ちょいと間が空きましたが、「2017年3度目の関西旅行記 #2-6」のつづきです。
東郷邸の次に向かったのは、土日祝日に公開されているという海軍記念館。
東郷邸へは、スマホでGoole Mapを見て、海軍記念館の場所を確認しつつ向かったのですが、海軍記念館は海上自衛隊舞鶴地方総監部の辺りにありそうながら、看板らしきものは無くて、ホントにあるのか? ホントに観覧できるのか? と不安に思っていました。
そこで、舞鶴地方総監部の入口で、
立哨していたデジタル迷彩のカッパを着た人(いわゆる衛兵?)に海軍記念館の場所を尋ねると、やはり舞鶴地方総監部の中にあるのだそうで、ストラップにぶら下がった見学証を手渡してくれました。
そして、緩やかな坂道を登ると、アンテナの鉄塔が無骨ながら、趣き深い赤れんがの建物。
昭和5(1930)年に建てられたという舞鶴地方総監部第一庁舎でして、
当時の最新技術を駆使して建設された旧海軍の機関学校。
戦後、米軍により白く塗装されていましたが、平成14年に当初の姿に復元されました。
だそうです。
私の偏見かもしれませんんが、アメリカ人って、建物の外壁とか部屋の壁とかをペンキで塗りたくる性癖がありそうなイメージです。良いか悪いかは別にして…。
それはともかく海軍記念館
一見、大学の講堂のような風情です。
それもそのはず、
当海軍記念館は、旧海軍機関学校の大講堂を利用していますが、この大講堂は昭和8(1933)年、海軍機関学校の当時の関係者が、昭和天皇の行幸のため約3カ月の突貫工事で建設したものです。建設費用は当時の金額で6万円かけられたという記録が残っています。
だそうですが、その内部の話は「#2-8」で書くことにして、きょうのところは外を観察しておきましょう。
舞鶴地方総監部第一庁舎の前に広がる芝生の廻りにあったのは、
これは砲弾(のイメージ)か?
そして、雨空の下ながら掲揚塔で翻るのは、
日章旗と、白地に三つの桜花の旗でした。
「白地に三つの桜花」の旗について調べると、Wikipediaによれば、これは「海将旗」というもので、
- 舞鶴地方総監の階級が「海将」
- 舞鶴地方総監は、この時点で、自衛艦等に乗艦していない
ということが示されているらしい。
ということで、「#2-8」では海軍記念館の内部を探訪します。
つづき:2017/12/13 2017年3度目の関西旅行記 #2-8