オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

2013年、世界選手権 女子シングル・フリー その2

2013年03月19日 10時50分39秒 | 2012-2013年シーズン
今日は公休日。やっと、この前の世界選手権・女子フリーの放送録画を最初から見ました。
CMと私にとってどうでもよい映像の嵐。さすがは天下のフジテレビである。
各選手の演技を終えたあとのコメントはコクブンから。最初は荒川静香さんでしょうが!コクブンの、どうでもよい、はしゃぎ回っているコメントより荒川静香さんの解説の方が、真のフィギュアスケートファンにとって、どれだけ大切なのか分かっていない放送局が放送権を握っているのは本当に悲劇である。

最初に鈴木明子さん。
本当に残念だった。SPの出遅れで、やはり焦っていたのだろうか。
しかし後半は、最初のジャンプのミスから立ち直って安堵しました。ただ最初のミスが精神的に響いたのか、いつものような高揚感を感じることが出来なかったのは、やはり残念でした。
解説の荒川静香さんが、おっしゃっていました。荒川さん御自身もトリノ・オリンピック前のプレシーズンは、たいへん苦労したとのこと。
いよいよ来シーズンは鈴木明子さん現役最後のシーズン。今回の世界選手権の結果は、明子さん自身、納得していないはず。
鈴木明子さんの3月17日のTwitterでも「何よりオーが完成できなかったのが1番悔しい」とコメントしています。しかし安藤美姫さんの返信には嬉しいものがありました。
おそらく、たいへんな意気込みで来シーズンの準備を進めていくはず。
とにかく私は、今年の8月のフレンズ・オン・アイスで新しいプログラムの初お披露目を今から楽しみにしています。
もし前売りチケット争奪戦に敗れて公演当日のチケットが入手できなくても、当日売りの立ち見席確保のために新横浜へ行って早朝から並ぶ覚悟をしています。
オリンピックを直前に控えた鈴木明子さんを何としてでも見るために!

そして村上佳菜子さん。
黒の衣装。ピアソラの音楽。
本当に素晴らしかった。
あれだけの演技をして表彰台に立てないと言う世界選手権のレベルの高さを痛感するものがありました。
今のキム・ヨナ、カトリーナ・コストナー、そして浅田真央さんの壁を超えることの厳しさ、難しさ。
来シーズン、誰が打ち破るのだろうか?

さて今回の世界選手権は来年のソチ・オリンピックの各国の出場枠を決める重要な大会。
それだけに出場選手にとって、例年の大会以上に緊張感、緊迫感を強いられる厳しい大会。
そんな中で若い選手がそんな雰囲気の中で、ひたむきな演技を見ていると胸を打つものがありました。!
私自身、欧州選手権や全米選手権の映像を見ているので、SPで出遅れていてもフリーでは、このまま終わるはずがないのではと思ってはいました。
特にアメリカのグレーシー・ゴールド、ロシアのアデリナ・ソトニコワとエリザベータ・トゥクタミシェワ、中国の李子君さんの演技は何度も見直しました。
おそらく伸び盛りの彼女たちは、来シーズン、もっとレベルを上げてくるでしょう。
オリンピックのフリーでの最終グループで彼女たちが、浅田真央さんと並んで登場している姿を今から思い浮かべています。

女子シングル・フリー終了後、マスコミでは相変わらずキム・ヨナと浅田真央さんの比較が続いているようだ。
ただ一昨日、コメントした通り、私は浅田真央はキム・ヨナに負けたとは思っていない。これは、けっして負け惜しみではありません。
今回、浅田真央さんはフリーで6種類のジャンプ全てを跳んでいます。
ここが一番大切であり、もっとマスコミは、きちんと伝えて欲しい。このことをマスコミは、もっと評価して欲しい。
そして、それが何故なのかということも。
一昨日も書き込みましたが、もう一度、Jスポーツでの四大陸選手権の浅田真央さんのフリーの終えての杉田秀男氏の解説をもう一度。

「凄い挑戦的なプログラム。ルッツジャンプで悩んでいたのですが、それをあえて、ルッツをプログラムに入れている。そしてトリプルアクセルにも挑戦している。それは、今、良ければいいと言うのではなく、次のステップ、次の段階を目標に挑戦している」

現状の技術の精度を上げようとしているキム・ヨナ。平坦な道を選ばずに、次の段階を見据えて挑戦的なプログラムに挑んでいる浅田真央さん。
そのためか今年の世界選手権では1位と3位というが差つきましたが、来シーズンが、このまま同じ状況で終わるとは、私はとても思えないのです。
来シーズンも浅田真央さんのプログラムはSPはロール・二コル、フリーはタチアナ・タラソワの振付。
おそらくタラソワさんはオリンピックのために高難度で最高の振付をするにちがいありません。

Jスポーツでの女子シングル・フリーの放送は今月26日の予定。
こちらの放送で、じっくりと見ることにしましょう。表彰式や記者会見も楽しみです。

最後に、下は今回の世界選手権での私が一番印象に残った写真。
フリーの演技を終えた直後のアデリナ・ソトニコワの表情。
目に見えない大きなものを背負って全力を尽くしての演技を終えての表情。
これらの一瞬、一瞬をJスポーツでの放送を見て行きたい。