私家版 宮城の野鳥フィールドノート since 1976

掲載していなかった記録をアップし始めました。あっという間に1年が経ってしまうので。今シーズンの鳥の海の記録も。

2018年5月29日(火)広瀬川経ヶ峰

2018年05月29日 | 青葉山・広瀬川
■2018/5/29(火)13:15-14:35【天気】晴れ時々曇り 【レンズ】500Ⅱ
【場所】経ヶ峰
【種名】ハヤブサ成鳥♂♀,幼鳥3(1科1種)他にカワアイサ♀,ガビチョウ,カワウなど
【メモ】今シーズンは4回ほど行ったが,きちんと観察・撮影したのは今回が唯一で,幼鳥の羽数確認が目的だった。最終的に巣立ちとその後は見ていない。例年だと巣立ちまで約1週間くらいなので,♂♀親とも餌はやらず,巣立ちのしかたを幼鳥たちに教えている感じだった。♀は大きさがハシボソガラスくらいあって止まっている♂♀を比較するとかなり,堂々としている。また,飛翔時は頭から胸がつながっている感じで,正三角形に見えるが,♂は首があるかないかくらいで,やや細く見える。巣に入る時も場所が違い,大きさの関係からか,♀は向かって左から,♂は右から入り,飛び出すときも同じだ。ただし,まだヒナの頃は左側で♂が持ってきた獲物を受け取って,かみ砕いて分け与えていることが多い。
ちなみに以前巣の向かって左側にあったスズメバチの巣はかなり前に落ちてしまって,今は右側にある。幼鳥が巣立ちの練習で使っていた両サイドの棚(渡り廊下みたいな感じの)はだいぶ崩れてしまっている。
幼鳥の記録はとりあえず,2005年から震災の年も含めて現在まで取ってある。震災の年の崖に佇む不安げな♀の姿が今でも印象に残っている。
【写真】
  
■♂♀の比較。かなり大きさも印象も違う。2枚目は途中カットしてくっつけたもの/♀の飛翔
  
■♀/幼鳥たち。成長は1羽が先行していたが残りの2羽も追いついてきている。
  
■巣穴に向かう♀。かなり堂々としている。/大きく口を開けて餌を待つ幼鳥。/向かって左の広い開口部にランディングして,そこから飛び出していった。これを何度も繰り返す。餌を与えられない幼鳥は,巣の中のちょっと赤く肉がかろうじてついている骨をつついたりしている。
  
■♀の飛翔/大きく巣穴の入口で羽ばたき,垂直に下りる♂。/おとうさん,餌は~!と必死の子どもたち。
  
■しかし,餌はなく巣穴から飛び降りる♂を「餌くれ」「すごい」と思っているか思わないかは分からないが見ている幼鳥。どちらかと言うと餌くれだろう。
  
■巣穴全景/カワアイサ/カワウ


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