新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

2017年3度目の関西旅行記 #2-3

2017-12-05 22:28:18 | 旅行記

「2017年3度目の関西旅行記 #2-2」のつづきです。

赤レンガパーク建物の外観に注目してみましょう。

ぱっと見みんな同じような外観れんが倉庫群ですが、よくよく見ると、それぞれ違うし、面白いことに気づいたりするものです。
特に屋根の部分

まず、赤れんが2号館は、銅板葺き(?)に屋根に出窓がついたり、タマネギのような飾りがついたりして、モダンな印象です。

ところが、こんな屋根のれんが倉庫2号館だけで、他の建物(赤れんが博物館を除く)はみんな瓦葺き

しかも、鬼瓦まで乗っかっているではありませんか

赤れんが3号館の鬼瓦

れんが造りの建物というと、文明開化 というか、モダンなイメージを持ちがちなものですが、完全に和様折衷ですな。

更に、文科省の倉庫鬼瓦アップすると、あれまぁ~

丸軒瓦の意匠は、火除けのまじない巴紋です
れんが造りなんだから、火事を心配することなんてないのに…

坂本龍馬じゃないけれど、紋付袴に革靴のイメージじゃありませんか?

う~む、面白い スレートではなくとは…

ちなみに、復原された東京駅丸の内駅舎の屋根は、宮城・雄勝産の天然スレートで葺かれています。

また、同じ瓦葺きでも、単純な丸窓が開けられた赤れんが2~4号館と違って、文科省所管の倉庫は、丸窓勲章(瑞宝章)にような意匠になっているし、母屋(もや)の存在を意識させるような意匠で、これまた面白い

この「勲章(瑞宝章)のような意匠」の丸窓は、私にとっては、れんが造りの建物には「お約束」のイメージです。
京都第二期蹴上発電所もこんな感じでしたし…

かなり理屈っぽくなりましたけど、赤れんがパークの佇まいは、それ自体、よござんす
赤れんが3号館(左)、4号館(右)、5号館(奥)の辺りとか、

文科省所管の倉庫3棟の並びとか、

海上自衛隊の倉庫とか…。

赤れんが好きの私としては、萌え上がり状態で、赤れんがパークの外れ、駐車場まで到達しました。

ずっとの中、傘を差しての赤れんがパークの見学になってしまいましたけど、楽しかった

でも、青空の下の赤れんが倉庫群はさぞかし映えるんだろな…

つづき:2017/12/06 2017年3度目の関西旅行記 #2-4

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