秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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『SPY×FAMIRY』 3/27(月)ソワレ

2023年03月31日 00時13分13秒 | 舞台
原作マンガは読んでいないけれど、アニメがすごく楽しくて、それぞれのキャラの個性が面白くて、もちろん主役のアーニャが可愛くて・・・
そんな「SPY×FAMIRY」が、ミュージカルになると聞いて、観てみたいと思いました。


ミュージカル『SPY×FAMIRY』 2023.3.27(月) 18:00開演  帝国劇場

ロイド・フォージャー    森崎ウィン
ヨル・フォージャー     唯月ふうか
アーニャ・フォージャー   増田梨沙
ユーリ・ブライア      瀧澤 翼
フィオナ・フロスト     山口乃々華
フランキー・フランクリン  木内健人
ヘンリー・ヘンダーソン   鈴木壮麻
シルヴィア・シャーウッド  朝夏まなと


男はスパイ×少女は超能力者×女は殺し屋、世界の平和はこの3人に託された!?
《普通の家族》を知らずに育った3人の、ちょっと変わった《仮初めの家族》の物語。

世界各国が水面下で熾烈な情報戦を繰り広げていた東西冷戦時代。隣り合う東国〈オスタニア〉と西国〈ウェスタリス〉では、十数年間にわたる仮初めの平和が保たれていた。西国の情報局対東課〈WISE(ワイズ)〉所属の凄腕スパイであるコードネーム〈黄昏(たそがれ)〉は、高い諜報能力を駆使して幾度も東西両国間の危機を回避させてきた。そんなある日、〈黄昏(たそがれ)〉は、東西平和を脅かす危険人物、東国の国家統一党総裁ドノバン・デズモンドの動向を探るため、極秘任務を命じられる。その名も、オペレーション〈梟(ストリクス)〉。任務の内容は、“一週間以内に家族を作り、デズモンドの息子が通う名門校の懇親会に潜入し、デズモンドに接触せよ”というもの。〈黄昏(たそがれ)〉は、精神科医ロイド・フォージャーに扮し、家族を作るため《娘》と《妻》を探すことに。彼が出会った《娘》候補のアーニャは心を読むことができる超能力者、《妻》候補のヨルは殺し屋という裏の顔を持っていたが、3人の利害が一致したことで、お互いの正体を隠しながら共に暮らすこととなる。案の定、変わった素性を持つ3人の《仮初めの家族》の日常はおかしなことだらけ。時には大事件に巻き込まれ、それぞれの敵や難問に立ち向かいながらも、とにかく《普通の家族》を装うために全力を尽くす3人に、世界の平和は託されたのだった・・・。(公式サイトより)


うわーーー!!アニメがそのまま舞台になってるーーーーっ
ヴィジュアルも話し方も立ち振る舞いも、アニメ再現!!って感じ。
みんな、よく作り込んでるなぁ、と感心してしまった。立派な2.5次元ミュージカルの仕上がりでした。
舞台セットは高い建物も多く、盆もよく回る。帝劇を使う意味はあったと思える仕上がりだったと思う。音楽もカッコよかった。

森崎ウィンくん、初めて生で観たけど・・・優しくていいなぁ。その上、なかなかカッコいい。
ふうかちゃん、ぽやや~んとしたヨルさんで緩くてかわいくて、アニメそのままでした。
まなとさん、すげー脚きれい。スタイルいいなぁ。そして男役で培った低音のお声がぴったり。
綜麻さん・・再現度高ーーぃ。そしてもちろんエレガンス!!
フランキーもユーリもフィオナもアニメそのものでした。
そして、アーニャのスイちゃん、とにかくかわいいーーーーーっ。
アニメ見ながら、こんな子がいたらかわいいだろうなーと思ってたけど、ここにいたわ、と思うほど。

とにかく楽しかった。

ただ、何度か舞台の上で(たぶん)キャスト全員で踊るシーンがあるのだけど・・・人が多すぎて、実は主役が見つけにくい。音楽もとてもよかったけど、オケが気合が入りすぎてるのか、歌詞がよく聴こえない箇所があって、それがちょっと残念。

そして、この日はeプラスの貸切公演。
カテコはそれっぽいアピールも含めての和やかな感じで終わりました。


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「笑いの大学」 3/2(木)マチネ

2023年03月06日 21時54分55秒 | 内野づくし
渋谷に行ってきました。
あいかわらずの人、人、人。
PARCO劇場・・・2020年1月にリニューアルオープンしてから、行くのは初めてで、あまりに久々過ぎてどうやって行けばいいのかハチ公前から何年かぶりに公園通りを歩きました。

「笑いの大学」 2023.3.2(木) 13:30開演 PARCO劇場

[作・演出]三谷幸喜 [出演]内野聖陽 / 瀬戸康史

時は戦時色濃厚な昭和15年。
登場人物は、警視庁検閲係・向坂睦男(さきさかむつお)と劇団「笑の大学」座付脚本家・椿一(つばきはじめ)。
非常時に喜劇など断じて許さないとする向坂は、上演中止に追い込もうと執拗なまでの注文を繰り返す。しかしなんとか上演許可をもらいたい椿は、向坂が要求する無理難題を逆手に取りながら、あくまで真正面からの書き直しに挑戦する。
警視庁の取調室を舞台に、相対する男二人のドラマが始まる。


舞台には小さめのテーブルと向かい合うイスが二つ。奥には扉。上手奥に、お茶ややかんや灰皿等、小道具を置く小さめの机。
至ってシンプルな舞台セット。そして本当に二人の会話だけで話が進んでいく。

登場人物の名が外国語なのがいかん、から始まり、〝御国のため”というセリフを入れろ、とか、とにかく脚本のあちこちを否定し無理な要求を続けて、上演を阻止しようとする向坂。
喜劇など全く面白いと思ったことはない!と断言するごっつごっつ(?)の堅物の向坂が、いつしか椿のペースに巻き込まれて、コントのような姿をさらけ出す展開が最高に面白かったです。
片や、どうにかして自分の脚本の上演許可が欲しい椿の、あの手この手の柔軟な姿勢は、しなやかでしたたかで、その熱意たるやもう脱帽。
何日間も時を共有するうちに、二人の間には不思議な関係性が芽生え始め・・・
なのに・・・最後はこうくるか
・・・そうだった。そういう時代だった、と。

内野さんの嫌味で陰険で、それでいて実は真面目で、一生懸命な椿にものすごく影響されてしまう向坂最後は椿の書いた脚本の芝居を、心から観たいと願う姿が愛しかった。
初めての瀬戸くん。うわっ、驚異の八頭身!!そして、なんてきれいな子なんでしょうか。
座付き作家のいろいろを抱えながらも、とにかく柔軟で懸命で前向きで、芝居の上演に賭ける想いの強さに胸が熱くなる。

いい二人でした。
観れてよかった。


この舞台の上演前の諸注意アナウンスは三谷さん本人でした。
あれこれと、クスっと笑える面白いものばかりでしたが・・・
コロナに翻弄されたこの3年。
演劇界だけではないけれど、本当にいろいろなことに我慢を強いられ、辛い時代でした。
今、少しづつ、いつも通りの日常が戻りつつあって、三谷さんの「やっと返ってきます。」という言葉には、ちょっと泣きそうになりました。


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