映画やドラマ、これはある人にとって「最高」と思えても、ある人にとっては「最低」という評価と、全く評価が真っ二つに分かれる場合があります。
先月まで放映したTBSドラマ『天皇の料理番』の最終回しかり、今月の初めの『レッドクロス・女たちの赤紙』もそう。
そう言う意味では、2009年に書いた記事、
『孤独との付き合い方』
http://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/c8edfb4cc958c7988abedb1834294884
で紹介した、イタリア映画『赤いアモーレ』なども、(レイプした側とされた側の)不倫を扱っているだけに「身勝手な男と突合の良い女の話」とする人たちがいる一方、私のように「人間の性(さが)を描いた一級映画」と、高く評価する人間もいます。
この映画、私が好きになったのは、脚本(主役と監督を務めたセルジオ・カステリットの奥様が原作者)もですが、主役級から脇役の俳優の熱演、演出、映像、歌についても納得の作品であったということもあってです。
(スペイン人の美人女優のペネローペ・クルスが、歯に細工をし、歩き方や立ち振る舞いまで変えて別人のようになって演じているのは(しかもイタリア語)、これは『天皇の料理番』で佐藤健が役になりきったのと通ずるところがあると思います。)
そんなことを思い出しながら、この映画の紹介動画、主題歌と挿入歌の動画を4本。
映画スライド+主題歌:
SERGIO CASTELLITTO PENELOPE CRUZ NON TI MUOVERE
https://www.youtube.com/watch?v=PMc9tu6KhiE
主題歌のビデオクリップ:
Vasco Rossi - Un senso (videoclip ufficiale)
https://www.youtube.com/watch?v=AhtW6Fm8jNQ
イタリアのMolise地方での場面。景色もきれいですが、この主演の二人が一番幸せだった、私が好きな場面:
Scene girate qui in Molise dal Film "Non ti muovere" (2004) di Sergio Castellitto; con Penelope Cruz
https://www.youtube.com/watch?v=aKEUSSyxZLI
上の場面で、ペネローペ・クルスも口ずさむ車の中のラジオから流れる曲:
Quanti Amori - Toto Cutugno
https://www.youtube.com/watch?v=5i5q3BGMUwM
(しかし、この邦題は原作者も映画製作にかかわった人も、がっかりするでしょうね。それだけが私は残念。)