クリスマス・カードの時期になりました。私のもとにはもう海外からクリスマス・カードが届きだしています。
私のほうはといえば、先月の終わり頃から急にバタバタしてしまったため、発送するのが今日になってしまいました。
さて、というわけでクリスマス・カードを持って郵便局の本局に出向いた私でしたが、とても不愉快な思いで帰ってくることになりました。
私が行った時間、郵便担当窓口は3つ開いていて客もそんなにいませんでした。ですからそんなに係員たちは忙しいわけでもなかったのです。
それにもかかわらず、いつものように「エアメールでお願いします」と私が窓口に差し出した封筒をその50歳前後の女性係員は無言で受け取り、一通の重さを量ると、いきなり郵便証紙を封筒にべたりと貼ったのです。
30年間毎年のようにクリスマス・カードを出してきた私もこれにはびっくり。確かに「切手で出したい」と先に言うべきであったのだろうと思いますが、まさか海外宛のクリスマス・カードに、客に確認もせずにいきなり証紙を貼られるなどとは予測していませんでした。
「すみません。記念切手を貼りたいので・・」
あわてて係員に告げると、彼女は面倒くさそうに一度貼り付けた証紙をベリっと封筒から剥がしました。マルタの友人宛の封筒に引き剥がした形跡が出来ても彼女は知らん顔です。
そして、記念切手が欲しいと言っているのにもかかわらず、普通の切手を出してこようとしたり、案外損傷の激しかった封筒を返すときも謝りの言葉一つありません。
他の封筒が無事だったことを不幸中の幸いと思いつつカウンターで切手を貼っていましたが、マルタの友人宛の封筒の損傷部分が気にかかりました。
もう一度家に帰って封筒を変えてくるべきか-。しかし、結局は時間がないので切手を上からバンドエイドのように貼り(それでもまだ完全に剥がした痕は消えていませんでした)、出してしまうことにしたのですが、なんだか釈然としません。
切手を貼り終えて窓口に向かうと、例の女性は窓口から離れていました。私は別の女性係員に発送を頼んでから、「自分が最初に切手でと断わらなかったのが悪いにしても、いきなりクリスマス・カードに証紙を貼るというのは今までなかったんですが・・」と苦情を言うと、その係員は「クリスマス・カードに証紙を貼ってしまったんですか!?」と一瞬絶句しました。
会社から出すような大量のクリスマス・カードならともかく、個人から個人(しかも外国人宛)のクリスマス・カードにまで「届けばよいだろう」と思って証紙を貼るような係員-こういうロボットのような仕事をする人はよく見かけますが、絶滅して欲しい人種です。