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大統領選 株価への影響は

2024-11-02 | 今日の東京市場

米国大統領選挙が来週実施されます。どちらが勝ってもおかしくないので、選挙により米国の分断化が進みそうです。
株式市場では、トランプ氏が勝てば内需や資源が買われ、ESG関連銘柄や半導体関連銘柄が売られるでしょう。一方、ハリス氏が勝てば住宅促進策により、住宅関連が活気つきそうです。
来週には結果が出ます。
世界情勢を考慮するとトランプ氏が大統領に返り咲きそうです。石破総理ではトランプ氏には太刀打ちできそうにないです。はやく変えなきゃ日本がもたない。

〇日本株
トランプ氏が勝てば、半導体関連の規制強化、中国つぶしで、中国売上依存の高い半導体関連が売れれてしまいそうです。
一方、インフラ整備などが促進されるため米国市場に食い込んでいるインフラ関連銘柄は恩恵を受けるでしょう。

別件ですが、友人が「資本コストとPBR」の短期セミナーを開催します。
短期集中 資本コストとPBR | 京都大学オープンアカデミー
ご興味のある方はどうぞ。現役の京都大学MBA教授の講義が受けられます。もともと企業価値専門の方です。面白い講義になると思います。
 


〇テスラ
テスラが好決算を発表。決算を受け、株価が大きく上昇しています。決算発表前に220ドル前後だった株価は270ドルまで買われ、現在約250ドルです。利益率の改善が買い材料の一つです。売上高利益率が19.84%(前期比+1.8%)、純利益率は8.60%(前期比2.8%)でした。
売上高利益率はトヨタ(20.5%)と並びましたが、トヨタの純利益率は11.26%。テスラの予想PERはテスラが121.73倍、トヨタは9.6倍。

先日、NTTとトヨタが、交通事故ゼロ社会にむけた協業を発表しました。これは国策です。
日本は国土が米国より狭く、道路が整備されているため、この協業により自動運転の技術が加速する可能性があります。
テスラ買うならトヨタかなあ。

 

 

〇インド株
インドでは先週小型株指数が急騰。1週間の上昇率は6.28%と、センセックス0.41%、Nifty50の0.51%を大きく上回りました。上昇率TOPはWpilの44.16%。この会社は産業用のポンプメーカーです。売上高が290億円、純利益が120億円、時価総額は約1000億円。1000億円の銘柄も小型株指数の構成銘柄。インド株成長が背景にあります。

データ:Bloomberg
証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)
国際公認投資アナリスト(CIIA)
AFP
藤井理

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日本株は、し・こ・み・ば!

2024-10-19 | 今日の東京市場

 

米国株は好調な一方、日本株は上値が重いです。日本株は選挙が終わるまでの辛抱です。

中国は、やはり下げました。大手不動産企業の万科企業の株価は高値から44%下落しましたよ。中国株は今後もババ抜き合戦が続くことでしょう。まともな投資家は参戦しません。

中国は頭を変えなきゃダメです。

 

〇中国株・・・短期売買 ETFが面白いかも

中国ETFは米国市場で取引されています。今週の上昇率は4.28%、香港ETFは2.48%。トルコがマイナス2.5%、インドは0.1%です。

中国株で一儲けしたい投機家の方は個別より米国上場ETFが適していると思います。

中国のファンダメンタルズはほんとに悪いです。

不動産市況が回復するのに数十年はかかりそうです。

 

〇日本株

選挙後に期待。今のうちに割安大型を仕込むチャンス。PBR1倍前後、増収、配当利回りが高い銘柄はたくさんあります。今買わないでいつ買うの?

5大商社株の一角、住友商事のPBRは0.85倍。バフェットさん、買い増ししないの?

今週、日本生命が下期運用計画を発表。日銀の金融政策については年始に25bpの利上げ、来年度はさらに2回の利上げを予想。10年債利回りが1.4%に上昇すると予想。個人的には1.8%ぐらいまで上がっても良いと思っています。

低利回り社債の売却を進め、残高を圧縮するようです。

売却が始まると高格債のTスプレッドが拡大しそうです。これは株価にはネガティブ材料です。

来年も小型株は厳し年となりそうです。

 

〇インド

今、インドでは株式投資がブームとなっているそうです。ちょうど、1980年代のNTT上場時のような状況のようです。

インドは中間所得層が増加傾向にあります。インドでは携帯電話の普及率は高いものの、車、エアコン、冷蔵庫の普及が遅れています。まるで戦後の日本のような状況です。

私はNISA成長枠で、インドインフラファンドに20年間毎年40万円を投資する予定です。

20年後の80歳から額面40万円を取り崩します。そのころには40万円が400万円ぐらいになっているでしょう。そのころにはルピーが解禁されルピー高も期待できるからです。

つみたてNISA対応の投信も1銘柄あるので、月1000円からでも初めることができます。

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

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藤井理

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ドル急伸!日経平均先物は1000円高!来週は買い気配スタート!

2024-10-05 | 今日の東京市場

米国雇用統計で、時間当たり賃金が上昇。雇用統計は景気回復を示していましたが米国債金利が急騰。米国2年債利回りは前日比21.6bp、10年債が12.1bp上昇。為替市場ではドルが急伸し、ドル円は148円台後半で推移しています。

ドル円推移

米国株式市場は続伸、ダウは終値ベースで史上高値を更新。日経平均先物も1000円買われています。来週日本株は強そうです。

 

〇中国株・・・中国株はお祭り騒ぎ

中国株が急伸しております。本土市場は休日ですが、香港市場で株式指数が急騰。米国市場でも中国ETFは上昇し、年初来上場率は48.6%と、インドの17.3%を大きく上回っています。

 

エマージング指数では、EXチャイナが売られ、中国を含むETFが急伸。

ヘッジファンドがイナゴの大群のように中国株に群がっています。ババ抜きゲームがはじまっています。個人投資家の方が参加する場合は短期売買に徹したほうがよいと思います。

 

年金など最終投資家は習近平政権の中国には投資できないので、この勢いはいつもでも続かない可能性が高いと思います。

 

〇日本株

ダウが史上高値を更新する中、日本株は元気がありません。個人的に押しているコマツの株価は低迷中。

建機市場TOPのキャタピラーの年初来株価上昇率は42%、コマツは10%。円換算株価倍率は14.5倍に拡大しております。

キャタピラーとコマツの騰落率(昨年末=100)

時価総額はキャタピラーが28.6兆円、コマツは3.95兆円です。キャタピラーの純利益はコマツの4倍程度です。

キャタピラーとコマツの時価総額(円換算)

キャタピラーとコマツの純利益(円換算)推移

PERはキャタピラーが17.5倍、コマツは11倍。

コマツは世界第2位の建機メーカー。この差は? 

あまり株価が低迷しているとどこかに買収されてしまいますよ。

 

ドル円が148円台。日経平均先物(大阪)は1000円高の39560円です。

来週の日本株は買い気配から始まる銘柄が多いことでしょう。

 

長期投資家の方は引き続き、PBR1倍前後で利益成長が期待できる銘柄の押し目を拾いましょう。

 

 

 

〇中国 

ババ抜き相場だと思います。ヘッジファンドの騙しあい相場。個人の新規マネーでの参加は控えたほうが良いと思います。

 

〇インド

一部のマネーがインドから中国に流れているようです。そのうち戻ってくるので、

インド株は押し目買いのチャンスです。

今週BSE小型株指数の構成銘柄で騰落率が最も高かった銘柄はIIFL証券で、騰落率は21.76%(小型指数マイナス1.9%)。

IIFL証券の時価総額は2,166億円、売上は377億円で利益が89億円です。

 

 

 

 

データ:Bloomberg

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石破ショック!ブラックマンデー確定!日経平均2500円安

2024-09-28 | 今日の東京市場

日経先物2410円安(大阪)、シカゴ市場では1795円安。暗黒の月曜日確定、月曜の株式市場は売り気配一色。

日経平均先物の動き なにが起きたんだ! 

まさかの石破総理。なんで石破さんなの?市場は困惑しております。

日本の選挙制度を見直さないとだめですね。一国の総理の選挙は国民投票にしましょう。今の選挙制度は中国共産党と同じ。日本は民主主義じゃなかったっけ?

 

石破総理の経済政策は財政再建と増税。石破内閣発足で、国民の生活は苦しくなることでしょう。緊縮財政に増税、物価高。日本ではスタグフレーションがおきてしまうかも。

あかん人が総理になったと思います。

 

日本のCPIが2.6%なので、10年債の利回りは1.5~2%ぐらいまで上がる可能性があります。住宅ローンを変動で借入している方は見直しましょう。

 

石破政権の経済音痴政策で、日本経済が混乱。結果、短命内閣となりそうです。

 

せめて、内閣人事だけでもサプライズ人事を、高市早苗議員を経済産業大臣に起用してください。

 

月曜の株式市場はどうなることか。こんなに月曜が不安な週末はありません。

 

〇どうしよう日本株

日本株の投資戦略は見直す必要があります。外人投資家は日本のウェイトを引き下げるでしょう。

とりあえず、PBR1倍程度で、海外売上比率が高い企業の株を買いましょう。そういう銘柄は、外国人が狙っています。買収の対象となります。

コマツちゃんなんて、キャタピラーは史上高値更新中ですが、月曜日は150円ぐらい下げて始まりそうです。

株は安い時に買うもの。石破ショックは買い場到来と前向きにとらえましょう。

 

〇中国 奇跡の反転

中国の株式市場が反転してきたので、インデックスファンドは中国株に見直し買いを入れるかもしれません。年金は習近平リスクをとれないので。今の買の主体はヘッジファンドです。

中国の不動産株は1週間で暴騰。大手デベロッパーである万科企業の騰落率は49.55%です。

米国利下げに合わせた経済政策を市場が好感しています。

〇米国

日本株がダメなので、米国株に資金が流れるでしょう。経済音痴政権のせいで、日本からお金が逃げますよ。米国は日本の金融資産を狙ってますから。石破政権はそういうことです。

 

〇インド

インド株は全体的にしっかり。今週、小型株指数騰落率NO1はRefex Industriesの36.69%です。この会社は、冷蔵庫やエアコンにガスを提供しています。時価総額が1180億円、売上は283億、純利益が21億円。エアコンや冷蔵庫の普及率が高くなると儲かる会社です。

 

データ:Bloomberg

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日本株がやっと反転

2024-09-21 | 今日の東京市場

米国利下げで材料出尽くし。ドルが買い戻され、日本株に明るい兆しが見えてきました。

今回の米国利下げで恩恵を受けた国は日本だけではありません。景気の悪い香港株式市場も活気づいてきました。香港は、PEG制を採用しているため、政策金利は米国に追随します。米国利上げにより、香港は景気が悪いのにも関わらず利上げを強いられてきました。この利下げで不動産株が急伸しました。万科企業の株価が前週比13.49%、ロンフォー・GHは9.35%上昇。中国の不動産企業の株価が底を打ったと思われます。しかし、習近平政権下の中国株に投資できる機関投資家はいないため、過度な上昇は期待できそうにありません。

 

〇米国

米国市場ではジャンク債ETFが年初来高値を更新。投資適格から資金がジャンクに移動しています。つまり、リスクオンの動きです。

ジャンク債のクレジットスプレッド(BB)は、前回の暴落時には250bp程度まで拡大しましたが、昨日200bpを下回りました。

この動きは、株式市場にはポジティブサイン。

気になるのは大統領選。ハリス氏が勝てば株価にネガティブ、トランプが勝てば米国株にはポジティブ。含み益に課税するなんておかしいと思います。資産形成をする過程で税金とるなってこと。投資期間で税率を変えたらよいと思います。保有期間1年未満40%、3年未満30%、5年超15%、10年超0%のような。日本も同様。

 

〇日本

日本株は9月末にかけて一段高となりそうです。高配当、割安銘柄を中心に買われることでしょう。1年後にあの時、買っておけばよかったと後悔しないようにしましょう。

私は、コマツを3545円で少し買い増ししました。

キャタピラーは急伸しましたが、コマツはいまいち。親分頑張れ!6500円を信じて投資しています。

日本製鉄CB

8月の転換金額は2銘柄合計で446.7億円でした。残額は2銘柄合計で165.39億円。

2024年10月償還債の転換期限が9月20日なので残額57.2億円は転換されたと思います。

2026年債の転換期限は10月1日。今月中には、2銘柄の残額は全額転換されるでしょう。

これで重石がとれます。やっかいなUSスチールの案件がありますが、株価は上昇するでしょう。

 

〇インド

インド市場では今週大型銘柄が買われました。BSE大型株指数の騰落率は1.54%、中型・小型指数はマイナスでした。

大型指数構成銘柄の内、騰落率1位は、アダニ・グリーン・エナジーの12.14%です。

この企業は風力や太陽光発電向けの発電所を建設しています。

売上高約178億円、純利益2200億円、時価総額は5.4兆円の企業です。

 

 

データ:Bloomberg

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どこまで下がる、日経平均

2024-09-07 | 今日の東京市場

週初3.9万円台でスタートした日経平均は、円高と米国株安の影響で3.6万円台まで下落。

CME日経先物が1855円下落し、35,155円なので、月曜日の東京市場は売り一色となりそうです。

ドル円は142円台前半と、想定為替レート(144.77円)、大企業製造業(142.84円)を下回りました。輸出企業の企業業績にネガティブな材料です。

購買力平価(OECD)との乖離は大きく、円高がもう一段進む可能性もあります。

 

 

ドル円と日経平均との相関係数は0.8と高い相関があるため、どの水準でドル円が落ち着くのかが株価の下落を止める要因の一つとなりそうです。

 

一方、この株価下落で配当利回りに魅力的な銘柄が続々と増えています。例えばコマツの配当利回りは4.5%、PERは10倍です。下値リスクがあまりないと思います。コマツの2025年3月の想定為替レートはドル円が140円、ユーロ円は149円です。7月の製建設機械の稼働時間は中国以外の国でプラス。中でも欧州の稼働時間は前年同月比13.1%増と大きく伸びました。少し買ってみようかなあ。

〇半導体製造装置

今週の下落率はSOX指数が10.2%に対し、ASMLが18.1%、東京エレクが14.75%、AMATは13.70%でした。この株価の下落でPERが低下、配当利回りは上昇しています。東京エレクトロンのPERは21.20倍、AMATが20.46倍とSOX指数の32.72倍を大きく下回っています。半導体銘柄が上昇し始めた2022年8月ごろのPERは東京エレクが15倍程度でした。東京エレクのPER15倍として株価を算出すると15,561円程度となります。

信用の貸借倍率が20.19倍と買残が売り残を大きく上回っており、株価の重石となっています。

〇インド

今週のインド株式市場の下落。Nifty50が1.5%、センセックスが1.43%先週比下がりました。インドでは小型銘柄が堅調で、BSE小型株指数は前週比マイナス0.08%でした。

小型株指数の中で、騰落率1位はラマ・スチールで上昇率は59.92%でした。

時価総額は423億円、売上高約180億円、純利益が5億円の企業です。

インド株式市場の時価総額成長率は19%(年初比)と、世界全体の6%、米国の13%を大きく上回っています。金額ベースでは約724兆円と、日本の956兆円に次ぐ規模です。

インドの経済は発展途上にあり、今後も高い経済成長が期待されます。インドファンドへ投資すると、将来数倍に成長するかもしれません。長期投資に最適な国がインドです。NISAでインドファンドも購入するようにしましょう。

データ:Bloomberg

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インド株は長期投資にピッタリ!

2024-09-01 | 今日の東京市場

インド株式市場では、ついにナショナルエクスチャンジ(NSE)がIPOに向け正式に動きだしました。

インドの主な証券取引所は、ムンバイ証券取引所と、NSEの2カ所です。インド企業の多くは、この2つの取引所に株式を上場しています。NSEはインド初の電子取引所で、現物取引の市場シャアは93.6%、デリバティブが98.5%(2023年3月末)です。

デリバティブの扱い量(コントラクト)は世界1。2022年のデータでは、CMEの5,846Mコントラクトに対し、NSEは38,114Mコントクトです。

2023年度の売上高は円換算で2,170億円(前年比43%増)、純利益が1,247億円(前期比41.5%増)です。JPXの営業収益が約1,530億円、純利益が620億円なのでNSEはJPXを上回る規模です。

NSEのEPSは約253円、PERを30倍(JPXのPER)と想定すると株価は約7,590円となり時価総額は3.8兆円と求められます。これはJPX1.76兆円の2.1倍の水準です。

 

インド株式市場では、主要指数が史上最高値を更新。日本からインド株への投資は、投資信託(ETF含む)です。

 

インドは2040年代に先進国入りを目指しています。また、2036年の夏季5輪の誘致に力をいれています。

インフレ整備が遅れていることに加え、冷蔵庫、エアコン、洗濯機などの白物家電の普及率も低く、所得の伸びとともに普及率が拡大傾向にあります。

 

日本からインド市場の投資は投資信託が主流です。つみたてNISAではインド銘柄は、ピクテitrustインド株式の1銘柄のみですが、成長枠では複数銘柄が対象です。

成長枠を使い、つみたてる方法もあります。

私のプランは、成長枠でインドファンドに毎年40万円(20年投資)する予定です。

私の年齢が61なので、20年後の80歳から100歳まで取り崩す予定です。

 

オルカンやS&P500も悪くわないですが、インドにも投資するようにしましょう。

〇インド銘柄紹介

先週、中型指数で最も騰落率が高かった銘柄は、タタ・エレクシーの12.87%。中型指数の上昇率が1.25%だったので11%以上指数をアウトパフォームしました。

この企業は、コンピューターやソフトウエアのメーカーです。時価総額は約8,700億円、売上高が650億円、純利益が141億円です(2023年度)。

 

〇日本株

今週の日本株は高配当銘柄を中心に堅調な動きとなるでしょう。堅い銘柄に投資しましょう。

 日本株指数の推移 先週は小型株が久々に買われました。逃げ場を探しましょう!

 

 

 

 

 

 

データ:Bloomberg

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ドル円相場が想定レートに接近、急激な円高は株にネガティブ材料

2024-08-25 | 今日の東京市場

米国株式市場は利下げ期待を背景に堅調です。一方、日本株は急激な円高が株価の上値を押さえています。

 

図は全産業の為替想定レート(日銀短観)、大企業製造業の想定レート、ドル円と日経平均です。

全産業の想定レートが144.37円、大企業製造業は142.84円、週末のドル円が144.77円です。想定レートより、ドル円が円安ならば企業の収益にはプラス、円高であればマイナス。

2020年から始まった円安は想定レートを大きく上回り、企業収益に大きく貢献、結果的に

株価を押し上げました。

しかし、ドル円の反転は企業業績の不安材料となりつつあります。9月の中間決算を前にドル円が140円を下回るようなことが起きると海外売上が高い企業の株価がもう一段売られてしますかもしれません。

ドル円がどの水準で落ち着くのかが大きなポイントです。

日本株は米国株より割安です(益利回り)。こういう相場の時には、割安、高配当、売上成長が期待できる株に投資しましょう。

 

〇海外

米国市場は、8月上旬に急拡大したクレジットスプレッドは低下傾向。AT1債もクレディ・スイスショックから回復し、順調に上昇しています。エマージングETFも買われています。

リスクオンの動きです。

 

〇インド

米国市場上場のETFの騰落率(年初来)では、トルコとインドが逆転。インドに資金が流れています。

インド市場ではBSE小型株指数が史上最高値を更新。先週の小型株指数の上昇率は3.39%とセンセックス指数の0.81%を大きく上回りました。指数構成銘柄の騰落率1位は、自動車部品メーカーのラネ・マドラスで、騰落率は39.34%でした。この企業の時価総額は384億円、売上高が385億円、純利益1億円です。

インドの成長はまだまだ続きます。NISA(つみたてNISA)ではインド組入れるようにしましょう。つみたてNISA対象は、ピクテ iTrust インド株式の1銘柄。

成長枠ではHSBCインド・インフラ株式をはじめ、イーストスプリング・インド・インフレ株式ファンドなどのインフラ関連や中小型銘柄を対処としてファンドが良いと思います。

債券ファンドより株式ファンドが良いです。社債のクレジットがすでにタイト化し、上場期待は利下げのみだからです。

 

 

データ:Bloomberg

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投資基準は、高配当、割安、成長、 

2024-08-17 | 今日の東京市場

ドル円の急激な円安を追い風に日経平均が急騰。とりあえずホッとしたものの週末のドル円は149円台から147円台半ばまで売られています。

週末の日経平均は38000円台で終わりましたが、先物は37600円台まで下落しました。米国株は堅調ですが来週の日本株は下落して始まりそうです。

 

・日経平均とドル円

日経平均とドル円の相関は強く相関係数は0.81(2年、週ベース)です。このことから、

日米金利差の差拡大はドル買いに繋がりやすいと言えそうです。米国利下げ期待が高まる中、日米金利差は縮小傾向にあると言えそうです。

円の安さを示す指数としてBIGMAC指数や購買力平価もあげられます。

 

・BIGMAC指数

日本のBIGMAC指数は3.19で米国やユーロ圏は約半値。中国や韓国より低く、インドより少し高い水準です。

・購買力平価とドル円

OECDによるとドル円の購買力平価は94.68円。現在のドル円が147.63円なので乖離が46.36円(35.8%)かけ離れています。

円高要因が積み上がるなか、日経平均の上値が重くなっています。

 

〇米国株

先週の米国株指数では半導体指数であるSOX指数が先週比9.78%高と、ダウ平均(2.94%)

やナスダックの5.29%を大きく上回りました。ダウは7月17日の高値(終値)から約98.7%、ナスダックは7月10日の高値から94.55%の水準まで回復。一方、日経平均の戻りは米国株と比較し鈍く、7月11日の高値から90.14%の水準です。

〇日本株

 

来週の日本株は今週の反動で下落して始まりそうです。しかし、9月の権利落ちを控えて

いるため、高配当株は堅調に推移するでしょう。割安、高配当銘柄を拾うようにしましょう。

 

今週、5大商社の中で、株価の上昇率が日経平均をアンダーパフォームした銘柄は伊藤忠の6.49%(日経平均は8.67%)だけでした。

 

〇トルコからインドへ

8月上旬からトルコETFが売られはじめました。なかなか収まらないインフレ率、通貨安を背景として売りが出ているのでしょう。一方、インドETFは堅調に推移。年初来ETFの騰落率はトルコとインドが逆転するかもしれません。

〇インド

今週のインド株式市場では大型株指数であるセンセックス指数やNifty50指数の騰落率が中小型指数を上回りました。

センセックス指数の騰落率(週)は1.97%(現地通貨)で、騰落率が最も高かった銘柄は

テック・マヒンドラの8.09%、2位がHCLテクノロジーの7.12%でした。

ハイテク関連銘柄の上昇が目立ちました。

 

インド市場はIPOが相次ぎ、大型IPOである大手電動二輪車メーカーのオラ・エレクトリック・モビリティー、ソフトウエアメーカーのユニコマース・eソリューションズ、子供用品販売のブレーンビーズソリューションズの株価が急伸しており、市場に活気があります。

 

インド株投信は積み立てもしくはNISA枠で年間40万円ぐらい投資すると良いとおもいます。私は、NISA枠で毎年40万円はインドファンドを購入する予定です。

個人的には61歳から80歳まで積み上げ、75歳から取り崩す予定です。

 

 

・インド株紹介

HCLテクノロジー

HCLテクノロジーはソフトウエアの開発会社です。ワイヤレス通信や電子商取引などの設計・検査などの製品開発をしています。

株式時価総額は8兆円、売上高が2兆円、利益は2930億円です。

予想PERは26.57倍、配当利回りが3.24%で、インド株としては割安な水準と言えそうです。

 

 

〇話題

ビンテージギター

近年ビンテージギターの価格が急騰しています。ビンテージギターとは1980年ぐらいまでに生産されたギターを意味しています。

特に値段が最近上昇している機種として、エピフォン・カジノがあげられます。

20年前には40万円程度だった1967年製が120万円まで上昇しています(IRR5.6%)。

製のテレキャスターは出遅れ感があり、今後上昇する可能性が高いと思いました。

1967年~1968年製の価格動向を分析すると高い価格の上昇が期待できます。

株式投資も面白いですがビンテージギター投資も面白いですよ。日々の値動きはありませんが長期投資としては面白いです(配当が付かないの欠点です)。

 

次は1963年から1965年のストラトが良いですが、すでに手が出ない価格になっております。最低で500万円からが相場です。状態によっては1,000万円越えも。

 

 

データ:Bloomberg

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この相場は、ごちそうレシオで乗り切れ!

2024-08-10 | 今日の東京市場

こういう相場には、ごちそうレシオが有効。ごちそうレシオは、私が2008年のリーマンショック時に開発したレシオです。混乱時の投資尺度として有効です。この指数を利用し、購入した株は儲かりましたよ。

そこで、今回は、相場混乱時に有効とされるごちそうレシオについて解説します。

 

◎ごちそうレシオとは。

ごちそうレシオは株主優待の価値を現在の単元株で除して算出する指数です。この値が1より大きければ、株価が割安、小さければ割高と判断します。

つまり、1より大きい株は買いということになります。

投資年齢、性別により理論株価が異なります。

 

1ごちそうレシオ算出に必要なデータ

Excelシートがあれば簡単に計算できます。

  • 株主優待の価値
  • 平均寿命
  • 自信の年齢
  • 割引率(例10年債金利)

 

2計算方法

・日本人の平均寿命は男子81.09年、女子87.14年です。

まず、自身の平均寿命までの残存年数を求めます。

例えば、30歳女子の場合、約57年(87マイナス30歳)です。

・次に、優待券の価値を求めます。

・株主優待の現在価値は、企業によって異なります。

松屋フーズ(9887)、株価:5500円(単元株55万円)

株主優待:1年10枚の食事券(3年以上保有は12枚)

(一部メニューを除く全てのメニューから1品が無料)

 

同社のHP(例松屋)

各種サイズご注文いただけます。
※下記メニューにはご利用いただけません。
〇各種弁当まとめ買いセット
〇うな丼ダブル
〇うな丼トリプル
〇うなぎコンボ牛めしダブル
〇うなぎコンボ牛めしトリプル

 

ネットで調べると、優待利用で一番高いメニューは1180円だそうです。

仮に1000円とすると、3年以上株主は優待券を年10枚もらえるので、年間1万円です。

30歳女子の場合、平均寿命まで57年なので57万円の優待が貰えます。

2024年8月9日時点の単元株が55万円なので、

ごちそうレシオは1.03(57万÷55万)。

3年以降は優待が12枚もらえるので手前2年が2万円、残りの55年については

年1.2万円なので、2万円+(1.2万円×55年)=68万円

ごちそうレシオは1.23と求められます。

 

実際には配当金ももらえるので、配当金を考慮した場合のごちそうレシオはもっと高くなります。

(現在価値をもとめる場合、正式には期間利回りで引き戻しますが、そこまで細かく算出してもあまり意味がないので単純計算でよいと思います)

 

男子は女子より平均寿命が短いのでレシオは低くなります。

なお、株主優待は日本独特のシステム。

日本株に有効な投資レシオです。

 

これでノーベル経済学賞もらえるかなあ?

私は、ボックス相場に強い藤井レシオという指数も開発しましたよ。機会があれば紹介します。これはノーベル経済学賞を受賞したシャープレシオを応用したレシオです。

 

 

・インド株紹介

 

トレント:トレントはファッションや化粧品など小売りチェーンを展開しています。

年間売上高が約2500億円、利益は260億円。売上成長率は15.14%(前年比)。

時価総額2.5兆円の企業です。

先週の株価上昇率は13.37%(指数マイナス1.01%)と中型指数で最大の上昇率でした。

 

 

データ:Bloomberg

証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)

国際公認投資アナリスト(CIIA)

AFP

藤井理

コメント
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