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Various Topics 2

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ピーター・ティールとカーティス・ヤーヴィンと「暗黒啓蒙時代」

2025年04月30日 | 人物

昨日書いたブログ記事

トランプ・ジュニアの富裕層向け社交クラブ・表に出ないピーター・ティール - Various Topics 2

に戻って、ピーター・ティール氏から人脈を拾っていってたどり着いたのがカーティス・ヤーヴィン、そして「暗黒啓蒙」。

Curtis Yarvin – Wikipedia

カーティス・ヤーヴィン - Wikipedia

カーティス・ガイ・ヤーヴィン(Curtis Guy Yarvin, 1973年 - )は、アメリカ合衆国のブロガー、実業家、ソフトウェアエンジニア。メンシウス・モールドバグは儒教の孟子と投資用語のゴールドバグ(英語版)に因んだペンネーム。ニック・ランドと共に、反平等主義、反民主主義的な思想的運動である暗黒啓蒙、あるいは新反動主義を立ち上げたことで知られる[1][2][3]。

2007年から2014年にかけて執筆していたブログ「Unqualified Reservations」や2020年に執筆を開始したSubstack上のページである「Gray Mirror」において、アメリカの民主主義は失敗した実験であると発言し[4]、統治構造が企業と類似しており、責任を取る必要がある君主制によって置換されるべきだと主張した[5]。ヤーヴィンは、「新反動主義者」、「新君主制主義者」であり、「リベラリズムをマトリックスのような全体主義的システムを作り上げるものであるとみなしており、テクノクラートを戴く君主制にアメリカの民主主義を置き換えることを欲している」人物であると説明されてきた[6][7][8]。

ヤーヴィンは、シリコンバレーの著名な投資家や共和党の政治家に影響を与えており、ベンチャーキャピタリストのピーター・ティールとは深い関係にあるとされる[9]。第1次トランプ政権で首席戦略官を務めたスティーブン・バノンは、ヤーヴィンの著作を読み、称賛している。第2次トランプ政権のアメリカ合衆国副大統領であるJ・D・ヴァンスは、ヤーヴィンを「影響力のある人物」に挙げ[10][11][12]、アメリカ合衆国国務省政策企画本部長のマイケル・アントン(英語版)も、ヤーヴィンの考えを論じている[13]。2025年1月、ヤーヴィンはワシントンDCで開催されたドナルド・トランプ大統領の就任祝賀会に招かれて出席し、ポリティコはトランプ支持者への並外れた影響力のために彼は「非公式の主賓」であると報じた[14]。

経歴
若年期
1973年に、カーティス・ガイ・ヤーヴィン[15]は、教養のあり、リベラルで世俗的な家庭に生まれた[16]。父は、ハーバート・ヤーヴィン[17]。父方の祖父はユダヤ系アメリカ人であり、共産主義者であった。彼の父は、アメリカ国務省の外交局員で、母はウェストチェスター出身のプロテスタント[18]。ヤーヴィンは子供時代に、一時的に外国で暮らし、その大半の期間がキプロスであった。1985年に、アメリカに戻り、ジョンズ・ホプキンズ大学の長期に渡る「早熟な数学的才能を示す児童の研究(SMPY)」に参加した。1992年に、ブラウン大学を卒業し、カリフォルニア大学バークレー校のコンピュータサイエンスの博士課程の大学院生となった。しかし、1年半の末に中退し、テック系企業に就職した[19]。

(後略)

 

「暗黒啓蒙」のwikipedia日本語版から抜粋を貼り付けますが、全文リンクから読んでください。

暗黒啓蒙 - Wikipedia

抜粋:

新官房学(neocameralism)とガバコープ(gov-corp)

ヤーヴィンが望むシステムは、フリードリヒ・ヴィルヘルム1世時代のプロイセンの官房学(Cameralism)[13]にちなんで、新官房学(neocameralism)と名付けられた。これは、企業が国を所有するシステム[4]であり、その会社はジョイント・ストック・カンパニーとして構成され、利益を最大化するためにCEOによって運営される[14]。 ニック・ランドは、これを「No Voice, Free Exit」として繰り返し述べている。「もしガバコープ(gov-corp)が、その税金(主権的レント)に見合う価値を提供しない場合、顧客は顧客サービス部門に通知することができ、必要であれば、他の場所に移り住むことができる。ガバコープは、効率的で、魅力的で、活気があり、清潔で、安全な国、つまり顧客を引きつけることができるような国を運営することに集中するだろう」。

アナ・テイシェイラ・ピントは、ガバコープ・モデルの政治イデオロギーを、古典的リバタリアニズムの一形態であると説明している。「彼らは国家の権力を制限したいのではなく、民営化したいのだ」[15]。

ピーター・ティールとパトリ・フリードマンは、外部の規制や法律から解放された領土を構築する1つの方法として、公海上に浮かぶ都市の建設を推進する組織であるSeasteading Institute(日: シーステディング・インスティチュート[16])を支持してきた[1]。

新反動主義者のマイケル・ペリルークス(Michael Perilloux)は、ドナルド・トランプ大統領がアメリカ合衆国憲法を無効化して戒厳令を宣言し、政府をトランプ・オーガナイゼーションに置き換えることによって、より大きな権力を握ることを提案している[8]。同様に、Googleのエンジニアであるジャスティン・タニーは、Googleの会長エリック・シュミットをアメリカのCEOに任命するよう嘆願書を配布した[1]。

新反動主義と加速主義

一部の新反動主義の未来派は、国家を打ち負かすために技術の使用に焦点を当てている。例えば、少数の者が国家の絆から自由になるために超知能的ヒューマン・コンピュータハイブリッドに進化する、というトランスヒューマニスト的加速主義が提案されていて[11]、優生学[17]の支持者、マイケル・アニシモフ(Michael Anissimov)がこのような考えの提唱者の一人である。マーク・オコンネル(Mark O'Connell)によれば、アニシモフは「近年、どうやら白人至上主義者とシンギュラリティが交差する市場を独占し」、そして「トランスヒューマニスト運動からの不可触民のようなものになった」。アニシモフは、すべての人間が平等に創造されているという考えを拒否して、既存の人種の間に知性の格差がすでに存在し、トランスヒューマン技術が権力のさらなる格差を生み出すと考えている[18]。彼は、貴族主義体制は民主主義体制や共産主義体制よりも財政的に安定しており、無駄が少ないと主張している[6]。

 

啓蒙思想 - Wikipedia

18世紀の欧州での啓蒙思想家のヴォルテール、ルソー、ディドローバックにはロシアやドイツの王族がいました。現代はビックテックが「暗黒啓蒙時代」を作り出すのでしょうか。

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