一昨日から関西に来ているのですが、なぜかダイジェストは、きょう3日目から始まります。
今回の関西旅行、当初は2泊3日で、きょうには帰宅するつもりだったのですが、せっかく関西まで行くんだし、もう1泊して観光しよう と思い立ち、今夜は京都に泊まって、あす帰宅します。もちろん、雪の具合にもよりますけど…。
さて、例によって行程から。
ホテル(大阪)⇒徒歩
⇒新大阪駅⇒JR京都線
⇒京都駅⇒徒歩
⇒ホテル
(京都)⇒徒歩
⇒京都駅⇒JR奈良線
⇒宇治駅⇒徒歩
⇒平等院
⇒徒歩(昼食
)⇒宇治駅⇒ JR奈良線
⇒京都駅⇒徒歩
⇒本願寺伝道院
⇒徒歩
⇒ホテル
ご覧のとおり、きょうの観光スポットは、平等院と本願寺伝道院の2か所
のみでした。
「世界遺産 平等院」は判るにしても、「本願寺伝道院」って何よ? とお考えの方もいらっしゃることでしょうけれど、2週間前の記事「博物館と美術館に初もうで (後編)」で、
そうだ 今月末の「Misia Soul Jazz Big Band Orchestra Sweet & Tender」大阪公演への遠征のときに行ってみよう
と宣言しているわけでして、それを雨模様
にもかかわらず律儀に遂行
した次第です。
さて、新大阪駅でうまい具合にやって来た新快速 野州行き
に乗り、
ノンストップで京都駅に到着した私は、そのまま宿泊予定のホテルに行き、荷物を預けると、コンビニ
でビニール傘
を購入しました。
折り畳み傘は持ってきてはいるのですが、非常用として使うのはともかくも、まともな雨が予想され、さらに風も強いらしいと聞いていたこともありましたので。
思い起こせば、約9年前の京都旅行のときも、京都駅ナカのコンビニでビニール傘を買い、そのビニール傘は去年まで現役を務めておりました。(基本的に物持ちが良いのです、私は。)
それはともかく、身軽になった私は京都駅に戻り、いざ 初めて
の平等院へ
乗ったのは各駅停車(宇治駅で後発のみやこ路快速を待ち合わせ)で、国内では絶滅危惧種
のうぐいす色の103系車両
でした。
かつて埼京線でも山手線のお下がりとして走っていた103系、ゴトゴトとクッションの効かない走りが、なんか懐かしかったな…
おっと、こんなペースではダイジェストになりませんので、一気に平等院に跳びます
拝観料600円をお支払いし、表門をくぐると、すぐに鳳凰堂の「横顔」が見えてきました。
あれれぇ~、キレイ
正面に廻っても、
あれれぇ~、キレイ
とても約960年前に建てられたとは思えない鮮やかさ
&華やかさ
です
ただ、阿字池の水を抜いての整備作業
が行われていて、ちょっと臭う…
初めて平等院鳳凰堂を拝見して、いろいろ思ったり考えたりした
のですが、それは旅行記本編
に廻すことといたしまして、この平等院でも、観光地ではありがちなことながら、耳
に入ってくるのは中国語ばかり
平日ですから、一層、外国人比率が高まるのでしょうけれど、冗談ではなく、私以外に日本人はいるのか? と思ったくらいです。
ところが、宝物館の鳳翔館に入ると、状況は一変して、聞こえてくるのは日本語の会話がほとんどでした
どうやら中国の人たちは、写真
を撮られない
となるとおとなしくなるみたい…
その仮説はさておいて、鳳翔館の展示には驚きました
一般的に、寺社の宝物館の展示というものは、期待ハズレが多いものですが、鳳翔館は例外でした
ただお宝の現物を保存&展示しているのではなく、創建時の復元を試みたり、鳳凰堂の内壁で舞っている雲中供養菩薩たち(総勢50名以上のバンド&ダンサー)が手にしている楽器の解説をしていたりと、野心的で、意欲的で、画期的で、啓蒙的で、素晴らしい展示だと思いました。
しかも、この展示を、拝観料だけで拝見できるなんて、なんと太っ腹
なんでしょ、平等院は
その中でも、鳳凰堂内部の彩色を再現
した展示室は、一歩足
を踏み込んだとたんに、目
を見開き、口をほわぁ~~
と開けてしまう見事さ
私のちょっと後に入室してきたおばちゃんなんかは、
あらあら、凄い
あらあら、凄い
あらあら、凄い
とリフレイン3回で、MISIAのライヴ
でもこんな聴衆
がいたりするなぁ…と思ったりして
普通の順路だと、「表門⇒鳳凰堂内部(¥300の追加)⇒鳳凰堂の正面⇒鳳翔館⇒鳳凰堂の裏側⇒表門」となるかと思いますが、
私は「表門⇒鳳凰堂の正面⇒鳳翔館」の順路で鳳翔館を満喫したのち、「いつかは内部も拝観したい」と念
を込めながら養林庵書院の外観を眺めた
上で、
鳳凰堂の内部を拝観しました。
そして、意図したわけではなかったのに、この順番は大正解
鳳翔館で、創建時の鳳凰堂内部の「極楽浄土ぶり」を垣間見たあと、現在の鳳凰堂内部を拝見する体験は、映画「タイタニック」で往時⇔現状を往復
するシーン
を彷彿とさせるようで、かなりお薦め
です。
そうそう、鳳凰堂内部の説明を聞いて、「そういえばそうだ」と思ったのは、
平等院鳳凰堂は、1万円札と10円玉にフィーチャーされているということ
同じ文化財が、2種類の紙幣・硬貨の図柄に使われているって、凄くないですか? (1万円札に描かれている鳳凰のうなじに宝珠がついていて、その宝珠に火焔がついていない[=欠損してる] のは、平等院鳳凰堂の鳳凰の特徴)
ここでまた話が跳びまして、もうひとつのきょうの観光スポット、本願寺伝道院は、西本願寺のすぐ近くにあります。
本願寺伝道院は、約9年前の京都旅行の際、たまたま近くを通りかかって、ほげぇ~となった建物で、当時は補修工事中
でした(記事はこちら)。
約9年前、こんなだった霊獣たちは、
今、どうしているかを見届けよう というのが今回の目的
です。
そして、本願寺伝道院では、、、、
いますぅ~~ (上の写真は西側の道路沿い)
北側の道路沿いにも、
通用口(?)脇にも、
そして、正面入口の両側にも、
いますぅ~~
降りしきる雨もなんのその、夢中
で写真
を撮りまくりました。
このように、平等院も本願寺伝道院も、期待以上の満足を私に与えて下さったのでございました。
さて、明日はどこに行きましょうかね…
いや、それよりも、今夜から首都圏で降雪が予想される中、予定どおり帰宅できるのでしょうか
もっとも、帰れなければ、明日帰れなくてもイイ、と半ば開き直っているのではありますが…
【追記】ドタバタと記事を書いてアップしたせいか、かなり不細工な記述がいくつも目につきましたので、一部修正いたしました。(2020/01/27 23:32)
つづき:2020/01/28 2020年最初の関西旅行 4日目(最終日)ダイジェスト
旅行記本編:2020/02/04 2020年最初の関西旅行記 #3-1
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