オペラファンの仕事の合間に パート2

大好きなクラッシック音楽やフィギュアスケート、映画などを語ります。メインは荒川静香さんの美しさを語るブログ。

「N響指揮者サヴァリッシュをしのんで」

2013年03月10日 23時33分12秒 | 名演奏家の思い出
本日の昼間、NHKのEテレでサヴァリッシュの追悼番組があり、今、録画を見終えたばかりである。
番組のタイトルは「N響指揮者サヴァリッシュをしのんで」である。
「N響指揮者」というタイトルが、私にとって本当にズシリと来るものがあります。
番組ではN響との最後の演奏会となった2004年の定期演奏会からベートーヴェンの交響曲第7番が放送されました。
正に感慨無量。
N響にも、これがサヴァリッシュの最後の来日になってしまうであろうという予感があったのであろうか。
やはり特別な演奏会だったと言う感を強く感じました。
そして2006年ドイツの自宅でのインタビューでの日本へのメッセージが強く心に残りました。

日本の音楽愛好家の皆さんに語りかけるのは嬉しいことです。
もう長旅は困難になりましたし指揮の仕事も慎重に向き合うようになりました。
オペラとコンサートを指揮した57年の仕事の後、私が申し上げるのはひとつです。
音楽への愛を持ち続けてください。
音楽は芸術のもっとも素晴らしい領域です。
日本の音楽愛好家の皆さん。
数十年間の忠誠への深い感謝の念とともに、ご多幸をお祈り申し上げます。
そしてこれからも、とてもたくさんの歓びを、皆さんがN響と分かち合うことを願っています。

私自身が、サヴァリッシュから受けた多くの恩恵。
生涯、忘れることはないでしょう。
そして、音楽への愛を、これからも持ち続けることを今は亡きサヴァリッシュに誓います。