、内野さん・・・爺演技が多少大げさではあったけれど、馴染んできた?(爆)
ナポレオンの呼び名を賭けて、チェスの試合をするはめになるロウ・・・ここ、の一連の流れが大好き!!
チェスの説明シーンでナポレオンが駒を落としてしまい、それが激しすぎて駒が一部割れました。すぐそばに飛んできたからびっくり
それを内野ロウ総督が元の位置へ直してあげると、野田ナポレオンは「ありがと」と何かお菓子の包みを渡して、さらに受け取ったロウ総督はそれを山本モントロンへ。
山本モントロンはしばらくそれを眺めているのだけれど、なぜか包みを開け始め・・・は?ど、どら焼き??それをまた、ナポレオンに返し・・・一瞬、食べるのかと思ったし・・・この“どら焼きプレイ”結局あれは何だったのか?謎。

モントロン/山本くん
ナポレオンに付いて一緒に島へやってきた副官モントロンは、実は9歳の幼少期、ナポレオンが家庭教師だった・・・ここでの野田ナポレオンの“因数分解”は超早口でなにがなんだか
それを真似して「いんしゅうぶんかいぃ?」と聞く9歳@モントロンが舌をぺろぺろと出しながら・・・すっごくおかしい。
(たぶん、山本くんのこんなに“お笑い”っぽい姿を観るのは初めてで、ある意味
モントロンのナポレオンに対する複雑な想いがかなり長々と語られ、その後、アルヴィーヌに「殺してっ!」と迫られ、ナポレオンの首を絞めるシーンは、鬼気迫るものがあり・・・(でも結果はお笑い)
病状が悪化したナポレオンにトシャセキ(字がわからない)入りのレモネードを、なかなか飲ませてやらないいじめっ子キャラは超おもしろかった!!
そしてレモネード・マジック!?グラスを思い切り回してみたり、中身だけを真上に放り投げてキャッチしてみたり、絶対こぼれてるよ~と思われるスーパーカクテルパフォーマンス!?
しかし、最後一度だけセリフを噛んでボロボロ「もう一度言うぞ」
山本くん・・・とにかく立ち姿がきれい。近くで観ると、なおきれい
ちょっと巻き舌ぎみでセリフを言い放つ男っぽい姿にクラクラ
・・・ヤバいなー落ちたかも

アントンマルキ/今井さん
そばで聴くと、またさらに素敵なお声。
奇妙なナポレオン、熱いロウ総督、冷やかなモントロン・・・そんな中で、とにかくどこまでも安定してます。
だからこそ、マルシャンへのセクハラ疑惑(?)であわてふためくアントンマルキ先生がおかしい(笑)

マルシャン/浅利くん
そばでみると、これまたきれいな子なんだと実感。
シャイで、ナポレオンにだけ忠実なマルシャン。前半はほとんどしゃべりませんが・・・アントンマルキ先生の「先生は・・・なさいました」の告白のあと、本当に泣きそうな顔。ナポレオンの「つらかったねぇ~」で泣き崩れる姿には、胸がキュンと
後半のしっかりとした会計士姿は、やっぱり誰かさんを彷彿させます(笑)
・・・あれ?舞台と関係ないけど浅利くんも元・ガブローシュだったよね?


とにかく面白い舞台でした。
少人数なのに、ぎっちり濃い面々が濃厚な演技で魅せてくれる・・・こんな舞台は久々ですごく充実していました。
そして、アルヴィーヌに関しては、思いがけずにそれぞれを観る結果になりましたが、元々の天海さんのアルヴィーヌはやはり直球でド・ストライク!?対するりえちゃんのアルヴィーヌは変化球!?
・・・どちらもアリ。かな。


カテコは、もう自然と早くもスタンディング。4回くらい?
野田さんはじめ、キャストみんながりえちゃんに拍手を送り、前に出るように促しましたが、りえちゃんは恐縮して出ず。
浅利くんが三谷さんを呼びに行ったようですが、“ダメ”のポーズで、三谷さんは現れず。
千秋楽だし、こんな事態にもなったし、最後はなにかしらお言葉があるかと思っていたのに・・・結局、最後まで誰も言葉は発せずに、カテコは終了。
・・・でも、なんだかそれが逆によかったのかも。
こんな大事件が起こってしまったからこそ、舞台の上では芝居のみの終わりでよかったのかと。
それが降板した天海さんへの礼儀でもあるかも、とか。う~~~ん。なんか、オトナだな~


終演後、久々にお会いしたお友達とちょこっとティーブレイク
私は、もちろんなにも入っていない?レモネードにしました




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心意気

2013年05月14日 01時24分53秒 | 舞台
『おのれナポレオン』千秋楽の感想の前に・・・

ネットのニュースで知った山本くんの“休養”の件。(これ

はぁ~やっぱりなぁ、と思ってしまいました。
だってね、2日で舞台に立つりえちゃんもすごいプレッシャーだったろうけど、そのりえちゃんを受け止め支え一緒にその舞台を作り上げていこうとする他のキャストの苦労は計り知れないだろうと・・・
稽古、といったってひとりでできるわけじゃないし、公演中止になったその間、その時間を一分一秒無駄にせず、キャストもスタッフもそれこそ必死だったんだろうな。
一度は幕を開ける、と決めた9日ソワレでさえ、おそらくは納得のいかない状況を加味して、断腸の思いで取り止めたんだろうなぁ

そして、なにげに緊張感のあるその貴重な舞台を観た者の一人として、本当にみんながんばっていらしたと思います。
もちろん、共に同じ舞台の板に乗るすべての人が、みなそれぞれに新たなアルヴィーヌに気遣いながら、しかもそれを観ているこちらには悟らせないように演じていらして。

特にアルヴィーヌと関わる度合いは、夫である山本モントロンが一番多く、以前はアルヴィーヌのセリフ(?)だったところを代わって言っていたり、なにげにりえちゃんにセリフのタイミングを目配せしていたり(そんなふうに見えた)
(自分の役の分だってハンパないセリフ量だと思いますが


あとで知りましたが、三谷さんの
「宮沢さんの頑張りはいくら称賛しても足りないくらいですが、天海さんが1ヶ月の稽古で作り上げたものを 宮沢さんが2日でやってのけたわけではありません。
宮沢さんの負担を減らすために台本を書き換えました。
出番を減らしセリフを削りました。 
つまり新しい台本を作ったのです。
宮沢さんが2日で舞台に立てた陰には、その新しい台本で深夜まで稽古をしたキャストとスタッフの努力があることも忘れないでほしい」 

・・・このコメントも、その通りだと思います。


「見ている人を緊張させちゃ、ダメだよ」
・・・これは、野田ナポレオンが劇中で言ってたセリフ(笑)


満身創痍で舞台に臨んだキャスト&スタッフのみなさん、お疲れさまでした!!
どうぞ、ゆっくり休んでください。


芝居の内容もさることながら、舞台『おのれナポレオン』・・・舞台に賭ける人たちの“心意気”を、胸に熱く感じた舞台でした。


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りえアルヴィーヌ

2013年05月12日 23時46分55秒 | 舞台
観てきました!!・・・舞台『おのれナポレオン』千秋楽。

とにもかくにも、注目のりえアルヴィーヌですが・・・
美しい~~~っ!!
天海アルヴィーヌは、はすっぱでちょっと男気のある、凛々しいかわいいイメージでしたが・・・りえアルヴィーヌは、なんともいえない色気があり、女ならではの強かなそしてはかない悪女でした。
演じる人が変ったことで、セリフも内容も変化していた個所もあり、今回の交代をネタに織り込んだシーンまで・・・(おおっ、そうきたか!?・・・すげーーっ!?)
そして、周りのキャストも全力でりえアルヴィーヌをサポートしているのが伝わってきて(特に山本モントロン)
まるで、最初からそこに存在していたかのような錯覚まで、感じました。
特に・・・野田ナポレオンは以前にも増してアルヴィーヌにデレデレでうれしそう(笑)

まったく予期していなかった形で観劇することになった予想外の『ナポレオン』でしたが・・・満足のいくいい舞台でした。同時にいろいろな意味で貴重な舞台でした。


・・・細かい感想は後日



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残念だけど・・・

2013年05月09日 22時00分52秒 | 舞台
舞台『おのれナポレオン』・・・本日のソワレから公演再開、と発表されていましたが、今朝になって中止と発表されました。
そして当然ですが、ライブビューイングも(そりゃそうだ。公演がないんだから


はぁ~~やっぱり
しかたないですよね。本来なら何カ月かかけて稽古するところを、たった数時間で仕上げるなんて。

ライブビューイング・・・楽しみでした。だから、ぶっちゃけすごく残念です。
でも、不思議と、今回のことが自分の中で納得できるのは、やはり主催者である東京芸術劇場が、迅速で適切な対応をしているからだと思います。
公演を中止するのも、再開するのも、本当にたいへんなことで、その決断のタイミングも早すぎても遅すぎてもダメで、特に遠征組にとっては本当に困惑すること。
何度も更新するように、公演の先行きを知らせてくれたことには、誠意を感じています。
そして、残りの公演を中止にせずに最善を尽くそうとする舞台関係者の心意気にはすごく感動しています。

現時点で、中止された公演についてのおわびと公演再開のお知らせが出ています(ここ)

野田さん&三谷さんのコメントには、正直な気持ちが溢れていてすごく伝わってくるものがありました。


“舞台は人が作るもの”・・・そう感じずにはいられません




【追記】
これまた、しかたないことですが・・・予定されていたDVDの発売も

・・・最近DVD化される舞台が増えて、うれしいばかりですが、今回のこの一件で、改めて
“舞台は生もの”なんだと、思い直しました。


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天海さんが~

2013年05月08日 23時19分53秒 | 舞台
本日午後、遅い昼休みを会社の食堂で過ごしていたら・・・

“天海祐希、軽度の心筋梗塞で入院 出演舞台も降板”

TVのワイドショーに映し出されたテロップにもう

しゅ、しゅつえん、舞台って・・・
まんま、『おのれナポレオン』だよね?
しかも、そのため“公演中止”
・・・え~~っ!?

昨夜、今日以降のライブビューイングと、週末の公演を楽しみに楽しみにしていた私(もちろん私だけではないよね)は、とにかくあたふた

もちろん、天海さんの体調が一番心配です。
まだお若いのに、心筋梗塞って・・・
あの濃密な舞台を演じるって、やっぱり身体的にも精神的にもたいへんなことだったんだろうな~
・・・とにかく安静になさって、しっかり治療してくださいませ。

と、問題はそのあと。代役には、宮沢りえ

今日(5/8)と明日(5/9)の2公演は中止。
今後の公演を中止にしないのは、観客としてはありがたいことですが、ここまで来ての交代はすごいことだと思います。
りえさん・・・たしかに「勇気あるご英断」だわ
もう一度観る予定のある私個人としては、ありがたく“りえアルヴィーヌ”を受け入れたいと思いますが・・・なにせ、あの三谷さんの舞台ってあて書きっぽい箇所が多々あるので、天海さんとはまったく違ったイメージのアルヴィーヌになるんだろうな。
そしてそれを受けて演じる他のキャストさんたちも、さぞやたいへんなんだろうと思います。

明日のライブビューイングは、まだ未定ですが全国配信だし・・・決行するなら、りえさんにとっては相当なプレッシャーだろうし。はたしてどうなるのか

それにしても・・・出演者交替による希望者への払い戻し
これに対応してくれるなんて、すごいぃ!!
これって、天海さんファンに対してすごく礼を尽くした対応ですよね!?う~ん。比べちゃいけないけど・・・つい某舞台と比べちゃうなぁ




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