今日は1週間振りの休み。どうも、いかん。疲れが体全体に回っているような感じで集中力が無い。
昨晩も夜11時前に帰宅。それから、Jスポーツで放送されたフィギュアスケートの世界選手権からアイスダンスの録画を見ていたのだが、いつの間にかテレビの前で寝てしまった。
女子シングルやエキシビションの放送も録画しているのだが、なかなか落ち着いて見れそうもない。ノーカットだけに、どれも長時間。早く、じっくりと見たい。
今日も、せっかくの休みなので寝ていればいいのに朝7時前には目が開いてしまう。眠気があるのに眠れない状態。
そんな中で、数日前届いていた3組のCDの中でワーグナーの歌劇「タンホイザー」全曲を聴いてみる。疲れて集中力が無い中でワーグナーのオペラ。
休憩しながらボチボチと聴いていく。
疲れている時は、やはりワーグナー?
分厚いオーケストラとコーラスによる響き。そしてドイツ語による歌。疲れているからこそ、私に伝わるのかも。
現に第2幕冒頭のエリザベートの歌う「おごそかな殿堂よ」や有名な「入場行進曲」を聴いていると、落ち込んでいる気分を、何か奮い立たせてくれるものを感じました。
歌劇「タンホイザー」の全曲を聴くのは久し振りである。ワーグナーのオペラはよく聴いているのだが、「ニーベルンクの指輪」や「トリスタンとイゾルデ」「ニュールンベルクのマイスタージンガー」に集中していて「タンホイザー」や「ローエングリン」はご無沙汰気味である。
高校生の時、初めて歌劇「タンホイザー」序曲を聴いた時は、クラシック音楽を聴き初めて初めて我を忘れて熱くなった思い出がある。
さて今回手元に届いたのはフランツ・コンヴィチュニー指揮ベルリン国立歌劇場、合唱団による1960年録音のEMI盤。
歌手はハンス・ホップのタンホイザーを筆頭にディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ、エリーザベト・グリュンマー、マリアンネ・シェヒ、ゴットロープ・フリック、フリッツ・ヴンダーリヒと言った今では考えられない、オール・ドイツ・キャスト。
まだベルリンの壁が出来る前の録音なので、これだけのドリームキャストになったのかもしれません。
ドイツ語による素晴らしい歌!歌!歌!
これぞドイツオペラと言いたくなる。
さて指揮のフランツ・コンヴィチュニー。
コンヴィチュニーと言うとベートーヴェンやシューマンの渋い演奏のイメージが強いのですが、どっしりとしていますが、もたれることがなく、正にドイツの響きと言えるでしょう。
第3幕の「巡礼者たちの合唱」の響き。コーラスの素晴らしさ。心にズシンと来る響き。シノポリ指揮フィルハーモニア管弦楽団による全曲盤とは雲梯の差である。
コンヴィチュニーは、やはり歌劇場の人。劇場感覚が、あふれている指揮者。
他にオペラの全曲録音はあるのだうか?「ローエングリン」や「ニュールンベルクのマイスタージンガー」などは素晴らしかったに違いありません。
さて、ここからは全くの余談。
今日、昼飯の時、母から最近、小学校の時の担任だったS先生が亡くなっていたことを聞く。
小学校を卒業してからは、S先生とは、きちんと会っていない。同窓会も行っていない。
なぜなら、いい思い出がないからである。
S先生は算数の先生でしたがスポーツが万能。逆に私はスポーツは苦手で、ついて行けないことばかりであり、学期末の懇談会では、いつも、このことを指摘されていてボロクソ状態。正に小学校時代に植え付けられたのは劣等感だった。
昼食後、小学校の創立100周年の記念誌を開いて当時の集合写真を見てみたが、やはり同じ気持ちが、よみがえってしまった。
なお、何で創立100周年の記念誌が、手元にあるかと言うと、当時、私の長女が100周年の時、在校生だったからである。
さて、この劣等感を払拭できたのは中学生の時。コーラス部に入ってからである。本当に人生が変わってしまった。そしてクラシック音楽との出会い。本当に人生は分からない。
さて現在の会社に就職して、以前、配属していた店で2度ほどS先生とニアミスをしたことがある。
特に一度は先生は私のネームをじっと見ていた。しかし、瞬間、大人になっても心の葛藤があり、どうも小学生の時の劣等感がトラウマになっていたのか自分から名乗ることは出来なかった。
やはり名乗るべきだったか?と思うこともありますが、しかし今となっては、どうしようもありません。
今は先生のご冥福をお祈りするばかりである。
今日は、疲れのため支離滅裂の書き込みとなってしまいました。
しばらく、こんな状態が続くと思われます。
どうかご容赦下さい。