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新・徒然煙草の咄嗟日記

つれづれなるまゝに日くらしPCにむかひて心に移りゆくよしなし事をそこはかとなく紫煙に託せばあやしうこそものぐるほしけれ

トイレからの脱出 (第3章)

2009-02-12 20:28:34 | トイレからの脱出

2月6日の「トイレからの脱出(第2章)」のつづきです。
 

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、一服することもなく、まずトイレに入り用をたした。
そして、トイレから出ようとすると、なんと、ドアノブが空回りしてドアが開かない!
なんとかトイレから脱出すべく、策を練った徒然煙草。トイレの中で大騒ぎすることで、周りの人に異変に気づいてもらうことにした。
しばらく手のひらで壁をバンバン叩くうち、誰かが異変に気づいてくれた。

さぁ、どうなる、徒然煙草!

 
【ここから第3章の本編】

誰かが「Wait a minute!」と言って静かになった数分後、ホテルのスタッフが駆けつけてきました。
そこで、もう1回、練習に練習を重ねた「I can't get out of the bathroom as the door is broken!!!!(バスルームのドアが壊れて出られない~!)」を叫ぶ!
廊下では、じわじわと人が集まっている様子で、しばらくすると、簡単にドアの鍵を突破(って、マスターキーがあるからね)。
ここで思い出した!そう、私は律儀に(って当然だと思います)ドアチェーンをけていたのでした。しかし、ホテル・スタッフにとってドアチェーンなんぞ、障害物競走のハシゴよりも簡単な障害だったようで、すぐにバスルームの前まで進出してきました。
ここで「I didn't lock the door, but the door doesn't open. (鍵はかけていなんだけど、ドアが開かない)」と説明です。

すると、オバチャンらしい声で「Do you like beer? (ビールは好き?)」 なんじゃこの質問…。
これに対して「Yes, I do. (好き)」と返事すると、すかさず、「Do you want to drink beer? (ビール、飲みたい?)」とオバチャン。
いくらビールが好きだとしても、飲めないじゃないの
で、「I don’t want to drink beer now. (今はいらない)」と返答しました。
 
こんな意味不明の会話をする間にも、オッサンたちがトイレのドアに取り組んでいます。ドアノブをガッチャガッチャ言わせても、ドアは開きません(これで開いたら、こんなことになってない!)。
そのうち、「We'll get a drill. Please wait a minute. (ドリルを持ってくるから、ちょっと待ってろ)」とな。待つも待たないもないと思うけど…。
 

ここで、再びオバチャンがDo you want to drink beer? (ビール、飲みたい?)」。
何を言ってるんだろと半ばあきれながら、「I like beer. But, I don't want to drink now! (ビールは好きだけど、今はいらない)」と返事。
 

090212_cctv_2そうこうしているうち、部屋とバスルームにドリルの音が鳴り響き始めます。おおごとになってきたぞ!
ところが、ドアノブの周りに穴を開けて、いろいろやってはみたものの、それでもドアを開けることができません
そこで再びオッサンの声。「We'll break the door. Please stay away from the door. (ドアを破るので、離れていてください)」
いよいよ「強硬突入」です。
 

ということで、今日はこの辺で。この先はまたいつか。
おまけの写真は、ロンドン名物のCCTV(Closed Circuit Television=監視カメラ)。乗り物の内・外も含めて、とにかくあちこちにありました。


つづき:トイレからの脱出 (第4章)

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トイレからの脱出 (第2章)

2009-02-06 20:43:29 | トイレからの脱出

2月2日の「トイレからの脱出(第1章)」のつづきです。
  

【前章までのあらすじ】
欧州出張でロンドンに到着した徒然煙草、ホテルの自室に入ると、一服することもなく、まずトイレに入り用をたした。そして、トイレから出ようとすると、なんと、ドアノブが空回りしてドアが開かない!
さぁ、どうする、徒然煙草!

  
【ここから第2章の本編】
さて、どうしようか…。日本ならば、ビジネスホテルでもバスルーム内に電話機が設置されているものですが、このホテル、安ホテルではないはずなのに、電話機が設置されていません(この時、バスルームの電話機の使い途が「電話を受ける」だけではなかったことを知りました)。
  

も一回、さて、どうしようか…。
私の場合、幸いにも(?)トイレに閉じ込められるのは2度目でしたので、パニックに陥ることなく、かなり余裕を持っておりました。
あ~、タバコを持ってトイレに入るんだった~」と後悔してみたり、「長時間閉じ込められたとして、水とトイレには困らないし…」と安心してみたり、2時間後の集合時間になっても徒然煙草がロビーに現れないと「徒然煙草に何かが起こった」と同行者が行動を起こしてくれるだろうとか…。
でも、このままトイレに閉じ込められて2時間以上も”ぢっ”としているのも芸がない!というわけで、脱出作戦を立てました。
それは、トイレの中で大騒ぎして、廊下を歩く人や隣室の人に気づいてもらう、というもの。ごくごく普通の作戦です。
そして、誰かが私の部屋の前を歩かないか聞き耳をたてつつ、助けを求める「ことば」を考え、それを英訳し始めました。
  

そうして待つこと数分、誰も廊下を歩いている気配を感じません。
そこで「『待ち』ではダメだ。『攻めなければ』」と、手のひらで壁をバンバン叩き始めました。
手がジンジンいいだすのも無視して、壁を叩く叩く叩く…。
そうしているうち、誰かが廊下を歩く気配を感じました。

そして、廊下から「What's the matter with you? (どした?)」の問いかけがあったのです。
すぐさま、それまで何度も練習していたフレーズを叫びました。
Help me! I can't get out of the bathroom as the door is broken!!!!! (助けてくれ~ぇ!バスルームのドアが壊れて出られない~!)」
外から、「Wait a minute! (ちょっと待ってろ)」の声が聞こえました。
  
090206_figaro_at_kengington ふ~、第一段階をクリアしました。
ということで、今日はここまで。この先はまたいつか。
写真は、ホテルの近くで見かけた「日産フィガロ」。

妙に街になじんでいました。
フィガロは国内専用車だと思っていましたが、UKに輸出されていたようですね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/日産・フィガロ


つづき:トイレからの脱出 (第3章)

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トイレからの脱出 (第1章)

2009-02-02 20:55:14 | トイレからの脱出

先日のasahi.comにこんな記事が載っていました。
 >http://www.asahi.com/travel/news/HOK200901210001.html

新聞社のwebは記事の新陳代謝が早いので、記事を転載しておきますね。


トイレのドア開かない! 車掌閉じ込められ特急に遅れ
 JR函館線の新千歳発旭川行き特急スーパーカムイ35号で20日夕、車掌がトイレに閉じこめられた。運転士がドアを開けるために運転席を空けざるを得なくなり、約10分間、深川駅で停車した。
 JR北海道などによると、遅れたのは旭川着午後5時20分の特急。深川駅に向かって走行中、「4号車のトイレのドアがおかしい」と女性客から相談を受けた車掌がトイレに入って確認中、ドアが閉まって開かなくなった。
 車掌は中からドアをたたき続け、乗客が気づいた。深川駅で停車したところで運転士が駆け付け、外から鍵で開けた。乗客には車内放送で事情を説明し、運転を再開した。JR北海道によると「めったにない事案」だという。 (2009/1/21 asahi.com)


めったにない事案」というJR北海道のコメントがいい味をだしています。
確かに「めったにない事案」ですよね。私だって、2回しか体験したことがないし…。
実は私、トイレから出られなくなる「事案」を2回体験しました。
恥ずかしながら、その経緯とトイレからの脱出方法を披露いたしますので、参考にしていただければ幸いです。


 

090202_2 順番を変えて、まず、3年前に体験した2度目の事案を紹介します。
事件は出張先のロンドンのホテルで発生しました。
これが泊まってたホテル。最寄りの地下鉄の駅(丸ノ内線の茗荷谷駅とか後楽園駅とか四谷駅のように地上に「露出」している駅)から撮りました。

で、エコノミー席での長距離&長時間フライトを経て、ヒースロー空港からバスに乗ってホテルに到着。旅行社の方からこのホテルでの注意事項を説明していただいた後、同行者と2時間後にロビーで落ち合って夕食にでかける約束をして、自室に入りました。
部屋に入ると、靴を脱ぎ、ネクタイを外し、上着を脱ぎ、ズボンのポケットから中味を全部出し、トイレへ。


「ちょっとトイレの扉がきついな」と思いつつも、ドアをグイッと閉め、用をたし、のんびりと手を洗いました(手洗いは私の気分転換の方法の一つ)。
そして、「さて、一服するか…」と、ドアノブを回すと……、

ドアノブは手応えなくクルクルと回る…。そして、ドアは開かない…
もちろん、私、ホテルの自室内のトイレに鍵をかけたりしません。
完全にトイレに閉じ込められてしまいました


 
「事件」が発生したところで今日はお終い。


連ドラって、こんな展開でしょ?


つづき:トイレからの脱出 (第2章)

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