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新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

第2回 おとなの社会科見学(その2)

2010-07-18 11:01:28 | 日記・エッセイ・コラム

第2回 おとなの社会科見学(その1)」のつづきです。話は「その1」で書いたイワコーさんを訪問する前にさかのぼります。
イワコーさんの見学は10:40からの予定でしたので、おそらく12時には終了しているはず。さて、その後はどうしようか、昼飯を食べて解散っつうのもちょっとなぁというわけです。八潮からクルマでひょいと行ける、手頃な、しかし面白いものはないだろうか と決行前夜に至って、急いで検討を始めました。


まず思いついたのは、こちら。


100718_1_1


首都圏外郭放水路です。噂に聞く(またもや登場デイリーポータルZの記事はこちら)「地下神殿」を見てみたいとかねてから思っていましたし、春日部なら八潮からそれほど遠くなさそうだし…(改めて地図を見ると、結構離れていて移動時間がかかりそう)というわけです。

ところが、国交省のサイトを見ると、見学会は30日前から1週間前までの完全予約制で、しかも毎週火~金曜日の開催(当然ながら大雨が降ると、調圧水槽の見学はできませぬ)ときたもんだ


ということで首都圏外郭放水路の見学は断念。


   


次に思いついたのは(見学会当日朝のことでした)、つくばにあるJAXA筑波宇宙センター。八潮からなら常磐道にすぐに乗れますし…。

しかも、新しい展示館が、よりによって17日に開館するというではありませんかっ これはグッドタイミング

筑波宇宙センターではガイド付きのツアー見学が毎日5回開催されていて、宇宙ステーション試験棟や宇宙飛行士養成棟(平日)とかロケット音響体験(土日)とか「きぼう」運用管制室(平日の15:00~コースのみ)といったディープな見学ができますけれど、こちらは基本的に予約制(空きがあれば当日でも参加可能)。

でも、予約なしでも、新しくできた展示館や、ず~っと見たいと思っていたH-IIロケットは見学可能です。これは行くしかないでしょう


そうこうしているうちに時間が経ち、見学会参加者を八潮駅前でピックアップするべく、ろくに筑波宇宙センターの位置も確認しないまま、ドタバタと自宅を出発したのでありました。


   


イワコーさんの見学は予想どおり12時頃に終了しましたので、筑波宇宙センターの見学を提案したところ、すんなり賛同を得られました そこで、イワコーさんの駐車場にクルマを停めたまま、ナビをセットし、出発


途中のサービスエリアで昼食を摂って、無事に到着、、、、、したと思ったのですが、なんだか変です。JAXAっぽくありません。

建物の案内板には「つくば研究支援センター」とあります。はて? ナビの地図が間違っている?

こんな時のためにモバイルPCを準備していたのですが、持ってくるのを忘れたし…


その後、つくば市内を迷走し、それでも筑波宇宙センターにたどり着くことができました。たどり着けるかどうか以上に危惧していた駐車スペースもまったく問題ありませんでした(キャパの9割程度の入りか?)

筑波宇宙センターに到着して判明したのは、センターの入り口の向きを誤って南側(実際には学園東大通りに面した北東側)にセットしていたこと(つくば研究支援センターは筑波宇宙センターの隣の施設)。

見学会参加の皆様には、私の準備不足のせいでご迷惑をおかけしました。この場を借りてお詫び申し上げます。m(_ _)m


   


そんなドタバタはあったものの、はるばるやってきた筑波宇宙センター、こちらも楽しかったぁ~


まず、この日オープンしたばかりの展示館(愛称の人気投票をやってます)から。


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建物が、な~んとなくパビリオン風で、安普請っぽい気がしないでもありませんが、事業仕分けで環境厳しい折、仕方のないことでしょう。

でも、中は凄い 楽しい ほぇ~~でした。

人工衛星やら探査機やら宇宙実験室やら何やらがズラリと並び、その多くが実物大ってのがうれしい(実物大のものは「模型」ではなく、「試験モデル」というものだそうな)


展示室の内部は薄暗いので写真撮影が難しいのですが、私が撮った何枚かを紹介しますと、まず、


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手前からGMS(静止気象衛星)ひまわりCS(通信衛星)さくら、そしてほとんど見えていないBS(放送衛星)ゆり


この辺りの衛星でも十分に大きいと感じたのですが、最近の衛星その他の何と大きいこと


100718_1_4 このDRTS(データ中継技術衛星)こだまはかなりでかいですし、昨年6月の記事「MISIA『銀河』から話は広がって…(その1)」で触れたSELENE(月周回衛星)かぐやは私が勝手に描いていたイメージを覆すほど巨大でした。

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日本のロケット技術(運搬技術)はこれにとどまりません。


私がかなり興奮して書いた去年9月12日の記事「祝 HTV / H-ⅡB 打ち上げ成功!」の主人公・HTV 宇宙ステーション補給機は、とてもロケットで打ち上げたものとは信じがたい大きさでした。

100718_1_6 日本が初めて打ち上げた人工衛星「おおすみ」は、全長1mで、重さ24kg。


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一方、このHTV初号機は、全長9.8m、直径4.4mで、自重が11.5t、さらに搭載品が約4.5tだそうな。
おおすみ」から40年。しっかりと進歩していますなぁ。


ということで(どういうことだ?)、きょうのところはこの辺で。
筑波宇宙センターの話は、まだつづきます。


つづき:2010/07/20 第2回 おとなの社会科見学(その3)

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