きょう、6月21日は夏至です。私のPCっつうかATOKに仕込んでいる「明鏡国語辞典」によれば、
夏至げ‐し【夏至】?名?
二十四節気の一つ。太陽暦の六月二一日ごろ。太陽が夏至点を通過するときで、北半球では昼が最も長く、夜が最も短くなる。
とあります。「太陽が夏至点を通過する」というのは、太陽が北回帰線(北緯23°27′)上を回る、言い換えれば、北緯23°27′より北にある地点(日本が該当)では、
①正午の太陽の位置が最も高くなる
②日の出の位置が最も北寄り(「寅」の方角)になり、
日没の位置も最も北寄り(「戌」の方角)になる
③日の出から日没までの時間(昼)が最も長くなる
というわけです。
実際に日の出・日没の時刻を「こよみのページ」で見てみましょう。観測地点は、神戸にしました(理由は、明石に近いから)。
これによりますと、
日の出の時刻が4:46で、日没が19:16、したがって、昼の時間は14時間30分。
ちなみに、今年の冬至、12月21日ですと、
日の出の時刻が7:02で、日没が16:53、したがって、昼の時間は9時間51分。
こうしてみますと、昼の時間が夏至と冬至とでは4時間半近くも違うんですね。う~む、、です。
「こよみのページ」の「日出没時刻・方位角計算のページ」で神戸のデータを見ていてふと疑問に思うことが…。
それは、
①日の出が最も早い日が「夏至」ではなく、6月11~14日(4:45)であること
②日没が最も遅い日が「夏至」ではなく、6月24日~7月4日(19:17)であること
③①や②と関連しますが、日の出~正午、正午~日没の時間が一致しないこと
です。
単純に考えれば、
①日の出が最も早い日は「夏至」
②日没が最も遅い日は「夏至」
③日の出~正午、正午~日没の時間は同一
だと思うんですけど…。
①について言えば、Wikipediaにも
なお、1年で日の出の時刻が最も早い日・日の入りの時刻が最も遅い日と、夏至の日とは一致しない。日本では、日の出が最も早い日は夏至の1週間前頃であり、日の入りが最も遅い日は夏至の1週間後頃である。
とあります。
どうしてこうなるんでしょうか。
ぼけ~っと、素人的に想像するに、
①日の出の定義が「太陽が少しでも地平線上に現れた時」で、日没の定義が「太陽が完全に地平線の下に隠れた時」であること ⇒太陽1個分だけ「昼」が長くなる
②地球の公転周期が「365日」ではなく「365.2424日」(太陽年)であること ⇒夏至のタイミングが毎年微妙にずれる
いったことが影響しているんじゃなかろうかと…。
でも、そこから先は全然判りません。この先はdeepそうですしね。
でも、「暦」って、ちょっとかじるだけでも面白いですよ。
いつか、「暦」とか「二十四節気」について書きたいと思っています。
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