米国のインフレ率が上昇してきました。6月利下げはありませんね。個人的には年内1回できるかどうかだと思っています。株価が調子に乗りすぎていますから。
来週からしばらく下値を模索する動きとなりそうです。特に割高なハイテクはきつい下げが待っております。
米国株が売られ資金は日本株に流れてくるでしょう。ついに日本株の底上げ相場が始まりますよ。PBR1倍割れの優良銘柄を買いましょう。
・香港市場
香港株式市場から資金がどんどん流失しています。大陸の大親分政権が終わるまでは中国・香港市場はツンドラ気候。
金曜日の米国市場でHong Kongと中国のETFが3%以上下落。Hong Kong ETFは安値を更新。
Hong Kong株式市場では万科企業の株価が急落。債券利回りが急騰しています。万科企業は本土と香港市場に上場しています。市場間の裁定取引はできませんが2016年から2022年にかけて価格比は1~1.5倍程度でしたが2倍まで拡大しています。
背景は外国人投資家の売りです。外国人投資家が香港市場から撤退しているため香港市場の下落率が本土を上回っています。
本来ここまで価格比が広がると買が入りそうですが投資家はいないようです。同様の現象は他の銘柄においても確認できます。
米国市場では中国と香港ETFが急落
万科企業の株価(本土Aと香港、下はレシオ)
万科企業の社債利回り
・日本市場にチャンスあり
日本株式市場は漁夫の利を得ることができそうです。日本株は割安だからです。
日米イールドスプレッド(株式益利回りと国債金利の差)はTOPIXが5.3%、S&P500は0.19%と日本が割安。
さらに、東証によりPBR1倍割れ企業への圧力が株価の下支えとなります。
大陸の株式もあかん、米国もあかん、資金は日本のバリュー銘柄に資金が流入するでしょう。
来週から底上げ相場が始まりそうな予感。WKWK
日米益利回りと国債利回り推移
おとこは黙って割安銘柄
・インド
インドはインフラ投信が順調です。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます