■2018/5/1(火)4:33-5:41【天気】晴れ 【レンズ】500Ⅱ
【場所】鳥の海
【種名】ヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,チュウダイサギ,コサギ,ダイゼン4,コチドリ2,シロチドリ4,メダイチドリ41,オオソリハシシギ13,チュウシャクシギ106,ホウロクシギ1,ミユビシギ2,トウネン8,ハマシギ56,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ2,アジサシSP1,トビ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ,ホオアカ,アオジ(17科37種)
【メモ】
さて,蕪栗沼から蒲生に行くと,干潟はほとんど干上がっている状態で,カルガモやカワウさえいない。落胆して鳥の海に向かう。日はまだ落ちる気配がなかったので,まあ,何とか見えるだろうと思い,東部道路を走った。現地に着くとやや夕暮れ時の気配が漂い,遠くに見える水路の防波堤にはチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギ,一番右端にホウロクシギ1が止まっていた。満潮前の干潟のほんの少しのところにシギチが集まっているのが見えた。たいていここから砂地にはメダイが集まっているので注意しながらゆっくり近づくと,逆光の渚にはチュウシャクシギ,オオソリハシシギ数羽とダイゼンが4羽いた。砂浜から石ころが多いハマヒルガオ,コウボウムギ,コウボウシバが繁茂しているところにかけて,メダイやトウネン,ミユビシギがいたが,その中に2羽,ちょっと違和感を覚えるトウネンタイプのシギがいたが,一方はまるで冬羽風で,一方は夏羽だった。ヨロネンの可能性があると思い,まずは写真をたくさん撮っておいた。これが夏羽だけだったら,あまり混乱もしないのだが,一つ分からないのがいると,とたんに既存の知識体系が崩れてしまう。そのうち,砂浜から群れが飛び立ち,こんなにいたのかと思うほどの群れが防潮堤を越えて海岸の砂浜の方に飛んでいった。逆光の中,蛭島に群れるウミネコの大群をバックに防波堤に群れるチュウシャクシギの群れを撮影した後,防潮堤を上り,上からシギの群れの場所を確認して遠回りに砂浜から群れに近づいた。そこで,やっと先ほどのヨロネンらしいシギを2つ見つけてじっくり観察し,あとはメダイやハマシギの大群を見て終わりにした。最後に,夕暮れの防波堤を歩き,遠くからチュウシャクシギなどの群れを双眼鏡で見て,帰ろうとしたところ,頭上でコアジサシの鳴き声がしたので,見上げると3羽ほどいたので逆光だったが,証拠写真に1個体撮影し,帰宅した後に見たら,あまりに翼が長く,いろいろ考えた末,この時期,鳥の海に来るのは,クロハラアジサシ,アジサシ,コアジサシの3種なので,翼の長さと全体のフォルムから見てたぶんアジサシに近いかなと結論づけた。昼間だったらすぐ分かったのだけれど。
結局,この怪しげなシギを識別するのに25日を要し,いったんアップしたが,怪しくなったので削除し,写真をお送りし,またまた,いろいろ教えていただいて識別していただいたところ全部トウネン(ヨロネンでもヒレアシでもない)ということでした。この時期スタンダードな羽衣のトウネンを頭に入れていると,他のものが別種に見えてしまう。特徴を一つ一つ見ればトウネンと動かしがたいのだが,迷うとこうなってしまう。やはりそういうときは,お聞きするのが一番だと改めて思った。いつもながら適切なご指摘に感謝です。
【写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/76/5f/b5c737f4ae0ff5ef9f19bfca5699d1d5.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■ダイゼンとチュウシャクシギのシルエット/ダイゼン4羽/トウネン夏羽4,ミユビシギ夏羽2で,ミユビシギに隠れて1羽いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/4d/07/88326265c2e37ad34e37f6bd8f7bfe66.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■トウネン夏羽とは明らかに立ち姿が違う。しかも夏羽ではないので,何だかよく分からない・・・が結局トウネン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/5a/db/1fe2771fe1dc027722e954213da74338.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■かわいい感じで足が華奢な感じ。/ミユビシギ夏羽。以前は大群が見られたのだが。/右手に移動して,次に出たのがこれ。手前はトウネン夏羽だが,奥の夏羽のシギは?これもトウネン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/7a/27/207887626e24c689243872758bf12de8.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■ほとんどメダイチドリ。海岸に飛んでいった。/ムナグロならぬワキグロ(腋羽)のダイゼン/水路防波堤上のチュウシャクシギの群れ。オオソリとホウロクシギもいた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/2c/b4/44e27c844f139d6526db22245f11d91e.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■感動的な光景/ここから海岸。夏羽のシギが走ってきた。ヨロネン風だが,喉が白くなく,あとで蒲生でトウネンの群れを見たら,このパターンのものもいた/頭の丸いミユビシギ夏羽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/60/5f/6811193bc4db7e396db835f7beddff4c.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■先ほどの夏羽でないシギ。結局トウネン。これで羽軸の黒が大きく,水かきがあればすごかったのだが。トウネン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/02/65/7036453ffcc71fb6ea3faccb3beabf62.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■ほとんどハマシギ/走るハマシギ/ハマシギとメダイ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/64/11/8db7205196bffddc785a7a5c06a25a8f.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■これはトウネン夏羽/左からメダイ,トウネン,メダイ,トウネン/トウネン夏羽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/17/e0/5dd240801861ad66b0667703ae94a0a5.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
■トウネン/あきらかにコアジサシより大きく翼が長かった/夕暮れのスズガモ。3日ほどパソコンの壁紙にしておいた。
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【場所】鳥の海
【種名】ヨシガモ,ヒドリガモ,カルガモ,コガモ,スズガモ,キジバト,カワウ,アオサギ,チュウダイサギ,コサギ,ダイゼン4,コチドリ2,シロチドリ4,メダイチドリ41,オオソリハシシギ13,チュウシャクシギ106,ホウロクシギ1,ミユビシギ2,トウネン8,ハマシギ56,ウミネコ,オオセグロカモメ,コアジサシ2,アジサシSP1,トビ,ハシボソガラス,ハシブトガラス,ヒバリ,ツバメ,ヒヨドリ,セッカ,ムクドリ,スズメ,ハクセキレイ,ホオジロ,ホオアカ,アオジ(17科37種)
【メモ】
さて,蕪栗沼から蒲生に行くと,干潟はほとんど干上がっている状態で,カルガモやカワウさえいない。落胆して鳥の海に向かう。日はまだ落ちる気配がなかったので,まあ,何とか見えるだろうと思い,東部道路を走った。現地に着くとやや夕暮れ時の気配が漂い,遠くに見える水路の防波堤にはチュウシャクシギの大群とオオソリハシシギ,一番右端にホウロクシギ1が止まっていた。満潮前の干潟のほんの少しのところにシギチが集まっているのが見えた。たいていここから砂地にはメダイが集まっているので注意しながらゆっくり近づくと,逆光の渚にはチュウシャクシギ,オオソリハシシギ数羽とダイゼンが4羽いた。砂浜から石ころが多いハマヒルガオ,コウボウムギ,コウボウシバが繁茂しているところにかけて,メダイやトウネン,ミユビシギがいたが,その中に2羽,ちょっと違和感を覚えるトウネンタイプのシギがいたが,一方はまるで冬羽風で,一方は夏羽だった。ヨロネンの可能性があると思い,まずは写真をたくさん撮っておいた。これが夏羽だけだったら,あまり混乱もしないのだが,一つ分からないのがいると,とたんに既存の知識体系が崩れてしまう。そのうち,砂浜から群れが飛び立ち,こんなにいたのかと思うほどの群れが防潮堤を越えて海岸の砂浜の方に飛んでいった。逆光の中,蛭島に群れるウミネコの大群をバックに防波堤に群れるチュウシャクシギの群れを撮影した後,防潮堤を上り,上からシギの群れの場所を確認して遠回りに砂浜から群れに近づいた。そこで,やっと先ほどのヨロネンらしいシギを2つ見つけてじっくり観察し,あとはメダイやハマシギの大群を見て終わりにした。最後に,夕暮れの防波堤を歩き,遠くからチュウシャクシギなどの群れを双眼鏡で見て,帰ろうとしたところ,頭上でコアジサシの鳴き声がしたので,見上げると3羽ほどいたので逆光だったが,証拠写真に1個体撮影し,帰宅した後に見たら,あまりに翼が長く,いろいろ考えた末,この時期,鳥の海に来るのは,クロハラアジサシ,アジサシ,コアジサシの3種なので,翼の長さと全体のフォルムから見てたぶんアジサシに近いかなと結論づけた。昼間だったらすぐ分かったのだけれど。
結局,この怪しげなシギを識別するのに25日を要し,いったんアップしたが,怪しくなったので削除し,写真をお送りし,またまた,いろいろ教えていただいて識別していただいたところ全部トウネン(ヨロネンでもヒレアシでもない)ということでした。この時期スタンダードな羽衣のトウネンを頭に入れていると,他のものが別種に見えてしまう。特徴を一つ一つ見ればトウネンと動かしがたいのだが,迷うとこうなってしまう。やはりそういうときは,お聞きするのが一番だと改めて思った。いつもながら適切なご指摘に感謝です。
【写真】
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/71/6a/522dfc99e278aa877a6c4b7082ade7db.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
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■ダイゼンとチュウシャクシギのシルエット/ダイゼン4羽/トウネン夏羽4,ミユビシギ夏羽2で,ミユビシギに隠れて1羽いた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/7d/84/f8412eb82ae0ba9d68f06d6a730453fb.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
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■トウネン夏羽とは明らかに立ち姿が違う。しかも夏羽ではないので,何だかよく分からない・・・が結局トウネン。
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■かわいい感じで足が華奢な感じ。/ミユビシギ夏羽。以前は大群が見られたのだが。/右手に移動して,次に出たのがこれ。手前はトウネン夏羽だが,奥の夏羽のシギは?これもトウネン。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/1e/40/c9bad7c645321836a1c0b1f4de15799d.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
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■ほとんどメダイチドリ。海岸に飛んでいった。/ムナグロならぬワキグロ(腋羽)のダイゼン/水路防波堤上のチュウシャクシギの群れ。オオソリとホウロクシギもいた。
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■感動的な光景/ここから海岸。夏羽のシギが走ってきた。ヨロネン風だが,喉が白くなく,あとで蒲生でトウネンの群れを見たら,このパターンのものもいた/頭の丸いミユビシギ夏羽
![](https://blogimg.goo.ne.jp/cnv/v1/user_image/12/30/b9e26cd680265b2d5328249de6bcac40.jpg?dw=120,dh=120,cw=120,ch=120,q=100,da=l,ds=s)
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■先ほどの夏羽でないシギ。結局トウネン。これで羽軸の黒が大きく,水かきがあればすごかったのだが。トウネン。
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■ほとんどハマシギ/走るハマシギ/ハマシギとメダイ。
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■これはトウネン夏羽/左からメダイ,トウネン,メダイ,トウネン/トウネン夏羽
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■トウネン/あきらかにコアジサシより大きく翼が長かった/夕暮れのスズガモ。3日ほどパソコンの壁紙にしておいた。
Copyright(C)2018 Shigenobu Aizawa All Rights reserved.