秋生のEtude

音楽も映画も舞台も大好き!トキメキと感動を求めて、思い立ったらGO!
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『エッグ』 2/21(土) マチネ

2015年02月28日 23時57分35秒 | 舞台
2012年の初演は見ていません。
ありがたいことにWOWOWで放映され、それを観たのですが・・・どうも難しく集中力が途切れて途中でリタイア
ただ、一緒に観ていた娘その2は、野田さんの創る舞台がえらく気に入ったようで、「うわ~!!再演すんの!?絶対、どうしても観たいっ!!お願いだから、チケット取って!!」と手を合わせて切望。
・・・というわけで、娘その2と観てきました。


NODA/MAP 第19回公演 『エッグ』 2015.2.21(土) 14:00開演 東京芸術劇場プレイハウス 

阿倍比羅夫   妻夫木聡
苺イチエ    深津絵里
粒来幸吉    仲村トオル
オーナー    秋山菜津子
平川      大倉孝二
お床山     藤井隆
芸術監督    野田秀樹
消田監督    橋爪功 


この舞台、なんといってもすごいのは、初演メンバーがそのままそっくり出演してるのです。しかも☆この面々ですよ贅沢ですよね~

お話は、劇場で寺山修司の未完の脚本『エッグ』の原稿を案内人(野田秀樹)が発見し・・・
そこから広がる世界は、オリンピック出場を目指して「エッグ」と呼ばれるスポーツ(?)に熱中する人々、エースの粒来(仲村トオル)と、オーナーの娘で歌手の苺イチエ(深津絵里)。そしてそこへ田舎から出てきた阿倍(妻夫木聡)が加わり・・・
謎(?)のスポーツ「エッグ」は試合の場面がグランドから歓声だけが聞こえてくるので、本当のところはわかりません。
でも、人々のその熱狂ぶりはすさまじく、最初から中盤まではその謎の競技のことが大真面目に語られます。
ストイックなエース・粒来に恋するアイドル歌手の苺イチエは、ストーカーまがいの愛をぶちまけるけれど、粒来には届かず、東北の田舎から出てきた貧しい農家の三男坊・阿倍と、オーナー(実は、実の母親)の策略で結婚する羽目に。
阿倍はルーキーながら、独自の技法で玉子を割らずに中身を取り出すことに長けていて、一躍「エッグの聖人」と呼ばれるようになる。粒来は阿倍にセンターエッグの背番号「7」を譲り、自殺の道を選ぶ。(でも、結局は死んでない?)
粒来(ツブライ)と阿倍(アベベ)・・・あの1964年の東京オリンピックを想像させるネーミング。
けれど、実はここで言われているオリンピックは1940年の幻の東京オリンピック。

前半はちょっとガチャガチャしていて、なにを言いたいんだろう?とわからないことも多々あって・・・???な箇所もあったのですが・・・それがいつの間にやら、恐ろしい歴史の事実を導き出すことにつながって行く。
実はエッグは、満州で日本軍が研究・実験していたワクチン製造工場の中庭で行われていた。
・・・ここからがなにげに怖かった。背中をこちらに向けた3人の背番号が「7,3,1」と並んだ時は、一瞬身体がこわばってしまいました。俗にいう731細菌部隊のカモフラージュだったのね・・・
カッコこそ、看護婦のような姿をしていて変なのに、彼らはエッグに見立てて実験を行い、廊下と競技場の間で囁かれる噂は、世の中の情報として流れだし、その部隊のことを書き記したものは容赦なく追われ、「○田」(マルタ)と呼ばれ「スレスレの死体」として扱われる。
・・・「スレスレの死体」とは人体実験の材料。カーテンの向こう側で顔を押し付けながらもがき苦しみ息絶えるマルタたち(ナチスのガス室みたいだった・・・)
そして、最後はその史実の結末を阿倍に背負わせて、要領よく別の国へ去って行くオーナーたち。
・・・なんとも切ない。


阿倍/妻夫木くん
舞台で観るのは初めてです。
目がキラキラ、ひたすら素直で明るくて爽やかくん。
最終的にはなにもかもを背負わされて車イスに横たわる姿が悲しかった。

苺イチエ
これまた、舞台では初めてでしたが、アイドルにしてロッカーで(?)とにかくかわいいし、お歌も上手い。
意に染まぬ結婚だったけれど、陥れられた阿倍のそばで、最後に見せる優しさは愛だったと思いたい。

お床山/藤井隆
身のこなしが軽くてお歌が上手い!!(・・・って、歌手デビューもしてたっけ
おカマキャラだけど、なかなか男っぽい一面も。

オーナー/秋山菜津子
相変わらずのアクの強さ!
「お父様は、世界中の9割くらいのもののオーナー」という言葉にどんだけ~?とおののき、最後は鮮やかに時代と手を組み生き残っていく強さに脱帽です。

平川/大倉さん
TVドラマでずっと見てきて、一度生で観てみたかった人。想像していたよりすごく背が高くてびっくり。
最初からケガばかりしていて、お笑い担当っぽいけど、その最後は・・・可哀想すぎるずっと粒来を尊敬してきたのに・・・

消田監督/橋爪さん
やっぱりTVの中の印象が強くて、こんな舞台で観るとは。
飄々としていていいキャラでした。お歌もそこそこ上手くてびっくり。

粒来/仲村トオル
その引き締まった肉体美にドキドキ。
すごく真面目でストイックで「戦争とスポーツだけが男が男であるための最後の砦だ」という考え方には、男のプライドを見た気が。
阿倍にセンターポジションを奪われ、彼は本当に自殺したのか?いや、死んだことにして自由になった、というのが正しいような?


とにかくラストに向かうほどいろいろなことを想像してしまい、背筋がぞぞ~っとしてきました。



舞台の上は、番号のついた細長いロッカーが並び、時折現れる展望台のようなもの、そして半透明色のビニールっぽいカーテン。舞台の奥は開いていての先こはエッグの競技場があるという設定らしい。
このロッカーから人が出入りし、くるくると動き、棺桶になったり?果ては汽車になったり。
舞台を横切るカーテンは人の移動を手助けしながら、衣装がパッと変わったり、その向こう側でいろいろなことが起こっているのを想像させるマジックのような存在でした。
舞台の楽しみのひとつには、こういったセットの早変わりや、より効果的な使い方が無精にうれしいのですが、それにプラスして照明の効果が素晴らしく、バックの白っぽいレンガ壁に映る様々な色合いがすごくよかったです。

野田さんの創る舞台は本当に難解で・・・何かを伝えようとするより、さあ、よく考えて想像してごらん、というのが多い気がする。
エッグという競技に見立てての、日本の過去の黒歴史。
この舞台、次はパリで?
この難しい題材を外国の人はどう受けとめるのか?うーーん。興味深い・・・



ちなみに、この舞台を直に観た娘その2は、満州における日本の731石井部隊のことを初めて知り、怖いと思いつつものめりこむように検索して調べまくったようです。
そして・・・「野田さんの舞台・・・ってやっぱりすごい。」ですって。





 
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毒苺

2015年02月27日 02時26分41秒 | 音楽
歌手・苺イチエのCDです。(実は深津絵里)
頭の中でずっと流れています。
8曲入りですが、同じ曲でアレンジの違うヴァージョンがあったり(ボサノバ風?ジャズ?テクノポップ??)
切ない曲調の胸に響くものもあれば、みんなで一緒になって歌う楽しそうな曲も

♪わーっせ~わーっせ~

大好きです

透明感のある美しい声と、作曲者の椎名林檎の、あの独特の世界観がすごくマッチしてる。
うーーん。どれも好きだけど・・・今の一番のお気に入りは、「望遠鏡の中の記憶」
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生はるまき

2015年02月26日 22時17分33秒 | 日常のこと
娘その2 作。  
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東宝ピンナップ

2015年02月23日 23時47分55秒 | 舞台
久々に開いた東宝HP。
『レミゼ』『エリザ』はもう何度も観た舞台ですが、やっぱり時間が経って、出演者が代われば観てみたくなる舞台です。
他にも、新しい情報が。

今回の『レミゼ』で一番観たいのは、個人的には海宝くんのマリウス!!
楽しみだ~

『エリザ』は、やっぱり井上くんのトートに興味津々。
StraSのDVDを見直しましたが、「闇が広がる」でのリレー(トートとルドルフとおまえは誰だ)を観ると、やっぱり井上くんの役への入り込み方はハンパなくて・・・楽しみだなぁ、どんなトートになるんだろう。井上トート
あ、そういえばいつの間にか、ルドルフが決まってました。
前回から続投の古川雄大くん、もう一人は京本大我くん
・・・えっ?ジャ○ーズ?しかも、某有名俳優さんの息子さん!?
なんか・・・盛りだくさんだなぁ
ルキーニはどうしても高嶋兄のイメージが強すぎて、松也くんはまだしも、育三郎くんの甘々な声では想像できない・・・
なんにしても今回の『エリザ』って、すっごく若返った感がするわぁ

『死と乙女』・・・新ヴィジュアル解禁です。
風間さんは絶対に医師役だと思ってた。夫役は豊原さん。初めてだわ。
祐飛さんがすごく女性に見える(あたりまえだ)
ああ、なんか今からドキドキする。

そして!!
『ダンス オブ ヴァンパイア』上演決定!!
なにが、って山口さんが主演なのがうれしい~!!
できれば、吉野さんもヘルさまで戻ってきてくれないかな・・・




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痛い

2015年02月18日 22時11分35秒 | えとせとら
先週の初めから、夕方くらいになると右のわき腹あたりが差し込むように痛くて、仕事中にもかかわらず、思わず手を止めて押さえ込んでしまうほど
ただの腹痛ではない気がして病院へ行きましたが、先生は「う~ん。場所的には胆石かな。」と診断したものの、「うちには超音波の設備がないので・・・」と、胆石症疑惑のまま、その日は痛み止めの薬だけもらってきました。

周りの経験者によれば、もしもそうなら痛みのあまり七転八倒して、救急車で運ばれるケースが多いと脅かされ
早くちゃんとした検査を受けなければ、と思っていたのですが・・・なにぶん、今仕事がかなり忙しくて、
やっとのことで、週末に紹介された胃腸科に行って来ました。

超音波診断の結果、「石はない」と言われほっとしたのも束の間、「胃炎ですね。場所的には十二指腸もよくないかも。念のため、胃カメラを飲んでください」
えっーーーーーっ!?・・・そんな、突然に!?

・・・と、まあ、検査は日を改めてすることになりましたが。


あああ~~~いろいろとストレスが重なってたしなぁ



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『白夜の誓い-グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』/『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』(宙組)2/8(日)マチネ

2015年02月10日 23時50分57秒 | すみれの花咲く国
11月に大劇場で観てきたお友達が「凰稀さんがとにかくカッコよくて素敵だった~」と言うのを聞いて・・・居ても立ってもいられず、チケットをゲット!!
そうだった・・・かなめさんもこれで退団なのよね
思えば、☆組時代は柚希さんのそばで、宙組に移ってからは祐飛さまのそばで、そして宙組のトップになってからは地方公演以外は私、ほぼみんな観てる・・・
あれれ?私ってかなめさんのファンだったっけ???

でも・・・観て思ったのは、やっぱりとにかく、かなめさんは美しいーーっ!!


というわけで・・・
宝塚歌劇 宙組公演『白夜の誓い-グスタフIII世、誇り高き王の戦い-』/『PHOENIX 宝塚!!-蘇る愛-』 2015.2.8(日) 11:00開演 東京宝塚劇場


グスタフⅢ世      凰稀かなめ
アンカーストレム    緒月遠麻
ソフィア        実咲凛音
リリホルン       朝夏まなと
イザベル        怜美うらら


さて、お話は、
ロココの寵児として、北欧史にその名を残すスウェーデン国王・グスタフIII世の波乱に満ちた生涯を描くミュージカル。
腐敗した貴族政治からの脱却を図り、内政を改革。ロシアとの戦いでは歴史的な大勝利を収めた名将として知られる一方、民衆を愛し、華やかな北欧文化を開花させたグスタフIII世。権謀術数渦巻く宮廷社会、激動のうねりを見せる18世紀のヨーロッパで、ひたむきに生きた一人の男の愛と友情、そして信念を貫いた勇気ある戦いを、多彩な登場人物を絡ませながら壮大なスケールで謳い上げる一大叙事詩。(公式サイトより)


えーーーーっと、話としてはむむむ?という感じで、「そりゃあないだろう」「山賊が国王の部屋に忍び込めちゃうセキュリティってどうよ?」とか「クーデターってそんなに簡単に成功すんの?」とか「オペラ座より国力増強が先じゃ・・・」とか「妻に自分の想い人を紹介するってあり?」とか、
とにかくツッコミたい箇所は多々あったものの、とにかくかなめさんは本当にお美しかった!!
皇子服も軍服も、どのお衣装もよく似合っていて本当に綺麗。
個人的には、蒼水色のロング丈のお衣装が一番イメージぴったりで好きかな
そして、噂通り・・・相手役はやっぱり緒月さんでした
船上での戦いシーンはダンスで男役さんが勢ぞろい!!カッコよかった~

そして、続くショーは、
かなめさんをその名の通り「PHOENIX」=不死鳥に見立てての豪華な始まり。
宙組の男役さんの揃いの赤い衣装での総踊りは、祐飛さまのショーを思い出した。
面白かったのはかなめさんの七変化!?
怪盗カナメールは、真っ白なタキシードにシルクハット!!・・・怪盗キッド?
他にもあれやらこれやら・・・こんなのまでっというのも(笑)
刑事キタロール(?)とのシンクロのような対決も楽しかった。
最後にはレディPHOENIX!!またもお美しいおみ足を惜しげもなく・・・
デュエットダンスは、最初、黒燕尾服姿の二人・・・えっー?これも緒月さんと?いやいや、みりおんとバトンタッチしてからのデュエットダンス、みりおんの薄紫のドレスが上品ですごく素敵でした。ちょっと強引で濃厚なラブシーンもドキドキ
そしてラスト近くで、ソロで歌いながら銀橋を渡っていくかなめさんを見ながら、

♪つまづき、涙したこともある・・・

その歌詞を噛みしめたら、なんだか泣きそうになりました

ああ、なんて美しく孤高な人なんだろう。トップである、ということはそういうことなんだ。
こんなにも美しい人が、このキラキラした舞台から去って行ってしまうのは実に惜しい。

ソロのあと、一度幕が閉まって焦りましたが、なんと、大階段のエトワールは大きな白い羽を背負った次期トップの朝夏さんとみりおんの二人で。


・・・個人的にショックだったのは、祐飛さま一途にあんなにずっと観てきた宙組のメンバーなのに、七海ひろきさん以下、のメンバーがまったくわからなかったこと。
うーーーーん。かなめさんが退団しちゃったら、私、宙組からは本当に卒業できる気がする・・・

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寒くて暑くて

2015年02月08日 09時55分43秒 | えとせとら
働く場所の温度は様々だと思いますが、
場所によっては暑かったり寒かったり・・・働く場所によって下着の枚数を増やしたり素材を変えたり、それなりに対応を変えています。
今の私の職場は、基本的に常温です。
が、時々急に別の場所へ手伝いに行かされることがあって、その時がたいへんなのです。
寒いだろうと着込んだ時に、暑いオープン室に行かされたり、はたまた、暑くて一枚脱いだ途端に、冷凍庫の前でケーキの箱入れを命じられたり。

そんなこんなを繰り返していたら、先週末は、朝から寒気がして、昼には鼻血が出て、夕方には頭痛がしてきて。
温度の変化に身体がついていかず、ついに寝込みました。

あーーーしんどいよ。
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