前々回の記事、
魔女裁判が衰退した背景-錬金術とフリーメイソン
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/6a670b6f960b8c66ff0ffee4a3340c3b
では、ニュートンには魔女さながら(錬金術やオカルト研究、薬草探し、猫溺愛)の面があったことを書きました。
現在だと「オカルト研究する医師や科学者」というとうさん臭くみられると思いますが、19世紀後半から20世紀初頭、コナン・ドイル(彼が医師でもあったことは今日知りました)やユングなどオカルトに大変入れ込んだ人達が持てはやされ、ユングにいたっては、ジョン・ロックフェラーの四女が支援していたといいます。
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アーサー・コナン・ドイル
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%B3%E3%83%8A%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%89%E3%82%A4%E3%83%AB
抜粋:
一次大戦前から心霊主義に関心を持っていたが、戦中の相次ぐ身内の戦死・病死により、戦後には心霊主義への傾斜を一層強めた。晩年の活動はほぼすべて心霊主義活動に捧げられた。1925年にはチャレンジャー教授が心霊主義に目覚める『霧の国(英語版)』を発表した。
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カール・グスタフ・ユング
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%A6%E3%83%B3%E3%82%B0
抜粋1:
ユングはその学位論文『いわゆるオカルト的現象の心理と病理』において、従妹ヘレーネ・プライスヴェルクを「霊媒」として開かれた「交霊会」を扱ったこと(ただしこの論文では神秘的要因ではなく精神の病理的状態に帰されている)、また錬金術や占星術、中国の易などに深くコミットしたことにより、オカルト主義的な傾向を見て取られ、また新異教主義的な人々からその預言者とみなされる傾向がある。これにはおそらく母方のプライスヴェルク家が霊能者の家系として著名だった出自も影響していると思われる。
抜粋2:
精神分析の運動から離れ一人研究を進め、1916年には石油王ジョン・ロックフェラーの四女イーディス・ロックフェラー・マコーミック(en, 1872年 - 1932年)の助力で「心理学クラブ」を設立して、分析心理学の確立に努める。
医師、科学者とオカルト-現在はどうかというと、たとえばフリーメイソンでもある高須克哉氏が名誉会員を務める「と学会」というものがあります。
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と学会
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%A8%E5%AD%A6%E4%BC%9A
運営委員の皆神龍太郎氏は朝日の医学雑誌の副編集長。
会員には、桑満 おさむ氏(医師、五本木クリニック院長)なども。
(元会員に菊池誠氏も。2010年には会員120名。 )
皆神氏は、ASIOSの運営委員も務めていますが、
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ASIOS
https://ja.wikipedia.org/wiki/ASIOS
そこには
ナカイサヤカ氏のお名前。
「と学会」も「ASIOS」も、反オカルトや超常現象というよりも、「オカルト・超常現象愛好研究同好会」というほうが正しそうですが、「HPVワクチン被害者叩き」「放射能を恐れる人達叩き」の方々のお名前が。
(自称ニセ医学バスターズの方々のツイートに「呪い」「呪縛」という言葉をよく使う方もいます。
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/55f319bd0e3c4be78bf66b0c0d20550c
https://blog.goo.ne.jp/afternoon-tea-club-2/e/785d2b01b90bf761166c1363eb13d8fc
アニメや漫画の影響もあってか、最近は自称リベラル系の若い人のSNSや記事でよく使われるようになっていますが、其れより少し前から・・・いい年をした大人が多用するものでしょうか?)
HPVワクチンに批判的だった高須克哉氏も最近転向しましたが、「ニセ医学バスターズ」およびその支援者たちには、SF好き、アニメファン、朝日、日経、読売の医学系コラム執筆者、オウム真理教と関係した人達・・・医師は当然医学と全く関係がない人達がいます。
(突如HPVワクチンの村中璃子氏の応援団となった翻訳家で作家の池田香代子氏の恩師であり彼女に影響を与えた人物の故種村季弘氏はが結ぶ縁で、「と学会」関係者の知人友人がいてもおかしくないですかね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A8%AE%E6%9D%91%E5%AD%A3%E5%BC%98
)
一見脈絡のなさそうな人達は、こうした‟趣味”で繋がっていたのでしょうか。
嘗てHPVワクチンに対して批判的な漫画をかき、最近突然HPVワクチン宣伝の漫画を描いた西原理恵子氏は、高須夫人なのわからないでもありませんが、なぜか「パタリロ」の作者魔夜峰雄氏までがナビタスクリニックの久住英二氏監修のHPVワクチン宣伝漫画本を出したといいます。
「フランス革命・サヴォイア・ユグノー」関連で調べてきて、漫画やアニメ界(もしかしたらゲームも?)のサブカルチャー系には、あるときから「魔女」「薔薇十字団」「錬金術」等19世紀末の一部のインテリたちが好んだような内容を扱うものが多いことに気が付きました。
魔夜氏はそれらに詳しいでしょうから、彼も「と学会」や「ASIOS」などの団体の人と繋がりがあってもおかしくないかもしれません。
薔薇十字団を扱った作品リストは下記ウィキペディアにリストアップされています。
ウィキペディア
薔薇十字団
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%96%94%E8%96%87%E5%8D%81%E5%AD%97%E5%9B%A3
追記:
ところで、先日のクイズ番組がどこの局のモノであったか覚えていないのですが、なんで「リリアス・アディ」などマニアックすぎる頭蓋骨を問題にだしたのでしょうか?
スペインのおばあちゃんにより猿にされた修復画の様話題になった「海外ニュース」を問題にするか、それこそ有名な人の頭蓋骨なら写真で見ることもあるのでまだよいとして、マニアしか答えられなさそうな問題は、対戦相手も、真面目に考える視聴者にも失礼。