米国大統領選挙が来週実施されます。どちらが勝ってもおかしくないので、選挙により米国の分断化が進みそうです。
株式市場では、トランプ氏が勝てば内需や資源が買われ、ESG関連銘柄や半導体関連銘柄が売られるでしょう。一方、ハリス氏が勝てば住宅促進策により、住宅関連が活気つきそうです。
来週には結果が出ます。
世界情勢を考慮するとトランプ氏が大統領に返り咲きそうです。石破総理ではトランプ氏には太刀打ちできそうにないです。はやく変えなきゃ日本がもたない。
〇日本株
トランプ氏が勝てば、半導体関連の規制強化、中国つぶしで、中国売上依存の高い半導体関連が売れれてしまいそうです。
一方、インフラ整備などが促進されるため米国市場に食い込んでいるインフラ関連銘柄は恩恵を受けるでしょう。
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〇テスラ
テスラが好決算を発表。決算を受け、株価が大きく上昇しています。決算発表前に220ドル前後だった株価は270ドルまで買われ、現在約250ドルです。利益率の改善が買い材料の一つです。売上高利益率が19.84%(前期比+1.8%)、純利益率は8.60%(前期比2.8%)でした。
売上高利益率はトヨタ(20.5%)と並びましたが、トヨタの純利益率は11.26%。テスラの予想PERはテスラが121.73倍、トヨタは9.6倍。
先日、NTTとトヨタが、交通事故ゼロ社会にむけた協業を発表しました。これは国策です。
日本は国土が米国より狭く、道路が整備されているため、この協業により自動運転の技術が加速する可能性があります。
テスラ買うならトヨタかなあ。
〇インド株
インドでは先週小型株指数が急騰。1週間の上昇率は6.28%と、センセックス0.41%、Nifty50の0.51%を大きく上回りました。上昇率TOPはWpilの44.16%。この会社は産業用のポンプメーカーです。売上高が290億円、純利益が120億円、時価総額は約1000億円。1000億円の銘柄も小型株指数の構成銘柄。インド株成長が背景にあります。
データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理