三日坊主日記

本を読んだり、映画を見たり、宗教を考えたり、死刑や厳罰化を危惧したり。

青草民人「バレンタインデー」

2005年02月08日 | 青草民人のコラム

1月も半ばを過ぎるとスーパーやデパ地下(デパートの地下食品売り場)では、チョコレートの山が見受けられるようになる。さまざまなかざりやリボンに彩られたかわいいチョコレートたちが、今か今かと出番を待ってならんでいる。

2月14日はバレンタインデー。カトリックの祝日で、女性から男性に愛を打ち明けることが許される日であるという。

カトリックというと、女性は良妻賢母で、不倫は許されない。純血を守り、夫に尽くすというイメージが強い。日本にも男尊女卑の差別があったが、洋の東西を問わず、女性への風当たりは強かった。仏教にも五障三従の思想がみられ、女性は女性のまま成仏できないとされた。

しかし、そんなことはどこ吹く風。現代の女性はたくましい。本命、義理チョコ使い分け、思いの男性をゲットしようと作戦を練っていることだろう。今年も世の男性は甘い言葉と甘いチョコに翻弄されるのだろうか。

海老で鯛を釣るという言葉があるが、男には本命なのか義理なのかの判断は難しい。甘いチョコで高価なブランド品を釣られないように、義理チョコ諸君はくれぐれも甘い誘惑にご注意の程。

「バレンタインデー」という言葉を辞書で引いたら、その次の言葉は「破廉恥」という言葉であった。ウーン。

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