「『ビバ初め』札幌旅行記 #2-10」のつづき、札幌旅行記2日目編の最終回です。
最初に「最終回」と書いておかないと、ズルズルと続きそうで…
もっとゆっくり&のんびりと見物したかった北海道開拓の村ですが、そもそも「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP」に参加
するための北海道遠征ですから、そちらを優先するのが前提条件
でありまして、バス時間
を気にしながら、したがって、ここから先は建物の内部を拝見することなく
、市街地群を通り抜けました。
前回もそうでしたが、旧藤原車橇(しゃそり)製作所の屋根に掲げられたソリと車輪のディスプレイがイイ
その昔、東京・溜池にあるコマツ(小松製作所)の本社ビル(下の地図で「りそな銀行 赤坂支店
」と表示されているビル)の屋上に巨大
なブルドーザー(の模型)が鎮座していました(こちらのサイトをご参照方)。
そのブルドーザーがなくなってかなり経ちました。恐らく、「ブルドーザーだけのコマツじゃない」ということで撤去したのでしょうけれど、もったいないことをしたものだと思います。
お店や企業が、自社の代表的な商品の模型を店頭や屋上に掲げたら、街がもっと楽しくなると思うのですけどねぇ~。
その点で、赤いクリップを掲げている伊東屋さんは良かったよなぁ、と思います。リニューアル(こちらの記事
)後はトンとご無沙汰していますが…
商品に関するディスプレイをしなくても、北側に大きな窓を持つ建物は、その佇まいで写真館だと判ります。
素人的な考えだと、南側の方が日当たりが良さそうな気がしますが、一日を通して安定的な明かりを得られるのは北側の窓なんですな。
かつて典型的な工場の建物といえば、ノコギリ屋根のイメージでしたが、このノコギリ屋根も、北側の窓から光を工場内に取り入れる工夫だったとな。
照明技術が発達して、また、デジカメ
が全盛となった現在では、外光
を取り入れる必要性は薄れてしまったでしょうけれど、かつては、写真館は北側に大きな窓を備えていたようです。
明治村の髙田子熊写真館(1908年頃)は、上に載せた旧広瀬写真館(1924年)と同じ屋根窓タイプでしたし、
江戸東京たてもの園の常盤台写真場(1937年)は、北側の壁に大きな窓が設けられています。
興味が無い人には、ふ~ん…
なんでしょうけれど、建物に込められたこんな工夫が楽しい
のですよ、私にとっては
機能性を離れて、Visualな視点(変な表現
)からは、旧開拓使工業局庁舎の色遣い
がたまらなく魅力的
ですし、
木造の店舗の正面からレンガ造りの煙突が立ち上る「いかにも北海道」な旧三〼河本そば屋が楽しい
そんなこんなで、北海道開拓の村のエントランス、旧札幌停車場に戻り、路線バスに乗り、新札幌駅へ向かいました。
そして、バスが新札幌駅に到着するとき、駅前に気になるホテル
を発見
地下鉄
に乗り換える前に、その気になるホテル
の写真を撮りました(ブログにアップするべくiPodTouchで撮影)。
「HOTEL emisia」って、、、、え、MISIA
ってわけはなく、「ホテルエミシア札幌」、Wikipediaによれば、「emi=笑み」と「siawase=幸せ」と組み合わせた名称なのだそうだけど、私にはやはり「え、MISIA」に読めてしまう…
ということで、新さっぽろ駅から地下鉄・東西線に延々と乗り、大通駅で地下鉄・南北線
に乗り換えて私が泊まっているホテル
に戻りました。
ホテルの自室で、それにしても、北海道開拓の村を満喫するには時間が足りなかったな… と反省しながら一息
ついたのち、「THE TOUR OF MISIA LOVE BEBOP」の札幌2日目に出撃
前夜の余裕あり過ぎとはうって変わって、雪道を駆け足
することになってしまったこと
は、翌朝のダイジェスト
に書いたとおりです
でも、晴天の下、澄み切った空気を呼吸しながら雪を踏みしめた一日、リフレッシュできました。