新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

ちょっと諏訪まで日帰りドライブ旅行 (中編)

2019-12-11 13:49:31 | 旅行記

「ちょっと諏訪まで日帰りドライブ旅行 (前編)」のつづきです。

「前編」と時間は前後しますが、きのうの日帰りドライブ行程を載せておきましょう。

自宅細街路R298和光北IC外環道(内)大泉JCT関越道鶴ヶ島JCT圏央道(内)八王子JCT中央道(談合坂SA)⇒諏訪IC⇒県道487号線湖岸通りサンリツ服部美術館湖岸通りR20細街路諏訪大社下社秋宮細街路R20大門通り諏訪大社下社春宮⇒徒歩万治の石仏⇒徒歩大門通りR20岡谷IC長野道岡谷JCT中央道高井戸IC環八(外)R254新大宮BP⇒自宅

地図にプロットしますと、、、、。

往路ですよね。
普通に考えれば、首都高5号線に乗って、「⇒板橋JCT中央環状線(内)西新宿JCT4号線中央道なのですが、例によって例のごとく中野長者橋付近を先頭にした渋滞5号線にまで繋がっていてどれだけ時間がかかるか想像できない状態でした。
通勤ドライブでは迂回路に使っていた板橋JCT5号線竹橋JCT都心環状線(内)三宅坂JCT⇒(4号線)」ルートも、8:00を過ぎると竹橋JCTを先頭にした渋滞が発生していて、これもOUT
ということで、ナビ推奨する 超迂回ルートを使いました(かつて、、河口湖まで行くのにも使ったことがあります)
外環道(内)も、和光北ICを先頭にした渋滞が発生していましたが、戸田西ICからは乗らず、R298荒川を渡り、和光北ICから乗ったので、ほぼ渋滞無しでした。

自宅を出発してから1時間15分八王子JCTまで行けましたので、ちょいと通行料余分にかかりました渋滞回避&時間短縮には成功した と思っています。

   

 さて、サンリツ服部美術館からは15分もかからずに、諏訪大社下社秋宮に到着しました。

まずは手水舎で清めて…、と思ったら、、、

あれま 湯気のたつお湯を吐き出しています
「冬にはお湯が出ます」という洗面所は珍しくありませんが、これは「御神湯」と称しているからには、お湯(結構熱い)手を洗えるのでしょうねぇ。
ありがたや…

正面に廻ると目に前に立ちはだかるのは、

「根入りの杉」という巨木

説明板によれば、

この杉の木は樹齢凡そ6~700年で丑三つ時になると枝先を下げて寝入りいびきが聞こえ 子供に木の小枝を煎じて飲ませると 夜泣きが止まるといわれている。

ですって
夜にいびきをかいて寝込むなんて、お茶目御神木です

「根入りの杉」幣拝殿との間に立っているのが、巨大注連縄が印象的な神楽殿(国・重文)です。

またまた説明板を転記しますと、

御神前に神楽を奉納するための建物で天保6年(1835)上社本宮幣拝殿を手掛けた立川和四郎二代目棟梁富昌により落成した
三方切切妻造と呼ばれる様式で幣拝殿のような彫刻は見られない

正面の大注連縄は御柱祭毎に新しく奉製され重量は約1トンである

「三方切妻造」とは初耳です。
地元下諏訪町のサイトでは

棟がT字形になる撞木造(しゅもくづくり)似た造りで、屋根は銅板葺(ぶき)である。したがって前方の舞台部分は切妻で妻入り後方は平入りとなっている。

と説明しています。
撞木造といえば、善光寺本堂がこのタイプでしたねぇ(こちらの記事をご参照方)

「撞木造と似た造り」、つまり「橦木造とは違う」三方切妻造とはどんな様式なんでしょ?
神楽殿サイド(南東側)は、

切妻側になっていて、反対サイド(北西側)同じでした。
そして、幣拝殿側(北東側)は、

「千鳥破風」っぽくなっていました。
四方「三角形」の造形があるなんて、お城の天守みたいですねぇ

   

普通の神社は、鳥居があって、獅子・狛犬がいて、拝殿があって、その陰に本殿という構成が基本になっていますが、諏訪大社の場合は、上社前宮だけがその構成で、上社本宮下社秋宮下社春宮には本殿の代わりに新旧2棟御宝殿が、また、拝殿の代わりに幣拝殿とその左右に片拝殿が置かれています(こちらの記事をご参照方)
もちろん、4本の御柱(おんばしら)は、諏訪大社4社に共通して備わっています

その下社秋宮幣拝殿片拝殿です

幣拝殿の説明板には、

この建物は御幣を奉ずる幣殿拝殿一体となったものである
二重楼門造りと呼ばれ 二階は跳勾欄(先の反った欄干)を回し 全体に見事な彫刻が施されている
諏訪高島藩の命により安永10年(1781)に初代(立川流)棟梁 立川和四郎富棟によって造営された

とありました。

御宝殿は、隙間から覗くことしかできませんでしたが、

神明造で、千木は先端を垂直に切り落とす「外削ぎ」ですな

そういえば、上社前宮本殿本宮御宝殿千木はどうなっていたのか?2016年7月上社2社にお参りしたときの写真をチェックしたところ、千木注目した写真は無かったのですが、どうやらどちらも「外削ぎ」のようです。

となれば、下社秋宮の御宝殿の千木も「外削ぎ」なんだろな…

おっと、諏訪大社といえば「御柱」を忘れてはなりません

幣拝殿右手前「一之御柱」と、

左手前「二之御柱」

御宝殿の更に後ろに控える「三之御柱」と「四之御柱」は、立入禁止区域にあって、よく見えませんでしたので写真はございません

この御柱を立て替える「御柱祭」について、公式ページでは、

樹齢150年を優に超えるモミの大木。山の中から、選ばれた16本のモミだけが御柱となり、 里に曳き出され、7年毎の寅と申の年に諏訪大社の社殿の四隅に建てられます。 宝殿の造り替え、そして御柱を選び、山から曳き、境内に建てる一連の行事を「御柱祭」と呼び、 諏訪地方の6市町村の氏子たちがこぞって参加して行われます。正式名称は「式年造営御柱大祭」です。

と紹介していて、「7年毎の寅と申の年に」の部分にあれっ? となります。
の年なら「6年ごと」じゃないか です。
Wikipediaによれば、

正確には満6年間隔で行われる「6年に一度」だが、慣例として数え年の7年目ごとという意味で「7年に一度」「7年目」「数えで7年」などと表記される。

だとか。
なるほど…

上社にお参りしたときは、次の「式年造営御柱大祭」まで1年を切ったところで、

御宝殿は、新しい建物を建てるべく、古い御宝殿解体済みでしたっけ… 

伊勢神宮社殿新旧2棟ともに観られるのは20年に1回しかない(写真は2014年5月の豊受大神宮)(式年遷宮の直後)のとに、諏訪大社御宝殿新しい方しか観られないのは6年に1回(御柱祭の直前)しかないんですな。

ちなみに、諏訪大社「式年造営御柱大祭」2022年伊勢神宮「式年遷宮」2033年(ずっと先…)です。

こんなところで諏訪大社下社秋宮へのご参拝&見学お開きにしまして、下社春宮に向かったのですが、そのお話は「完結編」で書きます。

つづき:2019/12/11 ちょっと諏訪まで日帰りドライブ旅行 (完結編)

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