「思いつきの岐阜ドライブ旅行 #1-2」のつづきです。
とりあえず、読んでいただく上のご参考に供すべく、金華山ロープウェーのリーフレットから岐阜公園のマップを載せます。
ロープウェーの山麓駅では、斎藤道三の二頭波紋と、織田信長の木瓜(織田瓜)紋がお出迎えしてくれました。
そして、駅に入ると、、
おぉ
、木瓜(もっこう)ならぬモックン、いや斎藤道三公
がいらっしゃる
それにしても、これほどリアルな「像」は、そうそう無いと思います。
こっそり、本木さん本人が入れ替わっても、なかなか気づかれないと思いますぞ
で、ロープウェーのチケット(往復
1,100円)を購入
し、発車時刻
(15分毎) までちょっと時間がありましたので、改札までの通路にあったパネル展示を拝見しました。
パネル展示は、稲葉山城・岐阜城に関わる諸武将に関するもので、まず私の目を惹いたのは、NHK大河ドラマ「麒麟がくる」で初めてみた気のする斎藤道三の家紋「二頭波(にとうなみ)紋」についての説明でした。
転記
しますと、
波紋は、波の進退する様子が用兵の術に適っているとして武家の家紋に用いられるようになります。「二頭波」は、斎藤道三公が水の在り方に人生の道理を、波の動きに兵法の極意を見出し、晩年に自ら発案して用いたものです。
右に3つ、左に2つある波しぶきは、世の中には割り切れるものと割り切れないものがあるという理(ことわり)を表しているといわれます。
だそうです。
もともと父と二代にわたって、主君の姓:長井⇒斎藤を名乗った道三にとっては、斎藤家の家紋:撫子紋には愛着なんて無かったのでしょうな
そんな二頭波紋も、子の義龍と孫の龍興の二代半で姿を消したというのは、「ただ春の夜の夢のごとし」ですなぁ…
もう一つ、へぇ~と思ったのが、こちらのパネル
でした。
「国盗り絵巻の背景と人物相関図」と題されたこのパネルの地図を見ると、尾張・織田信秀の心細さを理解できる気がします。
その領国の狭さに加えて、三河~遠江~駿河の今川氏と北の斎藤氏に挟まれているのですから。
これを見ると、織田家が嫡男・信長の正室に斎藤道三の娘(帰蝶=濃姫)を迎え、北近江の浅井氏にお市の方を嫁がせた戦略が理解できそうな気がします
ちょいと話が逸れますが、3月4日の記事「コロナウィルスにも負けず出かけてきた #6」に登場した土岐善麿さんは、美濃の守護・土岐氏の流れを汲む方のようです。
で、ロープウエーの改札近くのコインロッカー
には、「岐阜ゆかりの武将」の家紋が描かれておりましたが、こういう趣向は、けっこう、あちこちで見かけますな。
そして、ロープウェーに乗車して、一気に金華山を登りました
にもかかわらず、ロープウェーの中では、ガイドのお嬢さん
が一所懸命に説明
しているというのに、そしてそれを聞いている乗客
もいるというのに、デカい声で世間話し続けるオヤヂ
がいて鬱陶しかった
「あんたは何回このロープウェーに乗ったのか知らないけれど、他の観光客やガイドさんにも、ちぃったぁ気を使え」です。
さすがに口に出して言いはしませんでしたけど、こんな社会性を失ったオヤヂ
にはなりたくありませんな
と、ロープウェーで登った金華山上でのお話は「#1-4」につづきます。
つづき:2020/03/15 思いつきの岐阜ドライブ旅行 #1-4
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